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ハロウィン祭!
ハウルの動く城。

いやぁ…本当、ハウルとソフィーは良い夫婦ですよね。
お前ら、いつ結婚するんですか。
というか、動く城メンバー…皆さん良い家族ですよね。

それにしても、ハウルの服装…ズボンにシャツ入れるんですね。
なんだか違和感があるかと思ったら…
八雲もシャツ入れたら面白いのに。
意外と似合…う…かな?

そうだ!今日でテストが終わったよ〜!
え、お前テスト期間中だったの?なんてツッコミが来そう。
あ、来ませんか。そうですか。

今日からバリバリ妄想しまくるぞー!
毎日してるんだけどね!
テスト期間中も、バリバリ妄想してましたもの^^

久しぶり(?)にペットショップに行ってきました!
か…かわゆかったよ!
う…ウーパールーパー!

ボタンインコに噛まれたけよ!(え
でも、あんまり痛くなかったです。
セキセイよりは痛いけど…ね。

今日からアビスです!
でも、ハウルを見ていたんで、見ていませぬ(´・ω・`)
ビデオ撮ったから見よっ〜と!
カルマを早く聞きたい(´・ω・`)

本日はお母様の誕生日です!
ケーキ買ってきたよ!
先週は父で、今週は母…色々とデスティニー^^


*御返事

綾さんへ。
こんばんは!
エロ本話にニヤケてしまいましたか^^
美雪お姉ちゃんの趣味は、八雲の部屋に侵入です。
そしてエロ本隠して、慌てる姿を見て楽しむという…
サディストですね!
晴ちゃんが攻めになるのかは、ご想像にお任せします^^
高校生地方は、予想通りになるでしょう。
公香お姉様は…あんまり隠さない気がしますね…
その変わりに、色々と率直に聴いてきそうです!
公香お姉様の下にいるので、真田も率直に聴く人になったんだと…
逆にお姉様たちから、女の子達にエロ本渡しても良いですよね〜
色々と教える為に^^
色々と…ね。
そうですね〜…今のところ、土曜日は無理っぽいです(´・ω・`)
後ほどメール、送らせてもらいますね!
出来る限り、萌をチャージできるように頑張ります!

コメントありがとうございました!


さて、何故だか知らん…何故か知らんが、シリアス気味になった…
え?シリアスじゃない?えっと…我がブログにしてはシリアス…のはず。

赤ずきん

身体が熱い…


「こほっ…」

小さな咳をひとつすると、寒気が襲ってきた。

熱いのに寒い…なんとも不思議だ。
でも、実際そうなのだから文句を言われてもしょうがない。


これは、まさしく…



「風邪…だな」

ぼんやりとした視界の先には、珍しく気まずそうな顔をした八雲。
三角の耳までも、気まずそうに垂れていた。
「…僕のが移ったか…」


昨夜、帰ってきた晴香はここに泊まった。

途中で眠ってしまい、よくは覚えてはいない。

だが今朝、八雲が目を覚めたら、何故か隣で眠っていたのだ。


「まったく…」
呆れたように溜め息を吐き、ガリガリと髪を掻き回す。
しょぼんと落ち込んだ晴香は、布団を口元まで上げた。

布団からは、狼さんの匂いがした…

「ごめん…なさい…」
晴香が謝ると、八雲は驚いた表情。
それもすぐに落ち着いて、いつもの意地悪そうな顔に戻った。
だが、今日は少し優しく見える。
「…別に謝ることじゃない」
「でも…」
言葉を続けようとした時、唇に何かが触れた。
「でもじゃない。…声が枯れてるぞ」
それは、狼さんの白くて長い指先。
爪が尖っていて、少し痛い。
「…ごめんなさ」
爪先に力が入り、唇に痛みが走る。
ぎしりと、ベッドが軋んだのは、八雲が晴香の身体に覆い被ったから。
「喋るな。…何も言えなくなるまで、鳴かせてやろうか?」
見下ろす八雲の顔が怖く、晴香は慌てて大きく頷いた。
「…良い子だ」
ぼふっと、大きな手で頭を撫でられる。
それは少し荒々しく、頭にガンガンと響いた。
「ぎ…ぎぶっ」
声を上げたら、やっと気付いたようで、苦笑を浮かべながらベッドから降りていく。
「…んっ」
その時、唇に痛みを感じ、指で触れた。
「あ…」
指先には赤。
どうやら、八雲が爪を立てたときに切れたようだ。
ペロリと舌で舐めると、鉄の味がする。
「………」
それを八雲は、唾を飲みながら見つめていた…



ベッドの上の晴香は、ぼんやりと天井を見つめている。
額には、冷やしたタオル。

「…朝ご飯、昨日の残りでいいか?」
「ん…」
こくりと頷くだけでも、頭に響いてきた。
ずいぶんと悪化しているようだ…
八雲はタオルを乗せ直してから、台所に向かった。

「はぁ…」
溜め息を吐いて、布団に潜り込む。

ちょっぴり固いベッドからは、狼さんの匂い…

優しく包み込むような、そんな感覚を覚えた。

「………」

だが、抱きしめかえそうとしても、それは無理。

それが、なんだかとても悔しくて寂しかった。

「お、おおかみさんっ!」

あ…喉が痛い。

大声で呼びかけたせいか、八雲の肩が驚いたように揺れた。
「どうした?」
シチューをかき混ぜる手を止め、晴香に駆け寄る。
「その…えっと…」
呼んだはいいが、何と言っていいのかわからない。
そんな晴香に、八雲は不思議そうに小首を傾げた。

「ぎゅーってして!」

晴香は、八雲を求めるように両手を伸ばす。
「………」
そんな晴香に、初めは驚いていた八雲だが、続いて苦笑を浮かべた。
後になってから恥ずかしさが混み上げてきて、頬が火照るのがわかる。
「ぎ、ぎゅーって…」
ついつい下を向いてしまうが、八雲の顔も見たい。
涙まで出てきた。

「ぎゅって…して、ください…」

そうこうしている間に頬を染め、涙目の上目遣いで見上げる晴香が出来上がった…

そして、八雲はじゅるりと涎をすすり、獲物を狙う目に変わった。

「…君は、僕を誘っているのか?」

布団を口元まで上げ、不安げに眉を八の字にする晴香。
目は潤み、頬は風邪以外の理由で火照っていた。

それは、八雲にとって何よりもの媚薬…

「へ?」
思わずそんな返事を返してしまう。
自分でも、この行動が理解出来ないのだ。
それなのに…
「誘っているのか…と聞いているんだ」
ぎしりとベッドが軋み、八雲が晴香の横に膝をついた。
片足を床に、片足をベッドに置いている。
「さ…誘ってるわけじゃ…」
反発する晴香に、八雲はニヤリと笑った。

「じゃ、お望み通りにぎゅってしてやるよ」

そう言ったかと思うと、勢いよく抱きしめられた。
片手を背中に回し、片手を晴香の顔の横に置く。
ぐいっと近付く、八雲の顔。
「あ…あの…」
背中に回った腕が、晴香を引き寄せる。
「ん?」
少し動いただけで、唇が触れてしまいそうだ。
後ろに下がろうとするも、ベッドがあるから下がれない。
「顔…近い…」
「…聞こえないな」
ずいって近寄り、晴香の頬を撫でる。
だがその時。
八雲は唇に浮かぶ、赤に気が付いた。
「…血、まだ出てるな…」
そう呟いたかと思うと、唇に指が滑る。
「おおかみさんがっ…爪立てたから…」
「僕のせい…だよな」
八雲が口を開く度に、晴香の首筋に吐息がかかった。
「違っ…」
本当は違くいのかもしれない。
でも、寂しそうな瞳を見た晴香は、とっさにそう答えようとした。
だが、その前に唇に触れた、温かくて湿ったもの…
「…うまい」
それが八雲の舌だとわかるのに、時間は有さなかった。
「お、おおかみさん!」
驚きのあまり、体を跳ね飛ばし、ベッドの隅に逃げる。
風邪を引いているのに、よくこんな力が出たと、自分でも驚きだ。

突然舐められたこともだが「うまい」…の言葉に。
「あ…」
それから八雲も気付いたのか、苦笑を浮かべて俯く。
しばらくの間、二人して顔を合わせることが出来なかった…



「…その、すまなかった」
口を開いたのは、八雲の方が早かった。
おそるおそる顔を上げると、そこには珍しく気まずそうな八雲。
「一応は狼だから…さ。血とかに弱くって…」
その弱いが、なんの弱いなのか、怖くて聞けなかった。
晴香は、只々俯くことしかできない。

「…すまない。恐かったよな。…嫌いに、なったよな」

八雲も俯き、ぎゅっとぐしゃぐしゃのシーツを握りしめる。
それを見た晴香は、何かを言おうとするが、なかなか言葉が出ない。
「…確かに、ちょっと恐かった」
その言葉を聞き、シーツを握りしめる手に、力が入る。
八雲は何かを耐えるように、奥歯を噛み締めた。
「でも…好きって力が強いんだもん!そう簡単になんて、嫌いになれない…よ」
喉が痛いのも忘れて、がむしゃらに叫んだ。
何故だか知らないが、涙がぽろぽろとこぼれ落ちる。
「嫌いに、なれなっ…」
焼けるように喉が痛く、うまく言葉が出ない。
空の文字を何度も口にし、結局諦めた。
うまく言葉に出来ない。
「…すまない」
顔を上げる前に、体を引き寄せられて、力が抜ける。
もう、自分の力で立つことが出来なかった。
「なにがよ」
言葉は出たが、ガラガラな声。
子山羊が戦った狼も、赤ずきんを食べた狼もガラガラ声。
「…わからない」
でも、ここにいる狼は、優しい優しい…子守歌のような声。
「わからないって…」
思わず笑ってしまうが、すぐに咳がそれをかき消した。
「…君は、もう少し休め」
「んっ…」
叫んだせいか、体が先ほどよりも熱い気がした。
そして、力を失った瞼がゆっくりと下りてくる。

涙にまみれて最後に見えたのは、優しい微笑みを浮かべた狼さんだった…



「…寝た、な」
汗でぺたりとくっ付いた前髪を、指先でそっと払う。
穏やかな寝顔だが、その影に苦しみを見つけた。
無言で立ち上がり、額の上のタオルを交換する。

「……はぁ」
一通り世話もし、落ち着いてきた頃。
比例するかのように八雲は、落ち着きを無くしていた。
だから、溜め息も落ち着こうとして吐いた深呼吸。
「っ……」
頭に先ほどの光景が浮かび、思わず口元を隠す。

今まで真面目な恋も、恋愛もしたことのない八雲にとって…
相手からの告白とは未知なるもの。

しかも、自分が大好きな相手から…

「あれは…告白だったのか?いや…違う気もする…」
ベッドサイドに座り、膝に肘を付いて顔を両手で覆う。

初めてのそれは、なんともむずがゆい。

今まで有利な立場だったのが、一気に不利な立場になりような…
そんな気分だ。

「んっ…」
後ろから聞こえた声に、珍しく体を跳ねさせて反応をする。
そっと振り返ってみると、寝返りをうっただけ。
八雲の方を向くようにして、薄い瞼を閉じていた。
「………」
額からずり落ちたタオルを置き直し、何度か髪を研いでやる。

…気のせいかもしれないが、笑ったような気がした。



こいつが元気になったら聞いてみよう。


あの言葉の意味は、なんなのか…


END。



たま〜には、おどおど狼さん。
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