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この歌も好きです。保志さんが歌ってるのもあったんですね…
八雲で考えると泣けます…

意外と同人音楽(っていうのかな?)は良いです。
東方とか好きです。ひぐらしも入るのかな?本家が同人だし…
ひぐらしならば、是非ともyouと題名の歌をオススメします。
東方だと…全体的にオススメです!

そういえば、昨日のmoggyさんのブログに八雲紫の言葉があり、驚きました!ゆかりーん!
moggyさんは東方知ってるのかな?かな?周りに東方話せる人いないんですよね…(オフは除く。
おにゃのこたちがかわいいんですよ!是非、見てみて下さい!
八雲たちが可愛いです!紫もいいですが、藍もかわいいです!ちぇんも可愛いです!

やっぱりね、男キャラより女キャラの方が好きです。
見るのも描くのも。二次元だけだけどね。
とらじまさんとこの晴香ちゃんがね、可愛過ぎます。
妄想が具現化しすぎてます!

やましげの名前が新聞に載っていて万歳です!
最終回だもんね…。新聞のテレビ欄だけどね!
うれしいです!たまにタモリ倶楽部に出てたりしても万歳です!

そして、いつの間にやらテスト一週間前…
ぐはー!何もしてないです!や…やばい!
でも、小説は上げ続けるんだZE!

そういえば、やっぱりここはこのままブログ一筋でいきます。(今のところ
前はサイト作りたいとかぼやいていましたが…
やっぱり学生は学生らしく勉強しないといけませんし。それに簡単ですし。

作るとしても…自分のパソ子を買うまで作らない事にしました。
毎日毎日、上げられるのもブログだからこそ…だと思います。
バナー…作ってみたいなぁ…

意外と長くなってしまい、二日分にわけましたが…
明日は真面目…というか暗いかもです…

幼稚園。

あさのかい…

園児たちに今日一日の予定を簡単に、そして分かりやすく説明する。

これがまた難しいのだ。
途中で聞き飽きてしまい、遊びだす園児。
それを注意し、ケンカ勃発…

だが、今日はうまくいっている。
…良い感じだ。



「…と、お昼ご飯を食べ終わったら、みんなはどこに行くのかな?」
大事なことは園児に復習させ、覚えてもらう。
4月の初め、一心からそう助言されたのを覚えている。

低い位置に、だが園児が届かない位置にある時計を指差す晴香。

その時間は毎週、年中のつくしぐみとさくらぐみが園庭を使える時間。
少し暑いが、熱中症は大丈夫だろうと一心と話し合い、外で遊ぶことになっている。
「そとー!そとであそぶんだろー!」
クラスで一番のやんちゃという言葉が合い、生傷がいつも耐えない男の子…後藤和利が手を上げる。
「和利君、正解っ!もう少し付け足すなら、お外でつくしさんと遊ぶ…かな?」
「おれのであってるだろ」
「ちょっと違うかな?」
晴香は苦笑を浮かべてそう答えると、クラスを見渡す。
「ほかのみんなもわかってるよね?」
「はーい!」
和利に負けずと、他の園児も元気よくそう返事をした。
だがその中で一人、教室の隅で座っている姿が目に入る。

八雲だ…。

体育座りをし、膝に顔を埋めていた。

晴香が声を掛けようとすると、ナイスタイミングというか、バッドタイミングというか…
あさのかい終了のチャイムが鳴った。

園児たちは一斉に廊下に飛び出していく。
「こら!まだ先生が終わりって言ってないでしょ!」
慌てて晴香はそう叱るが、時すでに遅し…
部屋に残っているのは、折り紙をしようと色紙を取りに行った女の子たち。
隅で体育座りをしている八雲。
晴香は呆れて溜め息を吐く。
「あ…あの、はるかせんせい…」
おどおどとしながら、そう声を掛けてきたのは、石井雄太郎。
この年なのに眼鏡を掛けているのが印象的だ。
「どうしたの、雄太郎君?」
晴香は目線を合わせるようにしゃがみ込むと、眼鏡の先にある瞳を見つめた。
「あの…。…その」
雄太郎は微かに頬を染めると、左右の指先を弄ばせる。
「ゆーたろーっ!はやくこいよ!」
待ちくたびれたと言いたげな表情を浮かべた数人の男の子が、ドアから顔を除かせ雄太郎を呼ぶ。
その中に和利も混じっていた。
「…っなんでもないです!」
雄太郎はそれだけ口にすると、晴香から逃げるように部屋を出ていった。
「大丈夫かな…」
何か言いたそうだったけど…

どこか具合が悪いのかな?


晴香は少し迷ったが、廊下に飛び出した。

年中、年長の教室は二階にあり、教室の正面はベランダのような形をしている。
廊下が外に出ているような形をしており、太陽の光が教室によく入るのだ。
晴れた日なんかは、女の子たちのままごとスポットナンバーワンとでも言えるだろう。

そこから見下ろすように園庭の様子が伺う。

ちなみに一階は年少三クラスの部屋と、先生たちの部屋がある。

「雄太郎君は…っと…」
晴香はベランダの柵から乗り出すようにして、雄太郎の姿を探す。

あさのかいが終わると、再び自由時間。
園庭は年少から年長までの園児で溢れかえっていた。
各自、砂場でどろだんごや山を作っていたり、遊具で遊んでいたりと色々だ。

「いた!」
雄太郎は和利や他の男の子と仲良くアスレチックスで遊んでいた。
先頭を進むのは和利、最後尾にいるのは雄太郎。
少し大変そうだったが、具合が悪そうではなく、晴香は胸を撫で下ろす。

「どうしたんだい?」
突然声を掛けられ、晴香は肩を揺らす。
隣を見ると、予想通りに一心がいた。
「いえ、何か言いたげだったんですが、何も言わずに行ってしまったので…どこか具合が悪いのかな…と」
晴香はそう言いながら、アスレチックスで遊ぶ雄太郎に視線を向けた。
「雄太郎君…だったね。あの子は引っ込み思案だからね。…その行動は正しいよ」
「ありがとうございます!」
ベテランの先生というより、尊敬している先生に誉められ、晴香は嬉しそうに頭を下げた。
「でもね、一人の子にばっかり気を使いすぎちゃだめだよ」
「…?」
言っていることの意味がイマイチ理解できず、晴香は小首を傾げる。
すると一心は園庭に背を向け、さくらぐみの教室に目を向けた。
晴香も釣られるようにそちらを向く。

開かれたドアから覗くのは、極一部の教室の姿。
そこに見えたのは、ちょこんとした小さな背中。


あの癖毛は…


晴香は一心に小さく頭を下げ、足早にその背中に駆け寄った。
「八雲君もみんなと一緒にお外で遊んできたら?」
「………」
小さな背中に呼びかけるが、そう簡単には返事は返ってこない。
晴香はちょこんと八雲の隣に並んで座る。
横から見てやっとわかったが、八雲の頬は微かに膨らみ、気のせいか涙目だった。
「どうしたの?」
「………」
心配になった晴香は、小さな肩に手をかけようとする。
だが、手が肩に触れようとすると、その手を叩き立ち上がった。


…叩いたのはもちろん八雲だ。


唖然とした晴香は驚きからか、八雲を見つめてしまう。
それだけのことなのに八雲はビクリと肩を揺らし、何も言わずに部屋を出ていってしまった。

園児にふざけ半分で叩かれたことはあるが、あんな悲しそうな顔で叩かれたのは初めてだった晴香。

小さな背中を追うことも、何も出来なかった。


END。



明日に続きます。
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