忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

やったーっ!ゲットしました!
何十分も電話しまくった甲斐がありました!

何のライブチケットかと言いますとね…ふふふ。
私が聴くラジオが主催したライブです!
はふーっ。初ライブになります!

ちなみにアジカンとバックホーンとくるりが出るんです!
他の場所も良かったんですが、ここにしました!
誰と行こうかな?

大変でした…電話番号発表されて、即電話したのに込み合っていて…
繋がったのも30分以上経ってからですよ!
チケット取るの、大変ですよね…

去年も電話しまくったんですが、取れなかったんですよ。
今回は東京、三カ所みたいですしね!
そのおかげかな?

コメント御返事。
復活の空麗欄さんへ。
遅れてしまい、すみませんでした!
ログありがとうございました。
いえいえ。私にとっては全てが重要なお時間でしたよ!
…凄いですね。本当にカヲスな時間でした。
ログ見ただけで、凄さが…
是非ともまたやりましょうよ!
空麗欄さん宅でやっているのを見たら、遊びに行きますね♪

コメントありがとうございました!

拍手御返事。
綾さんへ。
遅れてしまい、申し訳ありませんでした!
最近、拍手で作品にコメントを打てませんが、しっかり読んでます!
本日のパロのお話、待ってましたよ!
次回の更新が待ち遠しいです。
テスト、無事終わりおめでとうございます!パチパチ!
了解しました!暇な時に連絡させてもらいますね!

拍手、コメントありがとうございました!


さて、誕生日八雲最終回!
第六話です!

恋人設定

居間の襖を開けると、テレビを見ている後藤家がいた。

テレビには、暗い報道ばかりなニュース番組ではなく、お子さま向けの教育番組。
耳に障害を持った奈緒だが、この時だけは聞こえているかのように見えた。

後藤は軽快に笑いながら教育番組を見ている。
その膝の上に座り、手を叩きながら喜ぶ奈緒。
ちゃぶ台を挟んだ向かいに座る敦子は、せんべいを頬張りながら二人の姿を眺めていた。
その瞳は、母親の瞳にそっくりだ…

そんな三人が、どこにだっている、普通の家族のように思えた。

一心や明美先生、八雲には悪いけど…



「おはようございますっ」

ニコリと微笑みながら晴香が声をかけると、気付いた三人はテレビから目を離す。
そして晴香の姿を見つけ、それぞれ朝の挨拶を交わした。


「昨日は大変だったわね〜」
多分、酔った八雲のことを言っているのであろう。
確かにあれは大変だった…
「もうっ!なんで助けてくれなかったんですか?」
ぷくーっと頬を膨らませるが、敦子は口元を隠して上品に笑うだけ。
「助けないほうが良かったんじゃない?」
その微笑みは、宝石なんかより眩しく輝いたものに見えた。
だが内容を聞けば、どこにでもいる噂好きの主婦同然。
「うっ…」
晴香はというと、痛いところを突かれ、思わず口ごもる。
「あら?図星かしら」
「ち、違いますっ!」
敦子の空気に飲み込まれそうになり、慌てて否定した。



「そういえば、ゆっくり眠れた?」
ニコリと微笑んだその笑みに、晴香は別の意味を感じる。
「………。はいっ」
少し悩みながらもそう返すと、後藤と敦子がニヤリと笑った。
まるで娘が彼氏の家から朝帰りをしてきた親の笑みのよう。

いや、正しくは母親の笑みだ。
少なくとも、我が家の母はきっとそう。

「八雲の野郎、へたれだなぁ」
「八雲君にはまだ早いのかしらね」
「良い年なんだけどな」
楽しそうに語り合う二人に、晴香と奈緒はついていけなかった。
初めは着いていけたのだが、途中から話に乗れなくなった晴香。
バレなくてよかった…と、気にせず晴香は心の奥底で呟く。
「あ、湿布ってありませんか?」
無理矢理、忘れかけた本題に引っ張りだす。
危うく、このままのんきにお茶をするところだった。
もしそんなことが起きれば、腰痛が治った八雲に、一体どんなことをされるやら…
「どこか痛いの?」
思わず安堵の息を吐きかけたとき、突然話しかけられて瞳を揺らす。
「あ…えっと…」
ここで八雲という単語を使っては、きっとばれてしまう。
でも、嘘を言ってばれた時の方が怖い。
八雲共々からかわれ、これまた腰痛の治った八雲に…

「八雲君、昨日足が痛いって言ってたんです」
ニコリと怪しまれないように言ったのだが、それが逆効果だったようだ。
「…腰じゃないの?」
「っ!?な…なんでそれを…」
本当のことをつつかれ、声を上げてしまったが晴香は慌てて口を塞ぐ。
そっと二人を窺うと、ニヤニヤと口を歪めていた。
「八雲の奴、やっと男になったのか」
「あとで赤飯炊いておく?」
「腰が痛くなるまでって…あいつ加減を知らないな」
ケラケラと軽快に笑う後藤の隣にいた奈緒が、不思議そうに首を傾げる。
「お兄ちゃん、男の人じゃなかったの?」
「真の男になったんだぞ。…奈緒も大きくなれば分かる」
柔らかい奈緒の髪を撫でながら説明すると、後藤は立ち上がり、小棚から湿布の箱を出した。
「ほれ。晴香ちゃんが貼ってやれ」
真っ赤な顔で俯いた晴香にそれを渡す。
頭を下げると、晴香は逃げるように居間を飛び出した。



大きく深呼吸をしてから、八雲がいる部屋に足を入れた。
「…おまたせ」
布団の前で腰を下ろすと、その上から八雲の頭を撫でる。
「…布団、捲るよ」
晴香は八雲に断ってから、腰の辺りまで布団を剥いだ。
うつ伏せになった八雲の、白い背中が現れる。
「どこらへんが痛い?」
そう訪ねると、八雲は指で痛い場所を示す。
「………」
晴香が捲った場所よりも少し下。
息を飲みながら、ギリギリまで布団を下げる。
「…じゃ、貼るよ」
「ん…」
箱から湿布を一枚出し、薄い紙を剥がす。
頑張って貼ろうにも、布団が邪魔をしてなかなかうまくいかない。
「…八雲君。布団退けてもいい?」
すると八雲が顔を引きつらせ、こちらを見てきた。
「な…なによ」
「君は男の尻を見る趣味でもあるのか?」
「そ、そんなんじゃなくって!湿布が張りにくいの…」
晴香は慌てて誤解を解こうとする。
だが八雲は、ケラケラと笑い始めた。
「嘘に決まってるだろ。…ほら、退けていいぞ」
むっ…と口をへの字に歪めた晴香は、勢いよく布団を剥いだ。
なるべくそちらの方には目を向けないようにするも、釣られてしまう。
「………」
ぺたりと湿布を貼るついでに、少しだけ視線を下ろした。
「こ…ここらへんでいい?」
貼った場所を優しく撫で、場所を示す。
「ん…」
枕に顔を伏せたまま頷く八雲。
晴香は慌てて視線を剥がし、自分自身に言い聞かせるように湿布を貼った場所を叩いた。
「痛っ!」
「あ、ごめん…」



叩いてしまった場所を、優しく撫でてやる。
八雲は気持ちよさそうに瞳を閉じていた。
「立てる?」
「………。…手伝え」
少し考えた結果、手伝ってもらうことに決めた八雲。
迷ったが、八雲の肩まで布団を掛けてやる。
隣に移動すると、八雲に体を貸してあげた。
「うぅ…」
晴香に被さるようにして腰を上げる。
こんなことをしていると、介護をしているように思えてきた。
「ふ…服、探してくるね!」
八雲の体に視線が釘付けになり、慌てて引き剥がして服を取りに行く。
ジャージが入っていた箪笥の中にあったはずだ。
「あった…」
後ろを振り返らないようにして、八雲のトレードマークのシャツとジーパンを投げる。

これで一件落着…

「下着…」
「へ!?」
安堵の息を吐いた時の出来事だった。
当たり前といえば当たり前だ。
「…君は僕のことをノーパン主義者だと思ってたのか?」
「ち、違います!」
八雲の言葉に、晴香は怒鳴り声で否定しる。
「なら早くしろ。僕に風邪を引かせたいのか?」
「はいはいつ!わかりましたよ」
頬を染めながら言うと、晴香は箪笥の中を漁りはじめた。


「昨夜は良いプレゼントをもらったよ…。ありがとな…」


END。



誕生日編終了です!
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
[196]  [195]  [194]  [193]  [192]  [191]  [190]  [189]  [188]  [187]  [186
カレンダー
09 2025/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
朝田よる
性別:
非公開
ブログ内検索
最新コメント
[05/23 ひなき]
[09/13 murasame]
[07/19 delia]
[06/27 delia]
[05/20 delia]
忍者ブログ [PR]