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この方が八雲なのか女雲なのかは、あなた次第…
ナツヲさんの女雲、見てみたいです!
読み方はにょくもであってます!
そして煩悩で汚れきった女雲…マンセーですよ!(じゅるり
ふっかーつ!
ビートたけしとサンレッドで復活しました!
いやはや、ご迷惑おかけしました!
いまは元気百倍あんぱんですから!
サンレッドね、今回も神奈川(テレビ局)で見たんだけどね…
もうきゅんきゅん来ました。
アニマルソルジャーって…何なんですか!あのかわいさ!
新OPのサンレッドのツンデレなとこにもきゅんきゅん来てるのに!
一話から見てた俺は勝ち組!
とか思ってたんですが、生放送で全話放送されましたね…
もちろん生放送も見ましたよ!
あのウサギのロボット…声を聞く度にハム太郎思い出す…
ハム太郎…懐かしいですね。
今のハム太郎、なんだか動きが怖いです。
あー…ここ最近、拍手の管理画面のアマゾンのなんちゃら…
萌え萌え悪魔〜とか、萌え萌え天使〜とかばっかり表示されます。
…べ、別に興味があるわけじゃないんだからね!
だれも見てみたいなぁ〜って、クリックしてないんだからね!
本屋に探しに行ったりなんかしてないんだからね!
…まぁ、前々から売ってましたけど…
武器とか制服とか、軍隊のとか…
立ち読みはしてみましたよ。うん…面白い。
さて、宅急便繋がり〜
今日の八雲君のアルバイトは〜?(サザエさん風
アルバイト八雲
「小沢晴香…様」
宅配便の届け物の中に、一つのダンボール箱を見つけた。
同マンションに届けるものが何個かあるが、その中でも一番大きく一番重たかった…
とある休日の十時過ぎ。
十時のおやつ宜しく、晴香はのんびりと過ごしていた。
この時間帯特有の、あまりメジャーではないバラエティー番組をぼんやりと眺める。
色々な街を訪問し、所々でクイズを入れるという、よくある内容。
だが、このお昼のムードに意外にもマッチしている。
折りたたみテーブルを広げて、その上にマグカップとお皿を置いて。
マグカップの中身は、詩織に教えてもらった隠し味入りココア。
寒くなったここ最近、ホットココアが益々おいしく感じる。
お皿の上にはショートケーキ。
昨日、近所に新しく出来たケーキ屋で買ってきたやつだ。
ショーウィンドウに並ぶケーキに惹きつけられ、ついつい買ってしまった。
「ん〜っ!結構おいしいかも…」
甘ったるい過ぎず、だからといって甘味がないわけじゃない。
「…今度、八雲君に買っていってあげよ〜」
何時からやってるのかな…と財布の中からレシートを出そうとしたとき。
ピンポーン……ピンポーン…
邪魔するかのようにチャイムが鳴った。
「噂をすれば…八雲君だったりして」
ふふふと笑い、玄関先で髪を掻き回す姿を想像してみる。
きっと「別に君のためじゃない」とか言いながら、会いに来てくれたのだろうか。
何だかんだ言って、こうやって休日も遊びにきてくれるのだ。
…で、そのままベッドにイン…
「って、何考えてるのよ晴香!」
ブンブンと首を横に振り、いやらしい妄想を振り落とす。
そして苛立ち気にインターホンを鳴らす人がいる、玄関に走った。
「はーい」
微かな期待を胸に、晴香はドアを開けた。
「こんにちは」
そこには、大きなダンボール箱を抱え、緑カラーでまとめた服を着た人物。
深く帽子を被っており、怪しい雰囲気を出している。
見慣れたそれは、宅配便のものであった。
「あ、遅くなってすみません…」
期待をしていた分、つい落胆してしまう。
そして、八雲であろうと確信していた自分が恥ずかしくなった。
「うぅ…」
「大丈夫ですか?」
熱くなる顔を押さえていたら、突然話しかけられて思わず驚いてしまう。
表情は窺えないが、心配してくれたみたいだ。
「あ、大丈夫です」
なるべく笑顔を浮かべ、顔の赤みが収まるまで俯いていた。
「…すみません、ハンコかサイン…お願いできますか?」
「は、はい!」
そうだったと、玄関の小棚を漁りハンコを探す。
よくこういう場面でハンコが見つからないなんてあるが…
本当らしい。
「あ、あれ?無い…」
慌てて他の小棚も漁るが、なかなか見つからない。
「………」
「ち、ちょっと待ってくださいね!」
「そんなに慌てなくても良いですよ」
やっとの思いでハンコを探し出し、指示された馬主にポンと押す。
「…ありがとうございました」
サインでも良いことをあとで思い出したが、まぁ良い。
宅配便の人はそれを確認すると、ダンボール箱を押し付ける。
晴香が受け取ろうと、宅配便の人に一歩近付いた。
「重いですけど…大丈夫ですか?」
「…頑張ります」
これ以上迷惑をかけられない…深呼吸をひとつし、晴香はダンボール箱を受け取った。
「あ…」
だが、それは予想以上に重たくて、足元がフラつく。
何度かステップを踏むように足踏みをし、くるりと回って玄関に背を向ける。
そして、後ろに倒れていく…
あ…どうやら、バランスを崩して前に倒れるみたいだ。
重力に任せて、床に叩きつけられる寸前…
何かを叫びながら、こちらに駆け寄ってくる宅配便の人が逆さに見えた。
遠くでドアが閉まる音がした。
続けて聞こえたのは、何かが落ちる音。
そして痛みは…こなかった。
「…?」
おそるおそる目を開ければ、やっぱり天井。
だが、痛みはまったくといって良いほどない。
どちらかと言えば、包まれたように暖かい…
そう、誰かに抱かれたように…
「っ!?」
慌てて起きあがると、下で唸り声が聞こえた。
首を後ろに回してみれば、そこには宅配便の人の姿…
「痛っ…」
そのとき、ばさりと緑色の帽子が落ちた。
そこにいたのは…
「八雲君っ!?」
宅配便の衣装をまとった、寝癖だらけの八雲。
服装だけは違うが、いつもの八雲である。
「い…いいから退けっ」
「あ、うん…」
考えるのは後回しにし、晴香は上から退く。
何かを唸りながら八雲が起き上がり、帽子を拾ってやっぱり深く被った。
照れくさそうな表情に、こちらまで頬が熱くなる。
「えっと…バイト?」
無言でこくりと頷く。
「宅配便の?」
無言でこくり。
「助けてくれたの?」
「………」
渋るように口をゆがめたが、やっぱりこくり。
「あ、ありがと」
「…どういたしまして」
ぼそりと返事をし、立ち上がる八雲。
「ねぇ、どうして何も言ってくれなかったの?」
「…抜き打ちテスト」
「え?」
「君は無防備過ぎるからな。知らない奴が来たら、どんな反応するかテスト」
「……で、私は合格?」
「赤点」
どういう意味だ!
文句を言おうとしたが、その前に八雲が移動したから口を結ぶ。
無言で転んだ原因である、ダンボール箱を軽々と持ち上げた。
…こういうところで、八雲君が男だと改めて実感する。
「部屋まで運んでやる…」
そのまま自分の家に帰ってくるようにズカズカと上がってきた。
「…随分とサービスが良いんですね」
「次回もご両親に、当宅配便を使ってもらえるよう宣伝しておいてくださいね」
見事なまでの営業スマイルに、息を飲むことしかできない。
営業スマイルとわかっていても、八雲のこういう表情には弱い。
「…わかりましたよ」
仕方無いと溜め息を吐いたけど、また八雲君が来てくるなら良いかな…
次回はバラの花でも届けてもらいたいものだ。
バラを抱えた八雲を想像し、クスリと笑う。
「改めてハンコ、いただけますか?」
「?」
「唇に…」
顔を上げれば、目を瞑り口を閉じた八雲…
「…サインじゃ駄目ですか?」
「あいにく当宅配便は唇限定となっております」
「…わかりましたよ」
「…ココアと生クリーム味のハンコですか」
「っ…」
「それでは、またいつか…」
帽子を深く被った宅配便は、ニヤリと笑ってドアを閉めた…
END。
宅配便の格好も似合うと思うんだ。
宅配便の届け物の中に、一つのダンボール箱を見つけた。
同マンションに届けるものが何個かあるが、その中でも一番大きく一番重たかった…
とある休日の十時過ぎ。
十時のおやつ宜しく、晴香はのんびりと過ごしていた。
この時間帯特有の、あまりメジャーではないバラエティー番組をぼんやりと眺める。
色々な街を訪問し、所々でクイズを入れるという、よくある内容。
だが、このお昼のムードに意外にもマッチしている。
折りたたみテーブルを広げて、その上にマグカップとお皿を置いて。
マグカップの中身は、詩織に教えてもらった隠し味入りココア。
寒くなったここ最近、ホットココアが益々おいしく感じる。
お皿の上にはショートケーキ。
昨日、近所に新しく出来たケーキ屋で買ってきたやつだ。
ショーウィンドウに並ぶケーキに惹きつけられ、ついつい買ってしまった。
「ん〜っ!結構おいしいかも…」
甘ったるい過ぎず、だからといって甘味がないわけじゃない。
「…今度、八雲君に買っていってあげよ〜」
何時からやってるのかな…と財布の中からレシートを出そうとしたとき。
ピンポーン……ピンポーン…
邪魔するかのようにチャイムが鳴った。
「噂をすれば…八雲君だったりして」
ふふふと笑い、玄関先で髪を掻き回す姿を想像してみる。
きっと「別に君のためじゃない」とか言いながら、会いに来てくれたのだろうか。
何だかんだ言って、こうやって休日も遊びにきてくれるのだ。
…で、そのままベッドにイン…
「って、何考えてるのよ晴香!」
ブンブンと首を横に振り、いやらしい妄想を振り落とす。
そして苛立ち気にインターホンを鳴らす人がいる、玄関に走った。
「はーい」
微かな期待を胸に、晴香はドアを開けた。
「こんにちは」
そこには、大きなダンボール箱を抱え、緑カラーでまとめた服を着た人物。
深く帽子を被っており、怪しい雰囲気を出している。
見慣れたそれは、宅配便のものであった。
「あ、遅くなってすみません…」
期待をしていた分、つい落胆してしまう。
そして、八雲であろうと確信していた自分が恥ずかしくなった。
「うぅ…」
「大丈夫ですか?」
熱くなる顔を押さえていたら、突然話しかけられて思わず驚いてしまう。
表情は窺えないが、心配してくれたみたいだ。
「あ、大丈夫です」
なるべく笑顔を浮かべ、顔の赤みが収まるまで俯いていた。
「…すみません、ハンコかサイン…お願いできますか?」
「は、はい!」
そうだったと、玄関の小棚を漁りハンコを探す。
よくこういう場面でハンコが見つからないなんてあるが…
本当らしい。
「あ、あれ?無い…」
慌てて他の小棚も漁るが、なかなか見つからない。
「………」
「ち、ちょっと待ってくださいね!」
「そんなに慌てなくても良いですよ」
やっとの思いでハンコを探し出し、指示された馬主にポンと押す。
「…ありがとうございました」
サインでも良いことをあとで思い出したが、まぁ良い。
宅配便の人はそれを確認すると、ダンボール箱を押し付ける。
晴香が受け取ろうと、宅配便の人に一歩近付いた。
「重いですけど…大丈夫ですか?」
「…頑張ります」
これ以上迷惑をかけられない…深呼吸をひとつし、晴香はダンボール箱を受け取った。
「あ…」
だが、それは予想以上に重たくて、足元がフラつく。
何度かステップを踏むように足踏みをし、くるりと回って玄関に背を向ける。
そして、後ろに倒れていく…
あ…どうやら、バランスを崩して前に倒れるみたいだ。
重力に任せて、床に叩きつけられる寸前…
何かを叫びながら、こちらに駆け寄ってくる宅配便の人が逆さに見えた。
遠くでドアが閉まる音がした。
続けて聞こえたのは、何かが落ちる音。
そして痛みは…こなかった。
「…?」
おそるおそる目を開ければ、やっぱり天井。
だが、痛みはまったくといって良いほどない。
どちらかと言えば、包まれたように暖かい…
そう、誰かに抱かれたように…
「っ!?」
慌てて起きあがると、下で唸り声が聞こえた。
首を後ろに回してみれば、そこには宅配便の人の姿…
「痛っ…」
そのとき、ばさりと緑色の帽子が落ちた。
そこにいたのは…
「八雲君っ!?」
宅配便の衣装をまとった、寝癖だらけの八雲。
服装だけは違うが、いつもの八雲である。
「い…いいから退けっ」
「あ、うん…」
考えるのは後回しにし、晴香は上から退く。
何かを唸りながら八雲が起き上がり、帽子を拾ってやっぱり深く被った。
照れくさそうな表情に、こちらまで頬が熱くなる。
「えっと…バイト?」
無言でこくりと頷く。
「宅配便の?」
無言でこくり。
「助けてくれたの?」
「………」
渋るように口をゆがめたが、やっぱりこくり。
「あ、ありがと」
「…どういたしまして」
ぼそりと返事をし、立ち上がる八雲。
「ねぇ、どうして何も言ってくれなかったの?」
「…抜き打ちテスト」
「え?」
「君は無防備過ぎるからな。知らない奴が来たら、どんな反応するかテスト」
「……で、私は合格?」
「赤点」
どういう意味だ!
文句を言おうとしたが、その前に八雲が移動したから口を結ぶ。
無言で転んだ原因である、ダンボール箱を軽々と持ち上げた。
…こういうところで、八雲君が男だと改めて実感する。
「部屋まで運んでやる…」
そのまま自分の家に帰ってくるようにズカズカと上がってきた。
「…随分とサービスが良いんですね」
「次回もご両親に、当宅配便を使ってもらえるよう宣伝しておいてくださいね」
見事なまでの営業スマイルに、息を飲むことしかできない。
営業スマイルとわかっていても、八雲のこういう表情には弱い。
「…わかりましたよ」
仕方無いと溜め息を吐いたけど、また八雲君が来てくるなら良いかな…
次回はバラの花でも届けてもらいたいものだ。
バラを抱えた八雲を想像し、クスリと笑う。
「改めてハンコ、いただけますか?」
「?」
「唇に…」
顔を上げれば、目を瞑り口を閉じた八雲…
「…サインじゃ駄目ですか?」
「あいにく当宅配便は唇限定となっております」
「…わかりましたよ」
「…ココアと生クリーム味のハンコですか」
「っ…」
「それでは、またいつか…」
帽子を深く被った宅配便は、ニヤリと笑ってドアを閉めた…
END。
宅配便の格好も似合うと思うんだ。
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