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はい、刹那由多がまたパロ始めました。
多分ね、イケメンチビームのせいだと思うんだ。
前にオコジョさん可愛いよばっかーん!みたいな時期にも書きたいとかぼやいてたんだ。
それが再発ですね、まったくこまったものだははは。(棒読み
番長好きです。
今回の喧嘩番長の主人公が無駄にかっこいいんですが。
ストーリー見たらラブコメと間違えた私がいます。
買いたいけど買わん!いや、買えん!
個人的には幼なじみの子がかわいいと思う。
番長…いまは希少生物なんですかなぁ…
小学校の頃、番長っぽい子がいたんですよね。
いや…随分と番長っぽい人がいました。
何かみんな足して割ればちょうど良い番長が出来そうでした。
ヤンキーじゃないんです、番長が良いんです。(何
長い学ランに帽子、そして下駄を履いた番長に会いたいです。
クラスの頼れる存在な、情が熱い番長が良いです。
サイト…作ろうか考え中。
いやね、絵ログまとめたいし、過去拍手も上げたいし。
そしたらサイト改名しようかなぁ…
さて、新連載☆番長探偵八雲、この後すぐ!
目指せオールキャラドタバタラブコメディ!
番長探偵八雲(仮)
この学校には、クラスに一人番長なるものが存在して…
番長には、何故か一人「付き人」なるものが存在して…
何故か私が付き人になった。
これは、化け猫皮肉屋番長と運の悪い私の物語である。
春。
それは新しい出会いを感じさせる季節。
新たな出会いに恋をし、花を咲かせるもの。
花びらを散らせるもの。
新学期になり、新しいクラスになる。
同じクラスになれて喜ぶもの。
同じクラスになれて落胆するもの。
さぁ…あなたはどっち?
「落胆するものだ、絶対」
こっそりと持ってきた雑誌を読み、うんうんと頷くのは私、小沢晴香。
「何を一人で話しているんだ、気持ち悪い」
すかさず突っ込みを入れたのは、隣の席に座る斉藤八雲。
帽子に裾の長い学ラン…そして下駄。
明らかにクラスで一人浮いた存在。
この外見はイケメン風なやつが、クラスの番長…である。
「気持ち悪いってね…青春真っ盛りの乙女に言う言葉じゃ」
そして、私は番長の身の回りのお世話係…通称付き人。
なんだかいろんなことがあって、いつの間にか付き人になっていた。
なんだかんだを説明したい気分ではあるが、説明するのには随分と時間がかかりそうなのでまた。
「すまない…僕の目に乙女は映らなかったみたいで」
眉間を抑え、俯くと気分悪そうに唸り出す。
そういう彼の左目は、赤く染まっている。
彼曰く、死んだ人間の魂とやらが見えるらしいが…正直信用できない。
最近はそういう輩を装う詐欺が増えている。
注意しないと、私も騙されるかもしれないな。
右目はというと、普通の人間同様黒い色。
こっちの目は私たちと同じというわけだから…目の前の乙女は見えているはず。
「って…乙女はここにいます!」
一瞬心配しかけた数秒前の私に、グッバイ。
「おいおい、痴話喧嘩か?」
からかい口調のその声は、後藤利和。
情の熱さではクラス一であろう、将来警察になることを夢見る人だ。
八雲がいなければ自分が番長になれた、いつも小言を言っている。
理由はよく知らないが、八雲と腐れ縁の男らしい。
「八雲、そんなに番長が嫌なら俺がやってやっても…」
「熊に渡すくらいなら、ウサギにやった方が数億倍マシだ」
だから、こうやって八雲の番長の座をこそこそと狙っているのだ。
「あらあら、それなら私が貰おうかしら?」
マイペースな喋り方だがだというのに、周りの空気が何度か下がる。
振り返った先にいたのは、母親のような笑みを浮かべた敦子さん。
後藤と仲がよく、クラスではおしどり夫婦の名前で有名である。
本人もそれを気に入っているらしく、呼ばれる度に笑みを堪えているのを見た。
「あ…敦子さんは、後藤さんが番長になったときの付き人なんじゃないですか?」
「あらやだっ!奥さんだなんてもうーっ」
あらやだレベルではない叩きに、椅子から転げ落ちそうになる。
隣の席で舌打ちが聞こえたのを聞き逃さない。
「………」
八雲を睨み付けたるも「こっち見るな」の一言で片付けられてしまった。
「私の可愛い弟ーっ!」
明らかに殺意がこもった声がしたかと思えば、壊れるくらいに勢いよく開くドア。
実際、ドアが外れた。
クラスの視線が、一斉にその姿を振り返る。
「ふふっ…今日こそは総番長がどちらかを決めるわよっ」
敦子とはまた別の笑みを浮かべ、長い髪を怪しく左右に揺らすのは七瀬美雪。
隣のクラスの女番長をしている。
ロングスカートのセーラー服に竹刀。
そのうち機関銃でも装備しそうである。
自称斉藤八雲のお姉ちゃん。
「は、晴香!大丈夫っ!?」
もの凄い速度で廊下を駆け、教室に入ってきたのは私の双子のお姉ちゃん、小沢綾香。
私が心配だからと、クラスの男共から勝ち上げ、美雪の付き人となったのだ。
それは嬉しいが…
「君のお姉さんはシスコンが過ぎる」と八雲に言われてしまった。
「あーっ!またドアを壊して…」
私とは違いしっかり者の姉は、付き人の仕事を果たしている。
ピアノも頭も良く、喧嘩に強いだなんて…どこの優等生だ。
少し分けてもらいたい。
喧嘩に強い以外を。
「私の可愛い弟、八雲君。今日こそはどっちが総番か…決めさせてもらうわよ」
「君の自称父親が負けたのがいけないんだろ」
総番長とやらは一子相伝なのか、叔父さんが総番であったらしい八雲が現在の総番。
詳しいことはよく知らないが、美雪の自称父親も番長だったらしい。
けれども、八雲の叔父さんにはかなわなかった…と。
「お父様の悪口っ…いい加減にしなさい!」
「最近の若いものはすぐキレるというが…本当みたいだな」
ふんと鼻で笑い、腕に巻かれた「総番長」と書かれた赤い腕章を見せつける。
随分前に番長命令で作ってくれと言わてしぶしぶ作った、ハンドメイド作品。
「っー!あなただって若いくせにっ!」
「あぁ、そうだったな。お前はおばさんだもんな」
「黙りなさい!」
いつの間にか手にしていた竹刀を、高々と振り上げた。
そのとき、タイミングを見計らったかのようになったチャイム。
始業五分前を知らせるチャイムだ。
廊下に出ていた生徒が戻り、授業の準備を始める。
現に後藤と敦子も、いつの間にか席に戻っていた。
「あ、私も準備しなくちゃ」
次の授業は…国語だ。
「み、美雪さん!私たちもそろそろ戻らないと、遅刻扱いに…」
じたばたと暴れる美雪の腕を引き、綾香は教室を出ようと引き摺る。
「じ、じゃ晴香!帰り迎えに行くからね!」
「はーい…」
「私はまだおばさんじゃないわっ!」
「あーはいはい、まだナース服ばっちり似合ってますもんね!」
そんなことを掛け合いながら、綾香と美雪は教室を出て行った。
「あ!八雲君、今日はちゃんと筆箱持ってきた?」
「………」
「もう!明日はちゃんと持ってきてよね!」
「雑用係は番長の世話が仕事なんだろ?」
「番長だからといって筆箱くらい持ってきなさい!それに私は雑用係じゃなくって…」
付き人の説教は、放課後までに及んだ…
END。
好評ならば続ける予定。
予定だから、不評でも続く予定?
番長には、何故か一人「付き人」なるものが存在して…
何故か私が付き人になった。
これは、化け猫皮肉屋番長と運の悪い私の物語である。
春。
それは新しい出会いを感じさせる季節。
新たな出会いに恋をし、花を咲かせるもの。
花びらを散らせるもの。
新学期になり、新しいクラスになる。
同じクラスになれて喜ぶもの。
同じクラスになれて落胆するもの。
さぁ…あなたはどっち?
「落胆するものだ、絶対」
こっそりと持ってきた雑誌を読み、うんうんと頷くのは私、小沢晴香。
「何を一人で話しているんだ、気持ち悪い」
すかさず突っ込みを入れたのは、隣の席に座る斉藤八雲。
帽子に裾の長い学ラン…そして下駄。
明らかにクラスで一人浮いた存在。
この外見はイケメン風なやつが、クラスの番長…である。
「気持ち悪いってね…青春真っ盛りの乙女に言う言葉じゃ」
そして、私は番長の身の回りのお世話係…通称付き人。
なんだかいろんなことがあって、いつの間にか付き人になっていた。
なんだかんだを説明したい気分ではあるが、説明するのには随分と時間がかかりそうなのでまた。
「すまない…僕の目に乙女は映らなかったみたいで」
眉間を抑え、俯くと気分悪そうに唸り出す。
そういう彼の左目は、赤く染まっている。
彼曰く、死んだ人間の魂とやらが見えるらしいが…正直信用できない。
最近はそういう輩を装う詐欺が増えている。
注意しないと、私も騙されるかもしれないな。
右目はというと、普通の人間同様黒い色。
こっちの目は私たちと同じというわけだから…目の前の乙女は見えているはず。
「って…乙女はここにいます!」
一瞬心配しかけた数秒前の私に、グッバイ。
「おいおい、痴話喧嘩か?」
からかい口調のその声は、後藤利和。
情の熱さではクラス一であろう、将来警察になることを夢見る人だ。
八雲がいなければ自分が番長になれた、いつも小言を言っている。
理由はよく知らないが、八雲と腐れ縁の男らしい。
「八雲、そんなに番長が嫌なら俺がやってやっても…」
「熊に渡すくらいなら、ウサギにやった方が数億倍マシだ」
だから、こうやって八雲の番長の座をこそこそと狙っているのだ。
「あらあら、それなら私が貰おうかしら?」
マイペースな喋り方だがだというのに、周りの空気が何度か下がる。
振り返った先にいたのは、母親のような笑みを浮かべた敦子さん。
後藤と仲がよく、クラスではおしどり夫婦の名前で有名である。
本人もそれを気に入っているらしく、呼ばれる度に笑みを堪えているのを見た。
「あ…敦子さんは、後藤さんが番長になったときの付き人なんじゃないですか?」
「あらやだっ!奥さんだなんてもうーっ」
あらやだレベルではない叩きに、椅子から転げ落ちそうになる。
隣の席で舌打ちが聞こえたのを聞き逃さない。
「………」
八雲を睨み付けたるも「こっち見るな」の一言で片付けられてしまった。
「私の可愛い弟ーっ!」
明らかに殺意がこもった声がしたかと思えば、壊れるくらいに勢いよく開くドア。
実際、ドアが外れた。
クラスの視線が、一斉にその姿を振り返る。
「ふふっ…今日こそは総番長がどちらかを決めるわよっ」
敦子とはまた別の笑みを浮かべ、長い髪を怪しく左右に揺らすのは七瀬美雪。
隣のクラスの女番長をしている。
ロングスカートのセーラー服に竹刀。
そのうち機関銃でも装備しそうである。
自称斉藤八雲のお姉ちゃん。
「は、晴香!大丈夫っ!?」
もの凄い速度で廊下を駆け、教室に入ってきたのは私の双子のお姉ちゃん、小沢綾香。
私が心配だからと、クラスの男共から勝ち上げ、美雪の付き人となったのだ。
それは嬉しいが…
「君のお姉さんはシスコンが過ぎる」と八雲に言われてしまった。
「あーっ!またドアを壊して…」
私とは違いしっかり者の姉は、付き人の仕事を果たしている。
ピアノも頭も良く、喧嘩に強いだなんて…どこの優等生だ。
少し分けてもらいたい。
喧嘩に強い以外を。
「私の可愛い弟、八雲君。今日こそはどっちが総番か…決めさせてもらうわよ」
「君の自称父親が負けたのがいけないんだろ」
総番長とやらは一子相伝なのか、叔父さんが総番であったらしい八雲が現在の総番。
詳しいことはよく知らないが、美雪の自称父親も番長だったらしい。
けれども、八雲の叔父さんにはかなわなかった…と。
「お父様の悪口っ…いい加減にしなさい!」
「最近の若いものはすぐキレるというが…本当みたいだな」
ふんと鼻で笑い、腕に巻かれた「総番長」と書かれた赤い腕章を見せつける。
随分前に番長命令で作ってくれと言わてしぶしぶ作った、ハンドメイド作品。
「っー!あなただって若いくせにっ!」
「あぁ、そうだったな。お前はおばさんだもんな」
「黙りなさい!」
いつの間にか手にしていた竹刀を、高々と振り上げた。
そのとき、タイミングを見計らったかのようになったチャイム。
始業五分前を知らせるチャイムだ。
廊下に出ていた生徒が戻り、授業の準備を始める。
現に後藤と敦子も、いつの間にか席に戻っていた。
「あ、私も準備しなくちゃ」
次の授業は…国語だ。
「み、美雪さん!私たちもそろそろ戻らないと、遅刻扱いに…」
じたばたと暴れる美雪の腕を引き、綾香は教室を出ようと引き摺る。
「じ、じゃ晴香!帰り迎えに行くからね!」
「はーい…」
「私はまだおばさんじゃないわっ!」
「あーはいはい、まだナース服ばっちり似合ってますもんね!」
そんなことを掛け合いながら、綾香と美雪は教室を出て行った。
「あ!八雲君、今日はちゃんと筆箱持ってきた?」
「………」
「もう!明日はちゃんと持ってきてよね!」
「雑用係は番長の世話が仕事なんだろ?」
「番長だからといって筆箱くらい持ってきなさい!それに私は雑用係じゃなくって…」
付き人の説教は、放課後までに及んだ…
END。
好評ならば続ける予定。
予定だから、不評でも続く予定?
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