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一発変換→噛み切ってきましたよ。しょぼん。
あ、はい。題名のままです。

どれくらい切ったんだろうねぇ…
自分でもいまいちわかりませぬ。
曖昧3センチ!

数年前まではロングでしたんですよ。
背骨の最後のあたりまでありましたもの。
いや…椅子に座った時に自分の髪踏んだから…
もっと長かったですね^^

その時はポニーテールにしてました。
ポニーテール…と言っていいのか…
ただ後ろで結んでる感じでした。

くせっけなのにロングでしてね…
跳ねまくりですよ。
でもぜんぜん気にしてませんでしたがね^^

いまはショートより長めですが、ぎりぎり髪が結べないくらい。
うん…なんて言うんだろうね。
いまいちおしゃれ方面は詳しくないんですよ。
普段着ジャージorポロシャツですから。

今日はですね、美容師さんとウーパールーパーのお話で盛り上がりました。
その人もポニョ見てきたらしく、その後衝動買いらしいです。
話を聴くと、ベタやふぐ、コッピーもいるそうな。
うん…我が家は全部飼った事あるよ。
無駄に話が盛り上がりました。

あ、エビちゃんもらったよ!
紙コップですくって、そのまま紙コップでくれました…
か…かわいいよ!

普通のヤマトちゃんなんですがね!赤ちゃんだからちっちゃいのですよ!
我が家に居る子より、何百倍もちっちゃいよぉぉぉおおお!
ヤマトちゃんって赤ちゃん産まれるんだ…

五匹貰ったんですよ!
大きめな子一匹と、中くらい三匹。おチビが一匹!
水草入れてあげたら、喜んで掴まってます!
まだ大きな水槽に入れるには早いかな?(隔離中


さてさて、幼児化晴香!
ちっちゃいこはだいすきだっ!

幼児化晴香


「わー!うみだよっ!うーみーっ!」
サンダルを脱ぎ、走る景色を窓から覗く晴香。
その隣に座る、八雲の裾を握りはしゃぐ。
「…海だな」
溜め息を吐きそうになるのを堪え、そう答えると八雲も窓の外を窺う。


八雲と小さい晴香は、電車に乗って海にきていた。

海には入らない…という約束付きで。



夏も終わりに近付き、寂しさを感じるかと思ったがそうでもない。

駅を出た二人の目の前には、青い空と青い海。
そして人で賑わっていた。

真夏のオアシスと化したそこは、人が減ったかもしれないがまだまだ夏真っ盛りである。



「うみだーっ!」

隣ではキラキラと目を輝かせ、子供のように跳ねる晴香の姿。

…まぁ、子供だから子供っぽいことをしてもいいか。

ひまわりの麦わら帽子に、可愛らしい桃色のワンピース。
奈緒から借りてきたものだが、意外にも似合う。

「ねーねっ!早く行こうよー!」
高い位置にある八雲の腕を、背伸びをしてまでも握る。
そんな幼い行動に、八雲の胸がきゅんとしまった。
「…そうだな」
頬が緩みそうになるのを堪え、晴香に引かれるがままに砂浜に降りる。

八雲の一歩は、晴香の三歩。

自然と晴香の足が、駆け足になったのは言うまでもない。

負けず嫌いの晴香だ。
八雲の前をキープして歩いている。
「そんなに走ると疲れるぞ」
「おこちゃまじゃないから疲れないもーんっ!」
立ち止まったかと思うと、振り返り際にそう言う。
べーっと舌まで出し、あからさまに八雲を馬鹿にしている。
「…じゃ、転ぶなよ」
「きゃっ」
そう注意した直後、目の前の小さな体が後ろに倒れた。
手を指し伸ばそうとしたが、距離がありすぎたようだ。
「っ…」
目をぎゅっ…と瞑った晴香は、痛々しく尻餅をつく。
「だ、大丈夫か…?」
砂浜に膝を尽き、晴香の顔を窺うと、プルプルと肩を揺らし、顔をあげた。
「っ…」
その大きな瞳には、うるうると涙が浮かんでいる。
「痛かった…か?」

聞くまでもない…か。

「あむっ」
そんな音のような声を発したかと思うと、肩に噛みつかれた。
「いたくないもんっ」
小さな手が背中に回り、シャツを握りしめられる。
弱々しい力ではあったが、確かに握られていた。
「………。…はいはいっ」
よいしょ、と晴香の体を抱き上げる。

いわゆる…だっこというやつだ。

「あっちがいいっ」
「あっちか?」
晴香が指差した方へ歩く。
すると満足したのか、胸に顔を埋められた。
呼吸をする度に、胸元がくすぐったい。

ちらりと晴香を窺うと、鼻歌を口ずさみながら笑っていた。

どこかで聞いたことのある、童謡の唄。

母さんと一緒に歌った唄…



うみはひろいな


おおきいな


せかいでいちばん


ひろいうみ



音痴な歌声に、八雲はクスリと笑った。



「そういえば…」
思い出したかのように、宙を見上げる八雲。
「どーしたの?」
きょとんと小首を傾げる姿が、どうも子犬に見えて仕方ない。
「…かぼちゃぱんつ…」
スカートの裾に手をつけ、確認する。

…確かにかぼちゃぱんつだ。

「きゃっ!はーなーしーてったら!」
幼いというのに、恥ずかしいと感じるのか。
頬を染め、スカートから八雲の手を離そうとする。


奈緒も履いてたな…

いまも履いてるのか?


そんなのんきな事を考えていると、とつぜんビンタをされた。
痛くはないが、こちらの世界に戻る力はある。
「やくもおにーちゃんのえっち!」

年頃の娘のように頬を膨らまし、そっぽを向かれた。
だが八雲の腕の中だ。
そっぽといっても、歩く方向を見つめるようなもの。

そんな晴香に呆れ混じりの溜め息を吐くと、八雲は人混みがない場所を求めてさまよう。

「おにーさーんっ」
後ろから声がしたが、無視をする。
お兄さんだなんて、ここにはいっぱいいるんだ。
「ねぇったら!」
肩を掴まれ、転けそうになるがどうにかこらえる。

…どうやら僕を呼んでいるらしい。

八雲は睨みつけながら、顔だけ振り返った。
だがその睨みは効かない。
気付いていないの間違いかもしれないが…

そこにはやけに露出度の高い水着を着た女性が二人。
「ねぇ、お兄さん。一人なら一緒に泳がない?」

ナンパ…か。

この手の者は諦めが悪いのは知っている。
どうやって断ろうかと、悩んでいるときだ。

ひょこりと肩越しに晴香が顔を覗かせた。
二人組の姿を見た途端、眉間に可愛らしいシワが寄る。
「はるかのおとーさんに、なにかよう?」
ぎゅっ、と小さな手で、シャツを掴まれた。
その発言に驚き、声が出ない。


「なんだ〜。奥さんいるんだ〜」

ねー、だとかなんとか言いながら、二人組は去っていった。


「あのてのやつらはこまっちゃう!」
大人ぶってるのか、腕を組んで何度も頷く晴香。
八雲はというと、晴香の「おとーさん」発言以来固まったままだ。

「おにーちゃん?」


「………」


おとーさん…おとうさん…
お父さん…


『おとうさんっ』


そんなエコーとともに広がるのは、君似の小さな少女の姿。

僕そっくりな癖毛で、髪はあちこち跳ねている。

『八雲』

心地よい声に呼ばれ、振り返るとそこには愛しい彼女の姿。

『おかーさんだ!』

目の前の少女が、たたた…と晴香目掛けて駆けていく。

『おかーさん』…という言葉に、不快そうに眉を寄せる。

『もう、おとうさんは怖い顔ですねぇ〜』

ニコリと幸せそうに微笑んだ晴香は、腕の中の子に語りかけた。

八雲も窺うと、そこには黒髪の赤ん坊。

『おとうさんそっくり!』

少女も晴香の腕の中を覗き、ニコリと笑う。

「おとう…さん…?」

この子たちは…僕と、君の子…?



「おにーちゃんっ!」

耳元でとつぜん怒鳴られ、思わず目を瞑ってしまう。


ここは…海?

そうだ、僕は海に来てたんだっけ…


「…だいじょうぶ?」
心配しているのか、珍しく眉尻を下げている。
「ん…あぁ」
よかったー、とでも安心するのかと思ったが違った。
きっ、と眉尻を上げる晴香。

「おにいちゃん、あのひとたちにめろめろだった!」

「…そんなことはない」

「やくもおにいちゃんも…ああいうきれいなひとがすきなんだ…」

「僕は君のような方が好きだぞ?」

「ほんとっ!?」


「良いじゃないか、かぼちゃぱんつ」


END。



かぼちゃぱんつはいいよね。
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