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いぬかのひとびと。
「やーきゅもきゅんっ!」
「……?」
「みみー、がある」
「…なんだこれ」
はりゅかわんは伸縮自在です。
小さいのはありんこサイズ、大きいのはゴジラくらい。
頑張れば地球をボールにするくらい、大きくなると思います。
だから、いつかおっとなーはりゅかわんを描いて、八雲といちゃラヴさせたいです。
普通の晴香サイズのはりゅかまで成長させるつもりです。
犬耳晴香になっちゃいます。
やっぱりこの色が好きです。みかん色〜♪
この色で描くはりゅかたちが好きです。
落ち着きますね。
ヤフーのべたー版メールなんちゃら使ってみましたが…
つ…使いにk…なんだか無駄にカクカク動く。
カクカク動画〜♪
今更ですが、今週(先週?)号のジャンプに出てた、貧乏神が面白かったです。
あの転んだ愛ちゃんという少女が、奈緒ちゃんに見えて仕方ありません。
いや…イメージにぴったりなのですよ。髪型とか…
それと、どことなく主人公のお二人が美雪お姉様に似てい…ませんか?
登場人物紹介でナース服とか言ってたから…
でもボインはあっちの子ですね^^
あぁ…やっぱり昨日、買えば良かったかなぁ…(立ち読みした人
あー…とうとう今日でサザンのドラマが最終回ですね…(´・ω・`)
やっぱり「TUNAMI」が一番良かったです。
見てないのが数話あるんですよねぇ…
それと息子関係のお話も好きです。
親子愛が素晴らしい!
見てない話分…やるかな?
さて、やっぱり休日はほのぼの家族率が上がるみたいです。
休日マンセー!
新婚設定
リビングには、暇つぶしに付けているテレビの音。
昼間のこの時間帯は、バラエティー番組ばかり。
トークをしては笑いの繰り返しだ。
そんな笑い声も、いまはBGMと化していた…
「ふんふんふふ〜ん」
鼻歌を歌いながら、晴香は手を動かしていた。
時々テレビを見て、司会者と共に笑う。
どこにでもある、のどかで平凡な時間を過ごしていた…
最近寒くなってきて、半袖を着る機会が減り、長袖ばかりの毎日。
そんな今日は、斉藤家の衣替えの日…
リビングのカーペットの上には、二人の夏服と冬服がずらりと並んでいる。
「…八雲君のシャツ」
…といっても、八雲のシャツは薄いか厚いかの違いだけだが。
ついついぎゅっと抱きしめ、匂いを嗅ぐ。
それに比べて晴香のは、最近まで現役女子大生ということもあり、お洒落なものが多い。
昨年の夏に買った、女の子らしいピンクの半袖。
「確か…デートのときに買ってくれたのだ」
今年の夏に買った、大人っぽいシックなノースリーブ。
「これは仲直りした翌日のお買い物で買ったの」
…どれも、付き合いだしてからの八雲が選んでくれたものだ。
捨てるに捨てられず、洋服箪笥は晴香の服がほとんどである。
苦笑を浮かべた晴香は、それを仕舞おうと、洋服箪笥に向かった。
「ん?」
ふと何かが視界に移り、持っていた服を置いてしゃがみ込む。
そこには、貰いものの高級菓子の缶。
「なんだろ…」
手に持ってみれば、埃がぶわっと舞った。
慌てて口元を押さえたが遅く、咳込んでしまう。
「す…すっごい埃…」
手近にあった雑巾で缶を拭きながら、座る場所を求めて、ソファーに腰を落とす。
ドキドキと高鳴る胸を抑え、晴香はそっと缶の蓋を外した。
そこから出てきたのは…
「………」
宝のように溢れた、写真の数々。
手にとって見てみれば、そこには一人の男の子の姿。
こちらを涙目で睨みつけ、膝を押さえていた。
男の子の左目は、誰かさんのように赤かった…
「これって…」
どう考えたって、こんなにも綺麗な赤を持つ人間は一人。
「八雲君…?」
どこかで見たことあると思えば、お母さんが見せてくれた写真だ。
あの頃よりは大きそうだが…
「呼んだか?」
突如現れた八雲に、ビクンと体を揺らした。
写真を落としそうになったが、ギリギリのところでキャッチ成功。
「やっ…八雲君っ!?」
ソファーの後ろから、晴香の顔を覗くようにいる八雲。
そのまま前乗りになりすぎて、こちら側に倒れてこないか心配だ。
「…なんだ?」
つまらなそうに欠伸を噛みしめ、首を傾げる。
…最近、こういう仕草に可愛さが磨かれたと思うのは…私の気のせい?
「………」
じっ…と見つめ、写真の中の男の子と見比べてみる。
眠たそうな目…というとこは違うが、輪郭や鼻の形は写真のまんまだ。
やっぱりこれは…
「…なに見てるんだ?」
「あ」
ひょいと写真を取られ、晴香はその後を追う。
追った先には、苦虫を噛んだような表情の八雲。
「これ八雲君?」
「あぁ…」
晴香の隣に移動し、ソファーに座る。
体を寄せて、八雲が持っている写真を覗く。
「…どうしたんだ、これ?」
それを聞きたいのは私の方だ。
「箪笥の中にあったの」
缶ごと八雲に見せ、自分でも一枚写真を取る。
今度は見たこともない満面の笑顔で、ニコニコと笑っている写真。
「…叔父さんの家に…あったのかもな」
それを後藤さんが見つけて、送ってきた。
八雲の説明は、晴香を納得させる力を持っていた。
だが…
「いつもらったの?」
「……さぁ?今度聞いてみろ」
「…うん、そうする」
そう言って、もう一枚写真を取る。
何が出てくるか分からない。
まるでくじ引きをしている気分だ。
「あ…レインコート着てる」
雨の日のお散歩だろうか。
黄色のレインコートに、黄色の長靴。
楽しそうに水たまりを踏んで、辺りに泥を飛び散らしている。
「…かわいいっ」
ふふふと笑ったら、微かに頬を染めた八雲が睨んできた。
さっきの涙目の男の子を思い出し、ますます笑ってしまう。
「………」
しばらく不満気な八雲であったが、諦めたのか肩の力を抜いた。
「…レインコート、買ってもらったんだ」
「へ?」
突然語り出した八雲に驚き見上げれば、すぐさま顔を逸らされる。
「傘差すのが下手で、母さんにレインコート買ってもらって……で、散歩に行ったんだ」
いつもは雨の日になんて出かけないのに…
「すっごく嬉しくて…水たまりでジャンプしたら、母さんの服に泥飛ばしちゃって…」
慌てて謝ろうとしたら、僕の顔についた泥をハンカチで拭いてくれて…
「怒られるかと思ったら、笑顔で大丈夫…って言われたんだ…」
その後、何か知らないけど、母さんも一緒になって水たまりで遊んだ。
「って…僕はなにを言ってるんだ…」
うぅ…っと唸りながら顔を押さえ、ソファーの背もたれの上に首を倒す。
手の隙間から見えたその顔は、真っ赤に染まっていた。
「…だから」
…だから、こんなにも楽しそうに水たまりで遊んでるんだ。
「…楽しかった?」
「………」
晴香が訪ねると、首は倒したままで、手の隙間からこちらを窺ってきた。
一瞬目が合ったかと思えば、すぐに手で隠されてしまう。
何も返さない八雲に、晴香が諦めかけていると…
「…楽しかった」
ぼそりと呟いたその言葉は、素直で純粋な言葉…
「…そっか」
返す言葉は、短くて素っ気ないもので充分であった。
「くそっ…」
照れ隠しか知らないが、ぎゅっと引き寄せられて、肩に顔を埋められる。
「恥ずかしかった?」
「……ん」
小さく頷いたかと思えば、髪から覗く耳がみるみるうちに赤くなっていった。
「私は…八雲君のこと知れて、嬉しかったかな?」
「…今度は、君の話を聞かせてくれ」
「うん、良いよ。…あ、でも写真が見つかったらね」
「……わかった」
しぶしぶ了承した八雲は、晴香に擦りよった。
あくまで、顔は肩に埋めたまま…
この顔の赤みが無くなるまでは…このままで。
「…そういえば」
「ん?」
「この散らかりようはなんだ?」
「……あ」
「どうした?」
「衣替えの途中だったんだ!」
「…日が暮れるまでに片付けられると良いな」
「や、八雲君も手伝って!」
「……ま、良いかもな」
「本当!?」
「あぁ…」
君の思い出話を聞きたいから…
END。
衣替えの途中にアルバムを見つけて、衣替えを忘れちゃう…ってありますよね。
昼間のこの時間帯は、バラエティー番組ばかり。
トークをしては笑いの繰り返しだ。
そんな笑い声も、いまはBGMと化していた…
「ふんふんふふ〜ん」
鼻歌を歌いながら、晴香は手を動かしていた。
時々テレビを見て、司会者と共に笑う。
どこにでもある、のどかで平凡な時間を過ごしていた…
最近寒くなってきて、半袖を着る機会が減り、長袖ばかりの毎日。
そんな今日は、斉藤家の衣替えの日…
リビングのカーペットの上には、二人の夏服と冬服がずらりと並んでいる。
「…八雲君のシャツ」
…といっても、八雲のシャツは薄いか厚いかの違いだけだが。
ついついぎゅっと抱きしめ、匂いを嗅ぐ。
それに比べて晴香のは、最近まで現役女子大生ということもあり、お洒落なものが多い。
昨年の夏に買った、女の子らしいピンクの半袖。
「確か…デートのときに買ってくれたのだ」
今年の夏に買った、大人っぽいシックなノースリーブ。
「これは仲直りした翌日のお買い物で買ったの」
…どれも、付き合いだしてからの八雲が選んでくれたものだ。
捨てるに捨てられず、洋服箪笥は晴香の服がほとんどである。
苦笑を浮かべた晴香は、それを仕舞おうと、洋服箪笥に向かった。
「ん?」
ふと何かが視界に移り、持っていた服を置いてしゃがみ込む。
そこには、貰いものの高級菓子の缶。
「なんだろ…」
手に持ってみれば、埃がぶわっと舞った。
慌てて口元を押さえたが遅く、咳込んでしまう。
「す…すっごい埃…」
手近にあった雑巾で缶を拭きながら、座る場所を求めて、ソファーに腰を落とす。
ドキドキと高鳴る胸を抑え、晴香はそっと缶の蓋を外した。
そこから出てきたのは…
「………」
宝のように溢れた、写真の数々。
手にとって見てみれば、そこには一人の男の子の姿。
こちらを涙目で睨みつけ、膝を押さえていた。
男の子の左目は、誰かさんのように赤かった…
「これって…」
どう考えたって、こんなにも綺麗な赤を持つ人間は一人。
「八雲君…?」
どこかで見たことあると思えば、お母さんが見せてくれた写真だ。
あの頃よりは大きそうだが…
「呼んだか?」
突如現れた八雲に、ビクンと体を揺らした。
写真を落としそうになったが、ギリギリのところでキャッチ成功。
「やっ…八雲君っ!?」
ソファーの後ろから、晴香の顔を覗くようにいる八雲。
そのまま前乗りになりすぎて、こちら側に倒れてこないか心配だ。
「…なんだ?」
つまらなそうに欠伸を噛みしめ、首を傾げる。
…最近、こういう仕草に可愛さが磨かれたと思うのは…私の気のせい?
「………」
じっ…と見つめ、写真の中の男の子と見比べてみる。
眠たそうな目…というとこは違うが、輪郭や鼻の形は写真のまんまだ。
やっぱりこれは…
「…なに見てるんだ?」
「あ」
ひょいと写真を取られ、晴香はその後を追う。
追った先には、苦虫を噛んだような表情の八雲。
「これ八雲君?」
「あぁ…」
晴香の隣に移動し、ソファーに座る。
体を寄せて、八雲が持っている写真を覗く。
「…どうしたんだ、これ?」
それを聞きたいのは私の方だ。
「箪笥の中にあったの」
缶ごと八雲に見せ、自分でも一枚写真を取る。
今度は見たこともない満面の笑顔で、ニコニコと笑っている写真。
「…叔父さんの家に…あったのかもな」
それを後藤さんが見つけて、送ってきた。
八雲の説明は、晴香を納得させる力を持っていた。
だが…
「いつもらったの?」
「……さぁ?今度聞いてみろ」
「…うん、そうする」
そう言って、もう一枚写真を取る。
何が出てくるか分からない。
まるでくじ引きをしている気分だ。
「あ…レインコート着てる」
雨の日のお散歩だろうか。
黄色のレインコートに、黄色の長靴。
楽しそうに水たまりを踏んで、辺りに泥を飛び散らしている。
「…かわいいっ」
ふふふと笑ったら、微かに頬を染めた八雲が睨んできた。
さっきの涙目の男の子を思い出し、ますます笑ってしまう。
「………」
しばらく不満気な八雲であったが、諦めたのか肩の力を抜いた。
「…レインコート、買ってもらったんだ」
「へ?」
突然語り出した八雲に驚き見上げれば、すぐさま顔を逸らされる。
「傘差すのが下手で、母さんにレインコート買ってもらって……で、散歩に行ったんだ」
いつもは雨の日になんて出かけないのに…
「すっごく嬉しくて…水たまりでジャンプしたら、母さんの服に泥飛ばしちゃって…」
慌てて謝ろうとしたら、僕の顔についた泥をハンカチで拭いてくれて…
「怒られるかと思ったら、笑顔で大丈夫…って言われたんだ…」
その後、何か知らないけど、母さんも一緒になって水たまりで遊んだ。
「って…僕はなにを言ってるんだ…」
うぅ…っと唸りながら顔を押さえ、ソファーの背もたれの上に首を倒す。
手の隙間から見えたその顔は、真っ赤に染まっていた。
「…だから」
…だから、こんなにも楽しそうに水たまりで遊んでるんだ。
「…楽しかった?」
「………」
晴香が訪ねると、首は倒したままで、手の隙間からこちらを窺ってきた。
一瞬目が合ったかと思えば、すぐに手で隠されてしまう。
何も返さない八雲に、晴香が諦めかけていると…
「…楽しかった」
ぼそりと呟いたその言葉は、素直で純粋な言葉…
「…そっか」
返す言葉は、短くて素っ気ないもので充分であった。
「くそっ…」
照れ隠しか知らないが、ぎゅっと引き寄せられて、肩に顔を埋められる。
「恥ずかしかった?」
「……ん」
小さく頷いたかと思えば、髪から覗く耳がみるみるうちに赤くなっていった。
「私は…八雲君のこと知れて、嬉しかったかな?」
「…今度は、君の話を聞かせてくれ」
「うん、良いよ。…あ、でも写真が見つかったらね」
「……わかった」
しぶしぶ了承した八雲は、晴香に擦りよった。
あくまで、顔は肩に埋めたまま…
この顔の赤みが無くなるまでは…このままで。
「…そういえば」
「ん?」
「この散らかりようはなんだ?」
「……あ」
「どうした?」
「衣替えの途中だったんだ!」
「…日が暮れるまでに片付けられると良いな」
「や、八雲君も手伝って!」
「……ま、良いかもな」
「本当!?」
「あぁ…」
君の思い出話を聞きたいから…
END。
衣替えの途中にアルバムを見つけて、衣替えを忘れちゃう…ってありますよね。
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