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…はて。この題名は何故つけた?
お…思い出せないよ。

あぁ…思い出しました。
えっと…部屋着っていうんですかね?
制服じゃなくって晩ご飯食べるときとかに着る服。

旅行の時にクラスの男子が黒ノースリーブ着てました。
隣のクラスには甚平着てる人がいました。
ちょ…もう八雲が着てる姿を思っちゃいました!
ネタが…ネタの神様が舞い降りてきました。

ナツヲさんとこの晴八が好きすぎます…
あの後は結局八雲攻めになるんでしょうね!
ナツヲさんの描く八雲はえろいですね…良い事です。

オコジョさん見終わった!
約10日で見終わりました…
一年分のアニメを10日と考えると…早っ!
面白かったです!

杉田さんが出てきたー!科学君だったのか…
みゆきちさんの「シャー!」が可愛かったです!
次は何見ようかな?

コメント御返事。
アイさんへ。
返信不要とのことでしたが、眼帯について語りたいので!
眼帯良いですよね〜!
八雲って絶対に眼帯してそうです!
前からそう思っていたんですが、それが具現化して…
妄想が現実化したかと思いましたよ!
本当にありがとうございます!アイさん!
あの中で眼帯といいますと…政宗かラビか四月一日あたりですよね!
でもこの中で正式な眼帯と言えば…四月一日ですかね?それか政宗。
そしておつかれさまです!
ポストカード作りって結構大変なんですね…
オリジナルの方も毎回更新楽しみにしてます!

コメントありがとうございました!


小説です。
上で書いた黒ノースリーブネタ。

恋人設定

「………」

むくりと起き上がる。
重たい瞼をどうにかこじ開け、窓の外を伺う。

この部屋には時計なんてものはないので、窓の外でだいたいの時間を決める。


窓の中は真っ暗な黒い色。

微かな明かりは自然のものではなく、構内に散らばる人工灯の光。


それだけで今が夜遅くだということが分かった。


…それよりも


「暑い…」

八雲はボソリと呟くと、寝着である白い半袖のシャツを脱いだ。


部屋は密室である事もあり、蒸し暑い空気に肌を触れる。

ノースリーブのシャツを探すように視線が床を巡った。

探し物は部屋の隅、人工灯の光が覗く窓の前に落ちている。


重い体を起き上がらせ窓の前まで歩き、黒のノースリーブのシャツを手に取った。

ついでと言わんばかりに八雲は鍵を開け、ガラリと窓を開ける。


肌を撫でるのは夜独特の冷たい空気。


しばらくの間、八雲は窓の前で立っている。

八雲は深く息を吐くと窓を開けたまま寝袋の上に座った。

そして握っていたノースリーブのシャツに腕を通す。


窓が開いていることもあるが、こちらの方が袖が無いこともあり涼しかった。

寝袋には潜り込まず、後ろにバタリと倒れ込む。

そしてそのまま瞼を下ろした。



人工灯の光が消え、空に自然の光が昇ったころ。



「やぁ、八雲君!」
太陽のように明るい声と共に映画研究同好会の扉が開かれた。
そこには当たり前だが、声に負けじとした笑顔の晴香が立っている。

晴香は目の前にある席を伺うがそこにはこの隠れ家の主は居座ってはいない。
不思議に思い首を傾げながら、そのまま視線を床に向けた。
「や、八雲君!?」
晴香が悲鳴を上げたさきには、寝袋の上で腹を抱えるように丸まっている八雲がいた。
そんな悲鳴に気が付き、八雲は重たい瞼をゆっくりと開ける。
「…また、君か…」
そう言う八雲の顔はいつも以上に白かった。
「ど…どうしたの?」
慌てて駆け寄ると、丸まった八雲の背中を優しく撫でる。
「…さ」
「さ?」
絞るように発せられたその言葉に晴香は小首を傾げ、続きを求める。
「寒い…」
「………」
八雲の口から聞こえたのはそんな三文字。
その時、見計らったように開け放たれた窓から風が吹き込む。
ぶるりと震えた八雲の体が膝を抱えるように丸まった。
「…寒い」
晴香がボソリとそう復唱すると、八雲はコクリと無言で頷いた。
「そ…そりゃ、窓開けっ放しでそんな格好してたら寒いに決まってるでしょ!」
叱るように晴香が怒鳴るが、八雲は反省したような色を見せない。
「た…頼む。窓、閉めてきてくれ…」
八雲はぎゅっ…と晴香の袖を握り締め、上目遣いで見上げる。
その瞳が微かだが潤んでいて、どこか頼りなさそうに見えたのは気のせいだろうか。
ゴクリと唾を飲むと、そのついでと言うように頷く晴香。
「わかったわ…」
晴香の言葉を聞き、八雲の表情がパァッ…と明るくなる。
それを見てじゅるりと口元を拭った。
そして逃げるように窓まで駆け寄り、開けっ放しになっていた窓を閉じる。
「すまない…」
八雲が安堵の溜め息を吐くと、ゆっくりと上半身を上げる。
その頃には晴香も八雲の元に戻っていた。
「まったく…馬鹿なんだから」
「………」
晴香の言葉にむっ…と表情を歪めたが、恩を感じ反発はしない。
「今の時期は突然寒くなったりするんだから、注意しなさいよ?」
「………」
そんな言葉にコクリと頷く八雲。
「返事は?」
「…はい」
しぶしぶと言ったようにそう口にする。
それに納得したように晴香は大きく頷いた。
そして部屋の隅からシャツとジーパンを持ってくると八雲に渡す。
「ほら、着替えちゃいなさい」
「…ん」
晴香から着替えを受け取ると、八雲はノースリーブのシャツを脱いだ。
今更恥ずかしがるような仲でもないので、晴香も部屋を出ようとはしない。
八雲の脱いだシャツを手に取ると、それを綺麗に畳んでいく。
「まったく…また洗濯物溜め込んで…」
大きく溜め息を吐いた晴香は部屋に散らばる服を眺める。
「しょうがないだろ…コインランドリーまで行くのはめんどくさいんだから…」
「そんな事でめんどくさがっちゃ駄目でしょ!」
叱り口調でそう言うと、晴香は片っ端から畳んでいく。
まるで母親に叱られてるみたいだ…と八雲は気恥ずかしそうにボタンを止める。
片付けをしている晴香の姿がますます母親に見えてきて八雲は慌てて首を振った。

チラリと晴香の方を伺う。
部屋の隅で脱ぎ散らかされた服を畳んでいた。
それを確認すると八雲はジャージのズボンを脱ぎ、ジーパンに足を通す。
いくらそういう関係だと言っても、馴れないものは馴れていない八雲だった。

「まったく!脱いだものは畳みなさいって言ったでしょ!」
どうにか晴香が振り返る前に着替え終わることができた。
八雲は自然と安堵の溜め息を吐く。
トテトテと八雲に駆け寄り、その横で脱いだジャージを畳みにかかる。
「………」
そんな晴香を寝袋の上に座りながらじっ…と見つめる。
「な…なに?」
不快そうに顔を歪めた晴香。
じっ…と見つめられて不快感を感じるのは当たり前だ。

そこで八雲は思ったことをそのまま口に出した。

「…良い母親になれそうだな」

「なっ…!」

八雲のそんな一言に晴香はみるみるうちに真っ赤になっていく。
不思議に思い、八雲が首を傾げたがもう一つの意味が分かり、頬を染めた。
「そ…その、そういう意味じゃなくて。…母親みたいだ…っていうか…」
あー…となかなかうまく言えず、八雲はいつもより酷い寝癖をガシガシと掻きむしった。
その間にも晴香はモジモジと手遊びをしている。
「その…だから…」
落ち着け、と自分に言い聞かせ、深く息を吐いた。
「母さんに見えたんだ」
その言葉に晴香はポカーンと口を開け、硬直してしまう。
「って、僕は何を言ってるんだ!」
ガシガシと苛立ち気に髪を掻き回し、バタンと寝袋に顔を埋める。
「や…八雲君?」
「うぅ…」
唸るように口にすると、八雲はうなだれてしまう。
「八雲君、そんなに呼びたいなら…私のことお母さんって呼んでもいいよ?」
「そういう意味じゃないんだ…」
「…?」
八雲はしばらく寝袋に顔を押し付けていた。


…照れ隠しのように。


END。



黒ノースリーブが書きたかった…
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