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ほふくぜんしん。
あー…ちゃんちゃんことはんてんを、交互に着ています刹那由多です。
ご飯を食べる時とかはちゃんちゃんこ。
ごろごろする時とかははんてん。
あれなんですよね、袖が汚れそうで怖いんだ、はんてんは。
それにしてもはんてんも名前が可愛い!
いったい誰が名付けたんでしょうかね。
この時期、電化製品が暖かくて好きです。
パソコンの上に手を当てると暖かいですよね。
あと、スーツとか挟んでアイロンかける、あのでかいやつ。(何
あの上に座ってると暖かくて好きです。ぽかぽか。
ハムや鳥も暖かいです。
良い気になって、ハムちゃんをなでなでしてたら噛まれました。
鳥が手に止まると、とても暖かいです。
でもすぐに逃げられる…
ハロウィンの時に出たカボチャの種。
日干ししていたのを忘れていて、窓際にカボチャの種が散乱していました…
ハムちゃんにあげてみたら、結構美味しそうに食べてました。
…カボチャの種って、中身どうなってるんでしょうかね〜
あ、一つ前に拾ってきたバトン上げました。
樂さん宅とmoggyさん宅から〜♪
カラオケって何の略なんでしたっけ…
カラーオーケストラ?
さて、帰り道にコートが恋しくなってきました。
あとマフラーも。
高校生日記
誰もいない廊下を歩く、セーラー服の少女。
誰かから逃げるかのように、どこまでも続く廊下を駆け足で走る。
下校時刻はとっくに過ぎ、廊下の明かりは消えていた。
唯一の光といえば、非常口を示す、緑色の明かり。
それと消火器が置かれた位置を示す、赤色の光。
緑と赤の世界、それから黒の世界。
少女はまるで、その世界に取り残された、RPGの主人公…
「もう…すっかり暗くなっちゃった…」
溜め息を吐くと教室のドアを開け、どこまでも続く廊下を見つめる。
下校時刻を過ぎた今、生徒を居ないと見た学校側が電気を消してしまったのであろう。
残っているのは、わずかな先生だけ…
「生徒…いるんだけどなぁ」
苦笑を浮かべた晴香は、スクールバックを胸に抱き締めると、勢い良く走り出した。
夜の学校というのは、いつになっても恐ろしいもの。
誰もいないのに、誰かいるような…
そんな気分になる。
「うぅ…早く昇降口に付けーっ…」
何度も何度も唱えながら、晴香は階段を駆け下りた。
冬に近付いた今、日が沈むのが早くなり、部活動も早めに終わるようになった。
だから晴香も部活が終わり、帰ろうとしていたのだが…
廊下で先生とぶつかってしまい、向こうが持っていたプリントをばらまいてしまった。
謝りながらプリントを片付け、そのままのノリでコピーするのも手伝ってしまい…
気付いた頃には六時を過ぎていたのである。
急いで帰ろうとしたが、そこで机の中に筆箱を忘れていたことに気付いた。
そして…現在に戻る。
最後の一段を飛び降り、晴香は胸を撫で下ろす。
ここにくるまで、とりあえずは無事に来れた。
「…こういうとき、逆に八雲君がいなくてよかった」
八雲君には…その、死んでしまった人の魂が見える。
だから、嘘でも「そこにいる」なんて言われてしまったら…
正直、体を動かす自信がない。
上履きを脱ぎ、靴箱に入れる。
そして代わりに靴を出し履く。
コンコン…と地面でつま先を叩き、奥までしっかり入れる。
「六時半…かぁ」
昇降口を出て、空を見上げた。
一ヶ月前までは明るかった空が、今は真っ暗。
月が空にぼんやりと浮かび、薄い雲に掛かって神秘的に光る。
星が一つ二つ見える空は、夕方ではなく夜だ。
「寒っ…」
ひゅるりと吹いた風に身を震わせ、肩を竦める。
息を吐けば、微かに白く染まって消えていった。
「コート…送ってもらわなくちゃなぁ…」
セーラー服のポケットに手を突っ込み、中に入っていたハンカチを握りしめる。
「お姉ちゃん…元気かな…」
故郷にいる家族を思うだなんて、いったい私は何歳だ。
そんなことを思いながら、校門に向かってレンガ張りの道を進む。
校舎内はまだ電灯があり、まだ安心して歩ける。
それでも電灯は所々にしかなく、不気味なことには変わりなかった。
初めはのんびりと歩いていた足取りも、時間が経つにつれて駆け足になる。
校門に着く頃には息は荒れ、寒いにも関わらず体は火照っていた。
「やっとついた…」
「遅い」
ほっと胸を撫で下ろそうとしたとき、すかさず言葉が飛んできた。
聞きなれた声に顔を上げれば、壁に寄りかかりこちらを睨む顔。
「八雲君っ!」
「…なんだよ」
そう、そこにはいつもの寝癖頭の、皮肉ばかり言う意地悪な八雲がいた。
首には暖かそうなマフラーを巻いて。
家に帰っていないのか、学ランに鞄を手にしている。
「えっと…何故ここに?」
「………」
そんな質問をして見れば、顔を歪める八雲。
ガリガリと髪を掻き回し、寒さからかマフラーを口元まで上げた。
「…帰るぞ」
たった一言の単語を口にしたかと思えば、スタスタと歩いていってしまう。
「ま、待ってよ!」
慌てた晴香は、その背中を追いかけた。
「ねぇ、八雲君は居残りだったの?」
いつものように、一歩前を歩く八雲。
「…そういう君は居残りだったのか?」
「し、失礼な!私は部活で忙しいんですぅ〜!」
まぁ、その後は先生の手伝いだとか、忘れ物を取りに行ったが。
「あっそ」
向こうから聞いてきたというのに、何とも呆気ない返事。
「…ふーんだっ!」
こちらを向いていないのを良いことに、八雲の背中にあかんべーをする。
ついでににらめっこをするみたいに、変顔も。
「………」
だがそのうち、相手にされない自分が悲しくなり、口を曲げて止めた。
地面に転がっていた石ころを見つけては、八雲の足元に蹴り飛ばす。
…結局は蹴り損ねて、自分で転ぶことになった。
「…さっきから、なに馬鹿なことしてるんだ?」膝を着いたときの痛みに、目をつぶっていればそんな声。
見上げてみれば街頭の影になった八雲が、こちらに手を差し出していた。
影っていてよく見えないが、きっと馬鹿にしているに違いない。
「はいはい、私は馬鹿ですよっ!」
膝の痛みを我慢し、立ち上がる。
ズキンと痛みが走ったが、顔が歪みそうになるのを堪えた。
「…なに勝手に怒ってるんだ?」
「なんでもありませんよーだっ」
ふんっと差し出された手を払い退け、スタスタと横を通り過ぎる。
ズキズキと膝の痛みは増すばかりだが、ここで泣き言を喚いていては負けだ。
「…くしっ」
その時、むずむずと鼻がこそばゆくなり、それに任せてくしゃみをひとつ。
ズズッと鼻をすすれば、続いて寒気。
「寒い…」
肩を抱くようにして暖を求めたが、八雲がいることに気付き止める。
なんとなく、ここで負を見せてはいけない気がしたのだ。
そのまま鼻をひとつ鳴らし、華麗な歩みで一歩踏みだそうとした。
「っ!」
だが、突然の息苦しさに足を止め、逆に一歩後ろに下がってしまう。
「げほっ…げほ」
原因である首に触れてみれば、ふわふわとした暖かいもの。
「?」
手にとって引っ張ろうとしたが、引っ張ることが出来ない。
仕方なく後ろを向いてみれば…八雲の姿。
「………」
どうやら私の首に巻かれたのは八雲君のマフラーで、その両端を八雲君が持っていた。
簡単に言ってしまえば…後ろから首を締められたみたいだ。
「な…なによ」
現在、マフラーと八雲による檻に捕まっており、脱出不可能。
下から…という手があるが、なんだかそんな雰囲気では無かった。
「……その」
口を開いたかと思えば、ぷいっとそっぽを向かれる。
…首を締めておいて、それは無いだろう。
文句を言おうと口を開きかけた時、真っ正面から見つめられる。
「………」
街灯に照らされたその瞳は、宝石のような色をしていた。
「あ…暑くなったから、マフラー…邪魔だから貸してやる」
それだけ言うとマフラーから手を離される。
檻から解放された晴香は、ただただ八雲を見つめることしか出来なかった。
街灯のおかげで、真っ赤な頬が確認できた。
「い、いらないなら……いいけど…」
恥ずかしくなったのか、斜め下に目を落としてしまう。
そんな八雲が可愛く見えて、晴香は声に出して笑った。
「…ありがとっ」
不快そうな表情を浮かべた八雲は、感謝の言葉に呆気に取られる。
それから、みるみるうちに耳まで赤くなった。
「あ…暑くなっただけだからなっ!」
「うんっ!八雲君の顔、真っ赤だからわかるよ」
「っ……」
冬に近付く寒空は、二人の距離も近くする…
END。
ほのぼのん。
誰かから逃げるかのように、どこまでも続く廊下を駆け足で走る。
下校時刻はとっくに過ぎ、廊下の明かりは消えていた。
唯一の光といえば、非常口を示す、緑色の明かり。
それと消火器が置かれた位置を示す、赤色の光。
緑と赤の世界、それから黒の世界。
少女はまるで、その世界に取り残された、RPGの主人公…
「もう…すっかり暗くなっちゃった…」
溜め息を吐くと教室のドアを開け、どこまでも続く廊下を見つめる。
下校時刻を過ぎた今、生徒を居ないと見た学校側が電気を消してしまったのであろう。
残っているのは、わずかな先生だけ…
「生徒…いるんだけどなぁ」
苦笑を浮かべた晴香は、スクールバックを胸に抱き締めると、勢い良く走り出した。
夜の学校というのは、いつになっても恐ろしいもの。
誰もいないのに、誰かいるような…
そんな気分になる。
「うぅ…早く昇降口に付けーっ…」
何度も何度も唱えながら、晴香は階段を駆け下りた。
冬に近付いた今、日が沈むのが早くなり、部活動も早めに終わるようになった。
だから晴香も部活が終わり、帰ろうとしていたのだが…
廊下で先生とぶつかってしまい、向こうが持っていたプリントをばらまいてしまった。
謝りながらプリントを片付け、そのままのノリでコピーするのも手伝ってしまい…
気付いた頃には六時を過ぎていたのである。
急いで帰ろうとしたが、そこで机の中に筆箱を忘れていたことに気付いた。
そして…現在に戻る。
最後の一段を飛び降り、晴香は胸を撫で下ろす。
ここにくるまで、とりあえずは無事に来れた。
「…こういうとき、逆に八雲君がいなくてよかった」
八雲君には…その、死んでしまった人の魂が見える。
だから、嘘でも「そこにいる」なんて言われてしまったら…
正直、体を動かす自信がない。
上履きを脱ぎ、靴箱に入れる。
そして代わりに靴を出し履く。
コンコン…と地面でつま先を叩き、奥までしっかり入れる。
「六時半…かぁ」
昇降口を出て、空を見上げた。
一ヶ月前までは明るかった空が、今は真っ暗。
月が空にぼんやりと浮かび、薄い雲に掛かって神秘的に光る。
星が一つ二つ見える空は、夕方ではなく夜だ。
「寒っ…」
ひゅるりと吹いた風に身を震わせ、肩を竦める。
息を吐けば、微かに白く染まって消えていった。
「コート…送ってもらわなくちゃなぁ…」
セーラー服のポケットに手を突っ込み、中に入っていたハンカチを握りしめる。
「お姉ちゃん…元気かな…」
故郷にいる家族を思うだなんて、いったい私は何歳だ。
そんなことを思いながら、校門に向かってレンガ張りの道を進む。
校舎内はまだ電灯があり、まだ安心して歩ける。
それでも電灯は所々にしかなく、不気味なことには変わりなかった。
初めはのんびりと歩いていた足取りも、時間が経つにつれて駆け足になる。
校門に着く頃には息は荒れ、寒いにも関わらず体は火照っていた。
「やっとついた…」
「遅い」
ほっと胸を撫で下ろそうとしたとき、すかさず言葉が飛んできた。
聞きなれた声に顔を上げれば、壁に寄りかかりこちらを睨む顔。
「八雲君っ!」
「…なんだよ」
そう、そこにはいつもの寝癖頭の、皮肉ばかり言う意地悪な八雲がいた。
首には暖かそうなマフラーを巻いて。
家に帰っていないのか、学ランに鞄を手にしている。
「えっと…何故ここに?」
「………」
そんな質問をして見れば、顔を歪める八雲。
ガリガリと髪を掻き回し、寒さからかマフラーを口元まで上げた。
「…帰るぞ」
たった一言の単語を口にしたかと思えば、スタスタと歩いていってしまう。
「ま、待ってよ!」
慌てた晴香は、その背中を追いかけた。
「ねぇ、八雲君は居残りだったの?」
いつものように、一歩前を歩く八雲。
「…そういう君は居残りだったのか?」
「し、失礼な!私は部活で忙しいんですぅ〜!」
まぁ、その後は先生の手伝いだとか、忘れ物を取りに行ったが。
「あっそ」
向こうから聞いてきたというのに、何とも呆気ない返事。
「…ふーんだっ!」
こちらを向いていないのを良いことに、八雲の背中にあかんべーをする。
ついでににらめっこをするみたいに、変顔も。
「………」
だがそのうち、相手にされない自分が悲しくなり、口を曲げて止めた。
地面に転がっていた石ころを見つけては、八雲の足元に蹴り飛ばす。
…結局は蹴り損ねて、自分で転ぶことになった。
「…さっきから、なに馬鹿なことしてるんだ?」膝を着いたときの痛みに、目をつぶっていればそんな声。
見上げてみれば街頭の影になった八雲が、こちらに手を差し出していた。
影っていてよく見えないが、きっと馬鹿にしているに違いない。
「はいはい、私は馬鹿ですよっ!」
膝の痛みを我慢し、立ち上がる。
ズキンと痛みが走ったが、顔が歪みそうになるのを堪えた。
「…なに勝手に怒ってるんだ?」
「なんでもありませんよーだっ」
ふんっと差し出された手を払い退け、スタスタと横を通り過ぎる。
ズキズキと膝の痛みは増すばかりだが、ここで泣き言を喚いていては負けだ。
「…くしっ」
その時、むずむずと鼻がこそばゆくなり、それに任せてくしゃみをひとつ。
ズズッと鼻をすすれば、続いて寒気。
「寒い…」
肩を抱くようにして暖を求めたが、八雲がいることに気付き止める。
なんとなく、ここで負を見せてはいけない気がしたのだ。
そのまま鼻をひとつ鳴らし、華麗な歩みで一歩踏みだそうとした。
「っ!」
だが、突然の息苦しさに足を止め、逆に一歩後ろに下がってしまう。
「げほっ…げほ」
原因である首に触れてみれば、ふわふわとした暖かいもの。
「?」
手にとって引っ張ろうとしたが、引っ張ることが出来ない。
仕方なく後ろを向いてみれば…八雲の姿。
「………」
どうやら私の首に巻かれたのは八雲君のマフラーで、その両端を八雲君が持っていた。
簡単に言ってしまえば…後ろから首を締められたみたいだ。
「な…なによ」
現在、マフラーと八雲による檻に捕まっており、脱出不可能。
下から…という手があるが、なんだかそんな雰囲気では無かった。
「……その」
口を開いたかと思えば、ぷいっとそっぽを向かれる。
…首を締めておいて、それは無いだろう。
文句を言おうと口を開きかけた時、真っ正面から見つめられる。
「………」
街灯に照らされたその瞳は、宝石のような色をしていた。
「あ…暑くなったから、マフラー…邪魔だから貸してやる」
それだけ言うとマフラーから手を離される。
檻から解放された晴香は、ただただ八雲を見つめることしか出来なかった。
街灯のおかげで、真っ赤な頬が確認できた。
「い、いらないなら……いいけど…」
恥ずかしくなったのか、斜め下に目を落としてしまう。
そんな八雲が可愛く見えて、晴香は声に出して笑った。
「…ありがとっ」
不快そうな表情を浮かべた八雲は、感謝の言葉に呆気に取られる。
それから、みるみるうちに耳まで赤くなった。
「あ…暑くなっただけだからなっ!」
「うんっ!八雲君の顔、真っ赤だからわかるよ」
「っ……」
冬に近付く寒空は、二人の距離も近くする…
END。
ほのぼのん。
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