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はりゅかのにっき。
きょうはやくもくんとどうぶつえんにいきました。
おっきないぬがいておどろきました。
わたしもいつかああなるのかな。
楽しかったです!
可愛かったです!
あそこは天国です!
ここの動物園は…三回目ですね。
ちっちゃい頃と、ちっちゃい頃と、今現在。
懐かしいなぁ…
行ったら丁度、狼さんの説明をしていたので聴きました。
お話書くのに、役に立ちましたよ~
黒と白のお爺ちゃんお婆ちゃんでした。
黒がお爺ちゃんで、白がお婆ちゃん。
いつもは黒い子が強くて、白ちゃんが口とか舐めてあげてるんですって。
順位が黒の方が上なんですね。
でもね、ご飯のときだけ白ちゃんが強いんです^^
たまに黒い子がご飯食べれないときもあるとか…
お肉は牛肉とレバー、それと鶏頭です…
えぇ…結構グロテちゅくでした。
鶏の首から上ですね…それを丸ごとぼりぼりと…
でもね、ちゃんとくちばしだけは吐き出していました。
白ちゃんは牛肉が大好きだそうで、レバーは嫌いだそう。
その残ったのを黒ちゃんが食べる…という…
なんとも悲しいですね^^
ふふふ…ふれあいコーナーにも行きましたよ。
ここの動物園のふれあいコーナーは、モルちゃん以外にもいるんですよ~
ヒヨコにネズミ!むっきゃーっ!
モルちゃんなんて、スロープ歩いて家に帰るんですよ!
それがもう可愛い!
たまに止まって渋滞するんですよ!
あとはフェネック可愛かったです!
キツネ!キツネちゃん!
小さいキツネちゃん!
ふー…ただいまmoggyさん宅でチャット中。
大人数ですね~
こんなにいるのは、初めて…かな?
さて、ハロウィン翌日話。
終わってもまだ続きます。
恋人未満
10月31日…
嵐のようなハロウィンは、嵐のごとく過ぎてしまった。
今日から11月。
そして、土曜日。
八雲は休日であることを良いことに、のんびりと読書に浸っていた。
ここ最近、トラブルメーカーが現れてから、まともに読書も出来ないでいたからな。
久しぶりにひとりを堪能出来る…
「………」
僕としては嬉しいことなのだが、なんだか物足りない…
この隙間を埋めてくれるもののは、一体なんなんだ。
久しぶりに早起きをし、八雲は朝ご飯を食べていた。
いつもならば朝ご飯兼昼ご飯なので、朝ご飯…というのは随分と懐かしく感じる。
「………」
それほどうまくないコンビニ弁当と、二リットルのミネラルウォーター。
いつの間にか僕は、不健全人間街道をまっしぐららしい。
…晩ご飯は自炊してみるか。
そんなことを思いながら、ゴミ箱に弁当の容器を捨てた。
ふと視界に入ったのは、机の端に置かれた、オレンジと緑を基調にした缶。
可愛らしいカボチャやお化けが描かれたそれは、いかにもハロウィンだと言っていた。
昨日、八雲に無理矢理「トリックオアトリート」と言わせた彼女が、置いていったもの。
「べ…別に中が気になった訳じゃないからな…」
誰に言うでもなく呟き、缶を手に取った。
「チョコとか…冷蔵庫に入れないといけないものなら大変だもんな…」
自分への言い訳を、呪文のように何度も唱える。
缶の蓋を回すと、カポン…とすんなり外れた。
最後に深呼吸をし、おそるおそる中を覗いてみる。
「………」
その中には、赤や青…黄色に緑、色とりどりの小包が詰まっていた。
カラフルなそれらの中から、赤色の小包を指で拾い上げる。
「飴…か?」
缶を机に置いて、小包の端と端を摘んで開く。
くるんと一回転し、現れたのは赤色のあめ玉。
「飴だ…」
ポイと口の中に放り込めば、甘いイチゴの味が広がった。
正真正銘のあめ玉だ。
「……まあまあだな」
誰も…別にあいつが居ないというのに、つい意地を張ってしまう。
君のような素直な人間になれたら…と何度思ったか。
だから、こんなときだから、正直になってやろう。
「…うまい」
たったそれだけの言葉なのに、言った直後に顔が熱くなった。
「くそっ…」
正直になることが、こんなにも恥ずかしいのか。
それとも別の意味で恥ずかしいのか…いまの八雲には分からなかった。
「八雲くーん!遊びにきたよー!」
「っ!?」
突然の訪問者とその声に、八雲の肩が跳ねた。
慌てて振り返れば、当たり前だと言わんばかりの晴香の姿…
一瞬、平日ではないかと疑いもした。
「どうしたの?」
きょとんとした顔の晴香に、慌てて落ち着こうとする。
後ろ手で、ついつい缶を隠してしまう。
とりあえずは深呼吸をし、いつもの席についた。
だが、鼓動の高鳴りはなかなか収まろうとはしなかった。
「…こんな休日まで暇なのか?君は」
「暇だから遊びにきたの」
「………」
それはごもっともな理由だ。
「なに食べてるの?」
上から覗くようにして、膝の上の缶を覗こうとする。
だが、させまいと八雲は後ろに手を回した。
「…なんで隠すのよ」
「別に良いだろ」
ぶっきらぼうに答えて、落とさないようにと缶を握りしめる。
「……イチゴ」
目をつぶったかと思うと、突然呟いた。
「へ?」
「イチゴの匂いがする…」
言われてから、自らの口を慌てて塞ぐ。
おそるおそる見上げてみれば、晴香が楽しそうに笑っている。
「たーしか、昨日あげた缶の中に、イチゴ味の飴があったよーな…」
「っ!」
その時晴香が見た八雲は、明らかに動揺を隠せないでいた。
そんな晴香を見て、奥歯を噛み締めて俯く八雲。
このことを弱みに握られ、これからどうなるのであろうか…
「…食べてくれたんだ」
だが、返ってきた返事は、八雲の想像するものとは違った。
驚いて顔を上げれば、そこには安堵したような晴香。
笑っているようにも見えたのは、八雲の気のせいであろうか。
「気味悪がって食べないかと思った」
誰が…君からの贈り物を気味悪がるんだ?
「もしくは、奈緒ちゃんにあげちゃうとか」
僕が、君から貰ったのだ。
いくら奈緒だからといって、決してあげたりなどしない。
てへへ…と照れたように笑うと、晴香も椅子に座る。
バレてしまっては隠す理由もなくなり、八雲は缶を机の上に置いた。
「それで?おいしかった?」
「…まあまあ」
本当のことを言いたかったが、生憎素直じゃない性格だからな。
「不味くなかったなら良かった」
ニコリと微笑んだその笑みに、何故か胸が高鳴った。
やはり本当のことを言おうと、口を開くが言葉が出ない。
「ね、ひとつもらっていい?」
「…あぁ」
溜め息混じりのその言葉を、不思議そうに聞きながら、晴香は飴を一粒摘む。
包装紙は白色。
端と端を持って開け、それを口に放り投げた。
「ん……ミルク味だ」
コロコロと舌の上で転がしているのか、もごもごと口が動いている。
「…ミルク、ね」
どうやら、包装紙の色が違えば、飴の味も違うみたいだ。
赤がイチゴで、白がミルクならば…黄色がレモンで緑がメロンであろうか。
…なら、青はなんだ。
「あ…私、言ってなかったっけ…」
何が…と聴く前に、改まったように向き合ってきたので口を結ぶ。
「トリックオアトリート!」
晴香が言ったのは、一日遅れた、ハロウィンの挨拶。
「………」
そういえば、僕な言わせることに夢中になっていて、こいつは言っていなかったな…
「おかしちょーだい」
「………」
どうやら、晴香の頭の中ではイタズラよりもお菓子が大切みたいだ。
なんか知らないが、それが不満で…なんとなくイタズラをしてしまった…
かぷり…
唇を合わせて、口の中のあめ玉を晴香の中に押し入れる。
少しだけ舌が入り、どうしようかと悩んだ末に、晴香の舌に触れて出ていった。
「なっ…なななにっ!?」
やり遂げた達成感に口端を上げ、八雲は立ち上がる。
「…お菓子、やったからな」
真っ赤になった晴香を見て、くすりと笑った。
「嘘っ、八雲君と…八雲君とっ」
そして、あわあわと慌てる晴香をよそに、八雲は部屋を出ていった…
「あぁ…くそっ…」
映画研究同好会と書かれたドアに背を預け、口元を押さえる。
何故あんなことをしてしまったのか、まったく分からない。
ずるずると下がり、コンクリートの床に尻餅をつく。
冷たい秋風は、真っ赤な八雲の頬を冷まさずに通り過ぎていった…
トリックオアトリック…
多分…お菓子じゃなくって、君にイタズラがしたかったんだ。
END。
素直じゃない子。
嵐のようなハロウィンは、嵐のごとく過ぎてしまった。
今日から11月。
そして、土曜日。
八雲は休日であることを良いことに、のんびりと読書に浸っていた。
ここ最近、トラブルメーカーが現れてから、まともに読書も出来ないでいたからな。
久しぶりにひとりを堪能出来る…
「………」
僕としては嬉しいことなのだが、なんだか物足りない…
この隙間を埋めてくれるもののは、一体なんなんだ。
久しぶりに早起きをし、八雲は朝ご飯を食べていた。
いつもならば朝ご飯兼昼ご飯なので、朝ご飯…というのは随分と懐かしく感じる。
「………」
それほどうまくないコンビニ弁当と、二リットルのミネラルウォーター。
いつの間にか僕は、不健全人間街道をまっしぐららしい。
…晩ご飯は自炊してみるか。
そんなことを思いながら、ゴミ箱に弁当の容器を捨てた。
ふと視界に入ったのは、机の端に置かれた、オレンジと緑を基調にした缶。
可愛らしいカボチャやお化けが描かれたそれは、いかにもハロウィンだと言っていた。
昨日、八雲に無理矢理「トリックオアトリート」と言わせた彼女が、置いていったもの。
「べ…別に中が気になった訳じゃないからな…」
誰に言うでもなく呟き、缶を手に取った。
「チョコとか…冷蔵庫に入れないといけないものなら大変だもんな…」
自分への言い訳を、呪文のように何度も唱える。
缶の蓋を回すと、カポン…とすんなり外れた。
最後に深呼吸をし、おそるおそる中を覗いてみる。
「………」
その中には、赤や青…黄色に緑、色とりどりの小包が詰まっていた。
カラフルなそれらの中から、赤色の小包を指で拾い上げる。
「飴…か?」
缶を机に置いて、小包の端と端を摘んで開く。
くるんと一回転し、現れたのは赤色のあめ玉。
「飴だ…」
ポイと口の中に放り込めば、甘いイチゴの味が広がった。
正真正銘のあめ玉だ。
「……まあまあだな」
誰も…別にあいつが居ないというのに、つい意地を張ってしまう。
君のような素直な人間になれたら…と何度思ったか。
だから、こんなときだから、正直になってやろう。
「…うまい」
たったそれだけの言葉なのに、言った直後に顔が熱くなった。
「くそっ…」
正直になることが、こんなにも恥ずかしいのか。
それとも別の意味で恥ずかしいのか…いまの八雲には分からなかった。
「八雲くーん!遊びにきたよー!」
「っ!?」
突然の訪問者とその声に、八雲の肩が跳ねた。
慌てて振り返れば、当たり前だと言わんばかりの晴香の姿…
一瞬、平日ではないかと疑いもした。
「どうしたの?」
きょとんとした顔の晴香に、慌てて落ち着こうとする。
後ろ手で、ついつい缶を隠してしまう。
とりあえずは深呼吸をし、いつもの席についた。
だが、鼓動の高鳴りはなかなか収まろうとはしなかった。
「…こんな休日まで暇なのか?君は」
「暇だから遊びにきたの」
「………」
それはごもっともな理由だ。
「なに食べてるの?」
上から覗くようにして、膝の上の缶を覗こうとする。
だが、させまいと八雲は後ろに手を回した。
「…なんで隠すのよ」
「別に良いだろ」
ぶっきらぼうに答えて、落とさないようにと缶を握りしめる。
「……イチゴ」
目をつぶったかと思うと、突然呟いた。
「へ?」
「イチゴの匂いがする…」
言われてから、自らの口を慌てて塞ぐ。
おそるおそる見上げてみれば、晴香が楽しそうに笑っている。
「たーしか、昨日あげた缶の中に、イチゴ味の飴があったよーな…」
「っ!」
その時晴香が見た八雲は、明らかに動揺を隠せないでいた。
そんな晴香を見て、奥歯を噛み締めて俯く八雲。
このことを弱みに握られ、これからどうなるのであろうか…
「…食べてくれたんだ」
だが、返ってきた返事は、八雲の想像するものとは違った。
驚いて顔を上げれば、そこには安堵したような晴香。
笑っているようにも見えたのは、八雲の気のせいであろうか。
「気味悪がって食べないかと思った」
誰が…君からの贈り物を気味悪がるんだ?
「もしくは、奈緒ちゃんにあげちゃうとか」
僕が、君から貰ったのだ。
いくら奈緒だからといって、決してあげたりなどしない。
てへへ…と照れたように笑うと、晴香も椅子に座る。
バレてしまっては隠す理由もなくなり、八雲は缶を机の上に置いた。
「それで?おいしかった?」
「…まあまあ」
本当のことを言いたかったが、生憎素直じゃない性格だからな。
「不味くなかったなら良かった」
ニコリと微笑んだその笑みに、何故か胸が高鳴った。
やはり本当のことを言おうと、口を開くが言葉が出ない。
「ね、ひとつもらっていい?」
「…あぁ」
溜め息混じりのその言葉を、不思議そうに聞きながら、晴香は飴を一粒摘む。
包装紙は白色。
端と端を持って開け、それを口に放り投げた。
「ん……ミルク味だ」
コロコロと舌の上で転がしているのか、もごもごと口が動いている。
「…ミルク、ね」
どうやら、包装紙の色が違えば、飴の味も違うみたいだ。
赤がイチゴで、白がミルクならば…黄色がレモンで緑がメロンであろうか。
…なら、青はなんだ。
「あ…私、言ってなかったっけ…」
何が…と聴く前に、改まったように向き合ってきたので口を結ぶ。
「トリックオアトリート!」
晴香が言ったのは、一日遅れた、ハロウィンの挨拶。
「………」
そういえば、僕な言わせることに夢中になっていて、こいつは言っていなかったな…
「おかしちょーだい」
「………」
どうやら、晴香の頭の中ではイタズラよりもお菓子が大切みたいだ。
なんか知らないが、それが不満で…なんとなくイタズラをしてしまった…
かぷり…
唇を合わせて、口の中のあめ玉を晴香の中に押し入れる。
少しだけ舌が入り、どうしようかと悩んだ末に、晴香の舌に触れて出ていった。
「なっ…なななにっ!?」
やり遂げた達成感に口端を上げ、八雲は立ち上がる。
「…お菓子、やったからな」
真っ赤になった晴香を見て、くすりと笑った。
「嘘っ、八雲君と…八雲君とっ」
そして、あわあわと慌てる晴香をよそに、八雲は部屋を出ていった…
「あぁ…くそっ…」
映画研究同好会と書かれたドアに背を預け、口元を押さえる。
何故あんなことをしてしまったのか、まったく分からない。
ずるずると下がり、コンクリートの床に尻餅をつく。
冷たい秋風は、真っ赤な八雲の頬を冷まさずに通り過ぎていった…
トリックオアトリック…
多分…お菓子じゃなくって、君にイタズラがしたかったんだ。
END。
素直じゃない子。
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