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でもよく考えると少ないような気もする。
絶対に買うのは少ないかもです。

八雲のサントラも発売しますしね。
ネット販売オンリーですか…
もちろん買いたいですね。
他にはスケット買うし、聖おにいさんも買うし…

図書館漫画と猫天げっちゅしました!
図書館目当てに行ったんですがね、猫天四巻出てたんですよ!
即、二冊とも買いましたよ!
以下、かる〜い感想でも。

図書館漫画。
少女漫画慣れしていない私的にはこっちのほうが読みやすかった…気がします。
格闘シーンとかね、すごすぎる!
あと表紙の弦田隊長…帯で映ってないのがカワイソス…

猫天四巻。
毎度毎度、にゃんこがかわいい漫画だなぁ…
あと、おにゃのこもかわいいなぁ…
ふふふ、続きが気になります!

あ、ドラマCD化おめでとうございます!
うん?これって雑誌の方についてくるのか?
それとも普通に発売するのかな?

そういえばですね、鳥が自分から外に出てくるようになりました。
一羽だけなんですがね…
それだけでも嬉しい事です!


さて、素敵絵がたくさんある、れもさん宅が一万HITということで!
おめでとうございます!
今日のはお祝い小説です!
れもさんのもお持ち帰りOKです!

「 石井さんと晴香が仲良しげにしてるとこを目撃した八雲がやきもちしている、ほのぼのなお話」との事でした。
何か八雲が晴香にベタ甘な子になってしまいました…
いつでも返品可なのでっ!

恋人設定

後藤さんの突然の思い付き…のせいで、僕らはここにいた…

「………」
八雲は不機嫌そうに眉を寄せる。
その視線のさきにあるものは、晴香と石井の姿。
「はっはっはっ!八雲、おめぇも飲めよ〜」
そして横には、酒に酔った後藤の姿…



元斉藤家、現後藤家であるこの家に集まった六人の姿。
後藤家と八雲、晴香。そして石井…の六人。

何故集まったかというと、それほど深い理由もない。
とつぜん後藤が「パーティーしよう!」と言い出したのである。
もちろん八雲は反対したのだが、奈緒と晴香の攻撃に負けてここにいた。


今までの経緯を改めて思い出し、八雲は深く息を吐いた。
「まったく…なんで僕がこんな…」
箸を持つと、テーブルの上に並んだ料理を摘む。
意外とおいしいそれは、晴香の手作り卵焼き。
パーティーに卵焼きなんて…と八雲は文句を言いそうになるが、美味さにはかなわない。
美味いの一言でも言ってやろうかと、晴香に視線を向ける。
「ふふっ、石井さんって頼りになりますねっ」
「そ…そうですか?私はいつも、足を引っ張ってばかりで…」
「そんなことないですよ!私だって何度も助けられてますし」

「………」

微笑ましい会話とは、このことを言うんだろう。
八雲の目には、二人の周りに花畑が広がっているように見えた。


……気にくわない…


口をへの字に歪めた八雲に、奈緒が駆け寄ってくる。
「はい、お兄ちゃん」
その手には何故か知らないがビール缶。
思わず八雲は気の抜けた表情をしてしまう。
「お母さんが渡してきなさいって」
お母さん…とは敦子のことだろう。
他にいないのは当たり前だが…

少しでも晴香がお母さんで自分がお父さん…なんて思ってない!

そんな思いを掻き消すように首を振ると、敦子に視線を向ける。
何故かニヤニヤと笑っていた敦子が、八雲に向かって親指を立てた。
「嫌なことは酔って流しちゃいなさい」
「………」
八雲はピクリと眉を揺らし、必要ありませんと言うようにビール缶をテーブルに置く。
「お、げっちゅ〜」
すかさず後藤がビール缶を奪い、中身を飲んでいく。
ぷはー、となんとも美味そうに息を吐き、半分くらい飲み干したビール缶を戻す。
「それにしても、酒が飲めないなんて…可哀想なやつ」
「飲めないんじゃありません。苦手なだけです」
八雲はそう言いながら、奈緒が注いだ水を一気に飲み干した。
「ようするに飲まないんだろ?おんなじじゃないか」
酔いが勢いを増させてるのか、八雲の肩をバシバシと叩く。
「なんでぇ、しけてる顔してんなぁ〜」
「酔っ払いは幻覚まで見えるんですか?」
そう言葉返すとその手を払い、卵焼きを摘む。
どうやら晴香と石井には聞こえていないようで、仲良く会話が続いている。
すると後藤が何やら、低く怪しく笑い出した。
「ふっふっふっ…お前、石井のへなちょこに嫉妬してんだろ?」
「………。…なにに対して嫉妬しないといけないんですか?」
会話の間を見たところ、それは図星らしい。
それを珍しく見抜いた後藤が八雲の頭を荒々しく撫でた。
「なにって…晴香ちゃんとられて嫉妬してる青春ボーイなんだろ?」
「青春ボーイってなんですか」
頭の上にある手を振り払うと、八雲は苛立ち気に卵焼きをまた摘む。
「お前はこういうのに縁がなかったからなぁ。遅い青春だなっ」
そういうと軽快に笑う。
「あら、青春に年齢なんてないのよ?」
「おぉ、そうだったなぁ!」
さすが夫婦、と褒めたくなるほど息の合う会話に、八雲は呆れて溜め息を吐いた。
そんな中でも、視線は晴香の方に向かってしまう。
そして晴香の隣に座る石井を睨みつけた。
「………」
だが会話に夢中なのか、八雲の睨みは虚しく終わった。
何となく対抗したくなり、八雲は晴香の手作り卵焼きを貪る。
「お?それ、そんなにうまいのか?」
それを見た後藤が、箸を構えて卵焼きを奪おうとする。
すかさす八雲が、取られまいと皿ごと手に取った。
「なんだよ、ケチな野郎だな。俺にも一つくらい…」
「これは僕のですっ!」
そう怒鳴った八雲。
これには晴香と石井も気が付いたのか、会話を中断した。
「お…おい、そんな怒るようなことじゃねーだろ…」
八雲の怒鳴り声で酔いが覚めたのか、冷や汗を浮かべた後藤がそこにいた。
「僕にとっては大切なことなんです」
睨みを効かせてそう言うと、次に石井を睨みつける。
「ひっ…」
赤い瞳に脅えたのか、八雲の睨みに脅えたのかはわからない。
多分、後者であろう。
八雲は卵焼きの乗った皿を置き、ゆっくりと立ち上がる。
「や…八雲君?」
危険を感じたのか、八雲と石井の間に入り込む晴香。
目の前に来たかと思うと、しゃがみこむ。

そして勢いよく晴香を引っ張った。

「っ!?」

晴香が気付いた頃には、八雲の腕の中に埋まっていた。

「こいつは僕のものです。勝手にとらないでください」
「へ…?」
この場にいた全員が首を傾げた。
それに対して、気にも止めていないように鼻で笑う八雲。
「…まぁ、僕がそう簡単に渡すわけありませんが…ね」
そう言うと晴香を抱き締める力を強くする。
「やっ…八雲君っ!?」
晴香は顔を真っ赤に染め、近くにある八雲の顔を見上げる。
八雲はというと、しばらく晴香を見つめていたが、とつぜん横向きに倒れた。
もちろん晴香もセットで。
「これは僕のなんですっ!絶対に誰にもあげないんですからっ!」
ぎゅーっと晴香を抱き締め、柔らかい髪に顔を埋める。
八雲の豹変ぶりに、一同は目を丸くさせることが出来なかった。
「は、離してっ…」
ふと鼻に香る、甘い香り。
まさかと思い、八雲の顔を覗く。
その頬は火照ったように赤く染まり、目はとろんとしていた。
「八雲君…もしかして酔ってる?」
「酔ってないっ」
そうは言うが、八雲は完全に酔っていた。
「でも…いつの間にお酒飲んだのかしら?」
この現状だというのに、落ち着きを保った敦子がそう口にする。
「あぅ〜」
そんな声が耳に届き、八雲以外が振り返る。
するとそこには、焼酎の瓶を持った奈緒が、目をそらしながら立っていた。
「…奈緒が悪い…の?」
今にも泣きそうな声が、頭に届く。
「な、奈緒は悪くないのよ〜」
敦子が慌ててそう言い、奈緒を膝の上に乗せる。
「まぁ、珍しいものも見れたし…奈緒に感謝しなくちゃな!」
ガシガシと荒々しく奈緒の髪を撫でた。
少しずつ奈緒に笑みが戻ってくる。
「そうですよ!奈緒ちゃんは良い子です!」
みんなに褒められ、やっと奈緒に満面の笑みが蘇った。

一件落着だな…

後藤は敦子の膝に座る奈緒を見て、小さく笑った。


そんな中、一人。
ますます表情が歪んでいく人物がいた。
「は、はやく助けてくださいっ!八雲君、寝ちゃっ…」
「寝てない…。うとうとしてる…だ…」
け…は小さな寝息に消されてしまった。


END。



れもさん、一万HITおめでとうございます!
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