忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

44.jpg



















アビスアニメ化カウントダウン!
あと七日!

こういう時、関東人で良かったって思う。
声優さんが出てくるテイルズの特集見たよ。
鈴木千尋さんって…あんなに若かったっけ?

そうそう…宣言通りに徹読しました…
そして読破!コンダクター!
朝の五時四十五分でした…

朝、ほとんど寝ませんでした。
感想は、まだ手に入れてない人もいるので…
来週くらいか週末くらいに!

文庫八雲の付属ファイルの感想だけ上げておきました。
ふふふ…神永先生ありがとう!
本当にありがとうございます!

そういえば、トナトさんが微妙に帰ってきた!
ゆっくりでいいので、帰ってきて下さいね^^
お帰りなさい!

探偵ナイトスクープ見てたら、銀魂の名前がっ…
銀魂に関する依頼かと思ったら違った。
OPの曇天のドラムについてらしいです^^


*御返事

咲月さんへ
コンダクター買えました!
でも一件目の本屋にはありませんでしたけどね〜
一件目に文庫八雲は売っていたのに…
お友達さんはもの凄い神永先生ファンなのですね。(苦笑
さ…三冊も!三冊も買ったんですか!?
オタクの鉄則ですよ!それ!
オタクは同じものを三つも買うんです!
私は金持ちではないんで、フリーペーパーならば三冊貰ってます!
アイアムO・TA・KU!
大阪から東京ですか!凄いですねぇ〜…
私は舞台八雲、近くといえば近くだったのに見に行けませんでした(´・ω・`)
私も負けてられませんね!
八雲を三倍愛でますね!
三倍の愛を、作品に注ぎます!

コメントありがとうございました!


今日は妊娠中のお話です。
妊娠したことないから、いまいちわからないや。

新婚設定

お腹が重たいのにも慣れてきた、そんなある日の事…

空は良い天気。
どこまでも続く青い空には、所々に雲の落書き。
それを遠い場所で太陽が見つめている。

二人は散歩がてら、大きな公園に来ていた。
歩きでは負担がかかる…と、旦那様が運転する車で。



ベンチに座った晴香は、背もたれに寄りかかる。

旦那様はただいま、おつかい中。
晴香も一緒に行こうとしたが、旦那様に止められた。
おつかいと言っても、近くの売店に飲み物を買いに行っているだけだが…


そんな心配性の旦那様との子供が、ここにいる…と思うとこそばゆい。
「ふふふっ」
小さく笑うと、晴香は大きなお腹を優しく撫でた。
そこにいる、我が子を撫でるように…

「あ!」

声を上げた刹那、晴香の表情が見るからに明るくなった。



それから数分もしないうちに、旦那様は帰ってきた。
両手には、それぞれの飲み物を持って…
「あ、八雲君っ!」
そう呼ぶと、何故だか知らないが、嫌そうな顔をされた。
「…その八雲君…っていうの、直せって言っただろ」
隣に座り、晴香に飲み物を渡す。
ホットココアだ。
夏も過ぎ、秋に近付いた今日この頃…
正午を過ぎた今は、少し肌寒い。
「ご…ごめん」
「…子供に八雲君、なんて呼ばれるのは…御免だからな」
そう言う八雲の手にも、ホットココア。
「あ…あのね!」
そんなことよりも、晴香は早く八雲に言いたいことがあった。
ぎゅっと八雲の袖を握り、上目遣いに見上げる。
「なんだ?」
キラキラとしたその顔は、直視できないほど眩しい。

「お腹蹴られた!」

嬉しそうな晴香に比べ、八雲は怪訝そうな表情。
拳を強く握って、俯いてしまった。
「…誰に、だ」
絞るような声とは、このことであろう。
一言ずつ確認するような喋り方。
「え?」
晴香が聞き返すと、怒りに満ちた顔が上がった。
「誰に蹴られた!」
久しぶりに聞いた怒声に、恐怖を隠せず、思わず目をつぶってしまう。
でも、目をつぶっていたって、八雲の怒りは伝わってきた。
「言え!そいつをぶん殴ってくる!」
立ち上がったところで、晴香は慌てて止める。
「ち…違うの!」
「違う…?」
まだ鬼のような顔だが、それについつい笑ってしまった。
何故かは、本人も八雲もわからない。
「くすすっ…あのねっ、蹴ったのはこっち」
笑いながら言うと、自らの大きな腹を指す。
しばらく八雲は、わからないと言いたげだった。
「お腹の赤ちゃんが犯人だよ」
「あか…ちゃん…」
自らの勘違いに気付いたようで、八雲の顔が沸騰したように赤く染まる。
「………」
そして、気まずそうに無言でベンチに座った。
真っ赤な顔を隠すように俯く八雲が、なんだか可愛く見えてくる。
晴香はついつい、いじめたくなってきた。
「それで、蹴った人をどうするんだっけ?」
「っ……」
八雲の顔を覗き込みながら訪ねると、首まで真っ赤に染まる。
「や・く・も・くん?」
「…うるさいっ」
質問から逃げるかのごとく、八雲はホットココアを口に流し込んだ。
「熱っ!」
そりゃホットココアだ。
熱いのは当たり前。
「…くそっ」
そんなに熱かったのか、目には涙を浮かべている。
真っ赤な顔も手伝ってか、晴香の心がきゅんっとなった。

我慢の限界だ…

「八雲君かわいいっ!」
正面から抱き付き、ぎゅーっと抱き締める。
お腹が大きいため、ぴったりとはくっつけないのが寂しい。
「や…やめろっ!」
「やだーっ」
妊婦ということもあり、引き剥がそうとする八雲の力は、前よりも弱々しいものであった。
それを良いことに、晴香は思う存分、八雲を楽しんだ…



八雲が解放されたのは、それから数分後のこと。
抱き締め合う二人を見た人は多く、照れからか八雲の顔はさらに真っ赤だ。
ぷいっと、そっぽまで向かれている。
「っ……」
「もう、まだ怒ってるの?」
冷めて温くなったココアを飲む晴香。
ちょうど良い温度のそれは、晴香の体を暖めていった。

「…お父さんは怖い顔ですね〜」

誰と話しているのかと、八雲は横目で晴香を窺う。
晴香は、お腹の子供に話しかけていた。
そして腹に手を当て、ニコニコと笑う。
その時、ふと目があった…
「あ、八雲君もやる?」
「………」
でも、八雲は無言。
「お父さんったら、拗ねちゃって…ねー?」


お父さん…と言われるのが、なんとなく恥ずかしい。

結婚して、もう子供も出来ている…

なのに…お父さんにまだ慣れない。

八雲君は止めろ…なんて言っているが、一番落ち着く。


「いたっ…」
その時、突然そんな声がした。
振り返ると、そこには腹を抱える晴香…
「だ、大丈夫かっ!?」
腰に手を回し、優しくさする。
空いた手で、晴香の手をぎゅっと握りしめた。
「ど…どうすればいいんだ…」
慌てふためく八雲が、どうしようかと考えてるときだ…
「や、八雲君…」
「なんだ!どこが痛い!?」
顔を上げた晴香は、何故か苦笑を浮かべていた。
「ご…ごめん。嘘…」
「う…そ?」
ポカーンと目と口を開き、晴香を見つめる。
「ま、まさかそんなに本気になるとは思ってなくて…」
だが、いまだに八雲は理解していないようだ。
「うぅ…そんな顔しないでよ。…ごめんなさい」
晴香が謝ると、やっと八雲も動いた。
「…じゃ、痛くないんだな?」
「うん」
その言葉を聴くと、八雲が大きな大きな溜め息を吐いた。
ベンチの背もたれにもたれ、ずるずると下がる。
「良かった…嘘で」
「…ごめんね」
もう一度謝るも、やはりクスクスと笑いだした。
「…なんだよ」
「ううん。八雲君がこんなに心配してくれるとは思わなくて…ありがとっ!」
腕にしがみつき、逃がさまいと抱きつく。
「…そりゃ、僕の奥さん、だから…な」
前髪を掻き分けて、額に優しいキスを落とす。
「うん!八雲君は私の旦那さんだもんね!」

ホットココアは冷めたって、私たちは冷めることはない。



「…なぁ」

「ん?」

「その…触ってもいいか?」

「うんっ」

「…本当に、動いてるんだな」

「当たり前じゃない。…生きているんだから」

「…そうだな」


END。



子供が産まれたら、お互いなんて呼び合うのかな?
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
[250]  [249]  [248]  [247]  [246]  [245]  [244]  [243]  [242]  [241]  [240
カレンダー
09 2025/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
朝田よる
性別:
非公開
ブログ内検索
最新コメント
[05/23 ひなき]
[09/13 murasame]
[07/19 delia]
[06/27 delia]
[05/20 delia]
忍者ブログ [PR]