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にゃーにゃにゃんにゃー♪

テレビやラジオで、歌謡曲がたくさん流れているので…
コンダクタ―…こんなのだったら、私飛びつくよ。
みゃーん。

奴が来ましたよ。
黒猫にゃくもの宅急便が。
私のとこに萌えときゅんとかわええじゃねぇか、このベタ甘どもが来ました。


*更新記録

アンケート内容更新

今回は八雲○○化計画。
フィギュアは…私の趣味。
ネンドロイドも、ちゃんとしたのも。
付属でビーカーのお茶とか付いてたらなおさら…

コメントも待ってます!
皆さん!投票待ってます!
別に作ったりとかするわけじゃありませんがね^^

前回のアンケート結果は…

一位、原作
二位、漫画
三位、文庫
以下同。

でした!なんとなく予想通り。


*御返事

>黒猫にゃくもの宅急便 さんへ
おでこにはんこおちゅーっ!(追
ちょ…初ですよ!初めて空麗爛さんのべったべた尼!じゃない、甘!
四万一打でもお知らせして、本当に良かった!良かったです!
URLもちゃんと、40001!
しかも八雲が読んでる本…ちっちゃい字ですが、ちゃんと見ましたよ^^
八雲と晴香がっ…八晴がっ!ぶっちゅーって!(こら
きゃーっほーいっ!マンセー!空麗爛さん万歳!
ありがとうございます!
よくお分かりで。ムーンライトです^^
あれおいしいですよね。うまうま。
牛乳と食べるとおいしいです。少し溶かしたりして。
この間、箱に書いてあったレンジで焼く方法を…あ、良いですか。
本当の本当にありがとうございました!
そして、四万一打おめでとうございます!

コメントありがとうございました!


さて、たまに先生をお母さんって言っちゃいますよね。
え?それは小学生までですか。

恋人未満

今日の差し入れは、近所でも有名なパン屋のメロンパン。

甘いものが苦手かと思っていたら、逆に苦いものが嫌いときた。


だから、甘いもの好き同士として、このメロンパンは食べてもらいたい。

周りは砂糖がまぶされ、中にたっぷりと入ったメロンクリーム。


おいしいと評判で、しかも一日の販売数が限定されている。

午後から行っては売り切れのため、講義に出る前に買ってきたのだ。

「ふふふ…八雲君がおいしそうに食べる姿…見物だなぁ〜」

きっと、一口食べたらその美味しさに驚くだろうな…


自然と笑みがこぼれ、晴香はスキップを踏みながら映画研究同好会に向かった。

周りからの痛い眼差しになど気が付かずに…



映画研究同好会…八雲の隠れ家について一番に目が行ったのは…

おやつの時間過ぎだというのに、寝袋で眠る化け猫。

「こんにちはー…」

とりあえず挨拶をひとつし、静かにドアを閉める。

いつもの八雲ならば「君は暇人か」の一言くらいあるが、本日は聞こえない。
忍び足で床に転がった寝袋に近付く。
「………」
寝袋からちょこんと見えた、寝癖だらけの髪。
しゃがみ込んでその顔を覗こうとするが、よく見えない。

「…寝てるの?」
訪ねてみても、返ってくるのは微かな寝息のみ。

…どうやら、化け猫さんはぐっすりと眠っているようだ。

「…もう三時過ぎなのに」

腕時計を確認し、それから手提げの中を確認する。
焼き立てほやほやというわけではないが、これを目的に来たようなもんだ。
冷めきっていたって、早く食べてもらいたいものは食べてもらいたい。

「………」

けれども、このままお寝坊さんの顔を見ているのも楽しい。
そんな小さな好奇心から、晴香は八雲の寝顔観察を始めた。

寝袋に寝ているというのに、何故か丸まって寝ている。
猫は寝袋で丸くなる…ってか。

「…八雲君が寝てるときって、どんな顔してるんだろ」

前髪に隠れて見えない、その先…

晴香は八雲の前髪に手を伸ばし、ぐいーっと後ろにまとめた。
普段は見えない額が、晴香の目に映る。

その下にある表情は…

見たこともないほどに安心しきったものであった…

「………」

あまりの格好良さに、頬がかぁーっと熱くなる。
慌てて頬を押さえ、正体不明の熱を冷まそうとした。

だが、その熱は下がることを知らない。


「…なんであんなにかっこいいのよ…ばかっ」

…改めて、八雲君に対する思いを実感した。



その正体不明の熱が引くのに、ずいぶんと時間がかかった。

やっとの思いで振り払った頃、晴香は深い深い溜め息を吐く。
「…起きなくて良かった」

あんなにも真っ赤な顔を見られたら、一体どんな風に皮肉られるか…

一応、狸寝入りではないことを確認しとかなくては。

迷った末、晴香は八雲のわき腹をつつく。

「ふがっ」

そんな…なんとも意味不明な声が出た。
その後、耳を澄ませば安定した寝息。

…どうやら、本当に眠っているみたいだ。

「よかった…」
安堵の息を吐き出しながら、なんとなくボサボサの髪を撫でる。
寝癖だらけのせいで、固いと思っていた髪は、意外にも柔らかい。
ふわふわしていて、まるで毛の長い動物を撫でているみたいだ。
「んぅ…」
小さな唸り声が聞こえる。

…起こしちゃったかな?

数度頭を撫でやるも、それ以来何も聞こえない。
「起きてますかー?」

前髪を掻き分けてその顔を確認すれば…

「………」

撫でられたのが気持ちよかったのか…

「…くぅ」

子供みたいな顔をした八雲がいた。
「なんでこんなに可愛いのよぉ…」
顔の燃えるような熱さに、ついつい寝袋に顔を埋めてしまった。

「んぐっ」

「あ!」

慌てて顔を離したが、時既に遅し。
確認した八雲の瞼は、ぼんやりと開いていた。
そんな寝ぼけ眼と、しばらく見つめ合う。

「お…おはよう?」

苦笑いを浮かべながら、寝癖を撫でる。
すると、半開きだった八雲の口がごにょごにょと動いた。
「なに?」
ぐいっと顔を寄せ、耳を澄ます。

「おかあ…さん」

八雲の口からは、確かに「お母さん」の言葉。

「へ!?」

突然のことに目を白黒させていると、スイッチが入ったかのように、八雲の瞳が開く。

「あ…」

自らの「お母さん」発言気付いたらしく、口をぽかんと開けて固まる。
その後、みるみるうちに八雲の顔が真っ赤に染まっていった。

「くっ…」
真っ赤な顔を隠すように口元を押さえ、下を向く。
それでも晴香のことが気になるのか、ちらちらとこちらを窺っていた。

なんだろうか…

今まで八雲の格好良さや可愛さに翻弄されていた自分が、馬鹿らしくなってきた。

ただ、今は…

目の前の「お母さん」発言の張本人が、可愛いとしか見えなかった。

八雲の顔が真っ赤になるの比例して、晴香の頬は上がるばかり。
「な、なんだよっ」
起き上がり、どうにか平然を保とうとするが、こんな真っ赤な顔では確実に無理だ。

「ふふっ…私のこと、お母さんだと思っていいんだよ?」

「っ!」

両手を広げ、笑って見せたらますます真っ赤になる。

「いい子いい子してあげましょうか〜?それとも高い高いが良い?」

「うるさいっ」

胡座をかき、ぎゅっと縮まる八雲。

「今の八雲君、すっごく可愛いよっ」

その言葉が、八雲の何かを外したのだろう。

「…じゃ、母さんにぎゅってしてもらおうかな」

「?」

突然、目の前が真っ白になったかと思ったら、背中がきつくなる。
慌てて顔を上げれば、真っ赤な顔をした八雲が何故か勝ち気な笑みを浮かべていた。

…よく見てみれば、あの八雲に抱きしめられている。

「へ!…えぇっ!?」

「ふんっ…どうした、母さん?」

ニヤリと笑い、ますます腕の力を強めてきた。

さっきまで寝ていた八雲の胸元は、少し汗っぽい匂いがして…

って、なに嗅いでるのよ!

頬が焼けるように熱い。
そして、八雲に包まれている身体も…

「どうしたんだ?顔が真っ赤じゃないか」

「…えいっ!」

「っ!?」

こうなったら、やけになってやる。

八雲の背中に腕を回し、勢いよく胸元に飛びついた。
突然のことに対処出来ず、八雲の体が後ろに倒れる。
倒れた先が壁で、完全に倒れることはなかったが、微かに斜めだ。

「…八雲君こそ、お母さんに抱きしめられただけで真っ赤だよ?」

「このやろっ…」

「っ!?」

「はっ…これでどうだ」

「お、お返しーっ!」

「うわっ!」


その後、しばらく恋人未満の二人による抱きしめ合いは続いた。



「おーい、八雲。いるかー…」

「あ…」

「…どうやら、邪魔みたいだな」

「こ、これは違うんです!」

「ば、馬鹿!動くなっ…」

「…一心の野郎に報告だな」


END。



なんで「動くな」って八雲が言ったんでしょうかね^^
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