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明日から夏休みだーっ!
わーっしょい!わーっしょい!
でもお塾も部活も遊び(?)もあるので、更新はいつもどうりかと。
逆に更新が出来ない日があるかもです…
ネタのデパートは年中無休ですがね。
今日ですね、学校でセミが鳴いていました!
ちょうど雨が降ってきて雨宿りしてたんですよ〜(図書室で
それで止んだので、外に出たらセミが鳴いてました。
夏ですね〜
ツバメはもう飛び立って行きました。
そうかと思っていたここ数日間…
まだいたよっ!
成長が遅いのか、まだ親から餌を貰っていました。
終業式だというのに、図書室で本を借りてきましたよ。
しかも十冊も。
一人だけ荷物が多かったです。
ちなみに物語以外にも、色の本や天体の本、詩集とか借りてきました。
そうそう、「星空放送局」という絵本(なのかな?)がオススメです。
見かけたら、是非読んでみて下さいな。
トトロはやっぱり面白かったです〜
小さい頃、夏休みは毎日のように見ていましたよ。
午前中はプールに行って、午後はトトロを見ながらゴロゴロと…
このう…トトロを見たら再びポニョ感染が…
そういえば、お隣さん(マンションなんで)の娘さん(小学生くらい)がですね。
「ぽーにょぽーにょぽにょさかなのこ〜♪」
って歌いながら一人で歩いてたんです。
ちょ…ごっさ(?)かわええぇぇぇぇえええ!
ちょうど、外の廊下のそばに私の部屋があるんですよ。
しかも壁の向こうはお隣さんなんです…
だから怒られて泣いている声が度々聴こえるんです…
…もう許してやって下さい。
素敵サイト様、一件追加ー。(居酒屋風に
皆さんご存知の、空麗欄さんの「空と雲と星と」です!
相互ですよ、相互っ!
ふふふ♪
そしてリンクの並べ方をA〜Z、あ〜んの順番に変えさせてもらいました。
辞典風です。辞典。
辞典と言えば、兄から電子辞書を奪いました。(え
サーチ、同盟当には影響はさせず、そのままです。
最近、お題してないなぁ…
ネタのデパートが書庫少量になってきたらしようかな?
やるとしたらお色気お題かな?ふふふ…
コメント御返事。
朔羅さんへ。
お久しぶりです。
そして部活、お疲れさまです!
私も部活がありましたが、どうにかがんばりました!
白ですか!
白も良いですね。
晴香の清潔感がたっぷり表されていて…
でもやっぱりピンクなんですよね。
今年はピンクで行きますんで…すみません。
リクしなくても、書こうとしていたものなので安心して下さいな。
なのでリクと言う形ではなく、普通の小説として上げると思います。
基本、ネタが少ない時以外はリク行ってないんで…
求めているのと違うかもしれませんがね…
パロになるかもしれませんがね…
本当に書くかも、保証もできませんがね…
夏は良いネタがたくさん転がっているので、たくさん書いて行きたいと思います。
綾さんへ。
迷惑メールに入りませんでしたーっ!
やふー、大好き!
二つ目の試験、お疲れさまです!
攻めキャラが似合うは、褒め言葉ですよ!
最高の褒め言葉です!
黒いキャラが似合うのも褒め言葉です!
はっ!3Pですか!?(三角関係
もう3Pやりかけてしまいましたからねぇ…
神永先生の作品は、どうも男女がラヴラヴいちゃいちゃしませんねぇ。
文庫八雲六巻の付属ファイルが楽しみです!
その前にタイムラッシュの新刊も気になります!
私の予定ですが、意外にも夏休みは忙しそうになりそうです…
うぅ…学生が長期休暇を本当に休めるのは、どうやら幼稚園までのようです。
土、月曜日も無理かもしれません…
あのまま放置が続くかと…
…すみません。
もしも出来るようになれば、メールでお知らせしますね!
コメントありがとうございました!
さて、水着ネタお買い物編。
今回は八雲版です。
恋人設定
わーっしょい!わーっしょい!
でもお塾も部活も遊び(?)もあるので、更新はいつもどうりかと。
逆に更新が出来ない日があるかもです…
ネタのデパートは年中無休ですがね。
今日ですね、学校でセミが鳴いていました!
ちょうど雨が降ってきて雨宿りしてたんですよ〜(図書室で
それで止んだので、外に出たらセミが鳴いてました。
夏ですね〜
ツバメはもう飛び立って行きました。
そうかと思っていたここ数日間…
まだいたよっ!
成長が遅いのか、まだ親から餌を貰っていました。
終業式だというのに、図書室で本を借りてきましたよ。
しかも十冊も。
一人だけ荷物が多かったです。
ちなみに物語以外にも、色の本や天体の本、詩集とか借りてきました。
そうそう、「星空放送局」という絵本(なのかな?)がオススメです。
見かけたら、是非読んでみて下さいな。
トトロはやっぱり面白かったです〜
小さい頃、夏休みは毎日のように見ていましたよ。
午前中はプールに行って、午後はトトロを見ながらゴロゴロと…
このう…トトロを見たら再びポニョ感染が…
そういえば、お隣さん(マンションなんで)の娘さん(小学生くらい)がですね。
「ぽーにょぽーにょぽにょさかなのこ〜♪」
って歌いながら一人で歩いてたんです。
ちょ…ごっさ(?)かわええぇぇぇぇえええ!
ちょうど、外の廊下のそばに私の部屋があるんですよ。
しかも壁の向こうはお隣さんなんです…
だから怒られて泣いている声が度々聴こえるんです…
…もう許してやって下さい。
素敵サイト様、一件追加ー。(居酒屋風に
皆さんご存知の、空麗欄さんの「空と雲と星と」です!
相互ですよ、相互っ!
ふふふ♪
そしてリンクの並べ方をA〜Z、あ〜んの順番に変えさせてもらいました。
辞典風です。辞典。
辞典と言えば、兄から電子辞書を奪いました。(え
サーチ、同盟当には影響はさせず、そのままです。
最近、お題してないなぁ…
ネタのデパートが書庫少量になってきたらしようかな?
やるとしたらお色気お題かな?ふふふ…
コメント御返事。
朔羅さんへ。
お久しぶりです。
そして部活、お疲れさまです!
私も部活がありましたが、どうにかがんばりました!
白ですか!
白も良いですね。
晴香の清潔感がたっぷり表されていて…
でもやっぱりピンクなんですよね。
今年はピンクで行きますんで…すみません。
リクしなくても、書こうとしていたものなので安心して下さいな。
なのでリクと言う形ではなく、普通の小説として上げると思います。
基本、ネタが少ない時以外はリク行ってないんで…
求めているのと違うかもしれませんがね…
パロになるかもしれませんがね…
本当に書くかも、保証もできませんがね…
夏は良いネタがたくさん転がっているので、たくさん書いて行きたいと思います。
綾さんへ。
迷惑メールに入りませんでしたーっ!
やふー、大好き!
二つ目の試験、お疲れさまです!
攻めキャラが似合うは、褒め言葉ですよ!
最高の褒め言葉です!
黒いキャラが似合うのも褒め言葉です!
はっ!3Pですか!?(三角関係
もう3Pやりかけてしまいましたからねぇ…
神永先生の作品は、どうも男女がラヴラヴいちゃいちゃしませんねぇ。
文庫八雲六巻の付属ファイルが楽しみです!
その前にタイムラッシュの新刊も気になります!
私の予定ですが、意外にも夏休みは忙しそうになりそうです…
うぅ…学生が長期休暇を本当に休めるのは、どうやら幼稚園までのようです。
土、月曜日も無理かもしれません…
あのまま放置が続くかと…
…すみません。
もしも出来るようになれば、メールでお知らせしますね!
コメントありがとうございました!
さて、水着ネタお買い物編。
今回は八雲版です。
恋人設定
「や…やっぱり、買わないと駄目か?」
重い足どりの八雲は、前を歩く晴香に手を引かれている。
「当たり前じゃない」
振り返り際に、ニコリと微笑みかけられ、思わず言葉を飲み込んでしまう。
「…じゃあ、自分で選ぶから」
「さぁ!八雲君にはどんなのが似合うかな?」
「人の話を聞けよ…」
溜め息混じりにそういうが、晴香の耳には届かなかった。
二人が探している男物の水着は、いままでいた女物のすぐ隣にある。
だからすぐ着くはずなのに、引きずられる八雲のせいで時間がかかってしまった。
「もう、自分で歩きなさいよねっ」
男性用水着売り場につくと、すぐにそういわれる。
「…歩きたくない」
もうついてしまったのだが、そんなこと言ったってもう遅い。
だが、出来るのならば今すぐここを立ち去りたかった。
「僕のは後藤さんちにあるはずだ」
一心が亡くなった後も、八雲の荷物のほとんどが後藤の家に置きっぱなしなのだ。
「別に買わなくたって、探せば…」
いつだったか忘れたが、海に行った記憶だってある。
だから、よく探せば水着のひとつやふたつ…
「…それ、いつの話よ」
晴香に聞かれ、八雲はその時の記憶を蘇す。
「確か…高校だったような…」
高校に入って一年目の夏だった。
宿題もあったというのに、一心に連れられて酷い運命にあったのを今でも覚えている。
「そんな昔のなんて、サイズが変わってるに決まってるでしょ!」
昔の思い出に浸っていると、そう言われ思わず赤面してしまった。
「さ…サイズって…」
絞るように言いかけたが、サイズの意味がわかり言葉が止まる。
「…なんでもない。忘れてくれ」
自分の勘違いに気付き、八雲は恥ずかしそうに手で顔を覆った。
はじめは意味が分からず首を傾げていたのだが、八雲の勘違いの意味に気が付き、ニヤリと笑う。
「ここのサイズも…だよ?」
「っ!?」
ぽふっ…と晴香の手がズボンの上からそれに触れた。
固まって動けない様子の八雲だったが、とつぜん氷が溶けたように口が震えだす。
「ど、どどどどこ触ってるんだっ!」
耳まで真っ赤に染め、声を荒げるが、恥もあるのか小声だ。
「なによ。いつもは自分から触ってくれってくるくせに」
ニヤニヤと笑う晴香は、明らかに確信犯だった。
「っ!?そんなこと公衆の面前でいうなっ!」
八雲は知らないが、客は周りにはいず、ここは店員からも死角なのだ。
それを知らない八雲は、誰かに見られてないかとあたりをキョロキョロ見回していた。
「はいはーい。次からは気をつけまーす」
「この…」
鬼の面相で晴香を睨んだが、真っ赤な顔がそれをかき消していて、まったく恐くない。
逆に必死な八雲に笑みがこぼれてしまった。
水着売り場に来て数十分。
何度自分は、溜め息を吐いたのであろうか。
「はぁ…」
数えるのもめんどくさくなり、八雲は晴香の方に視線を向けた。
晴香は八雲の水着選びに、ずいぶんの時間をかけている。
下手をすれば、自分の時よりも長く、楽しそうに選んでいた。
「これなんてどうかな〜?」
不意打ちのように振り返ると、手元にあった水着を八雲に見せつける。
「っ!?」
晴香の手にあった物は、よく水泳選手が穿くような水着。
体にピッチリとしたそれは、太ももまでの長さだ。
「ぼ、僕がそんな恥ずかしいもの…穿くわけないだろ!」
思わず声を荒げてしまう。
先ほどのように、小声にするのも忘れて。
「似合いそうなのに…」
褒めているのかわからない褒め言葉に、耳を傾ける八雲。
「誰がなんと言おうと却下だ」
「あ、じゃあこれは?」
八雲の言葉を華麗に無視し、レールから水着をとった。
「じゃじゃーん!」
晴香の手にあったのは、これまた水泳選手が穿きそうな水着。
今度は俗にいう、海パンだった…
「…そんなの、もっと履くわけがないだろっ!」
八雲はとうとう爆発したように地団太を踏んだ。
だが晴香は気にする様子はなく、水着を選んでいた。
「八雲君、足とか細いから似合いそうなのになぁ…」
そう言いながら手に取ったのは、またもやピッチリタイプ。
「なんでさっきから、そのタイプなんだ?」
「タイプ?」
タイプの意味が伝わらなかったらしく、振り返ると晴香は首を傾げる。
「えっと…だから」
説明しようにも言いにくく、八雲が悩んでいる間に晴香は意味を理解したらしい。
「あぁ、これね…」
ズボン型と海パン型、どちらにせよピッチリタイプを手に取り振り返る晴香。
「八雲君の体のラインが見やすいようにっ」
ふふふっ、と最後に笑みのおまけ付きにそう言われる。
当たり前のように言われ、思わず納得しかけてしまった。
「…は?」
「だって八雲君、体のラインがキレイなんだもん。だからこういう方が見やすいなぁ〜って」
「お、おいまて…」
八雲が止めに入ったが、晴香の手は止まる素振りを見せない。
「あ、これとかどう?」
「わ…わかった!僕が選んだ中から君が選んでくれ!」
最終手段だ、と言いたげに八雲は叫んだ。
珍しく積極的な八雲に驚いたのか、手を止めて目をパチクリさせている。
「いいけど…八雲君が自分から選ぶだなんて珍しい…」
選ぶといっても、八雲が全て決めるわけではないが、珍しいことだ。
「…そうしないと、僕があんなもの穿くはめになる…」
「何か言った?」
ボソリと誰にも聞こえないように口にしたのだが、どうやら微かに漏れたようだ。
「いいや、なんでも」
首を振り、笑顔の仮面を見につける。
怪しんでいた晴香だったが、諦めたように八雲に場所を譲った。
「はぁ…結局、普通の水着かぁ」
二人はレジを終え、階段近くのベンチに腰を下ろしていた。
「良かった…本当に良かった…」
八雲が買ったのは、何の変哲もない普通のズボン型の水着。
「…ピッチリにすればよかったのに…」
いまだに不満そうに頬を膨らましている晴香。
そんな晴香を見ていると、ついついいじめたくなってしまうのは何故だろう。
「…じゃあ、君が穿けばいいんじゃないのか?」
「へ?」
気の抜けた顔で僕を見上げる顔。
「大丈夫、女物のビキニで良いから」
安心させるようににこりと笑ったが、晴香にはニヤリに見えて仕方ない。
「上はないけどな」
「い、嫌だっ!」
みるみるうちに真っ赤に染まっていく、晴香の頬。
ニヤリと笑い、最後に決着をつけさせた。
「大丈夫、君が着るのは海じゃなくってベッドの上でだから…」
かぷり、と白い首に噛みついた。
自分のものだと主張するように。
「や、やっぱりその水着でいいですっ!」
最後には、敗北した晴香が真っ赤な顔でそこにいた。
END。
海ネタはもう少し暑くなってから。
重い足どりの八雲は、前を歩く晴香に手を引かれている。
「当たり前じゃない」
振り返り際に、ニコリと微笑みかけられ、思わず言葉を飲み込んでしまう。
「…じゃあ、自分で選ぶから」
「さぁ!八雲君にはどんなのが似合うかな?」
「人の話を聞けよ…」
溜め息混じりにそういうが、晴香の耳には届かなかった。
二人が探している男物の水着は、いままでいた女物のすぐ隣にある。
だからすぐ着くはずなのに、引きずられる八雲のせいで時間がかかってしまった。
「もう、自分で歩きなさいよねっ」
男性用水着売り場につくと、すぐにそういわれる。
「…歩きたくない」
もうついてしまったのだが、そんなこと言ったってもう遅い。
だが、出来るのならば今すぐここを立ち去りたかった。
「僕のは後藤さんちにあるはずだ」
一心が亡くなった後も、八雲の荷物のほとんどが後藤の家に置きっぱなしなのだ。
「別に買わなくたって、探せば…」
いつだったか忘れたが、海に行った記憶だってある。
だから、よく探せば水着のひとつやふたつ…
「…それ、いつの話よ」
晴香に聞かれ、八雲はその時の記憶を蘇す。
「確か…高校だったような…」
高校に入って一年目の夏だった。
宿題もあったというのに、一心に連れられて酷い運命にあったのを今でも覚えている。
「そんな昔のなんて、サイズが変わってるに決まってるでしょ!」
昔の思い出に浸っていると、そう言われ思わず赤面してしまった。
「さ…サイズって…」
絞るように言いかけたが、サイズの意味がわかり言葉が止まる。
「…なんでもない。忘れてくれ」
自分の勘違いに気付き、八雲は恥ずかしそうに手で顔を覆った。
はじめは意味が分からず首を傾げていたのだが、八雲の勘違いの意味に気が付き、ニヤリと笑う。
「ここのサイズも…だよ?」
「っ!?」
ぽふっ…と晴香の手がズボンの上からそれに触れた。
固まって動けない様子の八雲だったが、とつぜん氷が溶けたように口が震えだす。
「ど、どどどどこ触ってるんだっ!」
耳まで真っ赤に染め、声を荒げるが、恥もあるのか小声だ。
「なによ。いつもは自分から触ってくれってくるくせに」
ニヤニヤと笑う晴香は、明らかに確信犯だった。
「っ!?そんなこと公衆の面前でいうなっ!」
八雲は知らないが、客は周りにはいず、ここは店員からも死角なのだ。
それを知らない八雲は、誰かに見られてないかとあたりをキョロキョロ見回していた。
「はいはーい。次からは気をつけまーす」
「この…」
鬼の面相で晴香を睨んだが、真っ赤な顔がそれをかき消していて、まったく恐くない。
逆に必死な八雲に笑みがこぼれてしまった。
水着売り場に来て数十分。
何度自分は、溜め息を吐いたのであろうか。
「はぁ…」
数えるのもめんどくさくなり、八雲は晴香の方に視線を向けた。
晴香は八雲の水着選びに、ずいぶんの時間をかけている。
下手をすれば、自分の時よりも長く、楽しそうに選んでいた。
「これなんてどうかな〜?」
不意打ちのように振り返ると、手元にあった水着を八雲に見せつける。
「っ!?」
晴香の手にあった物は、よく水泳選手が穿くような水着。
体にピッチリとしたそれは、太ももまでの長さだ。
「ぼ、僕がそんな恥ずかしいもの…穿くわけないだろ!」
思わず声を荒げてしまう。
先ほどのように、小声にするのも忘れて。
「似合いそうなのに…」
褒めているのかわからない褒め言葉に、耳を傾ける八雲。
「誰がなんと言おうと却下だ」
「あ、じゃあこれは?」
八雲の言葉を華麗に無視し、レールから水着をとった。
「じゃじゃーん!」
晴香の手にあったのは、これまた水泳選手が穿きそうな水着。
今度は俗にいう、海パンだった…
「…そんなの、もっと履くわけがないだろっ!」
八雲はとうとう爆発したように地団太を踏んだ。
だが晴香は気にする様子はなく、水着を選んでいた。
「八雲君、足とか細いから似合いそうなのになぁ…」
そう言いながら手に取ったのは、またもやピッチリタイプ。
「なんでさっきから、そのタイプなんだ?」
「タイプ?」
タイプの意味が伝わらなかったらしく、振り返ると晴香は首を傾げる。
「えっと…だから」
説明しようにも言いにくく、八雲が悩んでいる間に晴香は意味を理解したらしい。
「あぁ、これね…」
ズボン型と海パン型、どちらにせよピッチリタイプを手に取り振り返る晴香。
「八雲君の体のラインが見やすいようにっ」
ふふふっ、と最後に笑みのおまけ付きにそう言われる。
当たり前のように言われ、思わず納得しかけてしまった。
「…は?」
「だって八雲君、体のラインがキレイなんだもん。だからこういう方が見やすいなぁ〜って」
「お、おいまて…」
八雲が止めに入ったが、晴香の手は止まる素振りを見せない。
「あ、これとかどう?」
「わ…わかった!僕が選んだ中から君が選んでくれ!」
最終手段だ、と言いたげに八雲は叫んだ。
珍しく積極的な八雲に驚いたのか、手を止めて目をパチクリさせている。
「いいけど…八雲君が自分から選ぶだなんて珍しい…」
選ぶといっても、八雲が全て決めるわけではないが、珍しいことだ。
「…そうしないと、僕があんなもの穿くはめになる…」
「何か言った?」
ボソリと誰にも聞こえないように口にしたのだが、どうやら微かに漏れたようだ。
「いいや、なんでも」
首を振り、笑顔の仮面を見につける。
怪しんでいた晴香だったが、諦めたように八雲に場所を譲った。
「はぁ…結局、普通の水着かぁ」
二人はレジを終え、階段近くのベンチに腰を下ろしていた。
「良かった…本当に良かった…」
八雲が買ったのは、何の変哲もない普通のズボン型の水着。
「…ピッチリにすればよかったのに…」
いまだに不満そうに頬を膨らましている晴香。
そんな晴香を見ていると、ついついいじめたくなってしまうのは何故だろう。
「…じゃあ、君が穿けばいいんじゃないのか?」
「へ?」
気の抜けた顔で僕を見上げる顔。
「大丈夫、女物のビキニで良いから」
安心させるようににこりと笑ったが、晴香にはニヤリに見えて仕方ない。
「上はないけどな」
「い、嫌だっ!」
みるみるうちに真っ赤に染まっていく、晴香の頬。
ニヤリと笑い、最後に決着をつけさせた。
「大丈夫、君が着るのは海じゃなくってベッドの上でだから…」
かぷり、と白い首に噛みついた。
自分のものだと主張するように。
「や、やっぱりその水着でいいですっ!」
最後には、敗北した晴香が真っ赤な顔でそこにいた。
END。
海ネタはもう少し暑くなってから。
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