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YM会のお祭りに、女雲は入るんですかー?
あ、NM会になるか。

さてさてにゃんにゃん。始まりますよ、始まりましたよ!
はい皆さん、声を合わせて〜っ…

moggyさん主催!「第1回YM会祭〜僕が僕の部屋で何しようと勝手だろ?〜」祭り!

うー…1月15日が楽しみです!
もういくつ寝ると、第1回YM会祭〜僕が僕の部屋で何しようと勝手だろ?〜祭り♪
これはリンク貼っちゃって良いのかな?
い…良いんですか!?moggyさーんっ!

そういえばNM会は無いんですねぇ…(当たり前
どうですか、空麗爛さん。
そしてナツヲさん。

あ!生協からおっとっと(20グラム×10)が届きました。
う…うめーっ!それよりもまさか箱で来るとは思わなかった…
こう…袋に入ってくるかと思いきや、お店で売ってるような箱の形でやってきた。

そしてですね…ふふふ。
とと丸(おっとっとのくじらのキャラ)が入ってましたよーっ!
いやね、この間テレビを見ていた時にレアものの〜みたいなので言ってたんですよ。
きゃーふっ!一袋に一個しか入ってなかった!

こういうレアもの(というのか?)好きです。
コアラのマーチとか、一個ずつ見ながら食べてます。
カールにもカールおじさんがいるって言ってたなぁ…
今度買ってみよう。

とりたま四つです!今日も産まれると思うんですがねぇ…
それより何個産む気なのだろうか…飼育本には5〜7個って書いてあったんですが。
そろそろ終わるかな?


*追伸、そして更新記録

「第1回YM会祭〜僕が僕の部屋で何しようと勝手だろ?〜」リンク繋げました!

応援、そして出来れば参加したいです!
moggyさん主催のお祭りです!
ふふ…やっぱり貼っちゃいましたよ。


さて、いつだったかのカイロ話の続き。
ぎゃばっ!

恋人未満

「うーっ…私がサンタさん!」

「駄目だ。赤繋がりで僕がサンタなんだ」

「邪魔するぜ」

「こ、この間は私が赤繋がりだって…!」

「さぁ?そんなこと言ったか?」

「い・い・ま・し・たっ!」

「…また無視かよ」


後藤の溜め息は、なかなか二人に届くことはなかった…

やっと届いたのは、八雲が話を逸らそうと後藤の名前を呼んだとき。


「ご、後藤さんっ!?」

後藤の影に隠れてわからなかったが、石井の姿も見える。

…ということは、捜査の依頼か。

「…さすが晴香ちゃん。見事な天然っぷりだな」

「それを言うなら見事な鈍感っぷりでしょう?」

鼻で笑いながら、ビーカーで涌かせたお茶をすする八雲。

「八雲君はうるさい!」

机の下で、八雲の足を思い切り踏んでやった。



後藤が来た理由は、予想通り事件の捜査依頼。


そんなわけで、私たちは事件現場付近のベンチに座っていた。

後藤さんと石井さんは捜査に戻るらしく、今は八雲君と二人っきり。

事件を整理するだとか言って、八雲は眉間を押さえたまま固まっていた。
まさにこれこそ、考える人…



暇だなぁ…

一瞬、口に出しかけて慌てて塞ぐ。

こんなこと言ってしまえば、腹いせに罵詈雑言の文句の嵐が吹き荒れるだろう。
「だったら来なければ良い」とか「暇は君の親友じゃなかったのか?」とか。

私が出来ることと言えば、納得いくまで悩ませてあげること。
だから、こうやって黙っていればいい。
黙って空でも見上げてれば良いんだ。

「はー…」

溜め息を吐いただけだというのに、横目で睨まれる。
…息をして悪いか!


「………」

空を見上げているというのも、意外につまらないものだ。

あの雲がドーナツに見えるとかよく言うが、現実そう甘くない。
空というキャンパスに広がった雲は、好き勝手に散らばっていた。


「………」

何か暇をつぶすものはないかと、鞄の中を漁ってみる。

前ぶりもなく捜査に駆り出されたのだ。
鞄の中には必需品と教科書ばかり。
唯一暇を潰せるものと言えば、携帯電話であろうか。

だが、真剣に悩んでいる人の隣で携帯をいじるのも何だ。


やっぱり、何もせずにぼーっとするしかないらしい。

溜め息を飲み込み、晴香は鞄を閉めようとした。


「あ…」

…良いものを見つけた。


小さな声であったが、八雲に届いたみたいで、また睨まれる。
反省している風を見せ、晴香はすぐにそれを手に取った。


晴香が手に取ったのは、携帯チョコレート菓子。

よくグミなんかが入っている袋に、チョコレートが入ったタイプだ。

…そういえば、どこかの駅で珍しさ本位に買ったのを忘れていた。


賞味期限を確認し、まだ食べれることを確認。
封を開け、チャックも開ける。

一番に感じたのは、甘い甘いチョコレートの匂い。

「はー…」

また八雲に睨まれたが、今度は気にしなかった。
安堵の溜め息くらい、つく権利はある。


中から出てきたのは、よく子供の頃に食べたみたいな丸いチョコレート。

でもあれとは違う。
値段も倍だし、何より雰囲気が違う。
これが子供と大人の違いであろうか。

そんなことを思いながら、チョコレートを口の中に放り込む。
甘いチョコレートが、口の中を占領していく。

子供の頃食べたものとの違いと言えば、中も普通のチョコレートというところ。
それから味も、大人の甘さである。

「はー…おいしい」
心が落ち着くのは、チョコレートの効果であろう。

カカオは心を落ち着かせる効果があるとか、どっかで聞いたことがあったような…

うろ覚えであるから、はっきりとは言えないが。


「………」

心を落ち着かせる…というワードで、一番に思い当たったのは…

隣で唸る斉藤八雲。

甘いものは嫌いではないことは知っているが、今話しかけるのは邪魔かもしれない。

そんな思いが、晴香の中で突っかかっていた。


「うー…うぅ」

「…何をさっきから唸ってる」

突然話しかけられ、ついつい肩が揺れる。
いつの間にか抱えていた頭を上げれば、そこには八雲が苦笑を浮かべて見下ろしていた。

「やっくもくん!」
ガン…と背中を勢いよく、ベンチの背もたれにぶつけてしまう。
痛みにまた唸れば、微かな笑い声が耳に届く。
「……?」

顔を上げて見た八雲は、どこか楽しそうに笑っていた。

さっきまでの、不機嫌そうな表情はどこにも見えない。


「チョコレート…か?」
くんくんと鼻を器用に動かし、ぽつりと口にした。
「あ、うん。…食べる?」
「良いのか?」
貰えるとは思っていなかったのか、目をぱちくりとさせる。

…そこまで私はドケチじゃない。

「…どうぞ」
チョコレートを三粒ほど出して、それを八雲の手のひらに転がして渡す。
しばらく迷うように見つめ合っていたが、意を決したように口に放り込んだ。

晴香も二粒ほど新たに出し、口に放り込む。

隠し味入りココアを飲んだ時みたいな、ほっとする安心感がある。

八雲君も、そんなことを思っているのであろうか…

ふとそんなことを思い、顔を上げれば目の前を手が通っていく。
そして、晴香の手からチョコレートを奪った。

晴香が見た八雲は、我が物顔でチョコレートを貪っていた…

「あ、あーっ!何勝手に食べてるのよ!」

それ高かったんだからね!
八雲からチョコレートを奪おうとするが、高々と上げられてしまい返してもらえない。
その間にも、八雲はチョコレートを食べていく。
「返しなさいよーっ!」
ポカポカと胸板を叩くが、返す素振りすら見せない。
ただ一心に、チョコレートを貪っていく。

みるみるうちに、袋の中のチョコレートは姿を消しす。


「おいしかった、ありがとう」
口元を拭き、静かに立ち上がると、スタスタ歩いていく。
返してもらったチョコレートは、空となって帰ってきた。

「あ…あぁっ…」

目頭が熱い。

空っぽの袋を覗く視界が、ぐしゃぐしゃに歪む。

「ばかーっ!」

足下に転がっていた石ころを手に取り、八雲めがけて腕を上げる。

「あぁ、そうだ」

投げようとしているのに、平然とした顔で戻ってきた。
目の前までくると、胸ポケットから何かを出す。

「この間のカイロ…と、今のチョコレートのお礼だ」

そういって渡されたのは、可愛らしい黒猫のマスコット。

「………」

ぽとりと晴香の手から、石がこぼれ落ちる。

次に手が取ったものは、黒猫のマスコット。

「ペットボトルのオマケに付いてきたんだが…いらないから君にやる」

「い…良いの?」

「その代わり…貸し借りゼロだ」

そんな言葉に、晴香は大きく頷いた。



ペットボトルのオマケという0円のものに、カイロとチョコレート代は消えていった…

晴香が後悔していないのは、言うまでもない…


END。



私はチョコボール、キャラメル派。
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