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ハロウィン祭!
ジュディスコスティア。

コンダクタ―とアビスの感想上げました!
コンダクタ―はうろ覚えなので、少ないです…(´・ω・`)
アビスはつべで見ながらだったんで、随分と長いです。

さて、本日めろ…ティアを描いたのは…
久しぶりにぼいんちゃんが描きたくなったからです。
はい。たまに描きたくなるんですよ。ぼいんちゃん。
影までつけちゃったよ。胸にだけ。

それよりも…この人、本当に16歳ですか?
ルークがメロンと言いたくなるのがわかります。
やばい。アビスもう一周してこようかな?
ナム孤島が楽しかった。

ついさっき、キャシャーン見ましたよ。
キャシャーンでしたね。
キャッシャーン!(何

やばいですねぇ…本格的に風邪引いたかもです。
こういうときは葛根湯に限ります。
漢方薬!


さて、出来る限り甘いものを書いてみた。
頑張れ!新婚さん!

新婚設定

「寒いなぁ…」

歯磨きもし終わり、後は寝るだけの時間。

支度の早い八雲は、もうすでに布団の中。
そっと顔を覗いてみると、旦那様は心地良さそうに眠っていた。

半開きの口に、閉ざされた瞳。
安心しきった顔で、八雲は夢見心地。

晴香の大好きな赤も、いまは隠されていた。

「…寝てれば可愛いのになぁ」

まぁ…結婚してからは、昔よりは可愛いところをたくさん見つけた。


頭を撫でられるのが好きだったり、無視されるのが嫌いだったり。

寝起きは不機嫌のくせに、甘えん坊なところとか。

意外と耳が弱いところとか…


結婚してからというもの、毎日が発見の連続だ。

それはお互い様…ということは、二人とも知らない…



ベッドサイドに座ると、晴香は寝たばかりだというのに、寝癖だらけの髪を撫でた。

ふわふわとも、さらさらとも言える髪質。

毛の長い猫を撫でたら、こんな感じなのだろうか。

「化け猫さん、今は立派な家猫ですね〜」

そんなこと、八雲が起きていたら言えないだろう。
野良猫時代は人には懐かず、自由気ままに生きていた猫。
いまじゃ飼い主にべったりな、甘えん坊な猫にまる変わり。

「んっ…」
八雲がくすぐったそうに身を捩り、子供のように体を丸めた。
どどんと大きなダブルベッドが、八雲が動いたことによって面積を増す。
まるで、晴香を夢の世界へ連れていこうとするように。
「…私もそろそろ寝よっと…」
まんまと誘われた晴香は、ごそごそと布団の中に潜り込む。

八雲との距離は遠い。
ダブルベッドを買った頃、八雲に「くっ付いて寝るのは駄目だ」と約束されたから。
その頃、一緒に寝るだけでも精一杯だった晴香は、おとなしく頷いたのだ。

でも、いまは違う…

数ヶ月前はドキドキとしたこの距離が、今では焦らされて仕方がない。
ドキドキというより、ムズムズ…そんな心の痒みが、晴香にはあった。

…まぁ、いまは置いておこうじゃないか。

「…寝よっ」
寒さにぶるりと震え、部屋の電気をリモコンで消す。
真っ暗ではなく、小さなオレンジ色の豆電球をつけて。
「寒い…」
入りたての布団の中は、冷えていてとても寒い。

電源を入れた直後のコタツに似ている。
暖かくなるには、まだ時間がかかる…ということだ。

「………」
そんなとき、目が行ったのは隣にある、大きな背中。
こちらに背を向けた八雲の背中が、呼吸に合わせてゆっくりと上下する。
それは生きている証拠…
遠くから微かに感じるのは、そんな生きている証ともいえる、温もり…

「…少しなら近付いてもいいよね?」
誰に話すでもなく呟くと、体を八雲に近付ける。
少し近付く温もり…
だが、こんなものでは晴香の焦らしは解かれない。
「…もう少し」
再び八雲に近寄る。
八雲との距離は、人一人分くらいの距離。

子供でも出来たら、二人の間に寝かせよう。

そんな願望がある晴香は、こんな距離か…と確かめる。
まだ子供はいないが、なんだかこそばゆい。
「んっ……」
その時、八雲が微かに声を上げ、体を捩った。
「八雲君?」
おそるおそる話しかけるも、八雲からの返事は返ってこない。
「もしもーし」
「………」
「八雲君?」
「………」
「…寝てるんだ」
今まで丸まっていたのが、今は仰向けになって眠っている。
幸せそうに眠るのは、今も前も変わらない…
「…じゃ、もう少し」
また少し、八雲に近寄ってみる。
仰向けになったせいで、二人の距離は先ほどよりも縮んでいた。
腕に触れてしまいそうな距離に、晴香は思わず息を呑む。
「………」
思ってみれば、こんなにも近くで、八雲の寝顔をみたけとがなかった。
いつも先に起きるのは八雲で、寝顔なんてレアものなのだ。
上からならばあるが、真横から見たのは初めてだった。
「…意外とまつげ長いんだ…」
真横から見て、初めて知ることがたくさん。
「鼻も高い…」
暗くてはっきりとは分からないが、新たな発見ばかりだ。
「………」
そして、それはすべて、女性の晴香にとっては羨ましいものだらけ。
「…寒い」
そんな晴香の思考を途切ったのは、自らの些細な一言。
温まってきた布団に体を沈め、手を摺り合わせる。
「明日…毛布だそっと…」

でも、シングル用のが一枚しかないんだ。
…仕方がない。
明日はくっ付いて眠ろう。

仕方がないと言っておきながら、晴香はどこか楽しそうな顔。
頬が緩んでしまうのを、ギリギリのところで引き締めた。
「…八雲君、寒くないのかなぁ」
隣で眠る顔を見上げ、じっと見つめる。

こんなにも晴香が寒がっているというのに、八雲は穏やかな寝顔。

しばらく見つめていた晴香の心に、恨めしい気持ちが浮かんできた。

「えいっ」

掛け声とともに、八雲の腕にしがみつく。
八雲の体が揺れた気がするのは、晴香がぶつかっていったからだろうか。
「てへへ〜」
予想通りの暖かさに、晴香は満足げに頷いた。

どんなカイロよりも、どんな暖房よりも温かいそれ。

「私だけのカイロ〜」

「誰が君だけのカイロだ…」

一瞬、焦った体が空耳だと心に言いつけた。
だが、聞こえてしまったものは、聞こえてしまったのだ。
「………」
晴香はゆっくりと顔を上げる。
願わくば、穏やかな寝顔の八雲がいますように…
だが、そんな願いは脆く崩れ、そこには呆れ顔の八雲がいた。
「やっくもくん!?」
しまった。
舌を噛みそうになった。
「そうだが?」
ガリガリと、開いた手で髪を掻き回す八雲。
この生意気さ…寝起きではないことが、晴香にはわかった。
「い…一体いつから起きて…」
「…誰も寝てない」
「じ、じゃあ…」
「ずっと起きてた」
八雲の言葉が、どこか遠くから聞こえた気がした。

今までの独り言を、すべて八雲に聞かれていた…
慌てて、話したことを思い出す。
八雲が怒るような、そんなことは言っていないか…

「さて…誰が化け猫だって?」

「へ!?」

八雲の体が、ぐるりと半回転
晴香の目の前には、オレンジ色の影になった、八雲の姿…

吐息が触れるような距離に、八雲の顔がある。

お互いの肌なんて、あと少しで触れてしまう。
そのせいで、晴香は動けない。



「…僕も寒い」

「?」

「だから、すぐに暖かくなる方法で温まることにするよ…」

「っ!?」



「…なんで、ぼくが…あんなやくそく、したか…っわかるか?」

「ぁはっ…ん」

「っきみが…くっついてくると…こうなるからだよ」


END。



親子川の字って良いよね。
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