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してきました!綾さんと。
しかも初チャでした!

初め、ハプニングありましたが楽しかったです!
うん…始めて公開されてるのであそこまでエロリなもの書いた気がします。
それほどにね、綾さんは天才でした!

一時から九時半。途中休憩入って…七時間に渡ってのお祭り騒ぎでした!
八晴はもちろん!天命も書けましたし、語る事も出来ました!
小説はだいたいえろりでしたし…ふふっ。

もうね、お腹いっぱいです!
たまにはこういうのもありですね〜
相手がどんな反応をするかわからないとことか、やけにリアルな気がしました!

いろいろ語りたいですが、このへんで!
ふふふ…次も楽しみにしてますね!綾さん!
放置プレイのあの二人、辛そうですもん!

あ、あとバトン二つ上げました!
デスクトップバトンと物書きさんバトン。
デスクと書くと、デクスと書きそうになる。

アリスちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああん!

あの秘奥着にはうけた。一番好きかもしれん。
今回、アニメーションってOPとEDしかないのかな?
そして正式な仲間、新しい人は三人だけ?

カルピスバーがおいしいです。
うん。カルピスは好きなのでね。
シャーベット系はあまり食べないんですが、これだけは特別なのです♪


さてさて、小説です。
別に今日のナリチャとは関係ありませぬ!

子守唄〜の時の初心八雲・恋人設定

数日前までは梅雨真っ最中で、寒くさえ感じたはずなのに…

八雲は溜め息を吐くと、団扇で一扇ぎする。
肌を撫でていく風が気持ちいい。

でも、やっぱり…

「…暑い」



とつぜんだった。
昨日、梅雨明けしたらしく暑くなった。
それは梅雨独特の蒸し暑さとは違い、太陽から直接来る暑さである。


ソファーの上に座る八雲。
片手に団扇、空いた手に冷やしたペットボトル。
シャツのボタンを全開に開け、座るというよりへたれていた。


「あー…」
子供のように、扇風機の前にしゃがみ込みながらそう発する晴香。
床に寝転がるような体勢で、扇風機の首振り機能に連動して首を傾けていく。
その扇風機は卓上用の小さな扇風機だった…


こんなにも暑がってオーバーだ…と誰かが言いそうだ。
そう言われたら、二人にだって言い訳はできる。
この部屋の冷房器具は使えないと言っても良かった。
エアコンは壊れ、扇風機はこのサイズ。
電気屋に修理を頼んだのだが、休みの日を挟んでしまい、修理は月曜日なのだ。
ちなみに扇風機の方は、晴香が一人暮らし時代に使っていたお古。
「あ、止まっちゃった…」
壊れているらしく、強で弱程度の微風しか吹かなかった。

「…扇風機だけでも買いに行くか…」
八雲は溜め息を吐くと立ち上がり、晴香のもとに行く。
晴香は扇風機に向かって「がんばれ!」だの言っていたが、その期待は虚しく崩れ落ちた。
「壊れちゃった…」
しょぼんと肩を落としてしまう。
無言でそれを見つめていたが、迷った挙げ句、晴香を扇いでやった。
「あ…涼しい…」
風に煽られ、白い項が顔を覗かせる。
滅多に見ないその白に、八雲は思わず赤面してしまう。


…早く、あそこまで行きたい…な。


唇に軽いキス止まり…そんな恋人なりたてのような二人の関係。

こないだ、やっと同じ布団で寝ることができた。

…でもそれも一度だけ。

僕としては進みたいのだが、いろいろな感情が絡まり、進めないでいる。

そんな関係なのに同棲なんてしていいのだろうか…

実際、いろいろな事を我慢し、理性で封じ込めているのが現実。

理性が切れたら、きっと僕は野生のままに身を任せ彼女を…

いや、いまは関係ない。
って、僕はなにを考えてるんだ!


…でも実際のところ、君はどうなのだろうか?

僕のように理性で堪える…とかあるのだろうか。
我慢してたりするのだろうか。


八雲はそんな思いを振り払うように首を振った。
「そうだよねぇ…扇風機、買った方がいいよね」
床に肘を尽き、手の上に顎を乗せる。
団扇を扇ぐ八雲の手は止まらない。
「環境にも優しいしな」
「買っちゃう?」
首だけ動かし、八雲を見上げる。
「僕は買った方がいいと思うぞ」
「八雲君、見るからに扇風機派だもんね」
「?」
「エアコンつけると、すぐにお腹痛くなっちゃいそうだもん」
団扇を扇ぐ手が止まり、思わず表情を歪めてしまう。
「…僕はそんな弱くない」
「ふふふっ」
まだ文句が言い足りなかったが、幸せそうに笑う晴香を見て、八雲は口を閉ざしてしまう。
「…ほら、早く着替えろ。今からだったら夕飯には間に合う時間だ」
「はーいっ」
晴香はそう言うとクローゼットに駆け寄った。



電車に乗って都会まで出た二人。
そんな二人を迎えたのは、コンクリートジャングルと倍増された暑さだった。



買い物を終え、駅に向かう二人は楽しそうに笑った。
「良い買い物しちゃったね」
「そうだな」
「今日の夕飯、何が良い?」
「そうだな…」
そんな微笑ましい会話を続ける二人。
八雲の手には扇風機の入った大きな箱。
そして二人は家に帰るため、電車の中に足を踏み入れた。
「すずし〜」
車内はクーラーが効き、火照った体を冷ましていく。
天国とはこのことだ、と晴香は一人納得した。
「ほら、早く座れ」
八雲がドアに一番近い席…肘を置ける端に座っていた。

都会の電車だ。

波のようにやってくる乗客に気が付き、慌てて晴香は席につく。
もちろん八雲の隣。
「ギリギリセーフ」
晴香は胸を撫で下ろしながら八雲にブイサインを突きつけた。
「はいはい」
クスリと小さく笑う。
もし晴香が座れなかったら、席を譲るつもりだった。
周りの人には悪いが、晴香に。
こんな混雑した中だ。
もし立っていて、晴香が悪質な奴らになにかされたら…
そうしたら座っていた方が僕の目も渡りやすいのだ。
八雲は何度も頷くと、椅子に深く座った。



それから数十分。
電車は都会を越え、郊外に入る。
二人の家は郊外を越えた先にあり、現在は乗客は指で数えられる数だった。
静かになった車内と微かな揺れが睡魔を誘うのか、晴香の頭が船を漕ぐ。
「眠いのか?」
「ん…」
晴香が小さく頷いたかと思った瞬間、コトンと首が傾く。
「っ!?」
八雲の肩には晴香の頭。
しかも晴香はなかなか離れてはくれない。
心地良い枕を手に入れたような顔で、口をもごもごとさせていた。
「は、晴香?」
「ん〜」
呼び慣れないその名前を呼んだのは、晴香が起きてくれることを願ったから。
だが晴香は起きず、八雲は気恥ずかしい思いをしただけだった。
「だ、だったら場所交換しよう!こっちだったら壁に寄りかかれるぞ」
慌てて立ち上がると、晴香の頭が倒れかける。
起きたらしいその体で、ゆっくりと端に移動した。
安堵の息を吐くと、八雲は晴香の隣に腰を下ろす。
扇風機も一緒だ。
「ん〜」
「っ!?」
一件落着だと思った刹那、肩に重みがかかる。
おそるおそる振り返ると、当たり前だがそこには晴香がいた。
気持ちよさそうに目を細め、八雲の肩に寄りかかっている。
「…壁に寄りかかればいいだろ」
そう言うと、晴香の隣にある肘掛けを指差す。
「だって…こっちの方が好きだもんっ」
当たり前のように言い、晴香は八雲の腕に腕を絡めた。
「………」
晴香は寝ぼけているらしく、腕を握る力を強めていく。
八雲は何かを堪えるように顔を手で覆い、目をそらしてしまう。


そして安心しきった表情を浮かべると、すぐに瞼を閉じてしまった。


その瞼は開くことがなかった。

到着駅で八雲が起こすまでは。


END。



扇風機買わなくちゃなぁ…
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