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文庫八雲の表紙が角川のHPで見れますよぉぉぉぉぉぉっ!
むきゃーっ!
かっこいいですよ!
もうかっこいいですよ!
皆さん、是非見に行って下さいな!
ついでにコンダクターの内容見てきました。
ふむ…こういうお話なのですね。
結構おもしろそうですね〜
それにしてもハイスピード・モザイク・サスペンスって…
も…モザイクって…
八雲のときはスピリチュアル探偵でしたし…
いや…だからとって何だって訳じゃありませんがね。
そういえば、学校へ行こう…終わってしまいましたね。
ずいぶんと久しぶりに見た気がします。
ラップとか懐かしいなぁ…
何故、未成年の主張が終わってしまったのだろうか…
う〜ん…特に話す事がありめせぬ。
私の学園青春どきどきライフなんて聴いても面白くないでしょうし…
よし!こういうときは何か語りますよ!
晴香ちゃんは学校で働くんだよ…ね。
そしたら八雲ってどうなるんだ?
もしくは綾さんちみたいに共働き?
私はね、家事してる八雲が見たいね。
意外と器用だと良いよ。
専業主夫八雲って良くないですか!?(何を突然
エプロンにバンダナにして…絶対絵になると思うんだけどなぁ…
八雲って料理とか意外にうまそうな気がしてなりません。
ついでに言うと、家事とか得意だと良い。
う〜ん…これもギャップ萌えのひとつ?
私信。
綾さぁぁぁあああん!
真田先輩良いですね!
あぁ…もう高校生日記でコラボさせちゃおっかな?
しちゃいますよ!
野球部員とマネージャーみたいで良いですねぇ…
「真田先輩、タオル…ですっ」
みたいに言われたら私が奪いたくなりますよ!
そして斉藤医院、気付いてもらえてよかったです!(にやり
ちなみに、真田は志乃ちゃんをお姫様だっこで運んできました。
あの後はご想像におまかせです。(またにやり
いえいえ、どんな愛の叫びでも、私は受け止めますよ!
*追伸
セプテンバーさんの日でしたね…今日。
忘れていたので、せめてでも…と題名変えました。
そんなこともあるさと笑える、僕もきっとセプテンバー。
*RAD WIMPS セプテンバーさん
ってなわけで。
今日のお話は専業主夫なお話。
新婚設定
むきゃーっ!
かっこいいですよ!
もうかっこいいですよ!
皆さん、是非見に行って下さいな!
ついでにコンダクターの内容見てきました。
ふむ…こういうお話なのですね。
結構おもしろそうですね〜
それにしてもハイスピード・モザイク・サスペンスって…
も…モザイクって…
八雲のときはスピリチュアル探偵でしたし…
いや…だからとって何だって訳じゃありませんがね。
そういえば、学校へ行こう…終わってしまいましたね。
ずいぶんと久しぶりに見た気がします。
ラップとか懐かしいなぁ…
何故、未成年の主張が終わってしまったのだろうか…
う〜ん…特に話す事がありめせぬ。
私の学園青春どきどきライフなんて聴いても面白くないでしょうし…
よし!こういうときは何か語りますよ!
晴香ちゃんは学校で働くんだよ…ね。
そしたら八雲ってどうなるんだ?
もしくは綾さんちみたいに共働き?
私はね、家事してる八雲が見たいね。
意外と器用だと良いよ。
専業主夫八雲って良くないですか!?(何を突然
エプロンにバンダナにして…絶対絵になると思うんだけどなぁ…
八雲って料理とか意外にうまそうな気がしてなりません。
ついでに言うと、家事とか得意だと良い。
う〜ん…これもギャップ萌えのひとつ?
私信。
綾さぁぁぁあああん!
真田先輩良いですね!
あぁ…もう高校生日記でコラボさせちゃおっかな?
しちゃいますよ!
野球部員とマネージャーみたいで良いですねぇ…
「真田先輩、タオル…ですっ」
みたいに言われたら私が奪いたくなりますよ!
そして斉藤医院、気付いてもらえてよかったです!(にやり
ちなみに、真田は志乃ちゃんをお姫様だっこで運んできました。
あの後はご想像におまかせです。(またにやり
いえいえ、どんな愛の叫びでも、私は受け止めますよ!
*追伸
セプテンバーさんの日でしたね…今日。
忘れていたので、せめてでも…と題名変えました。
そんなこともあるさと笑える、僕もきっとセプテンバー。
*RAD WIMPS セプテンバーさん
ってなわけで。
今日のお話は専業主夫なお話。
新婚設定
「本当にごめんねっ」
パンっと両手を合わせ、深々と頭を下げる晴香。
私服を着てはいるが、遊びに行くわけではない。
…これからお仕事なのだ。
「大丈夫だ。…それより、遅刻するぞ」
玄関までお迎えをする八雲は、腕時計で時間を確認する。
一ヶ月前…誕生日プレゼントに、と奥さんからもらったものだ。
「うん…じゃ、行ってきます」
付けてくれている…ということが、言い表せないくらい嬉しい。
そうして、何かを求めるように背伸びをした。
「…行ってらっしゃい」
ちゅ…と軽く唇を合わせた…
玄関で晴香を見送った後。
階段を降りていく音を聞きながら、八雲はベランダに走る。
二人が暮らしているのは、古臭い団地の四階。
お金が貯まるまで、とりあえずここに暮らしているのだ。
階段の上り下りは辛いが、それ以外は幸せに過ごしている。
サンダルを履くのも忘れて、エプロンのポケットに隠していた手帳を取り出した。
可愛らしい花柄模様のそれは、八雲のものではなく晴香のもの。
晴香に気付かれないように、鞄の中からこっそり取っていたのだ。
「…きた」
真下にある団地の入り口から、晴香が出てくるのが見えた。
遅刻しそうなこともあり、その足は駆け足だ。
「おい!」
下の晴香に届くように、声を上げる。
辺りをキョロキョロと見渡した後、八雲がいるベランダを見上げた。
「あ、八雲君」
まるで子供のように手を上げ、左右に振る。
こういうところが可愛いのだ。
「…忘れ物だ」
ひょいと手に持った手帳を、下にいる晴香に落とす。
「へ?あ…あっ」
野球の外野手のごとく、空を見上げて左右に動く。
…手帳は見事に、晴香の腕の中に落ちた。
晴香のキャッチがうまいのか、八雲のコントロールがうまいのかは突っ込まない。
もちろん、後者であるから…
「取れたっ!」
目をキラキラと輝かせ、嬉しそうに跳ねるのが八雲から見てもわかる。
「取れたよ!八雲君っ」
通学中の小学生が、不思議そうな顔をして通り過ぎていく。
「わかったから早く行け。本当に遅刻するぞ」
「うんっ!行ってきまーす!」
後ろ向きで走りながら、晴香は大きく手を振った。
「前を見て歩け!ころぶぞ!」
「はーい!」
最後に君の顔を見たいのだ…
それくらいのわがまま…許されるだろうか?
八雲は、晴香の姿が見えなくなるまで、ベランダから見送っていた…
「さて、まずは洗い物からだな」
腕時計を確認すると、時刻は夜の七時過ぎ。
「…そろそろ帰ってきても良い頃だよな」
リビングの机には、豪華とは言えがたいが、それほどの食事が並んでいた。
これもなにも、仕事帰りの晴香に、少しでも疲れをとってもらいたいから…
風呂も綺麗に洗っており、お湯を溜めればすぐに入れるようになっている。
その時、階段を上がってくる音が耳に届いた。
別に耳が良いわけでもなく、ただ団地が古く、音が聞こえやすいだけ。
…そのせいで夜も気を使わないといけない。
声を押し殺したり…激しくさせなかったり…
いろいろと…な。
エプロンを外すのも忘れ、八雲は玄関に向かう。
年中出しっぱなしのサンダルを履き、ドアの鍵を開けて、外に飛び出た。
そして、転びそうになるも、階段がある方へ向かう。
ここは四階だ。
晴香が来るまで、まだ時間はある。
ちょうど三回と四階の間にある踊場に来たとき。
ひょいと、晴香の顔が壁から覗いた。
「八雲君っ!」
浮かなそうだった顔が、一瞬で明るくなる。
そして、勢いよく階段を駆け上がり、踊場の八雲に抱きついた。
「…おかえり」
浮かなそうな晴香を見逃すわけなく、八雲は一瞬表情を歪める。
だが、すぐにその表情も柔らかくなった。
「まだ!」
思っていた返事は帰ってこず、体まで離される。
「?」
八雲はというと、きょとんと小首を傾げるだけ。
「…家に帰ってからがただいま、だもん」
てへへ〜と軽く頬を染めながらそう言う晴香。
抱きしめたい衝動に襲われるが、どうにか我慢する。
この時間だ…
いつ、誰が帰ってくるかわからないからな。
まるでデート中のように手を合わせると、二人は家目掛けて歩き出した。
玄関につくと「テイクツーね」と言われ、再び感動の再会を再開した。
もちろん、おかえりのキスとただいまのちゅー付きで…
後少しで日付が変わる頃…
パジャマ姿の二人は、寝室変わりの部屋にいた。
「ん〜!今日は疲れたぁ」
小さなベッドの上で、猫のように大きく伸びをする晴香。
そのベッドサイドに座っていた八雲が、眠たそうに大きな欠伸。
二人の寝床は、晴香が一人暮らし中に使っていたシングルベッド。
ひとつのベッドに二人一緒に寝ていて、ときどき狭いとも感じる。
だが、二人とも嫌ではなかった。
こうやって、くっついて眠れるのだから…
それに、これから寒い時期に突入する。
暖房代も少しは浮いて、一石二鳥だ。
「…マッサージ、してやろうか?」
八雲は思いつき、晴香を振り返った。
すると、何故か胸の前で手をクロスさせた晴香の姿。
「な、なんだよ…」
よく見ると、微かに頬が赤い。
「…変なこと考えてるんじゃないでしょうねっ」
どうやら誤解をしているようだ。
どう説明しようか、とほんのり濡れた髪を掻き回す。
「君は明日も仕事だろ?…疚しいことなんて、考えるわけないじゃないか」
したい…という思いはある。
だが、してしまえば晴香に迷惑がかかる。
…これでも、結構堪えてる方だ。
「そっ…か」
安心したのか、晴香は胸を撫で下ろす。
まぁ、疑われてもおかしくない。
大学の頃は少しやりすぎたと、今では反省している。
そっちの方の信用を得るには、もう少し時間がかかりそうだ。
「ほら…寝転がれ」
「うん」
八雲に急かされ、ベッドの上に寝転がる晴香。
「ここら辺か?」
肩甲骨の下の辺りを、親指で押す。
「ん…もう少し上…」
枕に顔を伏せていて、はっきりと声は聞こえない。
ちょうど会話が途切れたとき、晴香が口を開いた。
「八雲君…すっかり専業主夫らしくなったね」
「そうか?」
褒められているのかは知らないが、嬉しいのは確か。
「炊事洗濯料理に掃除…」
枕に肘を付き、指を一本ずつ畳んでいく。
「良い旦那さんになりそ」
再び枕に顔を埋めて、大きな欠伸をひとつ。
「…君の、な?」
マッサージをする手を止め、こちらも湿った髪を撫でる。
「うん…私の旦那さんっ」
きゅ〜っと枕を抱きしめ、恥ずかしそうに耳を赤く染めた。
恥ずかしいのは、晴香だけではない…
腰の辺りをマッサージしてやった頃、晴香がウトウトとし出したのに気付く。
「寝ても良いぞ」
八雲の言葉に、素直に頷いた。
それほど眠いようだ。
「あ、でも…」
瞼を閉じかけたが、再び目を開かせる。
「?」
首を傾げていると、晴香は八雲の方を振り返った。
「私が寝ても、気を使って別なとこで寝ないでよ?」
そんなお願いに、思わずポカーンとしてしまう八雲。
「…一緒に寝たいもんっ」
捨て台詞のように吐き、晴香は枕に真っ赤な顔を埋める。
「…あぁ。わかったよ」
幸せそうに微笑むと、八雲は愛おしそうに、何度もその髪を撫でた…
それから十分もしないうちに、小さなベッドの上で二人は眠っていた…
END。
専業主夫斉藤八雲!
パンっと両手を合わせ、深々と頭を下げる晴香。
私服を着てはいるが、遊びに行くわけではない。
…これからお仕事なのだ。
「大丈夫だ。…それより、遅刻するぞ」
玄関までお迎えをする八雲は、腕時計で時間を確認する。
一ヶ月前…誕生日プレゼントに、と奥さんからもらったものだ。
「うん…じゃ、行ってきます」
付けてくれている…ということが、言い表せないくらい嬉しい。
そうして、何かを求めるように背伸びをした。
「…行ってらっしゃい」
ちゅ…と軽く唇を合わせた…
玄関で晴香を見送った後。
階段を降りていく音を聞きながら、八雲はベランダに走る。
二人が暮らしているのは、古臭い団地の四階。
お金が貯まるまで、とりあえずここに暮らしているのだ。
階段の上り下りは辛いが、それ以外は幸せに過ごしている。
サンダルを履くのも忘れて、エプロンのポケットに隠していた手帳を取り出した。
可愛らしい花柄模様のそれは、八雲のものではなく晴香のもの。
晴香に気付かれないように、鞄の中からこっそり取っていたのだ。
「…きた」
真下にある団地の入り口から、晴香が出てくるのが見えた。
遅刻しそうなこともあり、その足は駆け足だ。
「おい!」
下の晴香に届くように、声を上げる。
辺りをキョロキョロと見渡した後、八雲がいるベランダを見上げた。
「あ、八雲君」
まるで子供のように手を上げ、左右に振る。
こういうところが可愛いのだ。
「…忘れ物だ」
ひょいと手に持った手帳を、下にいる晴香に落とす。
「へ?あ…あっ」
野球の外野手のごとく、空を見上げて左右に動く。
…手帳は見事に、晴香の腕の中に落ちた。
晴香のキャッチがうまいのか、八雲のコントロールがうまいのかは突っ込まない。
もちろん、後者であるから…
「取れたっ!」
目をキラキラと輝かせ、嬉しそうに跳ねるのが八雲から見てもわかる。
「取れたよ!八雲君っ」
通学中の小学生が、不思議そうな顔をして通り過ぎていく。
「わかったから早く行け。本当に遅刻するぞ」
「うんっ!行ってきまーす!」
後ろ向きで走りながら、晴香は大きく手を振った。
「前を見て歩け!ころぶぞ!」
「はーい!」
最後に君の顔を見たいのだ…
それくらいのわがまま…許されるだろうか?
八雲は、晴香の姿が見えなくなるまで、ベランダから見送っていた…
「さて、まずは洗い物からだな」
腕時計を確認すると、時刻は夜の七時過ぎ。
「…そろそろ帰ってきても良い頃だよな」
リビングの机には、豪華とは言えがたいが、それほどの食事が並んでいた。
これもなにも、仕事帰りの晴香に、少しでも疲れをとってもらいたいから…
風呂も綺麗に洗っており、お湯を溜めればすぐに入れるようになっている。
その時、階段を上がってくる音が耳に届いた。
別に耳が良いわけでもなく、ただ団地が古く、音が聞こえやすいだけ。
…そのせいで夜も気を使わないといけない。
声を押し殺したり…激しくさせなかったり…
いろいろと…な。
エプロンを外すのも忘れ、八雲は玄関に向かう。
年中出しっぱなしのサンダルを履き、ドアの鍵を開けて、外に飛び出た。
そして、転びそうになるも、階段がある方へ向かう。
ここは四階だ。
晴香が来るまで、まだ時間はある。
ちょうど三回と四階の間にある踊場に来たとき。
ひょいと、晴香の顔が壁から覗いた。
「八雲君っ!」
浮かなそうだった顔が、一瞬で明るくなる。
そして、勢いよく階段を駆け上がり、踊場の八雲に抱きついた。
「…おかえり」
浮かなそうな晴香を見逃すわけなく、八雲は一瞬表情を歪める。
だが、すぐにその表情も柔らかくなった。
「まだ!」
思っていた返事は帰ってこず、体まで離される。
「?」
八雲はというと、きょとんと小首を傾げるだけ。
「…家に帰ってからがただいま、だもん」
てへへ〜と軽く頬を染めながらそう言う晴香。
抱きしめたい衝動に襲われるが、どうにか我慢する。
この時間だ…
いつ、誰が帰ってくるかわからないからな。
まるでデート中のように手を合わせると、二人は家目掛けて歩き出した。
玄関につくと「テイクツーね」と言われ、再び感動の再会を再開した。
もちろん、おかえりのキスとただいまのちゅー付きで…
後少しで日付が変わる頃…
パジャマ姿の二人は、寝室変わりの部屋にいた。
「ん〜!今日は疲れたぁ」
小さなベッドの上で、猫のように大きく伸びをする晴香。
そのベッドサイドに座っていた八雲が、眠たそうに大きな欠伸。
二人の寝床は、晴香が一人暮らし中に使っていたシングルベッド。
ひとつのベッドに二人一緒に寝ていて、ときどき狭いとも感じる。
だが、二人とも嫌ではなかった。
こうやって、くっついて眠れるのだから…
それに、これから寒い時期に突入する。
暖房代も少しは浮いて、一石二鳥だ。
「…マッサージ、してやろうか?」
八雲は思いつき、晴香を振り返った。
すると、何故か胸の前で手をクロスさせた晴香の姿。
「な、なんだよ…」
よく見ると、微かに頬が赤い。
「…変なこと考えてるんじゃないでしょうねっ」
どうやら誤解をしているようだ。
どう説明しようか、とほんのり濡れた髪を掻き回す。
「君は明日も仕事だろ?…疚しいことなんて、考えるわけないじゃないか」
したい…という思いはある。
だが、してしまえば晴香に迷惑がかかる。
…これでも、結構堪えてる方だ。
「そっ…か」
安心したのか、晴香は胸を撫で下ろす。
まぁ、疑われてもおかしくない。
大学の頃は少しやりすぎたと、今では反省している。
そっちの方の信用を得るには、もう少し時間がかかりそうだ。
「ほら…寝転がれ」
「うん」
八雲に急かされ、ベッドの上に寝転がる晴香。
「ここら辺か?」
肩甲骨の下の辺りを、親指で押す。
「ん…もう少し上…」
枕に顔を伏せていて、はっきりと声は聞こえない。
ちょうど会話が途切れたとき、晴香が口を開いた。
「八雲君…すっかり専業主夫らしくなったね」
「そうか?」
褒められているのかは知らないが、嬉しいのは確か。
「炊事洗濯料理に掃除…」
枕に肘を付き、指を一本ずつ畳んでいく。
「良い旦那さんになりそ」
再び枕に顔を埋めて、大きな欠伸をひとつ。
「…君の、な?」
マッサージをする手を止め、こちらも湿った髪を撫でる。
「うん…私の旦那さんっ」
きゅ〜っと枕を抱きしめ、恥ずかしそうに耳を赤く染めた。
恥ずかしいのは、晴香だけではない…
腰の辺りをマッサージしてやった頃、晴香がウトウトとし出したのに気付く。
「寝ても良いぞ」
八雲の言葉に、素直に頷いた。
それほど眠いようだ。
「あ、でも…」
瞼を閉じかけたが、再び目を開かせる。
「?」
首を傾げていると、晴香は八雲の方を振り返った。
「私が寝ても、気を使って別なとこで寝ないでよ?」
そんなお願いに、思わずポカーンとしてしまう八雲。
「…一緒に寝たいもんっ」
捨て台詞のように吐き、晴香は枕に真っ赤な顔を埋める。
「…あぁ。わかったよ」
幸せそうに微笑むと、八雲は愛おしそうに、何度もその髪を撫でた…
それから十分もしないうちに、小さなベッドの上で二人は眠っていた…
END。
専業主夫斉藤八雲!
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