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シマリス君はかわいい。というかいがらし先生の描くキャラクターはみんな可愛い!
こないだ、忍ペンの最終巻を近所のブック・○フでやっと見つけた時は感動した…(そのままレジへ直行。
100円だった…OTL
ぼのぼの揃えようかなぁ…

ここ最近、組曲を全部歌えるようになった自分に絶望した!
八雲で組曲作ってみy(殴


拍手御返事。
綾さんへ。
おぉう!?昨日、拍手見てないで気がつきませんでした…
我がブログは拍手コメントが少なすぎて一日に一回しか見ないんですよ…
晴八ついてきてくれてありがとうございます!
私は止められても突っ走りますから!
是非とも良いネタがあったら持ってて下さい!大歓迎です!
綾さんの晴八や黒いお返しも見たいですよ…
弱ってる八雲は狙いやすいですよ。えぇ、そりゃもちろん。
八雲も男なんでね、やっぱりあ〜んな事やこ〜んな事考えて悶々としますよ。
晴八がんばります。八雲サイトにしては少数派の晴八好きですから。(八晴はもちろん)
それと一心さん×明美先生コメするの忘れてたのでここで。
なんか切ないですね…明美先生が生きていたらあんな日常だったんでしょうね。
呼び捨てで呼び合うがもの凄くキュンときました!
八雲と晴香みたいですね…案外このカップル達は似てますね。
中坊八雲は絶対嫉妬してますね(笑)
でも何年後かに可愛い彼女つれてきて「僕の嫁」発言とかしてほしいです。


さて、パロ。
お風呂というより洗面所でバッタリ。

高校生日記2。
お風呂でバッタリ!晴香編。


「へ、変態っ!」

「がっ…」

顔に思い切り桶が投げつけられ、後ろに倒れる八雲。



……何故僕がこうなったかを説明しよう…



「ったく…勝手に決めやがって…」
八雲は寝起きにトイレを済まし、洗面所まで向かっていた。
ペタペタと冷たい廊下に素足で歩く音が響く。
「まず…何で僕が殴られないといけないんだ…」
八雲は昼間、晴香に殴られた頬を撫でる。
まだ少し痛みが残っていて、冷たい手がヒンヤリとして気持ちがよかった。
「しかも…変態呼ばわりされるし…」
八雲は溜め息を吐くと洗面所のドアを開けた。



「あ…」


目の前には何故か…肌を露わにした晴香がいた。

その体からは雫が垂れており、湯上がりの熱で体が火照り赤く染まっていた。

湯上がり=裸…

「………」
八雲はしばらく瞬きもせずに、無表情でその姿を本能に任せて目に焼き付けていた。
晴香も何が起こったのかわからない、といった感じで八雲を見つめていた。


「な、なっ…なななっ!」
動き出すのは晴香の方が早かった。
みるみるうちに頬を風呂上がりとは別の意味で真っ赤に染めていく。
「あ…」
八雲もやっと、自分が置かれている立場に気が付き、晴香と同じくらい顔を真っ赤にする。


風呂場に行くには洗面所を通らないといけない…
風呂場に繋がる唯一の場所…というわけだ。
そして八雲は洗面所に用があった。晴香は丁度、風呂から上がり洗面所に入った。
それが偶然重なった…というわけだ。


「そ…その、すま
「へ、変態っ!!」
「がっ…」
晴香はタオルを取り隠す前に風呂場から木の桶を持つと、それを八雲に投げつけた。
桶はちょうど顔面に当たり後ろに倒され、廊下に投げ出される八雲。
そして力強く閉まる扉…

「う…」
八雲は一番痛む、鼻に手を当てる。
すると、ぬるっとした生暖かい感触…
八雲はおそるおそるその手を見ると、血が付いていた。
「鼻血…」
八雲は苦笑しながら立ち上がり、学生ズボンに入れてあったポケットティッシュを取り出す。
それで鼻を押さえながら、なんとなく部屋に向かった。


八雲は電気も付けずに敷きっぱなしになっていた布団の上に座る。
鼻を押さえていたティッシュを見ると、どうやらもう血は止まっているようだった。
一段落つき、八雲は安堵の溜め息を吐く。

だがそこで思い出されるのは…風呂上がりの晴香の…産まれたままの姿…

「うぐっ…」
八雲は倒れるように枕に顔を押し付けた。
思い出すな…と自分に言い聞かせるが、何度も蘇ってくる記憶…

風呂上がりで火照っていたが…肌、白かったな…
胸…あんまり無かったな…

八雲はそんな事を思ってしまう自分に嫌悪し、赤い顔を隠すように体を丸めた。


しばらくすると聞こえたノック音…
「八雲、夕飯だぞ…」
一心が襖を開けて部屋を覗く。だが八雲の姿を見るとパチパチと瞬きを繰り返す。
「何してるんだ?」
八雲は布団の上で体を丸めて、うつ伏せ状態で寝ていた。
「…別に」
八雲はそう言うと立ち上がり、頭をガリガリと掻き回し、一心の横を通り過ぎた。
「耳まで真っ赤だぞ。八雲?…何があったんだ?」
一心は意地悪く目を細め、口端を上げる。
「何でもねぇ!」
八雲は怒鳴りつけると逃げるように居間に向かった。
その後ろ姿を一心はニヤニヤと顔を歪めて見つめていた。
「…青春、だな」


「奈緒ちゃん〜。可愛いね〜」
晴香は頬を緩ませながら、胸の前で小さな奈緒を抱いていた。
奈緒は楽しそうに晴香の頬をペチペチと叩いている。

だが突然、襖の方を振り返り手を伸ばす奈緒。晴香もその後を追うが、そこには誰もいない。
不思議がり、視線を前に戻そうとした時に不意にドアが開く。
「あ」
晴香は思わず声を出してしまう。そこには不機嫌そうに髪を掻き回している八雲が立っていた。
何となく顔が合わせ辛い晴香は目をそらすように奈緒を見る。
だが奈緒は八雲に手を伸ばし、泣き出しそうだった。まるであちらに行きたい、というように…
八雲はコタツを挟んで90度の位置に座ると、顔をそらすように窓から見える夜の景色を見つめていた。
「あぅ…あー!あー!」
奈緒は突然声を上げたかと思うと目にたっぷり涙を浮かべ、顔を歪める。
「あ、ど…どうしよう」
晴香はうろたえて、奈緒を撫でるが涙は止まる気配を見せなかった。
どうしよう…こっちが泣きたくなっちゃうよ…
晴香まで顔を歪めた時だ。ふと空気が揺れた…かと思うとすぐ隣に八雲がいた。
「…ほら」
八雲は晴香から奈緒を奪うと、優しくその体を揺らしてやる。すると魔法にでもかかったように奈緒は笑顔を取り戻した。
晴香は安堵の溜め息を吐く。だがそこで八雲との距離が近いことに気が付いた。
それは八雲も同じだった…

思い出されるのは、先ほどの記憶…


「…何してるんだ?」
そんな声が上から降ってきて、二人して顔を上げる。
そこにはやけに楽しそうな表情の一心が立っていた。そして二人を見つめると何度も頷いている。
「…早く夕飯にしましょう」
八雲は赤い顔をして立ち上がると奈緒を揺りかご型の小さな椅子に座らせた。



「………」
八雲は湯船に浸かりながら先ほどの事を思い出していた。

顔が熱いのは風呂のせいだ…
と自分に言い聞かせて…



八雲は頭を軽く拭くと自分の部屋へ足を向けた。
歯磨きも済ませて置いたのであとは寝るだけ…だ。
本当に1日疲れたが、もう終わる…と、八雲は溜め息を吐きながらも安心した表情で部屋のドアを開ける。

「あ…」
だが、その顔はその声と姿に気付いた時に崩れ落ちた。

何故か部屋に晴香がいたからである。
「なんでオマエが…」
そこまで言うと、昼間の会話を思い出す八雲。
一心の『同じ部屋で住む』発言…
八雲は顔を歪めるとまた溜め息を吐き、晴香を見下ろす。
「な…なに?」
晴香はそんな八雲を見上げながら布団を敷いていた。

と、いうか……

「何で隣に敷いてるんだ!」
八雲は晴香を怒鳴りつけると二枚敷かれている布団を見下ろす。
晴香は八雲の布団にピッタリとくっつけるように自分の布団を敷いていた。
「だ…だって、怖い…んだもん」
頬を赤く染めながら言う晴香を見て、八雲は洗面所での出来事を思い出す。
「…勝手にしろ」
部屋の電気を消し、火照る頬を見られないようにすばやく布団に潜り込む八雲。
「う…うん」
晴香はそう返すと布団に潜り込み、体を丸める。



「ごめん…ね」
あんな事があった夜だ…そう簡単には眠れず、寝たふりをしていた八雲にそういう晴香。
「何がだ…」
八雲は背中を向けたままぶっきらぼうにそう答える。
「その…桶、投げちゃって…」
晴香は頬を染めながら八雲に背を向けるとそういう。
八雲は洗面所での出来事が再び頭の中で蘇り体を丸める。
「……別に」
八雲は真っ赤な顔を隠すように頭まで布団を被る。
晴香は起きあがると八雲を見下ろした。

…やっぱり、怒ってるのかな…

「その…ごめんなさい」
なんで君が謝るんだ…?
見たのは僕だ。
普通、コンプレックスになったりするんじゃないのか?
しかも、あんな姿を…

「僕こそ…すまない…」
聞き取りにくい声でそう言うと晴香からの返事を待つ八雲。だが返事はなかなか返ってはこなかった。
八雲が不思議に思い、布団から顔を出し振り返ると、目を見開いている晴香と目が合う。
「な…なんだよ」
八雲が待ちきれずに声を出すと晴香は目をそらしながら頬を掻いた。
「いや…まさか八雲君が謝るとは…」
「…謝っちゃおかしいのか?」
「べっつにー」
晴香はそういうと楽しそうに頬を緩ませた。そして枕に顔を埋める。

……案外、気にしてなかったのか?

八雲は今まで悩み続けていたというのに、見られた本人はこんな気楽で…少々腹が立った。

まぁ、気にしてなかったのならばいいか。

八雲は微かに微笑むと布団に潜り込んだ。


「あ、襲っちゃ…駄目だよ?」
「襲うかっ!」



……結局あの姿の晴香が頭の中に居座り、八雲は寝不足になった…


END。



晴香はすぐに寝ちゃいました。
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