×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
左目で幽霊が見える事以外、どこにでもいる普通の高校生ヤクモの人生は、
トラブルメーカー小沢ハルカに出会った事によりヤクモの日常は非日常になっていた…
…前、友達との間で出てきたネタ。
ハルヒ…晴香
キョン…八雲
他のメンバーも何となく居ます。
追伸、その友達は八雲を読んでません。(何となく知ってるだけ
あ、ハルヒ見終わったぜ!
なんか見た回と見てない回があったみたいで…
杉田ボイスが良い!キョンのキャラソンは何度聞いても飽きない。
小説の誤字・脱語直した…
ついでに文章が変な所も。
素敵八雲サイト様リンクに追加中…
この後、挨拶にいってきます。
観覧数凄いなぁ…一日に2ケタも人が来るなんて…
もう少しで(合計が)100だ…
今日のは珍しくほのぼの。
耳掻きネタ。
微甘・新婚設定
トラブルメーカー小沢ハルカに出会った事によりヤクモの日常は非日常になっていた…
…前、友達との間で出てきたネタ。
ハルヒ…晴香
キョン…八雲
他のメンバーも何となく居ます。
追伸、その友達は八雲を読んでません。(何となく知ってるだけ
あ、ハルヒ見終わったぜ!
なんか見た回と見てない回があったみたいで…
杉田ボイスが良い!キョンのキャラソンは何度聞いても飽きない。
小説の誤字・脱語直した…
ついでに文章が変な所も。
素敵八雲サイト様リンクに追加中…
この後、挨拶にいってきます。
観覧数凄いなぁ…一日に2ケタも人が来るなんて…
もう少しで(合計が)100だ…
今日のは珍しくほのぼの。
耳掻きネタ。
微甘・新婚設定
「八雲君」
晴香は畳の上で寝っ転がりながら本を読んでいる八雲を見下ろした…
ちょうど今の季節、暖かくなり始めていてお寺の襖は全開に開いており、風が家の中を自由に走り回っている。
八雲と晴香は旅行に出かけるという後藤家に頼まれ、留守番をしていた。
まぁ、この家の権利は八雲にあるわけだから返ってきたが正しいであろう。
英心は本堂の方でお経を読んでいる…はずだ。
どちらにせよ、英心は八雲の近くに晴香がいる時は近付いてこない。
晴香が嫌いなのではなく、早く子供を作って欲しいというのが本心だ。
嫌がる八雲の代わりに、その子供に跡を継がせようと考えているようだ。
「…なんだ?」
本を畳の上に置くと、寝転がったまま晴香を見上げる八雲。
…風が吹くたびに、君の白いロングスカートが風に揺れる…
「耳掻き、してあげようかなって…最近、してるところ見てないし…」
晴香は八雲の顔の近くに座ると八雲を見下ろし、無邪気に笑った。
君の顔に影ができている…
電気を点けている訳でもないのにそうなるのは、青い空に浮かぶ太陽のせい。
八雲がなかなか返事を返さない事に、困った表情を浮かべながらも晴香はもう一度聞いた。
「耳掻き…していい?」
晴香はそういうと、どこに隠し持っていたのか…耳掻きとティッシュを持って、ニコニコしている。
「……勝手にしろ…」
八雲はそういうと上半身を持ち上げると同じ目線で晴香を見つめた。
「だけど条件がある…」
…その顔は意地悪く笑っている。
「?」
晴香が不思議そうな表情で首を傾げると、八雲は上半身を下げた。
そして太ももに感じる重み…
「っ!?」
「君の膝枕が付いているならな…」
八雲は晴香の顔に手を伸ばすと、優しく頬を撫でた。
面白いくらいのスピードで晴香の顔が白から赤に染まる。
「どうする?」
八雲はそういうと頬を撫でていた手を頭に回すと、今度は柔らかい髪質を楽しむかのように少し荒々しく晴香の髪を撫でる。
「…わかった。膝枕付きにするから…」
晴香が了承する頃には、耳まで真っ赤に染まっている晴香が出来上がっていた。
それを聞くと満足そうに笑うと腕をおろし、太ももの上で横を向いた八雲。
縁側から見える庭の景色に目を向けて、晴香に背を向けていた。
「それじゃあ…痛かったら言ってね?」
晴香はそういうと、耳掻きを始める。
それ以降、晴香は一言もしゃべらずに集中していた。
そんな晴香を横目でこっそり見ていた八雲は安心したのか、庭に目を向けてみる。
縁側から見えるこの景色は一心が苗や種から育ててきた草花たちだ。
それを今は敦子と奈緒が大切に、丁寧に育てているようで、どの草花も明るい色をしていた。
その中に八雲が知らない草花などない。みんな八雲が知っている草花。
敦子が気を使ってるのか、一心が植えたもの以外は植えていないようだ。
今の時期、花は春に向けて蕾を膨らませている。
庭に植えてある一本の小さな桜も茶色い枝から白色の小さな蕾を沢山そなえていた。
確か、あの木の下で写真を撮ったな…
あれは…奈緒が家に来てすぐの頃…あの桜が他の桜とは遅れて、満開に咲いた頃だ。
僕は何故か気恥ずかしくてうまく笑えず、うつむいてしまった。でも叔父さんはいい笑顔だ、と言って暖かい手で僕の頭を撫でてくれた。
何がなんだか…今でもわからない。
僕はあの時、たしかに笑えなかった。
そして、あの意味を聞く前に…叔父さんはいなくなった…
あの答えは、誰に聞けば教えてくれるのだろうか…
「八雲君?」
「…なんだ?」
八雲は視線を晴香に移すと、晴香も八雲の顔を覗き込むように背中を丸めていた。
「いや…やけに静かだから、寝ちゃったのかなって…」
「誰も君の膝でなんか眠らないよ」
「ね、寝るわよ!…誰か…」
晴香がしょぼんとうなだれたのを八雲は見逃さない。そして小声で一言。
「……誰も寝させてたまるかっ…」
「?…何か言った?」
「言ってない…」
「そう…はい、逆の耳」
晴香が八雲の髪を優しく一撫ですると、八雲は寝転がり晴香の方を向いた。今度は庭に背を向ける。
「…えっ!」
晴香は慌てたように頬を赤めると固まった。
「……なんだ?」
八雲はなかなか始めない事と晴香の発言を不思議がり、顔をあげる。
今度は完全なる膝枕の完成だ。晴香を見上げる八雲。
「そ…その、私も移動して…だから八雲君が私の方向くとは思わなくて…」
「別に問題ないだろ?さっさと始めろ」
八雲はそう言うと晴香の方を向き直る。
「う…うん」
晴香は頬を染めながらも耳掻きを再開した。
そういえば…最後に耳掻きをしてもらったのは…
…母さんだ。
小さい頃、よくしてもらったな…
いっつも途中で寝ちゃって、起きたら母さんが必ず「おはよう」って言ってくれた。
あんな事があってから…そんな事、もう望めないと思ってた。
だからここに来てからも一人でやってたら、血が出てきて…すっごくみんなに心配された…
結局、誰にもやってもらわないうちにみんないなくなった。
いま思うと…ちゃんと愛されてたんだな…
「寝ちゃった…」
晴香は耳掻きを畳の上に置くと寝癖だらけの髪を優しく撫でた。
「誰も寝ないんじゃなかったの?」
晴香がそう言うと、八雲は何かを言うように口を動かす。
でも結局、聞き取れなかったが。
「子供みたい…」
晴香はそういうとクスリと笑う。
八雲の顔には眉間のシワも消え、口も緩みっぱなしで半開きで…いつもの八雲からは想像できないような顔だった。
「子供の頃はこんなんだったのかな?」
晴香は八雲の頬をプニプニとつつく。案外、子供っぽい肉付きに少し驚いた。
そして優しく八雲の体を膝の上で仰向けにすると、柔らかい頬を二、三度撫でる。
そして人差し指が唇に触れると、八雲は晴香の指をくわえて軽く甘噛みをした。
「かわいい…」
晴香は再び手を頬に持っていくと体を曲げて八雲の唇に優しくキスをした。
八雲が起きたら一番に言ってやるんだ…
おはようって…
END。
この後、晴香ちゃんも寝ちゃいます…
晴香は畳の上で寝っ転がりながら本を読んでいる八雲を見下ろした…
ちょうど今の季節、暖かくなり始めていてお寺の襖は全開に開いており、風が家の中を自由に走り回っている。
八雲と晴香は旅行に出かけるという後藤家に頼まれ、留守番をしていた。
まぁ、この家の権利は八雲にあるわけだから返ってきたが正しいであろう。
英心は本堂の方でお経を読んでいる…はずだ。
どちらにせよ、英心は八雲の近くに晴香がいる時は近付いてこない。
晴香が嫌いなのではなく、早く子供を作って欲しいというのが本心だ。
嫌がる八雲の代わりに、その子供に跡を継がせようと考えているようだ。
「…なんだ?」
本を畳の上に置くと、寝転がったまま晴香を見上げる八雲。
…風が吹くたびに、君の白いロングスカートが風に揺れる…
「耳掻き、してあげようかなって…最近、してるところ見てないし…」
晴香は八雲の顔の近くに座ると八雲を見下ろし、無邪気に笑った。
君の顔に影ができている…
電気を点けている訳でもないのにそうなるのは、青い空に浮かぶ太陽のせい。
八雲がなかなか返事を返さない事に、困った表情を浮かべながらも晴香はもう一度聞いた。
「耳掻き…していい?」
晴香はそういうと、どこに隠し持っていたのか…耳掻きとティッシュを持って、ニコニコしている。
「……勝手にしろ…」
八雲はそういうと上半身を持ち上げると同じ目線で晴香を見つめた。
「だけど条件がある…」
…その顔は意地悪く笑っている。
「?」
晴香が不思議そうな表情で首を傾げると、八雲は上半身を下げた。
そして太ももに感じる重み…
「っ!?」
「君の膝枕が付いているならな…」
八雲は晴香の顔に手を伸ばすと、優しく頬を撫でた。
面白いくらいのスピードで晴香の顔が白から赤に染まる。
「どうする?」
八雲はそういうと頬を撫でていた手を頭に回すと、今度は柔らかい髪質を楽しむかのように少し荒々しく晴香の髪を撫でる。
「…わかった。膝枕付きにするから…」
晴香が了承する頃には、耳まで真っ赤に染まっている晴香が出来上がっていた。
それを聞くと満足そうに笑うと腕をおろし、太ももの上で横を向いた八雲。
縁側から見える庭の景色に目を向けて、晴香に背を向けていた。
「それじゃあ…痛かったら言ってね?」
晴香はそういうと、耳掻きを始める。
それ以降、晴香は一言もしゃべらずに集中していた。
そんな晴香を横目でこっそり見ていた八雲は安心したのか、庭に目を向けてみる。
縁側から見えるこの景色は一心が苗や種から育ててきた草花たちだ。
それを今は敦子と奈緒が大切に、丁寧に育てているようで、どの草花も明るい色をしていた。
その中に八雲が知らない草花などない。みんな八雲が知っている草花。
敦子が気を使ってるのか、一心が植えたもの以外は植えていないようだ。
今の時期、花は春に向けて蕾を膨らませている。
庭に植えてある一本の小さな桜も茶色い枝から白色の小さな蕾を沢山そなえていた。
確か、あの木の下で写真を撮ったな…
あれは…奈緒が家に来てすぐの頃…あの桜が他の桜とは遅れて、満開に咲いた頃だ。
僕は何故か気恥ずかしくてうまく笑えず、うつむいてしまった。でも叔父さんはいい笑顔だ、と言って暖かい手で僕の頭を撫でてくれた。
何がなんだか…今でもわからない。
僕はあの時、たしかに笑えなかった。
そして、あの意味を聞く前に…叔父さんはいなくなった…
あの答えは、誰に聞けば教えてくれるのだろうか…
「八雲君?」
「…なんだ?」
八雲は視線を晴香に移すと、晴香も八雲の顔を覗き込むように背中を丸めていた。
「いや…やけに静かだから、寝ちゃったのかなって…」
「誰も君の膝でなんか眠らないよ」
「ね、寝るわよ!…誰か…」
晴香がしょぼんとうなだれたのを八雲は見逃さない。そして小声で一言。
「……誰も寝させてたまるかっ…」
「?…何か言った?」
「言ってない…」
「そう…はい、逆の耳」
晴香が八雲の髪を優しく一撫ですると、八雲は寝転がり晴香の方を向いた。今度は庭に背を向ける。
「…えっ!」
晴香は慌てたように頬を赤めると固まった。
「……なんだ?」
八雲はなかなか始めない事と晴香の発言を不思議がり、顔をあげる。
今度は完全なる膝枕の完成だ。晴香を見上げる八雲。
「そ…その、私も移動して…だから八雲君が私の方向くとは思わなくて…」
「別に問題ないだろ?さっさと始めろ」
八雲はそう言うと晴香の方を向き直る。
「う…うん」
晴香は頬を染めながらも耳掻きを再開した。
そういえば…最後に耳掻きをしてもらったのは…
…母さんだ。
小さい頃、よくしてもらったな…
いっつも途中で寝ちゃって、起きたら母さんが必ず「おはよう」って言ってくれた。
あんな事があってから…そんな事、もう望めないと思ってた。
だからここに来てからも一人でやってたら、血が出てきて…すっごくみんなに心配された…
結局、誰にもやってもらわないうちにみんないなくなった。
いま思うと…ちゃんと愛されてたんだな…
「寝ちゃった…」
晴香は耳掻きを畳の上に置くと寝癖だらけの髪を優しく撫でた。
「誰も寝ないんじゃなかったの?」
晴香がそう言うと、八雲は何かを言うように口を動かす。
でも結局、聞き取れなかったが。
「子供みたい…」
晴香はそういうとクスリと笑う。
八雲の顔には眉間のシワも消え、口も緩みっぱなしで半開きで…いつもの八雲からは想像できないような顔だった。
「子供の頃はこんなんだったのかな?」
晴香は八雲の頬をプニプニとつつく。案外、子供っぽい肉付きに少し驚いた。
そして優しく八雲の体を膝の上で仰向けにすると、柔らかい頬を二、三度撫でる。
そして人差し指が唇に触れると、八雲は晴香の指をくわえて軽く甘噛みをした。
「かわいい…」
晴香は再び手を頬に持っていくと体を曲げて八雲の唇に優しくキスをした。
八雲が起きたら一番に言ってやるんだ…
おはようって…
END。
この後、晴香ちゃんも寝ちゃいます…
PR
この記事にコメントする