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七夕ネタとか考えなくちゃなぁ〜
どんなのにしよう?
七月…あと一ヶ月もしないうちに夏休み!
ばーんざい!ばーんざい!
…まだ梅雨ネタは通用しますよね?
アンケート変えました!
宣言通り、八晴派か晴八派か!です。
コメントの方にシチュやコメントくださいな!
ちなみに、前回のアンケート結果はえろりが一番でした。
安心安心。
続いて甘、パロディ…といった感じでした。
パロディでさ、魔法少女晴香とかやってみたい。
八雲から貰った赤いネックレスが変身のもととか…
すみません…ふざけすぎました。
夏に向かって書きたいネタ集。
・水着
・海
・プール(市民プール、ビニールプール)
・バーベキュー
・棒アイス
・扇風機
・河原で水遊び
・夏の音
・夏祭り
・打ち上げ花火
・手持ち花火
・誕生日
・水撒き
・暑い
・薄着
なにか見たいものがあれば教えて下さいな。
さて、パロディ。
昨日の続きです。
高校生日記
どんなのにしよう?
七月…あと一ヶ月もしないうちに夏休み!
ばーんざい!ばーんざい!
…まだ梅雨ネタは通用しますよね?
アンケート変えました!
宣言通り、八晴派か晴八派か!です。
コメントの方にシチュやコメントくださいな!
ちなみに、前回のアンケート結果はえろりが一番でした。
安心安心。
続いて甘、パロディ…といった感じでした。
パロディでさ、魔法少女晴香とかやってみたい。
八雲から貰った赤いネックレスが変身のもととか…
すみません…ふざけすぎました。
夏に向かって書きたいネタ集。
・水着
・海
・プール(市民プール、ビニールプール)
・バーベキュー
・棒アイス
・扇風機
・河原で水遊び
・夏の音
・夏祭り
・打ち上げ花火
・手持ち花火
・誕生日
・水撒き
・暑い
・薄着
なにか見たいものがあれば教えて下さいな。
さて、パロディ。
昨日の続きです。
高校生日記
願わくは、晴れていますように…
八雲は胸底でそう願ったが、そう簡単に願いなんて叶うものじゃない。
そう思っていても、願ってしまうのが人間だ。
だが、やはり八雲の願いは叶わなかった。
下駄箱を出ると、空からはやはり雨。
こんな短期間で止むわけはないのだが…
八雲は大きく溜め息を吐くと、折りたたみ傘を開いた。
紺色のシンプルなそれは、折りたたみ傘なので当たり前だが小さい。
一人入り、スクールバックを持つだけで精一杯の面積である。
「………」
むっ…と不機嫌丸出しの顔で後ろを振り返る。
そこには晴香が、靴の紐を結んでしゃがんでいた。
今のうちに帰ってやろうか…
とそんな考えが頭をよぎるが、帰ってきた晴香になにをされるかわからない。
いつから僕は、コイツの尻に敷かれだしたんだ…
「お待たせーっ」
ピョンと飛び跳ねるように傘に入ってきた。
必然的に近付く体…
逃げるようにも、僕がずれると濡れる。
傘ごと少しずれるか…
八雲は晴香に気付かれないように晴香がいない、右にずれる。
すると、晴香までセットでずれた。
「………」
「な…なによ」
「…なんでもない」
はぁ…と大きく溜め息を吐くと、八雲は歩き出した。
それにつられるように進む、晴香の足。
「言っておくが、僕は待たない。お前が転けても俺は知らない」
「はーい」
「…本当にわかったのか?」
「わかりましたーっ」
まるで先生と園児…のような会話。
ふふふ…と楽しそうに笑うと、水たまりを避けずに歩く晴香。
「水が跳ねる!ちゃんと避けろ!」
「はーいっ」
晴香はそう返事をしたが、水たまりを避けることはしなかった。
「………」
「八雲君、さっきからどうしたの?挙動不審だよ」
「別に…」
そうは言うが、八雲は確かに挙動不審だった。
キョロキョロと辺りを見回し、人通りが少ない裏道を帰路としている。
「…あと少しで家だ…」
よし…と晴香の隣でガッツポーズをする八雲。
こんな姿を誰かに見られたら、一生の不覚だ。
そんな思いが八雲の中に充満していたのだった。
だが、そんな八雲の願いは崩れ落ちることになる…
「あ、斉藤じゃん」
そんな声に反応した二人が振り返る。
二人の後ろ、ちょうどゲームセンターから出てきた一人の少年。
それは名前は知らないが、よく見る顔…
同じクラスの生徒だった。
少年は晴香の姿に気が付くと、ニヤリと口を緩めた。
「え?なになに、小沢さんと仲良く相合い傘?お前ら付き合ってんの?」
そんな心を逆撫でるような声に、晴香は微かに頬を染めた。
「てへへ〜、付き合ってるように見えるかな?」
「………」
そんな晴香とは逆に、八雲は不機嫌そうに眉間にシワを寄せた。
「見えるって!でも小沢さんなら、そんな奴より俺の方がかっこよくね?」
「え〜…八雲君もかっこいいよ?」
ね?と八雲を見上げるが、すぐに戻ってしまう視線。
「駄目駄目!そいつ暗いしさ、俺の方がモテるし」
「まずはじめに、私たち付き合ってませんよ?」
クスリと頬を染めながら笑う晴香。
八雲の顔がますます不機嫌になるのに気付いていない。
「マジで!?じゃあ俺と…」
「勝手にしてろっ!」
八雲はそう怒鳴ると、折りたたみ傘を晴香に押し付けた。
そして家とは逆の方向に走っていってしまう。
「あ、八雲君!」
晴香が声を上げたが、その声は虚しく雨音にかき消されてしまった。
雨はいつのまにか土砂降りに変わっていた…
「あら、お帰りなさい」
玄関に入ると、美雪が床にタオルを敷いていた。
この土砂降りだ、部屋の中が濡れないようにだろう。
「ただいま帰りましたっ」
晴香はニコリと笑うと、玄関に転がる靴を確認する。
「…八雲君、まだですか?」
靴を脱ぎかけたが、足を戻す。
「まだよ。…?その傘、八雲君のじゃなかったかしら?」
美雪は晴香が手に持った置き傘を指差す。
帰り道、一生懸命考えたけどわからなかった問題。
晴香が勉強してきた中で一番難しかったかもしれない。
だから、帰ったら答えを教えてもらおうと思ったのに…
そんな問題…
「…途中まで一緒だったんですけど…。クラスの人に会ったら突然走って…」
「なるほどね…」
それだけの説明だというのに、美雪は納得したように何度も頷く。
晴香はというと、いまだにその理由がわからず首を傾げてしまった。
「いい?晴香ちゃん…」
雨宿り…をできる場所なんて結局見つからず、八雲はさまようように公園にいた。
「くそっ…」
公園にあるコンクリートで作られた、人工物の大きな山。
そこにはトンネルのような穴が一つ空いている。
八雲はその中に隠れるように身を潜めていた。
「誰かに会うかもしれないから…アイツと帰るのは嫌だったんだ…」
溜め息を吐くと、ガリガリと苛立ち気に髪を掻き回す。
ふと、この場所から公園を見てみた。
トンネルの中は、子供向けに作られているため、高さがあまりない。
だから八雲は膝を抱えている。
そんな格好で見る公園は、どこか懐かしく、胸がきゅっ…と締め付けられた。
「…なに懐かしんでんだ、俺は…」
苦笑を浮かべ、誰もいないことをいいことに言葉を戻す。
確か、小さい頃…
この公園でかくれんぼをしたのを覚えている。
友達がいなかった俺と…見ず知らずの少女。
一人で砂場で山を作ってたら突然壊された。
また近所のやつの意地悪かと思って顔を上げたら…
「ねぇ、かくれんぼしよ?」
…突然そんなことを言われた。
それで…
「どこーっ!」
そう、こんなふうに…
「っ!?」
八雲は引きずられるように現実に戻った。
トンネルの中から視線を巡らせる。
すると、公園の入り口あたりにアイツの姿…
「八雲くーん、居るのはわかってるんだよー」
入り口にいたのは、もちろん晴香。
八雲の紺色をした折りたたみ傘を片手に、制服のまま公園に入ってくる。
スクールバックは…ない。
その姿からして、家に帰ってからすぐに探しに来た…というのがわかる。
だが気恥ずかしいのか、そんな思いを塞ぎこめた。
「八雲くーん!」
「………」
名前を呼ばれたが、無視をした。
…あの時のように。
「どこー?」
少し後ろに下がる。
身を隠すように…
「もう…ここにいるのは分かってるんだよ!」
………
「ここですか〜」
…そんなとこに隠れるわけないだろ。
「こっちかな?」
馬鹿…か?
くすっ…と微かだが笑ってしまった。
そんな小さな音に晴香が気付く。
くるりと八雲がいるコンクリートの山を振り返る。
「あ、み〜つけたっ!」
子供のような笑みを浮かべ、八雲を指差す。
そんな姿を見て、八雲は溜め息を吐いた。
だが、内心では笑っていたのは秘密だ。
「もう、返事くらいしてよ」
ととと…と駆け寄ってくる晴香。
口調は怒っているようだったが、その表情は柔らかいものだった。
「…何故、いちいち返事をしないといけないんだ」
そんなことを言っても、八雲は逃げようとはしない。
晴香を待つように、おとなしく穴の中に座っていた。
「ほら、帰ろうよっ」
八雲に手を差しだす晴香。
しばらく迷うようにその手を見つめていたが、意を決したようにその手に触れる。
晴香はその手を強く引いた。
「………」
「ささっ、誰かに見つかる前にとっとと帰ろっ!」
END。
もう一つ…続くかも?
八雲は胸底でそう願ったが、そう簡単に願いなんて叶うものじゃない。
そう思っていても、願ってしまうのが人間だ。
だが、やはり八雲の願いは叶わなかった。
下駄箱を出ると、空からはやはり雨。
こんな短期間で止むわけはないのだが…
八雲は大きく溜め息を吐くと、折りたたみ傘を開いた。
紺色のシンプルなそれは、折りたたみ傘なので当たり前だが小さい。
一人入り、スクールバックを持つだけで精一杯の面積である。
「………」
むっ…と不機嫌丸出しの顔で後ろを振り返る。
そこには晴香が、靴の紐を結んでしゃがんでいた。
今のうちに帰ってやろうか…
とそんな考えが頭をよぎるが、帰ってきた晴香になにをされるかわからない。
いつから僕は、コイツの尻に敷かれだしたんだ…
「お待たせーっ」
ピョンと飛び跳ねるように傘に入ってきた。
必然的に近付く体…
逃げるようにも、僕がずれると濡れる。
傘ごと少しずれるか…
八雲は晴香に気付かれないように晴香がいない、右にずれる。
すると、晴香までセットでずれた。
「………」
「な…なによ」
「…なんでもない」
はぁ…と大きく溜め息を吐くと、八雲は歩き出した。
それにつられるように進む、晴香の足。
「言っておくが、僕は待たない。お前が転けても俺は知らない」
「はーい」
「…本当にわかったのか?」
「わかりましたーっ」
まるで先生と園児…のような会話。
ふふふ…と楽しそうに笑うと、水たまりを避けずに歩く晴香。
「水が跳ねる!ちゃんと避けろ!」
「はーいっ」
晴香はそう返事をしたが、水たまりを避けることはしなかった。
「………」
「八雲君、さっきからどうしたの?挙動不審だよ」
「別に…」
そうは言うが、八雲は確かに挙動不審だった。
キョロキョロと辺りを見回し、人通りが少ない裏道を帰路としている。
「…あと少しで家だ…」
よし…と晴香の隣でガッツポーズをする八雲。
こんな姿を誰かに見られたら、一生の不覚だ。
そんな思いが八雲の中に充満していたのだった。
だが、そんな八雲の願いは崩れ落ちることになる…
「あ、斉藤じゃん」
そんな声に反応した二人が振り返る。
二人の後ろ、ちょうどゲームセンターから出てきた一人の少年。
それは名前は知らないが、よく見る顔…
同じクラスの生徒だった。
少年は晴香の姿に気が付くと、ニヤリと口を緩めた。
「え?なになに、小沢さんと仲良く相合い傘?お前ら付き合ってんの?」
そんな心を逆撫でるような声に、晴香は微かに頬を染めた。
「てへへ〜、付き合ってるように見えるかな?」
「………」
そんな晴香とは逆に、八雲は不機嫌そうに眉間にシワを寄せた。
「見えるって!でも小沢さんなら、そんな奴より俺の方がかっこよくね?」
「え〜…八雲君もかっこいいよ?」
ね?と八雲を見上げるが、すぐに戻ってしまう視線。
「駄目駄目!そいつ暗いしさ、俺の方がモテるし」
「まずはじめに、私たち付き合ってませんよ?」
クスリと頬を染めながら笑う晴香。
八雲の顔がますます不機嫌になるのに気付いていない。
「マジで!?じゃあ俺と…」
「勝手にしてろっ!」
八雲はそう怒鳴ると、折りたたみ傘を晴香に押し付けた。
そして家とは逆の方向に走っていってしまう。
「あ、八雲君!」
晴香が声を上げたが、その声は虚しく雨音にかき消されてしまった。
雨はいつのまにか土砂降りに変わっていた…
「あら、お帰りなさい」
玄関に入ると、美雪が床にタオルを敷いていた。
この土砂降りだ、部屋の中が濡れないようにだろう。
「ただいま帰りましたっ」
晴香はニコリと笑うと、玄関に転がる靴を確認する。
「…八雲君、まだですか?」
靴を脱ぎかけたが、足を戻す。
「まだよ。…?その傘、八雲君のじゃなかったかしら?」
美雪は晴香が手に持った置き傘を指差す。
帰り道、一生懸命考えたけどわからなかった問題。
晴香が勉強してきた中で一番難しかったかもしれない。
だから、帰ったら答えを教えてもらおうと思ったのに…
そんな問題…
「…途中まで一緒だったんですけど…。クラスの人に会ったら突然走って…」
「なるほどね…」
それだけの説明だというのに、美雪は納得したように何度も頷く。
晴香はというと、いまだにその理由がわからず首を傾げてしまった。
「いい?晴香ちゃん…」
雨宿り…をできる場所なんて結局見つからず、八雲はさまようように公園にいた。
「くそっ…」
公園にあるコンクリートで作られた、人工物の大きな山。
そこにはトンネルのような穴が一つ空いている。
八雲はその中に隠れるように身を潜めていた。
「誰かに会うかもしれないから…アイツと帰るのは嫌だったんだ…」
溜め息を吐くと、ガリガリと苛立ち気に髪を掻き回す。
ふと、この場所から公園を見てみた。
トンネルの中は、子供向けに作られているため、高さがあまりない。
だから八雲は膝を抱えている。
そんな格好で見る公園は、どこか懐かしく、胸がきゅっ…と締め付けられた。
「…なに懐かしんでんだ、俺は…」
苦笑を浮かべ、誰もいないことをいいことに言葉を戻す。
確か、小さい頃…
この公園でかくれんぼをしたのを覚えている。
友達がいなかった俺と…見ず知らずの少女。
一人で砂場で山を作ってたら突然壊された。
また近所のやつの意地悪かと思って顔を上げたら…
「ねぇ、かくれんぼしよ?」
…突然そんなことを言われた。
それで…
「どこーっ!」
そう、こんなふうに…
「っ!?」
八雲は引きずられるように現実に戻った。
トンネルの中から視線を巡らせる。
すると、公園の入り口あたりにアイツの姿…
「八雲くーん、居るのはわかってるんだよー」
入り口にいたのは、もちろん晴香。
八雲の紺色をした折りたたみ傘を片手に、制服のまま公園に入ってくる。
スクールバックは…ない。
その姿からして、家に帰ってからすぐに探しに来た…というのがわかる。
だが気恥ずかしいのか、そんな思いを塞ぎこめた。
「八雲くーん!」
「………」
名前を呼ばれたが、無視をした。
…あの時のように。
「どこー?」
少し後ろに下がる。
身を隠すように…
「もう…ここにいるのは分かってるんだよ!」
………
「ここですか〜」
…そんなとこに隠れるわけないだろ。
「こっちかな?」
馬鹿…か?
くすっ…と微かだが笑ってしまった。
そんな小さな音に晴香が気付く。
くるりと八雲がいるコンクリートの山を振り返る。
「あ、み〜つけたっ!」
子供のような笑みを浮かべ、八雲を指差す。
そんな姿を見て、八雲は溜め息を吐いた。
だが、内心では笑っていたのは秘密だ。
「もう、返事くらいしてよ」
ととと…と駆け寄ってくる晴香。
口調は怒っているようだったが、その表情は柔らかいものだった。
「…何故、いちいち返事をしないといけないんだ」
そんなことを言っても、八雲は逃げようとはしない。
晴香を待つように、おとなしく穴の中に座っていた。
「ほら、帰ろうよっ」
八雲に手を差しだす晴香。
しばらく迷うようにその手を見つめていたが、意を決したようにその手に触れる。
晴香はその手を強く引いた。
「………」
「ささっ、誰かに見つかる前にとっとと帰ろっ!」
END。
もう一つ…続くかも?
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