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恋したりもしたけれど、私はげんきです。

はりゅにするか、晴香にするか迷った結果。
犬耳にリボンはきついと思い、晴香に。
明日ははりゅにする…予定。
皆さーん!予定!予定ですからねーっ!

いや…空麗欄さん宅の知る人ぞ知る黒猫にゃくもの宅急便…
こっちかと思ってたんですが、あっちだったんですね。
的な感じで描きました。
ならば、こっちの宅急便ははりゅが頂いて行きますね。

ジブリパロ…楽しいですなぁ…
描いてて楽しいのが好きです。
何よりもキャッチコピーが好きです。

それよりも、久しぶりに晴香たんを描いた気がします。
いままではりゅばっかだったもんなぁ…
やっぱりね、動物とか描いてる方が好きなんだ。

今日、少し山の方にお散歩しに行ったら、息が白かったです。
もう冬なんですねぇ…
山の方だと、星が綺麗に見えました。

エンゼルパイとチョコパイならば、私はエンゼルパイ派です。
中のましゅまろふわふわうまうま。
冬限定のホワイトなんちゃらー…あれ、味変わったのかしら?
ただ上に白いのトッピングしただけに見えるけど…うまうま。

なんだか最近、無性に絵が描きたくなります。
ミュウミュウとか八雲にコスプレさせたいなぁ…
とか思ってたら、空麗欄さんに抜かされました。
…まぁ良いです。こっちは八雲に女装させてやんよ!


さて、おこたにミカンは鉄則だと思うんです。ついでに言うと猫も。
と…とらじまさんちに行きたい…

恋人設定

講義が早くに終わり、二人は並んで帰路についていた。


成されるのはくだらない日常会話のみ。

友達の恋愛話や、講義中の先生の失敗の話、食堂の定食がおいしいという話。

そのほとんどが、晴香が喋って八雲が頷く…いわゆるいつものスタイル。

けれども、二人はそれで満足であった。


そんな二人が帰る先は、もちろん晴香の家。

寒くなり、晴香の家にコタツが出されてからは、毎日のように通っていた。

たまには隠れ家に帰ってはいたが、ほとんどがお泊まりで…



ひゅるりと風が吹き、晴香は暖を求めるように八雲に引っ付いた。

「………」
それを見た八雲は、無言で晴香を見下ろす。
「ふふふ〜」
猫みたいに擦り着いていた晴香だが、八雲の眼差しに気付き目を逸らした。
「か、風に…風に押されたの!だから、別に私から八雲君に行ったわけじゃ…」
嘘までついても八雲から離れたくないらしく、離れまいと腕を絡められる。

「…じゃ、飛ばされないようにしっかり繋がってないとな…」

「え…?」

何をするのだろうか…と見つめていたら、右手に確かな温もり。
温もりを感じた手を挙げれば、もう一つの手も上がった。

それを辿っていけば、その先には八雲の手…

女の人みたいに細いけど、ゴツゴツなしっかりした手。

私のことを撫でてくれたり、励ましてくれる手…

「君もしっかり握っとけよ?これで飛ばされたら、君のせいだ」

ぷいとそっぽを向き、スタスタと歩いていってしまう。
だけど、手は握られているから置いて行かれない。

「はーいっ」

どことなく幸せな気分になって、晴香は大きな手を握り返した。



コタツにミカン…というのは、一体誰が決めたのだろうか。

誰だか知らないが、それは間違っていない。

もしも訂正するならば、彼女が作るココアもあれば文句無しである。

「ふぅ…」

ゆっくり息を吐くと、体の隅々まで疲れが解消されていく気がした。
そんな八雲を、胡散臭そうな眼差しで睨む姿…
「…ミカンにココアは合わないと思うんだけど」
批判意見をいったのは、ココアを作ってくれた張本人…小沢晴香であった。
そんな晴香の前にも、とりあえずはココアが置いてある。

数週間前に買った、お揃いのマグカップに入ったココア。


向かい合ってコタツに座る二人は、のんびりとおやつの時間。

コタツの上には、ミカンとココアという不思議な組み合わせ。


「そうか?…君が作ったココアはおいしいから、何にでも合うと思うんだが…」

味を確かめるようにもう一口飲むが、やっぱりおいしい。

「そ…それは嬉しいけど…」
「冬はやっぱり、君のココアだな」
何度も頷く八雲に諦めがついたのか、晴香は溜め息を吐いた。
八雲はというと、お構いなしにミカンの皮を手早く剥く。
「ほら、君も食べろ」
そういう横で、八雲はモゴモゴとミカンを頬張る。
「…はーい」

このままでは、家にあるミカンを全て食べられてしまいそうだと、晴香も負けじと食べた。



「…でも、ココアが甘い分…ミカンの甘さが無くなっちゃう気がするんだよなぁ…」

皮の剥かれたミカンを指で摘み、ぼんやりと見つめる。

かぷりと噛んで味を確かめたが、やはりココアの甘さに負けていた。


「じゃ、甘くすればいいことだ」

当たり前だと言わんばかりの八雲に、晴香は目をまん丸くさせる。

発言者である八雲はというと、つまらなそうにあくびをひとつ。

「どうやって?」

「………」

晴香の問いかけに、八雲は手のひらを見せる。
じゃんけんでいう、パーだ。

「?」

雪みたいに白い手のひらを見つめていたら、突然開いていた手を閉じた。

そして、また開いて閉じて…開いて閉じて。

「?」

それだけ見ていると、幼稚園かなんかのお遊戯会にも見える。

なかなか理解しない晴香に、深い深い溜め息を吐く八雲。
「な、なによ!」
「いや…別に」
鼻で笑うような言い方は、晴香の何かを逆撫でした。

だが、ここは我慢。

「揉むんだよ」

「へ!?」

揉む…と聞いて、一番に思いつくのが…

晴香が自らを見下ろして一番に目がつくもの。

「…へ、変態っ!」
かーっと、両頬が熱くなるのがわかる。
手短にあった座布団を手に取り、八雲目掛けて投げ飛ばした。
「うわっ」
それを間近で食らった八雲はというと、勢いに任せて後ろにバタン。

「……あ」
しばらくしてから自らの失態に気付き、慌てて駆け寄ろうとした。
だが、その前に起きあがるのが八雲。
「…何が変態なんだよ」
揉む…ということに気付いていないのか、八雲は不満そうに晴香に返答を求める。
「あ…えっと、なんでも…ありません」
みるみるうちに小さくなるのは、声も大きさもであった。

「…まぁ、今日のところは許してる」

「はい…」

「で、話しは戻るが…ミカンは揉むと甘くなるとよく言われてる」

そういえば、どこかでそんなことを聴いたことがある。

あれは一体、どこであったか…

「だから、僕は揉んでみようと思う」

「はぁ…?」

これは溜め息ではない。

意味が分からない…という小首を傾げたもの。



「こうやって…ミカンを…」

八雲の手に、ちょうどミカンが一つ埋まる。

ぎゅっ…と握れば、指の間から押しつぶされたミカンがはみ出た。

何度も何度も、同じことを繰り返す。

「ん……少し柔らかくなった…か?」

それはやっぱり、晴香には別なものに見えて仕方ない。

「ばかーっ!」

堪えきれずに座布団を引っ張り出し、八雲目掛けて投げ飛ばした。


一日に二度も、意味が分からずに座布団を投げられた八雲であった…



「で、君はミカンを揉むのが胸を揉むのに見えたわけか」

「うぅ…そんな直に言わないでよ…」

「…意外にも君は、妄想家なんだな?」

「ち、ちがっ…」

「違くないだろ?」

「っ……」

「…次は、ミカンじゃなくってこっちを揉んでやるか…」

「やっ…やめっ…」

「こっちも揉むと甘くなるのか、調べなくちゃな」


二人はこの後、ミカンよりもココアよりも甘いコトをしたそうな…


END。



ミカンを揉むと甘くなるって本当?
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