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「ちろーいっ!」
「ま…待て!せめてコートを着ろ!」
本日もとらじまさん宅に遊びに行ったはりゅかわんです。
私も…私も付いて行きt…(こら
描く人によって何故あんなにもきゅんの力(略してきゅん力)が上がるんでしょうか。
もう毎度毎度ありがとうございます!
常識的に考えても、きゅんきゅんさせてもらってます!
moggyさんの方で10センチも積もってたとか。
さ…さすが北の国から!じゃない、北国!
我が家の地域?まったく降る気配がありません。
今年は降るかなぁ…何回かは降ると思うんだけど…
でも時々だからこそ、大切さに気がつくんだよね。
…なんかかっこいいこと言おうとしたが無理だ…orz。
とりたま(鳥の卵、略してとりたま。なんかご飯の上に掛ける奴みたい)が五個です!
産まれました!無事に!い…一体何個産むんだろう。
そしてヒナが無事に産まれてくるとことを祈る!
*御返事
>tomo さんへ
こんばんは!お褒めのお言葉ありがとうございます!
あの二人は漫才組めるであろうほどの良いコンビですからね!
ふんがっ!?そういう事は他の物書き様にお聞きになった方が役に立ちそうですが…
でも言っちゃおう。一言で言ってしまえば、妄想ですね^^
こんな運命に会ってたら、こういう反応するだろうなぁ…とか妄想するんです!
…まぁ、これは私の場合なので(苦笑)
色々な方の書き方を勉強し、自らの書き方を見つけることが大事だと思いますよ。
な…なんかうまく伝えられずすみません!
コメントありがとうございました!
さて、最近気付きましたが、私が書いてるのはパロディじゃなくてパラレルなんじゃ…
パラレル…な気がする。
斉藤医院
珍しく、斉藤医院の待合室は混み合っていた。
いくら患者が少ない病院だからといっても、やはりこの時期は多い。
そう、インフルエンザの時期は…
二人では対処しきれないと思い、今日は後藤と石井も来ている。
忙しいというのと、人がいるというので、まだ襲われる可能性は低くなった。
仕事の合間、そんなことを思って胸を撫で下ろす。
「晴香ちゃーん、こっちにガーゼ追加ー」
「あ、はーい」
棚からガーゼを出し、後藤の元に駆け寄る。
一つの診察室を、カーテンで無理矢理区切らせた空間。
看護士である晴香と石井は、その空間を行き来していた。
「おい、患者が受付で待ってるぞ」
「はいはーい」
カーテン向こうから聞こえた声に返事を返し、受付に向かう。
「えっと…それでは体温を計ってください」
なんだろうか…
看護士になって初めて、自分が看護士だと実感している。
まあ、患者全員が予防接種ではあるが。
ついつい笑みをこぼし、晴香は体温計が返ってくるのを待った。
午前の受付時間が終わり、受付のカーテンを締める。
受付時間が終了しても、待合室は患者で埋め尽くされていた。
…まだ診療時間が終わっていないのだから当たり前。
そんな当たり前のことに感動を覚えたのは、一体何故であろうか。
患者が一人、診察室から出ていったのを見計らい、次の患者を呼ぼうとする。
「なんでこんなに患者がいるんだ…」
だが、診察室のカーテンから八雲が出てきたのことに中断された。
「ちょっ…先生!まだ終わってませんよ!」
慌てて駆け寄り、小声で声をかける。
カーテン向こうでは、まだ診察中。
声を上げてしまえば、ますます患者が減ってしまう。
「嫌だ。疲れた。寝る」
即答で言葉を並べたかと思えば、ふらふらとした足取りでベッドに向かう。
「だ・め・で・す!」
前に割り込み、両手を広げて通らせない。
すると疲れ顔の八雲が、般若みたいな顔で睨んできた。
「………」
こっちだって負けられないと、睨み返してやる。
「お前等なにさぼってる!」
両者一方に譲らない睨み合いは、後藤の怒鳴り声によって終戦した。
「…ちゃんと仕事を続けてください」
「………」
後藤に怒鳴られたのが効いたのか、溜め息を吐いた八雲は、大人しくカーテン内側に戻る。
溜め息を吐きたいのはこっちの方だ…と溜め息を飲み込み、晴香も受付に戻った。
「お大事に!」
最後の一人がドアを出るのを見届け、晴香は待合室の椅子にもたれた。
斉藤先生も最後まで仕事を続けてくれたし、一件落着だ。
「あんな調子だけど、午後は大丈夫かなぁー…」
もしかしたら、昼休み中に逃亡…ってことも考えられる。
あるいは引きこもって出てこないかもしれない。
患者よりも先生の扱いに疲れ、晴香は椅子からずるずると落ちていった。
「だ…大丈夫ですか?」
声をかけられて見上げてみれば、苦笑を浮かべた石井がそこにいた。
「い、石井さんっ!」
慌てて起き上がり、椅子に座り直す。
気まずそうに目をそらされ、首を傾げた。
「…斉藤先生が呼んでましたよ」
「あ…ありがとうございます」
行くのが憂鬱だな…重い体を起こし、八雲がいるであろう診察室に足を向ける。
「あ、あのっ!」
石井に呼び止められて振り返ると、金魚みたいに口をパクパクさせた石井の姿。
「?」
「ご、後藤先生もいるんで…大丈夫です、よ」
「ご心配、ありがとうございます」
にこりと笑い、晴香は頭を下げる。
元気よく診察室に向かう晴香を見て、石井は頬を緩ませた。
「晴香ちゃん…かわいいなぁ」
石井の恋が叶うことはない…
「失礼しまーす…」
ドアを開け、忍び込むように診察室に入る。
「こっちだ」
診察室に誰の姿も見えず、出て行こうとしたとき。
明らかにだるそうな八雲の声が、晴香の耳に届いた。
聞こえないように溜め息を吐いてから、声が聞こえたベッドに足を向ける。
予想通り、そこには八雲が寝転がっていた…
「…お呼びですか?」
目の上に腕を置いたまま、こくりと頷く。
そのまま空いた手で手招きをし、晴香を呼ぶ。
「………」
警戒心を抱きながら、おそるおそる近付いた。
「疲れた」
「そうですか」
「それだけか?」
「他に何をしろと?」
「抱き枕になれ」
「嫌です」
「………」
腕を少し退け、こちらを睨んでくるが引かない。
無視して腕を組んでやる。
「…わかった」
「………」
珍しくすんなりと引く八雲を、しばらく見下ろす。
「じゃ、マッサージしてくれ」
「は?」
返答を求めたが、八雲はごろりと俯せた。
こうなったら後藤さんに説教をしてもらうしかないと、その姿を探したが見つからない。
「後藤さんなら、弁当を買いに行ってもらった」
「っ…」
少し頼りないが、石井さんに…
「あぁ、もし誰かを呼んだりなんかしたら…」
そういうと白衣の胸ポケットを漁り始めた。
ボールペンやらに混じって出てきたモノに、頬を染めて目をそらす。
そんなもの…
胸ポケットに常備しないで欲しい。
だが、目的はそれではないらしく、まだまだ漁り続ける。
やっと出てきたのは、一枚の紙切れ。
「?」
近づいて確認をしてみると、それは何故か私の写真…
「っ!?」
しかもばっちり寝顔であった。
八雲の机で眠る、晴香の写真…
かぁ〜っと、頬が熱くなるのを感じる。
「せ、せんせっ!」
奪おうと手を伸ばすが、するりと逃げられた。
「返してくださいっ!」
「これは君のではない。僕が撮ったんだ」
追いかけても逃げれる。
いたちごっことは、このことか。
「盗撮の容疑で訴えますよ!」
「盗撮じゃない、白昼堂々と撮ったんだ。寝ている君が悪い」
「うぅっ…それはそうですけど…」
確かにこんなところで…
しかも先生の机で寝ていたのは私だ。
訴えたって、私の不注意ということになりえる。
「というわけで、早くマッサージをしろ」
大切そうに、寝顔の写真を胸ポケットにしまわれた。
「…したら返してくれるんですか?」
仕舞われるのを恨めしそうに睨み、晴香はそう訪ねる。
「考えてやる」
「…わかりました」
本日何度目かの溜め息を吐き、晴香はベッドサイドに腰を下ろした…
午後の診察中、何度か逃走した八雲の隣に…
END。
病院のことはよくわからんので、そこらへんも合わせたパロディ。
いくら患者が少ない病院だからといっても、やはりこの時期は多い。
そう、インフルエンザの時期は…
二人では対処しきれないと思い、今日は後藤と石井も来ている。
忙しいというのと、人がいるというので、まだ襲われる可能性は低くなった。
仕事の合間、そんなことを思って胸を撫で下ろす。
「晴香ちゃーん、こっちにガーゼ追加ー」
「あ、はーい」
棚からガーゼを出し、後藤の元に駆け寄る。
一つの診察室を、カーテンで無理矢理区切らせた空間。
看護士である晴香と石井は、その空間を行き来していた。
「おい、患者が受付で待ってるぞ」
「はいはーい」
カーテン向こうから聞こえた声に返事を返し、受付に向かう。
「えっと…それでは体温を計ってください」
なんだろうか…
看護士になって初めて、自分が看護士だと実感している。
まあ、患者全員が予防接種ではあるが。
ついつい笑みをこぼし、晴香は体温計が返ってくるのを待った。
午前の受付時間が終わり、受付のカーテンを締める。
受付時間が終了しても、待合室は患者で埋め尽くされていた。
…まだ診療時間が終わっていないのだから当たり前。
そんな当たり前のことに感動を覚えたのは、一体何故であろうか。
患者が一人、診察室から出ていったのを見計らい、次の患者を呼ぼうとする。
「なんでこんなに患者がいるんだ…」
だが、診察室のカーテンから八雲が出てきたのことに中断された。
「ちょっ…先生!まだ終わってませんよ!」
慌てて駆け寄り、小声で声をかける。
カーテン向こうでは、まだ診察中。
声を上げてしまえば、ますます患者が減ってしまう。
「嫌だ。疲れた。寝る」
即答で言葉を並べたかと思えば、ふらふらとした足取りでベッドに向かう。
「だ・め・で・す!」
前に割り込み、両手を広げて通らせない。
すると疲れ顔の八雲が、般若みたいな顔で睨んできた。
「………」
こっちだって負けられないと、睨み返してやる。
「お前等なにさぼってる!」
両者一方に譲らない睨み合いは、後藤の怒鳴り声によって終戦した。
「…ちゃんと仕事を続けてください」
「………」
後藤に怒鳴られたのが効いたのか、溜め息を吐いた八雲は、大人しくカーテン内側に戻る。
溜め息を吐きたいのはこっちの方だ…と溜め息を飲み込み、晴香も受付に戻った。
「お大事に!」
最後の一人がドアを出るのを見届け、晴香は待合室の椅子にもたれた。
斉藤先生も最後まで仕事を続けてくれたし、一件落着だ。
「あんな調子だけど、午後は大丈夫かなぁー…」
もしかしたら、昼休み中に逃亡…ってことも考えられる。
あるいは引きこもって出てこないかもしれない。
患者よりも先生の扱いに疲れ、晴香は椅子からずるずると落ちていった。
「だ…大丈夫ですか?」
声をかけられて見上げてみれば、苦笑を浮かべた石井がそこにいた。
「い、石井さんっ!」
慌てて起き上がり、椅子に座り直す。
気まずそうに目をそらされ、首を傾げた。
「…斉藤先生が呼んでましたよ」
「あ…ありがとうございます」
行くのが憂鬱だな…重い体を起こし、八雲がいるであろう診察室に足を向ける。
「あ、あのっ!」
石井に呼び止められて振り返ると、金魚みたいに口をパクパクさせた石井の姿。
「?」
「ご、後藤先生もいるんで…大丈夫です、よ」
「ご心配、ありがとうございます」
にこりと笑い、晴香は頭を下げる。
元気よく診察室に向かう晴香を見て、石井は頬を緩ませた。
「晴香ちゃん…かわいいなぁ」
石井の恋が叶うことはない…
「失礼しまーす…」
ドアを開け、忍び込むように診察室に入る。
「こっちだ」
診察室に誰の姿も見えず、出て行こうとしたとき。
明らかにだるそうな八雲の声が、晴香の耳に届いた。
聞こえないように溜め息を吐いてから、声が聞こえたベッドに足を向ける。
予想通り、そこには八雲が寝転がっていた…
「…お呼びですか?」
目の上に腕を置いたまま、こくりと頷く。
そのまま空いた手で手招きをし、晴香を呼ぶ。
「………」
警戒心を抱きながら、おそるおそる近付いた。
「疲れた」
「そうですか」
「それだけか?」
「他に何をしろと?」
「抱き枕になれ」
「嫌です」
「………」
腕を少し退け、こちらを睨んでくるが引かない。
無視して腕を組んでやる。
「…わかった」
「………」
珍しくすんなりと引く八雲を、しばらく見下ろす。
「じゃ、マッサージしてくれ」
「は?」
返答を求めたが、八雲はごろりと俯せた。
こうなったら後藤さんに説教をしてもらうしかないと、その姿を探したが見つからない。
「後藤さんなら、弁当を買いに行ってもらった」
「っ…」
少し頼りないが、石井さんに…
「あぁ、もし誰かを呼んだりなんかしたら…」
そういうと白衣の胸ポケットを漁り始めた。
ボールペンやらに混じって出てきたモノに、頬を染めて目をそらす。
そんなもの…
胸ポケットに常備しないで欲しい。
だが、目的はそれではないらしく、まだまだ漁り続ける。
やっと出てきたのは、一枚の紙切れ。
「?」
近づいて確認をしてみると、それは何故か私の写真…
「っ!?」
しかもばっちり寝顔であった。
八雲の机で眠る、晴香の写真…
かぁ〜っと、頬が熱くなるのを感じる。
「せ、せんせっ!」
奪おうと手を伸ばすが、するりと逃げられた。
「返してくださいっ!」
「これは君のではない。僕が撮ったんだ」
追いかけても逃げれる。
いたちごっことは、このことか。
「盗撮の容疑で訴えますよ!」
「盗撮じゃない、白昼堂々と撮ったんだ。寝ている君が悪い」
「うぅっ…それはそうですけど…」
確かにこんなところで…
しかも先生の机で寝ていたのは私だ。
訴えたって、私の不注意ということになりえる。
「というわけで、早くマッサージをしろ」
大切そうに、寝顔の写真を胸ポケットにしまわれた。
「…したら返してくれるんですか?」
仕舞われるのを恨めしそうに睨み、晴香はそう訪ねる。
「考えてやる」
「…わかりました」
本日何度目かの溜め息を吐き、晴香はベッドサイドに腰を下ろした…
午後の診察中、何度か逃走した八雲の隣に…
END。
病院のことはよくわからんので、そこらへんも合わせたパロディ。
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