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次回のアンケートはそれにしようかな?
八晴好きか晴八好きか…
最近、ゲームしてます。何故かPS1のゲーム。
PS2よりもPS1のソフトの方が多いんですよ。だいたいが兄のなんですがね。
いやぁ…本当、よく止まる。
ちょ…先週のソウルイーター(レイトショー)がエウレカとコラボって本当ですか!?
お友達さんから聴いたんですけど…
まだ見てないんですけど…
早く見たーいっ!ですっ!
エウレカ映画化…いつなんでしょうね。
ついでに言うと、ハルヒ二期はいつなんでしょうね。
両方とも楽しみです!
綾さんとのナリチャがしたかったです…
めそめそめそめそめそめそめそめそめそめそ。
次回こそっ!
朔羅さんへ。
二巻きましたー!ですね!
表紙の八雲の色気には、誰だってかないませんよ。
無駄に色気を出しちゃって…
鈴木先生万歳です!
添付FILEおもしろかったですよね!
短編なのにしっかりとストーリーもまとまっていましたし。
神永先生万歳です!
それにしても八雲達の日常には事件が多いですね…
朔羅さん!大丈夫ですよ!
私も重度の病人ですから!
友達から冷ややかな目で見られましたから。
コメントありがとうございました!
さて小説です。
梅雨ネタっていつまで通用するんでしょう?
サラリーマン八雲
八晴好きか晴八好きか…
最近、ゲームしてます。何故かPS1のゲーム。
PS2よりもPS1のソフトの方が多いんですよ。だいたいが兄のなんですがね。
いやぁ…本当、よく止まる。
ちょ…先週のソウルイーター(レイトショー)がエウレカとコラボって本当ですか!?
お友達さんから聴いたんですけど…
まだ見てないんですけど…
早く見たーいっ!ですっ!
エウレカ映画化…いつなんでしょうね。
ついでに言うと、ハルヒ二期はいつなんでしょうね。
両方とも楽しみです!
綾さんとのナリチャがしたかったです…
めそめそめそめそめそめそめそめそめそめそ。
次回こそっ!
朔羅さんへ。
二巻きましたー!ですね!
表紙の八雲の色気には、誰だってかないませんよ。
無駄に色気を出しちゃって…
鈴木先生万歳です!
添付FILEおもしろかったですよね!
短編なのにしっかりとストーリーもまとまっていましたし。
神永先生万歳です!
それにしても八雲達の日常には事件が多いですね…
朔羅さん!大丈夫ですよ!
私も重度の病人ですから!
友達から冷ややかな目で見られましたから。
コメントありがとうございました!
さて小説です。
梅雨ネタっていつまで通用するんでしょう?
サラリーマン八雲
暗い。
時計をみなければ、いまが何時かなんてわかったもんじゃない。
青い空は雲に覆われ、太陽は役目を果たしてはいなかった。
水滴がポツポツと重力に任せて大地に落ちる。
それはシャワーのように勢いを増すことも、減らすこともしない。
ただ、ずっと降り続けていた。
八雲は自分の席から窓の中の世界を見つめる。
「はぁ…」
自然と溜め息を吐くと、それを聞いた隣に座る男性が八雲を振り返った。
「斉藤君も、傘忘れたのか?」
「…はい」
八雲はそう答えると、机の隅にある携帯に手を伸ばす。
暇ならば迎えにきてもらおう…という考えだ。
「奥さんに迎えにきてもらうのか…いいねぇ、新婚さんは」
男は見透かしたようにそういうと、椅子に寄りかかる。
この人は八雲より数年ほど先輩。
といっても、髪は茶髪に染め、若作りしているせいもあり、八雲よりも年下な見えた。
「あ〜、俺も早く結婚したい…」
外見はモテそうなのだが、先輩は未婚である。
付き合った人の数は、年の数を越えた…と入社したての八雲に自慢話を聞かせていた。
「…先輩なら多分大丈夫ですよ」
「お世辞じゃないことを祈るよ」
苦笑を浮かべると、再び仕事に戻る先輩。
会話が終わったところで、八雲は自宅…『斉藤八雲』を選択し、通話ボタンを押す。
プルルル…
そんな音が耳に届く。
その音は途切れず、永遠と繰り返しそうだった。
留守番にするのをまた忘れたのか?
また…というのは晴香には前科があったから。
八雲が家に電話をしても、晴香がそれには出ず、しかも留守電にすらならなかったのだ。
携帯の方に電話をしてみたが、こちらも同様。
なにかあったんじゃないか、と不安を感じた八雲が慌てて帰ると、晴香が家のドアを開けるところだった。
その手にはスーパーの袋を抱えて…
予想通り、電話は留守電にはなっていなかった。
携帯の方はというと、マナーモードにしてあり気が付かなかった…というわけだ。
八雲は頭の片隅でそんなことを思いながら、携帯をいじる。
次は晴香の携帯に電話を入れた。
出るか出ないか、留守電になるか…と八雲が考えているとプツリと切れる。
そして流れる、電波が届かない場所にあるか…というコメント。
八雲の胸に不安がよぎる。
そして、考える前に体が動いた。
「………」
「奥さん、待ってるんですか?」
「…雨が強くなる前に帰るだけですよ」
「そうですか」
だが男は、ニヤニヤと楽しそうに口元を緩めていた。
八雲はチラリと伺ったが、すぐに視線をカバンに戻す。
帰ってもいい時刻であることをもう一度確認すると、八雲は急いで会社を飛び出した。
先ほどの会話通り、傘を忘れていた八雲は、迷うように軒先で止まっていたが、意を決したように走り出す。
駅がそれほど遠いわけではないので、カバンを傘代わりに走る八雲。
走っているせいで、ズボンに水が被ったが、八雲は気にせず走り続けた。
駅につけばこっちのものだ。
迷路のような地下通路を、馴れた足取りで八雲は駆ける。
少しペースが落ちたのは、転んだり滑ったりしないように。
八雲は出発すれすれの電車に慌てて駆け込んだ。
いつもはなんて事のない距離が、今日はやけに長く感じた。
苛立ちげに髪を掻き回すと、近くに優先席がないことを確認し、携帯を出す。
家に電話を三回、晴香の携帯に電話を五回するが、どの返事もさきほどと同じだった。
降りる駅…八雲たちが住む家は郊外にあり、だんだんと人が減っていく。
だが八雲は椅子に座ろうとはしなかった。
駅につくと、八雲は慌てて改札を抜けた。
八雲の家までは徒歩で十五分以内。
カバンを頭に走るとビショビショになることはわかっていたが、八雲には傘を買う暇さえなかった。
いまはまず、晴香の安全を確認しなくては。
頭にカバンを乗せ、八雲が駅の軒先を飛び出した。
「あ、八雲君!」
とつぜん呼ばれ、八雲は思わず転びそうになる。
どうにか立て直し、慌てて振り返ると、そこには晴香がいた。
「…君は」
「八雲君!濡れちゃうから一旦入って!」
よいしょ、と八雲の腕を引き、雨があたらない場所に移動する。
「おかえりなさい!」
「…なんでここにいるんだ?」
八雲が返した言葉は、晴香の求めている言葉ではなかった。
「え…八雲君、朝傘持ってかなかったから…お迎えに…」
「なんで電話に出なかったんだ?」
八雲の問いかけに晴香は首を傾げる。
そして思い出したかのように慌てて携帯を出した。
折りたたみ式であるそれを開くと、画面は真っ暗。
「あ…のね、私も働こうかと思ってお話、聞きにいったまま電源切りっぱなしだったみたい」
そう言いながら、電源ボタンを長押しする。
「君も働くのか?」
「駄目…かな?」
晴香は携帯画面に光が灯ったのを確認すると、それを仕舞う。
「反対だ」
即答され、しょぼんと肩を落とした。
すぐに思い出したかのように顔を上げる。
「そのパートなんだけど…」
パート…ね。
八雲はしばらく迷うように腕を組んだ。
「パートなら良いが…無理はするなよ」
「うんっ」
晴香は笑みを浮かべながら頷くと、手に持った傘を広げる。
だがそれは八雲に奪われた。
「?」
「君が差すと、僕が塗れるだろ」
微かに頬が赤かったのに気付いたが、晴香は気にしなかった。
「じゃあ、カバン持つねっ」
ニコリと八雲を見上げて頷き、その手からカバンを奪う。
「…これくらい、僕が持ってくぞ?」
「だって…」
晴香はそこまで言うと、言いにくそうに俯いてしまう。
不思議そうに首を傾げていると、晴香が手を差し出す。
八雲は傘を右手に持っていた。
晴香は八雲の左にいた。
差し出した手は、八雲側にある右手。
「手、繋げないじゃない…」
耳まで真っ赤に染めた晴香が、恥ずかしそうに言うと上目遣いで見上げる。
すぐさま抱きしめたい衝動に襲われるが、どうにか堪えた八雲。
「そう…だな」
とりあえずそれだけ言うと、八雲は晴香の手を引いて歩き出した。
「それとね、奥さんとしての仕事だもん」
そう言った晴香は、気恥ずかしそうに胸の前でカバンを抱きしめた。
「そういえば、なんで働いちゃ駄目なの?」
「…もう少し、この生活を楽しみたい…。それに…」
「それに?」
「働いたら、こうやって迎えにきてくれないだろ?」
END。
先輩さんは山猫さん風で。
時計をみなければ、いまが何時かなんてわかったもんじゃない。
青い空は雲に覆われ、太陽は役目を果たしてはいなかった。
水滴がポツポツと重力に任せて大地に落ちる。
それはシャワーのように勢いを増すことも、減らすこともしない。
ただ、ずっと降り続けていた。
八雲は自分の席から窓の中の世界を見つめる。
「はぁ…」
自然と溜め息を吐くと、それを聞いた隣に座る男性が八雲を振り返った。
「斉藤君も、傘忘れたのか?」
「…はい」
八雲はそう答えると、机の隅にある携帯に手を伸ばす。
暇ならば迎えにきてもらおう…という考えだ。
「奥さんに迎えにきてもらうのか…いいねぇ、新婚さんは」
男は見透かしたようにそういうと、椅子に寄りかかる。
この人は八雲より数年ほど先輩。
といっても、髪は茶髪に染め、若作りしているせいもあり、八雲よりも年下な見えた。
「あ〜、俺も早く結婚したい…」
外見はモテそうなのだが、先輩は未婚である。
付き合った人の数は、年の数を越えた…と入社したての八雲に自慢話を聞かせていた。
「…先輩なら多分大丈夫ですよ」
「お世辞じゃないことを祈るよ」
苦笑を浮かべると、再び仕事に戻る先輩。
会話が終わったところで、八雲は自宅…『斉藤八雲』を選択し、通話ボタンを押す。
プルルル…
そんな音が耳に届く。
その音は途切れず、永遠と繰り返しそうだった。
留守番にするのをまた忘れたのか?
また…というのは晴香には前科があったから。
八雲が家に電話をしても、晴香がそれには出ず、しかも留守電にすらならなかったのだ。
携帯の方に電話をしてみたが、こちらも同様。
なにかあったんじゃないか、と不安を感じた八雲が慌てて帰ると、晴香が家のドアを開けるところだった。
その手にはスーパーの袋を抱えて…
予想通り、電話は留守電にはなっていなかった。
携帯の方はというと、マナーモードにしてあり気が付かなかった…というわけだ。
八雲は頭の片隅でそんなことを思いながら、携帯をいじる。
次は晴香の携帯に電話を入れた。
出るか出ないか、留守電になるか…と八雲が考えているとプツリと切れる。
そして流れる、電波が届かない場所にあるか…というコメント。
八雲の胸に不安がよぎる。
そして、考える前に体が動いた。
「………」
「奥さん、待ってるんですか?」
「…雨が強くなる前に帰るだけですよ」
「そうですか」
だが男は、ニヤニヤと楽しそうに口元を緩めていた。
八雲はチラリと伺ったが、すぐに視線をカバンに戻す。
帰ってもいい時刻であることをもう一度確認すると、八雲は急いで会社を飛び出した。
先ほどの会話通り、傘を忘れていた八雲は、迷うように軒先で止まっていたが、意を決したように走り出す。
駅がそれほど遠いわけではないので、カバンを傘代わりに走る八雲。
走っているせいで、ズボンに水が被ったが、八雲は気にせず走り続けた。
駅につけばこっちのものだ。
迷路のような地下通路を、馴れた足取りで八雲は駆ける。
少しペースが落ちたのは、転んだり滑ったりしないように。
八雲は出発すれすれの電車に慌てて駆け込んだ。
いつもはなんて事のない距離が、今日はやけに長く感じた。
苛立ちげに髪を掻き回すと、近くに優先席がないことを確認し、携帯を出す。
家に電話を三回、晴香の携帯に電話を五回するが、どの返事もさきほどと同じだった。
降りる駅…八雲たちが住む家は郊外にあり、だんだんと人が減っていく。
だが八雲は椅子に座ろうとはしなかった。
駅につくと、八雲は慌てて改札を抜けた。
八雲の家までは徒歩で十五分以内。
カバンを頭に走るとビショビショになることはわかっていたが、八雲には傘を買う暇さえなかった。
いまはまず、晴香の安全を確認しなくては。
頭にカバンを乗せ、八雲が駅の軒先を飛び出した。
「あ、八雲君!」
とつぜん呼ばれ、八雲は思わず転びそうになる。
どうにか立て直し、慌てて振り返ると、そこには晴香がいた。
「…君は」
「八雲君!濡れちゃうから一旦入って!」
よいしょ、と八雲の腕を引き、雨があたらない場所に移動する。
「おかえりなさい!」
「…なんでここにいるんだ?」
八雲が返した言葉は、晴香の求めている言葉ではなかった。
「え…八雲君、朝傘持ってかなかったから…お迎えに…」
「なんで電話に出なかったんだ?」
八雲の問いかけに晴香は首を傾げる。
そして思い出したかのように慌てて携帯を出した。
折りたたみ式であるそれを開くと、画面は真っ暗。
「あ…のね、私も働こうかと思ってお話、聞きにいったまま電源切りっぱなしだったみたい」
そう言いながら、電源ボタンを長押しする。
「君も働くのか?」
「駄目…かな?」
晴香は携帯画面に光が灯ったのを確認すると、それを仕舞う。
「反対だ」
即答され、しょぼんと肩を落とした。
すぐに思い出したかのように顔を上げる。
「そのパートなんだけど…」
パート…ね。
八雲はしばらく迷うように腕を組んだ。
「パートなら良いが…無理はするなよ」
「うんっ」
晴香は笑みを浮かべながら頷くと、手に持った傘を広げる。
だがそれは八雲に奪われた。
「?」
「君が差すと、僕が塗れるだろ」
微かに頬が赤かったのに気付いたが、晴香は気にしなかった。
「じゃあ、カバン持つねっ」
ニコリと八雲を見上げて頷き、その手からカバンを奪う。
「…これくらい、僕が持ってくぞ?」
「だって…」
晴香はそこまで言うと、言いにくそうに俯いてしまう。
不思議そうに首を傾げていると、晴香が手を差し出す。
八雲は傘を右手に持っていた。
晴香は八雲の左にいた。
差し出した手は、八雲側にある右手。
「手、繋げないじゃない…」
耳まで真っ赤に染めた晴香が、恥ずかしそうに言うと上目遣いで見上げる。
すぐさま抱きしめたい衝動に襲われるが、どうにか堪えた八雲。
「そう…だな」
とりあえずそれだけ言うと、八雲は晴香の手を引いて歩き出した。
「それとね、奥さんとしての仕事だもん」
そう言った晴香は、気恥ずかしそうに胸の前でカバンを抱きしめた。
「そういえば、なんで働いちゃ駄目なの?」
「…もう少し、この生活を楽しみたい…。それに…」
「それに?」
「働いたら、こうやって迎えにきてくれないだろ?」
END。
先輩さんは山猫さん風で。
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