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私の自転車くんこと、自転車くん。
郵便配達員みたいだって言われても、大好きなのさ。

今日は電車に乗って、おでかけしましたよ。
ペットショップにね。
うーん…特に用はなかったんですが、行きたくなっちゃて。

小桜ちゃんかぁええよぉ!
あ、インコです。
もう二人してラヴラヴしちゃってさ!
あぁ…八雲と晴香に見えた…(重傷

あとね、ルリコンゴウちゃんもかわいいんだ!
周りにお客さんがいなくなると大声をあげるんだよ。
それで近づくと、自分の行動に恥じんでるのか、おもちゃに顔を擦りつけて…
かわゆいよ!

ペットショップは天国だね!
本屋に並んで大好きよ!
もう癒される!きゅんきゅんくる!

その時はハムちゃんのご飯だけ買って帰りました。
そして家に帰ってから、自転車で近所のペットショップへ。
大好きなんですよ…一日に何軒もはしごするくらい…

そこではなにも買わなかったけどね^^
うん。見るだけ見て、帰りました。
でも随分と長居してたなぁ…

そして帰り道に本屋さんへ!
オトメンとよつばと買いました。
オトメン…いつのまに新刊でたのね…

よつばとは友達から借り、ずいぶんと悩んで買いました。
よつばちゃんかわいいよ!
もうちっちゃいこはだいすき!

本屋さんのおばさんとお話ししちゃいましたよ。
その人もよつばと読んでるそうで…
オススメされちゃいました^^

「夢ある街のたいやき屋さん」って知ってますか?
そこのね!お好み焼きたいやきが大好きなんです!
カスタードもうまいんだよねぇ…

そして帰り道にあるので買いました!
うまうまですよ!
お好み焼きたいやき、二つも食っちゃいましたもん!

もう食って損はないです!
皆さん、もし見つけたら食べてみて下さいな!
私は大好きです!

更新記録。(一発変換、交信記録。
サイト名変更です。
はとさんの『火元責任者:斉藤八雲』→『からくり時計』に変わりました。
今回もかわいいサイト名です^^


さて、お話です。
花火大会なおはなし。

恋人未満


「八雲君っ!花火大会行こうよ!」


声を上げて映画研究同好会にやってきたのは、

浴衣を着た馬鹿だった…



「はぁ…」
なんだかんだなノリで、ここまで来てしまった。
地面に転がっている石ころを蹴り飛ばすも、なにも変わらない。
「八雲君っ!はーやーくっ!」
ゆっくりと顔を上げると、そこには浴衣姿の晴香。

その新鮮な姿に、頬が火照るのを感じる。
本当はもう少し堪能していたかったが、無理矢理視線を外す。

…このままでは、どうにかなってしまいそうだったから…

「聞いてるの?」
「…聞いてる」
簡単にそう返すと、晴香の隣まで駆け足で向かった。



「今日は花火大会なんだよ!」
説明を求めた八雲に、晴香はそう返事を返した。
「…で?」
「八雲君も一緒に行こうよ」
キラキラと目を輝かしながら訴えてくる。
「なんで僕が…」
「私たち、友達じゃないっ!」
にへら〜と崩れた笑みを浮かべる晴香。


その言葉に感じたのは、君との壁。

…君にとって僕は、たくさんいる友達の中に含まれているのであろうか…
…僕としては、特別な存在だ。
だが、君はどうなんだ?
それを知りたい。

それを…確かめたい…


そんな好奇心から、八雲は誘いに首を縦に振った。


今日こそは、この思い。
伝えてやろうじゃないか。


そして現在にあたる。

「で?君はどこに向かってるんだ?」
「へへーん!穴場スポットです!」
胸をそらしながら、自慢気に鼻の下を掻く。
「穴場スポット?」
まさか、怪しい場所じゃないよな…
そんな心配が胸をよぎり、不快そうに眉を寄せた。
「神社の裏なんだけど…あんまり人はいないのに、花火が綺麗に見れる場所なんだ」
晴香の言葉なほっとし、思わず胸を撫で下ろす。
きょとんと晴香が小首を傾げたのは、言うまでもない。
「そんな馬鹿みたいな顔してると、仲間が寄ってくるぞ」
皮肉混じりに言ってやると、スタスタと前を歩いた。
「って!さりげなく動物扱いしたでしょ!」
それに気付いた晴香が、頬を膨らましながら追いかけてくる。
「さぁ?どうだかな」
「いじわるっ!」
まるでカルガモの親子みたいだ…
テレビで見たのを思い出して、八雲は誰にも気付かれないようにクスリと笑った。



「あ…雨…」
ふとしたとき、足を止めた晴香がつぶやくように言った。
ポカーンと空を見上げ、白い首が露わになる。
「………」
なんとなく見ていられず、目をそらすように空を見上げた。


ぽつり


思わず目を瞑り、頬に触れてみる。
指先には、濡れた感覚。

「…雨、だな」
どこかで傘を買わないと…
コンビニでも探そうと、辺りを見渡したとき。

雨が止んだ。

正しくは、二人分の席だけ止んだ。

「はいっ」
振り返ると、そこにはニコリと笑った晴香の姿。

片手には細い鉄の棒。

上を見上げると、赤い空。

再び晴香の顔を覗くと、やはり笑顔。
「折りたたみだから小さいけど、ないよりはマシでしょ?」

これが差というものなのだろうか…

こういうところは、とても準備がいい。

良い嫁になるだろうな…って何を考えてるんだっ!

よいしょ、とカバンを肩にかけ直す。
「ほら、早く行こう?」
八雲を見上げるその姿は、とても可憐に見えたのは浴衣のせいであろうか…
「いや…いい」
触れないくらいに手をかざし、一歩後ろに下がる。
再び雨が降ってきた。
「もう、遠慮はしない」
君が一歩近付き、雨が止む。
「別に遠慮してるわけじゃ…」
後ろにまた下がるも、すぐに晴香が近寄ってきた。
それが何度も繰り返される。

「いいから!」
いい加減にしろ、と言わんばかりに怒鳴られる。
「よくない!」
負けてられるか、と怒鳴りかえす。
八雲の珍しい行動に、晴香は驚いたように目を見開いた。
「その…綺麗なのに濡れるだろ?」
そっぽを向き、ガリガリと髪を掻き回す。
「………」
返事がないのを不審に思い、チラリと視線を晴香に向ける。
そこには口をポカーンと開けた晴香がいた。
「な…なんだよ」
「八雲君がそんなこと言うから、雨が降ったのよ!」
とつぜん怒鳴られ、思わず耳を塞いでしまう。
怒っているからか、頬が微かに赤い。
「なんで僕のせいなんだ…」
「うるさいっ!」
どうやら怒らせてしまったようだ。
頬を膨らまし、ぷいっと背を向けられてしまった。
「………」
どうやって気を直そうか…と、気まずい空気の中、頭を捻らせる。
だが、とつぜん晴香が振り返ってきた。
振り返ってくるときは笑顔を期待していたが、それは叶わない。

「ん!」

口をへの字に歪め、傘を押しつけられた。
「?」
意味が理解出来ず、小首を傾げる。
すると苛立ち気に手を掴まれ、無理矢理傘を握らされた。
「罰で傘持って!持たないと許さないもんっ」
言いたいことだけ言うと、ぷいっとまた背を向けられる。
「…なんで僕が罰をうけないといけないんだ?」
「…言わないっ」
こちらに顔を向ける様子はまったくない。

きっと曲げないだろうな…

これだけで許されるなら、安いものか…

「はいはい…」
溜め息混じりにそう答えると、傘を持ち直す。


君が濡れないように、すこし傾けながら…



言えるわけないじゃない…

あんな珍しいこと言うんだもん。


不意打ちは禁止ですっ!



「あ、やんだね」
先ほどまでの機嫌の悪さはどこへやら…

晴香の機嫌は雨雲とともに、どこかへ吹き飛んでしまったようだ。

「そうだな」
傘を閉じ、水滴を払う。


ちょうど晴香曰わく、穴場スポット…神社の裏についた頃だ。

表の方にはまあまあ人はいたが、裏には人数が少ない。
ただでさえ暗い夜なのだから、より暗い場所には人はこないのであろう。


「あ!始まったよ!」
晴香がそう言った刹那、空に花が咲いた。
追いかけるようにして、地鳴りのような爆発音。
先ほどまで雨が降っていたせいもあり、花は半分しか咲かなかった。
「あーあ…見えないね…」
しょぼんと肩を落とす。
「もう少しすれば晴れるかもしれないぞ」
君の心みたいに…
後者は口の中で呟いた。

こんな台詞、死んでも言うものか!

「そうだねっ」


そうやって振り返った彼女の笑顔は、
この世のどんなものよりも美しかった…


そのせいだ。

そのせいで口が滑ったのだ。


「君がっ───」


好きだ。


「え?何か言った?」
「………」
花火の音のせいで、伝わらなかったようだ。

…これはこれで気恥ずかしい。

もう一度、この思いを伝えてやろうかと思ったが、その前に新たな花火が上がる。
パチパチパチ…と小さな花火たちが音をたてて消えていく。


「…なんでもない」


…いいだろう。受けてたとう。


この花火が終わったら、言ってやろうじゃないか。


君への思いを…



空はだんだんと、光を取り戻していく…


END。



花火+告白ネタがしたかった…
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