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ふぉー…疲れました。
はい、疲れました。
まず、昨夜(?)トナトさん宅の絵チャに参加してました!
寝る前のサイト巡りをしていたら、ついつい見かけてしまい…
誰もいなければトナトさんがバンプを描いているという所に惹かれてしまい。
はとさんも来たんです〜!
バンプは良いですよ!
短時間でしたが、とても楽しかったです!
晴香ちゃん、可愛かったなぁ…
深夜になってからは、バンプについて色々語ってました。
トナトさんが描かれるニコルがね!すっごく泣けるんです!
途中からニコルとダイワハウス祭りになってました。
まさかダイワハウスがあそこまで広がるとは…
さてさて。
本日は早起きして動物園に行ってきました!
自転車ではなく自動車なんですがね…
開園時間から入ったんで、みんな寝ぼけ顔なんです!
そしてモゴモゴと寝ぼけ目でご飯食べてるんです。
さっぱり起きているのは鶏だけでした。
フェネックが好きなんだ。
顔より耳が大きくって、目がきゅるんってしてるんです!
しかもくっついて眠るんだよ。
モルモットも可愛かった…
きゅるきゅる鳴いてね、ぷにゅぷにゅ鳴くんだ。
膝に乗せると大人しくなって眠ってしまうし…
あぁ…可愛いんだ、こんちくしょう。
あとはその近くでお蕎麦食べましたよー。
蕎麦饅頭がおいしい。
おいしいんです。
う〜ん…次回は頑張って自転車に乗って行こうかな?
何時間かかるんだろうか…
良いネタがたくさん拾えました!
来週も動物園に行きたいです…
あ、今週のジャンプげっちゅです!
四十周年ですか…父に見せたら半分以上知ってました。
ぱぴー…いったいいつまでジャンプ読んでたんだい?
ぱぴーはワンピースとネウロが好きらしい。
頼むからとらぶるは読みませんように…
ワンピースにいたっては、私が朝起きられないときにもアニメ見てるとか…
あ、ヴィスペリアのCM見ました!
ふぉおおおお!欲しい!
何故、箱なんだ!
コメント御返事。
ねこまんまさんへ。
お久しぶりです〜
そして受験勉強お疲れさまです。
私も夏休みの宿題やらに追われ、普段以上に忙しい日々を過ごしております…
投票箱の方に投票してくださり、ありがとうございます!
コメント出来ないときは投票箱や拍手で一言でも構いませんよ。
拍手の方、最近コメント出来る文字数が増えましたから。
あの鋭い推理能力が、とつぜん鈍くなるには私も萌えますね。
だからこそ書いたんですから!
八雲は恋愛に関しては敏感で鈍く、そして不慣れなんですよね。
そのあたりが物書きとしていじりがいがあるのですよ!
綾さんへ。
お返事遅れてしまい、すみません。
そしてせっかくのお誘い、参加できずすみません。
ブログに書いたとおり、動物園に遊びに行ってまして…(こら
うぅ…夏休みは突然、暇になったり忙しくなったり…
本当に突然の出来事なんです。
コメントありがとうございました!
さて、海の日記念なので海ネタ。
海開きしてないかと思ったのに…
恋人設定
はい、疲れました。
まず、昨夜(?)トナトさん宅の絵チャに参加してました!
寝る前のサイト巡りをしていたら、ついつい見かけてしまい…
誰もいなければトナトさんがバンプを描いているという所に惹かれてしまい。
はとさんも来たんです〜!
バンプは良いですよ!
短時間でしたが、とても楽しかったです!
晴香ちゃん、可愛かったなぁ…
深夜になってからは、バンプについて色々語ってました。
トナトさんが描かれるニコルがね!すっごく泣けるんです!
途中からニコルとダイワハウス祭りになってました。
まさかダイワハウスがあそこまで広がるとは…
さてさて。
本日は早起きして動物園に行ってきました!
自転車ではなく自動車なんですがね…
開園時間から入ったんで、みんな寝ぼけ顔なんです!
そしてモゴモゴと寝ぼけ目でご飯食べてるんです。
さっぱり起きているのは鶏だけでした。
フェネックが好きなんだ。
顔より耳が大きくって、目がきゅるんってしてるんです!
しかもくっついて眠るんだよ。
モルモットも可愛かった…
きゅるきゅる鳴いてね、ぷにゅぷにゅ鳴くんだ。
膝に乗せると大人しくなって眠ってしまうし…
あぁ…可愛いんだ、こんちくしょう。
あとはその近くでお蕎麦食べましたよー。
蕎麦饅頭がおいしい。
おいしいんです。
う〜ん…次回は頑張って自転車に乗って行こうかな?
何時間かかるんだろうか…
良いネタがたくさん拾えました!
来週も動物園に行きたいです…
あ、今週のジャンプげっちゅです!
四十周年ですか…父に見せたら半分以上知ってました。
ぱぴー…いったいいつまでジャンプ読んでたんだい?
ぱぴーはワンピースとネウロが好きらしい。
頼むからとらぶるは読みませんように…
ワンピースにいたっては、私が朝起きられないときにもアニメ見てるとか…
あ、ヴィスペリアのCM見ました!
ふぉおおおお!欲しい!
何故、箱なんだ!
コメント御返事。
ねこまんまさんへ。
お久しぶりです〜
そして受験勉強お疲れさまです。
私も夏休みの宿題やらに追われ、普段以上に忙しい日々を過ごしております…
投票箱の方に投票してくださり、ありがとうございます!
コメント出来ないときは投票箱や拍手で一言でも構いませんよ。
拍手の方、最近コメント出来る文字数が増えましたから。
あの鋭い推理能力が、とつぜん鈍くなるには私も萌えますね。
だからこそ書いたんですから!
八雲は恋愛に関しては敏感で鈍く、そして不慣れなんですよね。
そのあたりが物書きとしていじりがいがあるのですよ!
綾さんへ。
お返事遅れてしまい、すみません。
そしてせっかくのお誘い、参加できずすみません。
ブログに書いたとおり、動物園に遊びに行ってまして…(こら
うぅ…夏休みは突然、暇になったり忙しくなったり…
本当に突然の出来事なんです。
コメントありがとうございました!
さて、海の日記念なので海ネタ。
海開きしてないかと思ったのに…
恋人設定
海の日に海に行こう。
そう言われたのが二日前。
まだ海に入るには早すぎる。
と、彼女に返したらこう言われた。
海に入るのだけが、海に行くんじゃないよ。
そういう経緯があり、八雲と晴香は海にまでドライブに来ていた。
車はもちろんなく、少し遠いが二人で自転車だ。
後藤に自転車を借りるという手もあったのだが、晴香が自転車がいいと言い張ったのである。
初めは嫌だったが、だんだんと受ける風が気持ちよい。
そう思っていたら、意外と早くついた。
午前中だということもあってか、あたりは静かである。
邪魔にならないコンクリートの上に自転車を止め、二人は砂浜に足を下ろした。
砂浜には人はいず、沖の方にサーフィンをやる青年がいるだけ。
「海だーっ!」
砂浜に降りた途端、楽しそうに両手を上げる晴香。
「言っておくが、今日は砂浜だけだぞ」
「はーいっ」
歌うように返事を返すと、晴香は砂浜を駆けていく。
ビーチサンダルの跡だけが綺麗に砂浜に残る。
八雲はその跡を追うようにして歩いた。
「そんなに走ると転ぶぞ」
「大丈夫だよー」
白いスカートが綺麗な弧を描く。
しばらくクルクルと回っていたが、突然八雲のもとに戻ってくる。
「どうした?」
「喉乾いた…」
手を出し、八雲に飲み物を追求する。
「だーめっ。先にシートを敷いてからだ」
ツンと晴香の鼻を指でつつく。
「むー…」
文句を言いたそうに口を歪めた晴香だが、結局は黙って頷いた。
二人で協力してビニールシートを敷くと、飛ばされないようにその上にカバンを置く。
「けっこう暑いな…」
額の汗を拭うと、八雲はビニールシートの上に腰を下ろす。
「飲み物…」
一人立ちっぱなしの晴香が、忘れられてしまったのかと、しょぼんと俯く。
その姿が小さな動物に見えてしまい、八雲は隠れて笑った。
「…ほら」
小さめのクーラーボックスから、冷えたペットボトルを取り出す。
それだけなのにパァッと明るむ晴香の表情。
八雲にせがむように両手を伸ばした。
「ちゃんと座って飲め」
そう言い八雲は、ポンっとシートの上を叩く。
晴香はおとなしくそれに従い、八雲の隣に腰を下ろした。
「はい」
八雲はご丁寧にペットボトルの蓋を開けて晴香に渡す。
それを受け取った晴香は、慌てて飲みだした。
「そんなに慌てなくっても、誰もとったりしないよ」
優しくその髪を撫でると、晴香は恥ずかしそうにペットボトルから口を離した。
かわいいと思いながら、八雲は晴香の手からペットボトルを受け取り、一口含む。
「ふー…」
蓋を閉め、クーラーボックスに戻すと晴香にシャツを引かれる。
「ね、ね。砂浜で遊ばない?」
「…別にいいが」
微かに表情を歪めたが、晴香は気にせず八雲の腕を引っ張りだした。
「お城つくろ?」
砂浜にしゃがみこんでの第一声がそれで、八雲は思わず声を出して笑ってしまう。
とつぜん笑われたことに対してか、晴香はぷくーっと頬を膨らます。
「なによ」
「なんでもない」
「なんでもなくないでしょ!」
なかなか引かない様子だったが、八雲が山を作り始めたのを見て、諦めたようだ。
シャベルもバケツもない砂浜遊びだ。
道具といえば、日本の手だけ。
「こんなもんか?」
八雲は手を止めて晴香に訪ねる。
「あとちょっと!あとちょっと大きくする!」
「了解っ」
子供のような晴香を見て、八雲は幸せそうに微笑んだ。
「トンネルも作る!」
晴香はそういうと、八雲の返事を待たずに穴を掘り始める。
「………」
八雲はそんな様子を眺めながら砂を盛り、山を作り出した。
すると晴香が不機嫌そうな顔で睨んでくる。
「…なんだ?」
「山はいいから、八雲君も穴掘るの!」
きっ…と眉を上げて八雲を睨む。
「…はいはい」
溜め息混じりに返事を返すと、八雲も穴を堀り始めた。
晴香とちょうど向かい合った辺りの位置を…
ずいぶんと二人で掘っていると、ふと指先が何かに触れる。
暖かく、安心できるものに。
「あっ!」
「…おっ?」
砂山から視線を上げ、顔を見合わせる二人。
晴香の顔はキラキラと輝きに満ち、八雲はそんな表情を見て安心そうに微笑んでいた。
壊れないようにゆっくり指先を動かしていく。
すると暖かいものが、手のひらに感じられるようになる。
ぎゅっ…と二人はお互いにそれを握り合った。
「てへへ〜。八雲君、捕まえたっ」
安心に満ちた表情を浮かべ、八雲に笑いかける。
「…捕まった」
くすっと笑い、八雲は空いたもう片方の手で、晴香の髪についた砂を払った。
風にのってどこかに飛んでいく砂。
八雲はそれを見届けずに、晴香の頭を引き寄せて唇に触れた。
…己の唇で。
どれくらいそんなことをしていたのだろうか。
軽いキスを、こんなにも長くしたのは初めてだった。
離れるのがもどかしくて。
赤い顔を見られるのが恥ずかしくて。
だから二人は長い長いキスをした。
だがそれは、手に感じた重みによって終止符をうたれる。
重みを感じたのは、トンネルを掘っていた方の手。
唇を離し、お互いの顔を見たまま腕を引き抜こうとする。
だが、手は繋がれたまま、離すこともできない。
嫌な予感を感じながら、二人はそっと砂山を見下ろした。
「………」
もとからただの山だったこともあり、わかりにくいが、確かにそれは崩れていた。
「ぬ…抜けない…」
先ほどまでの赤い顔はどこへやら…
青ざめた顔の晴香がそこにいた。
腕を引き抜こうとしているのだが、こちらもなかなか抜けない。
「…僕の方も駄目だ」
開いた手で、山を崩そうと砂山に手をかけた。
「こうなったら…崩すしかないな…」
「やだ!」
「やだじゃない」
晴香の言うことは聞かず、てっぺんから崩し始める。
「やめてったら!」
声を上げたかと思うと、突然砂をかけられた。
「ちょ…やめろ!」
開いた手でガードしようとするが、そう簡単に砂は避けられない。
「いたいっ。目に入った…」
「え…」
ついついのんきな声で返事をしてしまう晴香。
八雲を見ると、目に入ったのは事実らしく目を擦っていた。
「ご…ごめんね。大丈夫?」
「…じゃ、おとなしく山を崩させろ」
「う…うん…」
「どうして崩したくなかったんだ?」
「せっかく八雲君と作ったんだし…」
「…また作ればいいだろ」
「いいの?」
「たまにはこういうのも良いだろ?」
「うんっ!」
END。
もう海開きしてましたっけ?
そう言われたのが二日前。
まだ海に入るには早すぎる。
と、彼女に返したらこう言われた。
海に入るのだけが、海に行くんじゃないよ。
そういう経緯があり、八雲と晴香は海にまでドライブに来ていた。
車はもちろんなく、少し遠いが二人で自転車だ。
後藤に自転車を借りるという手もあったのだが、晴香が自転車がいいと言い張ったのである。
初めは嫌だったが、だんだんと受ける風が気持ちよい。
そう思っていたら、意外と早くついた。
午前中だということもあってか、あたりは静かである。
邪魔にならないコンクリートの上に自転車を止め、二人は砂浜に足を下ろした。
砂浜には人はいず、沖の方にサーフィンをやる青年がいるだけ。
「海だーっ!」
砂浜に降りた途端、楽しそうに両手を上げる晴香。
「言っておくが、今日は砂浜だけだぞ」
「はーいっ」
歌うように返事を返すと、晴香は砂浜を駆けていく。
ビーチサンダルの跡だけが綺麗に砂浜に残る。
八雲はその跡を追うようにして歩いた。
「そんなに走ると転ぶぞ」
「大丈夫だよー」
白いスカートが綺麗な弧を描く。
しばらくクルクルと回っていたが、突然八雲のもとに戻ってくる。
「どうした?」
「喉乾いた…」
手を出し、八雲に飲み物を追求する。
「だーめっ。先にシートを敷いてからだ」
ツンと晴香の鼻を指でつつく。
「むー…」
文句を言いたそうに口を歪めた晴香だが、結局は黙って頷いた。
二人で協力してビニールシートを敷くと、飛ばされないようにその上にカバンを置く。
「けっこう暑いな…」
額の汗を拭うと、八雲はビニールシートの上に腰を下ろす。
「飲み物…」
一人立ちっぱなしの晴香が、忘れられてしまったのかと、しょぼんと俯く。
その姿が小さな動物に見えてしまい、八雲は隠れて笑った。
「…ほら」
小さめのクーラーボックスから、冷えたペットボトルを取り出す。
それだけなのにパァッと明るむ晴香の表情。
八雲にせがむように両手を伸ばした。
「ちゃんと座って飲め」
そう言い八雲は、ポンっとシートの上を叩く。
晴香はおとなしくそれに従い、八雲の隣に腰を下ろした。
「はい」
八雲はご丁寧にペットボトルの蓋を開けて晴香に渡す。
それを受け取った晴香は、慌てて飲みだした。
「そんなに慌てなくっても、誰もとったりしないよ」
優しくその髪を撫でると、晴香は恥ずかしそうにペットボトルから口を離した。
かわいいと思いながら、八雲は晴香の手からペットボトルを受け取り、一口含む。
「ふー…」
蓋を閉め、クーラーボックスに戻すと晴香にシャツを引かれる。
「ね、ね。砂浜で遊ばない?」
「…別にいいが」
微かに表情を歪めたが、晴香は気にせず八雲の腕を引っ張りだした。
「お城つくろ?」
砂浜にしゃがみこんでの第一声がそれで、八雲は思わず声を出して笑ってしまう。
とつぜん笑われたことに対してか、晴香はぷくーっと頬を膨らます。
「なによ」
「なんでもない」
「なんでもなくないでしょ!」
なかなか引かない様子だったが、八雲が山を作り始めたのを見て、諦めたようだ。
シャベルもバケツもない砂浜遊びだ。
道具といえば、日本の手だけ。
「こんなもんか?」
八雲は手を止めて晴香に訪ねる。
「あとちょっと!あとちょっと大きくする!」
「了解っ」
子供のような晴香を見て、八雲は幸せそうに微笑んだ。
「トンネルも作る!」
晴香はそういうと、八雲の返事を待たずに穴を掘り始める。
「………」
八雲はそんな様子を眺めながら砂を盛り、山を作り出した。
すると晴香が不機嫌そうな顔で睨んでくる。
「…なんだ?」
「山はいいから、八雲君も穴掘るの!」
きっ…と眉を上げて八雲を睨む。
「…はいはい」
溜め息混じりに返事を返すと、八雲も穴を堀り始めた。
晴香とちょうど向かい合った辺りの位置を…
ずいぶんと二人で掘っていると、ふと指先が何かに触れる。
暖かく、安心できるものに。
「あっ!」
「…おっ?」
砂山から視線を上げ、顔を見合わせる二人。
晴香の顔はキラキラと輝きに満ち、八雲はそんな表情を見て安心そうに微笑んでいた。
壊れないようにゆっくり指先を動かしていく。
すると暖かいものが、手のひらに感じられるようになる。
ぎゅっ…と二人はお互いにそれを握り合った。
「てへへ〜。八雲君、捕まえたっ」
安心に満ちた表情を浮かべ、八雲に笑いかける。
「…捕まった」
くすっと笑い、八雲は空いたもう片方の手で、晴香の髪についた砂を払った。
風にのってどこかに飛んでいく砂。
八雲はそれを見届けずに、晴香の頭を引き寄せて唇に触れた。
…己の唇で。
どれくらいそんなことをしていたのだろうか。
軽いキスを、こんなにも長くしたのは初めてだった。
離れるのがもどかしくて。
赤い顔を見られるのが恥ずかしくて。
だから二人は長い長いキスをした。
だがそれは、手に感じた重みによって終止符をうたれる。
重みを感じたのは、トンネルを掘っていた方の手。
唇を離し、お互いの顔を見たまま腕を引き抜こうとする。
だが、手は繋がれたまま、離すこともできない。
嫌な予感を感じながら、二人はそっと砂山を見下ろした。
「………」
もとからただの山だったこともあり、わかりにくいが、確かにそれは崩れていた。
「ぬ…抜けない…」
先ほどまでの赤い顔はどこへやら…
青ざめた顔の晴香がそこにいた。
腕を引き抜こうとしているのだが、こちらもなかなか抜けない。
「…僕の方も駄目だ」
開いた手で、山を崩そうと砂山に手をかけた。
「こうなったら…崩すしかないな…」
「やだ!」
「やだじゃない」
晴香の言うことは聞かず、てっぺんから崩し始める。
「やめてったら!」
声を上げたかと思うと、突然砂をかけられた。
「ちょ…やめろ!」
開いた手でガードしようとするが、そう簡単に砂は避けられない。
「いたいっ。目に入った…」
「え…」
ついついのんきな声で返事をしてしまう晴香。
八雲を見ると、目に入ったのは事実らしく目を擦っていた。
「ご…ごめんね。大丈夫?」
「…じゃ、おとなしく山を崩させろ」
「う…うん…」
「どうして崩したくなかったんだ?」
「せっかく八雲君と作ったんだし…」
「…また作ればいいだろ」
「いいの?」
「たまにはこういうのも良いだろ?」
「うんっ!」
END。
もう海開きしてましたっけ?
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