×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
明日、突然お友達が遊びにくるそうで…
何年ぶりだ…友達が家に来るのは…
掃除は発掘発見の大連発ですね!
人間を初めて描き始めた頃の絵が…
捨てる事が出来ず、結局とっておきました。
アニメイトの袋と本屋の袋が大量にありすぎて困ってます…
でもこのサイズは使いやすいんですよね〜。
描いた絵を入れといたり、友達に漫画貸す時とか…
捨てられません!
あとは…部活で描いた絵。
落書きのようなものまですべてとっといてるんで、これまた量が…
でも日にち順に並べて行くと成長したなぁ…と感じました。
やっぱり絵自体はヘタですがね。
さて、本日の小説はれもさんへの誕生日プレゼントです!
れもさんのみお持ち帰り可能です!
それでは、少し遅れましたがお誕生日おめでとうございます!
新婚設定
何年ぶりだ…友達が家に来るのは…
掃除は発掘発見の大連発ですね!
人間を初めて描き始めた頃の絵が…
捨てる事が出来ず、結局とっておきました。
アニメイトの袋と本屋の袋が大量にありすぎて困ってます…
でもこのサイズは使いやすいんですよね〜。
描いた絵を入れといたり、友達に漫画貸す時とか…
捨てられません!
あとは…部活で描いた絵。
落書きのようなものまですべてとっといてるんで、これまた量が…
でも日にち順に並べて行くと成長したなぁ…と感じました。
やっぱり絵自体はヘタですがね。
さて、本日の小説はれもさんへの誕生日プレゼントです!
れもさんのみお持ち帰り可能です!
それでは、少し遅れましたがお誕生日おめでとうございます!
新婚設定
空を飛びながら囁く鳥の歌。
道路を走る車の音。
それに混じって聴こえる子供の声。
そして、どこからか聴こえる、心地良い歌声。
八雲は開いていた新聞を閉じると、その音が聴こえる方に耳を傾ける。
名前は知らないが、彼女がよく歌う唄。
のどかな昼下がりの出来事だった。
八雲はソファーに座り、朝刊を読んでいた。
こんなに幸せだというのに、世界では不吉なことが多々ある事に思わず顔を歪めてしまう。
だが、この歌声を聴いているとそんな事も忘れさせてくれる。
その歌声に耳を傾け、八雲はゆっくりと瞼を閉じる。
そしてうろ覚えのメロディーを口ずさむ。
しばらくすると、壊れたレコードのようにプツリと音が切れてしまった。
不快に思った八雲が眉間にシワを寄せ、音がした方を振り返る。
そこにはイヤホンを耳にした晴香が、なにやらプレーヤー本体をいじっていた。
「なんで歌うのをやめた?」
そんな声に気付き、晴香は耳からイヤホンを外すと八雲を振り返る。
「私、歌ってたの?」
「あぁ…」
コクリと頷いて見せると、晴香は照れくさそうに頬をかいた。
「気付かなかった…」
無意識で歌っていたのか、と八雲は思うと何だか晴香がいつも以上に可愛らしく見えた。
そんな事を思っていると、晴香が音楽プレーヤーを片手に八雲の左隣に腰を下ろす。
「…何の歌、聴いてたんだ?」
「聴く?」
晴香の問いかけに八雲は無言で頷く。
それを確認すると八雲の髪を掻き分け、左耳にイヤホンを付ける。
右耳にもイヤホンを付けようとしたが、八雲が避けるように後ろに離れてしまう。
「…どうしたの?」
不思議に思った晴香がそう声をかける。
そして八雲は晴香の手からイヤホンを奪った。
「…?」
ますます分からない、と晴香は首を傾けてしまう。
すると晴香に顔を近付ける八雲。
後ろに下がろうとする晴香だったが、八雲が腰に手を回していて逃げれなかった。
すっ…と耳元に八雲の冷たい指が触れる。
「っ…」
ぎゅっ…と晴香は思わず目を瞑ってしまう。
…だが、そこまでで終わりだった。
晴香はおそるおそる瞼を開けると、そこには八雲が不思議そうな顔で覗き込んでいた。
「どうした?」
「な、なんでもないっ!」
赤く染まった頬を隠すようにそっぽを向く晴香。
八雲は首を傾げたが、すぐに話を戻す。
「イヤホン…付けただけだ」
そう言われ、晴香は確かめるように右耳にそっと触れる。
確かにそこにはイヤホンが埋まっていた。
なんだ…と晴香は安堵とも残念とも言える溜め息を吐く。
そんな晴香をじっ…と見つめていた八雲。
そして何かわかったように口端を上げ、ニヤリと笑った
「…なにすると思った?」
晴香との間に出来ていた小さな距離をぐっと縮める。
「えっ…え?」
思わず逃げようと立ち上がるが、イヤホンが二人を離そうとはさせない。
半端な立ち方をしている晴香の腰を引き寄せる八雲。
ストン…と晴香はソファーに戻ってきた。
「で、なに聴いてたんだ?」
「あ…そうだったそうだった!」
晴香は思い出したように手に持っていたプレーヤー本体をいじる。
それはCDプレーヤーと、遅れているような気がした。
だが晴香はそれを気に入っているようで、使い古された傷が浮かんでいる。
それだけでそれが大切なものだ…と伝わってきた。
「えっと…」
次と書かれたボタンと戻と書かれたボタンを交互に押していく。
どうやらその歌を探しているようだ。
「あったあった!」
ぱぁっ…とそれだけのことなのに表情が明む晴香。
そんな事で幸せそうになれてしまう晴香に、八雲は呆れたように溜め息を吐く。
だがその本心はかわいい…の一言だった。
「…流すよ」
晴香はそう言うと、最盛ボタンを押した。
すると片耳から伝わる、静かな音楽会。
それは詞がない、音だけの歌だった。
「友達にね、貰ったんだ」
晴香はそう言うと、詞を口ずさむ。
左耳からは詩のない音楽。
右耳からは詩のある音楽。
ふと晴香が口ずさんでいた詞など見つからず、思わず眉を寄せる八雲。
「その歌詞…」
その一言でわかったのか、晴香はあぁ…と呟いた。
「作詞、小沢晴香!」
晴香はそう言うと、威張るように胸をそらした。
だが八雲はわからない…と言うように首を傾げる。
そうだよね、と晴香は恥ずかしそうに笑う。
「メロディーはこの音楽で、歌詞は勝手に作ったんだ〜」
晴香はそれだけ言うと、再び唄を歌い出す。
八雲はそれに耳を傾けた。
晴香の作り出す詞から生まれる物語。
それは八雲にとっての子守歌だった。
「寝ちゃった…」
晴香は小さく微笑むと、音楽プレーヤーの停止ボタンを押す。
プツリと右耳から消える音。
晴香は自分の耳からイヤホンを取ると、そっ…と八雲の耳からも取った。
ぐっすりと眠っているのか、八雲の瞼は閉じたままだ。
「狸寝入りじゃないよね?」
ぐっ…晴香は八雲の顔と距離を縮め、その瞼を見つめる。
だが八雲は何も言わず、小さく呼吸をしているだけだった。
「わき腹、くすぐっちゃうよ?」
ふふふ…と小さく笑い、八雲のわき腹に手を伸ばす。
けれども八雲の瞼は閉ざされたまま。
「…寝てるんだ」
晴香はつまらなそうに口をへの字に曲げ、ソファーから腰を上げる。
プレーヤーをテーブルの上に置くと、寝室に向かう。
寝室から手頃な薄い布団を抱えると、それを八雲がいるソファーに持っていく。
「よいっしょ…」
自然とそんな声が出てくることに微かに頬を染める。
だがそれを振り払うように首を振ると、再び布団を抱えた。
それを八雲の膝に掛けてやる。
「………」
晴香はしばらく迷うように止まると、よし…と声を出す。
ニコニコと笑いながらその隣に腰を下ろし、自らの膝にも布団をかけた。
「ふふふ〜」
ぎゅっ…と八雲の手を握ると、その肩に頭を預ける。
手から伝わるお互いの体温を感じ、二人は頬を緩ませた。
END。
またイヤホンネタがやりたいです。
道路を走る車の音。
それに混じって聴こえる子供の声。
そして、どこからか聴こえる、心地良い歌声。
八雲は開いていた新聞を閉じると、その音が聴こえる方に耳を傾ける。
名前は知らないが、彼女がよく歌う唄。
のどかな昼下がりの出来事だった。
八雲はソファーに座り、朝刊を読んでいた。
こんなに幸せだというのに、世界では不吉なことが多々ある事に思わず顔を歪めてしまう。
だが、この歌声を聴いているとそんな事も忘れさせてくれる。
その歌声に耳を傾け、八雲はゆっくりと瞼を閉じる。
そしてうろ覚えのメロディーを口ずさむ。
しばらくすると、壊れたレコードのようにプツリと音が切れてしまった。
不快に思った八雲が眉間にシワを寄せ、音がした方を振り返る。
そこにはイヤホンを耳にした晴香が、なにやらプレーヤー本体をいじっていた。
「なんで歌うのをやめた?」
そんな声に気付き、晴香は耳からイヤホンを外すと八雲を振り返る。
「私、歌ってたの?」
「あぁ…」
コクリと頷いて見せると、晴香は照れくさそうに頬をかいた。
「気付かなかった…」
無意識で歌っていたのか、と八雲は思うと何だか晴香がいつも以上に可愛らしく見えた。
そんな事を思っていると、晴香が音楽プレーヤーを片手に八雲の左隣に腰を下ろす。
「…何の歌、聴いてたんだ?」
「聴く?」
晴香の問いかけに八雲は無言で頷く。
それを確認すると八雲の髪を掻き分け、左耳にイヤホンを付ける。
右耳にもイヤホンを付けようとしたが、八雲が避けるように後ろに離れてしまう。
「…どうしたの?」
不思議に思った晴香がそう声をかける。
そして八雲は晴香の手からイヤホンを奪った。
「…?」
ますます分からない、と晴香は首を傾けてしまう。
すると晴香に顔を近付ける八雲。
後ろに下がろうとする晴香だったが、八雲が腰に手を回していて逃げれなかった。
すっ…と耳元に八雲の冷たい指が触れる。
「っ…」
ぎゅっ…と晴香は思わず目を瞑ってしまう。
…だが、そこまでで終わりだった。
晴香はおそるおそる瞼を開けると、そこには八雲が不思議そうな顔で覗き込んでいた。
「どうした?」
「な、なんでもないっ!」
赤く染まった頬を隠すようにそっぽを向く晴香。
八雲は首を傾げたが、すぐに話を戻す。
「イヤホン…付けただけだ」
そう言われ、晴香は確かめるように右耳にそっと触れる。
確かにそこにはイヤホンが埋まっていた。
なんだ…と晴香は安堵とも残念とも言える溜め息を吐く。
そんな晴香をじっ…と見つめていた八雲。
そして何かわかったように口端を上げ、ニヤリと笑った
「…なにすると思った?」
晴香との間に出来ていた小さな距離をぐっと縮める。
「えっ…え?」
思わず逃げようと立ち上がるが、イヤホンが二人を離そうとはさせない。
半端な立ち方をしている晴香の腰を引き寄せる八雲。
ストン…と晴香はソファーに戻ってきた。
「で、なに聴いてたんだ?」
「あ…そうだったそうだった!」
晴香は思い出したように手に持っていたプレーヤー本体をいじる。
それはCDプレーヤーと、遅れているような気がした。
だが晴香はそれを気に入っているようで、使い古された傷が浮かんでいる。
それだけでそれが大切なものだ…と伝わってきた。
「えっと…」
次と書かれたボタンと戻と書かれたボタンを交互に押していく。
どうやらその歌を探しているようだ。
「あったあった!」
ぱぁっ…とそれだけのことなのに表情が明む晴香。
そんな事で幸せそうになれてしまう晴香に、八雲は呆れたように溜め息を吐く。
だがその本心はかわいい…の一言だった。
「…流すよ」
晴香はそう言うと、最盛ボタンを押した。
すると片耳から伝わる、静かな音楽会。
それは詞がない、音だけの歌だった。
「友達にね、貰ったんだ」
晴香はそう言うと、詞を口ずさむ。
左耳からは詩のない音楽。
右耳からは詩のある音楽。
ふと晴香が口ずさんでいた詞など見つからず、思わず眉を寄せる八雲。
「その歌詞…」
その一言でわかったのか、晴香はあぁ…と呟いた。
「作詞、小沢晴香!」
晴香はそう言うと、威張るように胸をそらした。
だが八雲はわからない…と言うように首を傾げる。
そうだよね、と晴香は恥ずかしそうに笑う。
「メロディーはこの音楽で、歌詞は勝手に作ったんだ〜」
晴香はそれだけ言うと、再び唄を歌い出す。
八雲はそれに耳を傾けた。
晴香の作り出す詞から生まれる物語。
それは八雲にとっての子守歌だった。
「寝ちゃった…」
晴香は小さく微笑むと、音楽プレーヤーの停止ボタンを押す。
プツリと右耳から消える音。
晴香は自分の耳からイヤホンを取ると、そっ…と八雲の耳からも取った。
ぐっすりと眠っているのか、八雲の瞼は閉じたままだ。
「狸寝入りじゃないよね?」
ぐっ…晴香は八雲の顔と距離を縮め、その瞼を見つめる。
だが八雲は何も言わず、小さく呼吸をしているだけだった。
「わき腹、くすぐっちゃうよ?」
ふふふ…と小さく笑い、八雲のわき腹に手を伸ばす。
けれども八雲の瞼は閉ざされたまま。
「…寝てるんだ」
晴香はつまらなそうに口をへの字に曲げ、ソファーから腰を上げる。
プレーヤーをテーブルの上に置くと、寝室に向かう。
寝室から手頃な薄い布団を抱えると、それを八雲がいるソファーに持っていく。
「よいっしょ…」
自然とそんな声が出てくることに微かに頬を染める。
だがそれを振り払うように首を振ると、再び布団を抱えた。
それを八雲の膝に掛けてやる。
「………」
晴香はしばらく迷うように止まると、よし…と声を出す。
ニコニコと笑いながらその隣に腰を下ろし、自らの膝にも布団をかけた。
「ふふふ〜」
ぎゅっ…と八雲の手を握ると、その肩に頭を預ける。
手から伝わるお互いの体温を感じ、二人は頬を緩ませた。
END。
またイヤホンネタがやりたいです。
PR
この記事にコメントする