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皆さん、ただいま!
…お帰りと両手を広げてくれる方はいないでしょうけど…あなたの腕にダーイブ!

ここ数日、さぼってしまい申し訳ありません!
お話も切れていた訳じゃありません。
ですが私情が有り、ここに来れませんでした…

かげみちの方にはこそこそ上げてたんですが…
気付いた人居たかな?
一応、生きてる事を伝えたくて。

何も告げずにいなくなってしまい、すみません。
日記の方も書いてたんですがね、パソ子が出来なければここに上げられない…
一応、ここ三日のものは上げさせてもらいました。
お暇でしたら、どうぞ下の方も見て下さいな。

まぁ…簡単に居なくなった理由でも話しときますね。
まず五日。この日は、珍しく高熱を出し、ダウンしてました。
その日の日記は無駄にネガティブなので読まなくっても良いですよ。

で、六日。昼間から美術部のスケッチ旅行でした。
前日に熱があったためか、帰ってから即ダウン。
動けたと言えば、動けたんですがね…

はい、七日!この日は…一日アナログな人間になろうと…
すみません。嘘です。
ただ単に、パソ子を開くのがめんどくさかっただけです。

…と、まぁ。ここ三日間パソコン離れをしていました。
サイト巡りもしていなかったので、さきほど巡って参りました。
コメント、拍手の御返事は昨日の日記にあげましたので、覚えのある方はそちらへ…

しょうみさん、復活おめでとうございます!
がらりと色々変わられたようですが、これからもよろしくお願いします!
管理人お友達としても、オタク友達としてm(殴

最近、朝早起きしています。
何故か朝っぱらから巨人の星見てますよ…
見終わったら、これまた何故かおはスタ見てます。

おはスタ、結構見ないうちに変わってましたね…
レイモンドはどこに行ったんだろうか…あと、カナ。
おはガール何代目でしょうかね?
たまに懐かしいもの見たくなるよね。

その後は鳥の世話をしています。
外の廊下に日が当たる時間が限られていましてね…
掃除のついでに霧吹きで水上げてます。
かわいいんだ、これが。

次は何故かハイジ見てます。
何故、昔の名作アニメ達がこんなにやってるんでしょうかね…
随分前は、夜にタッチやってました。
これも見てましたよ。

そしてはなまるマーケット^^
こないだやっていた、冷房代が安くなるコツは役に立った!
なるほど…扇風機も一緒の方が安いのですね…

ダブルアーツ面白いよ。
手繋ぎは大好きだ!
しかもずっと繋いでいないといけないだなんて…
ふふふ♪二巻が楽しみです!


さて、お祭り四話。
事件勃発!

恋人設定

「八雲君、見て見て〜」
楽しそうな笑いながら、晴香は八雲に携帯を見せつけた。
八雲は戸惑いながらもそれを受け取る。

そこには、八雲があげた猫のストラップ…

「かわいいでしょ」

そんなに嬉しいのか、ニコニコと笑いながらそう言った。

「…落とすなよ」

八雲は晴香に携帯を返してやる。

「こうしてれば、いつでも一緒だもんね」

携帯をぎゅっ…と握り、猫に頬摺りをする晴香。
別に八雲がされているわけではないのだが、なんだか気恥ずかしく、思わず頬を染めた。

「ね、私のために取ってくれたの?」

晴香がそう訪ねると、ますます真っ赤になる八雲の顔。

「っ…違うっ!たまたま…たまたま当たっただけだ!」

「うん…そうだね」

これ以上追求すると、なんだか可哀想だったので晴香はそこで止めることにする。

だが、しばらくの間、晴香はにやけ顔のままでいた。



日が随分と落ちてきているが、まだ辺りは明るい。
それを証明するかのように、太陽は沈んではいない。
だが、もう少しで沈みそうであるのは事実である。


少しずつ人が多くなってきているから、はぐれないようにしなくちゃな。

ちょうどそんなことを思っている時だった。

「次はどこ行こっか」

晴香は笑いながら奈緒と前を歩いていた。

「あ!あれ見に行こ!」

奈緒が指差した方に、晴香も走っていく。

「こら、迷子になるだろ!」

溜め息を吐きながらも、いつものように八雲はその背中を追おうとした。
だが、今度は違った。

八雲と晴香たちの間に、長い長い行列が入り込んでくる。
それは近くの屋台に並ぶ人たちだ。
人の間を通っていこうとするが、なかなかうまくいかない。
「こら兄ちゃん!横入りは駄目だぞ!」
「そ…そうじゃなくって…」
八雲は晴香たちの姿を探すと、人々の中にその背中を見つける。
気のせいか、ずいぶんと小さく見えた。
「くそっ…」
舌打ち混じりに吐き出すと、空いている場所を選んでジグザグに進んで行く。
だが、晴香の姿を見つけることはできなかった。

「晴香っ!」

その名前を呼ぶが、それは雑音に混じって消えた…



「八雲君っ!」

「おにーちゃーんっ」

懸命にその姿を探すが、どこにも見当たらない。
「お姉ちゃん…お兄ちゃんどこ?」
心配そうに眉を下げ、晴香を見上げる。
「…そうだ、電話してみよ!」
晴香はカバンの中に手を突っ込むが、お目当ての物はなかなか見つからない。
「あ、あれ?」
浴衣にも手を当てて探すが、携帯は見つからなかった。
「お姉ちゃん…」
奈緒も悟ったらしく、うるうると瞳に涙が浮かぶ。
「だ…大丈夫!大丈夫だからね!」
ぎゅっ…と小さな手のひらを握り、晴香はとりあえず歩くことにした。

「そうだ、りんご飴買ってあげる!」
どうにか気を紛らそうと、近くにあったりんご飴の屋台に並ぶ。
お金を払おうと財布を開けたが、一つしか買えない。
ここは我慢だ…と晴香は自分に言い聞かせてお金を払った。
「はい、奈緒ちゃん」
出来るだけ笑顔で言うが、どうしても引きつってしまう。
でも奈緒はほんの少しだが表情を明るめた。
「そうだ、神社に行こ!」
「?」
商店街の隣にある小さな神社で、八雲とデートの帰りに寄ったことがある。
一度だけだけど…八雲なら来てくれるかもしれない。

晴香はそう信じ、奈緒の手を取って神社に向かって歩き出した。



「すみません!ここにこれ位の女の子と、これ位の女の子が来ませんでしたか!」
八雲は迷子センターがある本部に駆け寄ると、すぐにそう訪ねた。
「来てないけど…一人は女の子っていうより女性だろ」
迷子センターの青年に苦笑を浮かべられ、八雲は失態に気付く。
「迷子だよな?」
「あ、僕がじゃなくって…」
「そりゃそうでしょ」
ははは、と今度は堂々と笑われた。
「ま、迷子してる方にとってはあんたが迷子だ、なんて思われてるだろうけどね」
「………」
「まぁいいや。近所の人だろ?服装と特徴教えて」
書類のようなものを取り出し、ペンを構える。
「女の子の方はピンクの浴衣で、女性…の方は紺色の浴衣です」
「あんたの名前は」
「…斉藤八雲です」
カキカキ…とペンを走らせる。
「その子たちの名前は?」
「子供が奈緒で…もう一人は晴香です」
「よし、了解!」
くるりと指の上でペンを回し、マイクのスイッチを入れた。
「近所から起こしの斉藤晴香さん、奈緒ちゃん。お父様がお待ちなので、至急本部に来て下さい」
「っ!?」
その放送内容に、八雲は思わず赤面してしまう。
「あ…あの…」
八雲は訂正しようと口を開くが、青年は立ち上がる。
「さ…真田さん!これどうすれば…」
「じゃ、お父さんはそこらへん探してきて。見つかったら放送するから」
そう言うと誤解したまま車椅子の少女のもとに消えていった。

その時、携帯が鳴った。
微かな期待とともに、始めから電話をすればいいことに気付く。

携帯の画面に映った名前は…



「大丈夫、大丈夫だよ…」
疲れてしゃがみこんでしまった奈緒を、晴香は抱き上げていた。
奈緒は晴香の肩に顔を埋め、胸にうさぎを抱えながら、ぎゅっ…と浴衣とりんご飴を握っている。

祭りの賑やかな音が少しずつ遠ざかる。

今まで我慢していた奈緒だが、この子は感情の変化を感じやすいのだ。
晴香の心の揺らぎを感じ奈緒はとうとう泣き出してしまった。
「大丈夫っ…大丈夫だよ…」
優しく背中を撫でながら、神社の石段を上がっていく。
一歩一歩、石段を歩く足が重い。
取りあえず座れる場所を探し、本殿に繋がる階段に腰を下ろす。
「大丈夫…八雲君が見つけてくれる、よ」
晴香まで泣きそうになるが、ここで泣いてしまったら駄目だ…と何度も言い聞かせた。


夏はとつぜん夜がやってくる。

さっきまで赤く、綺麗な夕焼け空だったのに、今は暗闇だ。
神社だということもあり、一層暗く感じた。

奈緒の泣き声に混じり遠くから盆踊りの音楽が聴こえる。
いつもは楽しく聴こえるそれが、今日は何だか怖い。


晴香は泣くのを我慢するように、奈緒の体を強く抱き締めた。


「やくもくん…」

名前を呼んだが、それは夜風の中に消えていった…


END。



続くんだ。
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