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「?」
「…そこに飾るものじゃないぞ」
本日は空麗爛さん宅に遊びに行ったはりゅかわん。
こんにゃろーっ!わ…私が牛乳あげるからっ!
だからそんな目で私を見ないでーっ!きゃふーんっ!
そんな私はオンマウス。さぁ、皆さんもオンマウス。でもやっぱり見ちゃうんだ。
ありがとうございました!
笑顔って素晴らしいですね。
笑顔映像なんちゃら見てますが…
この題名って一歩間違えたら某笑顔動画に出来そうな気がするんだ。
いや、動画と映像は違いますね。
ポチたまに出てきた子犬たちがかわいかったです。
こ…ころころふわふわっ!
にゃーっ!にゃんこも可愛かったですーっ!
むふふー。
そういえば、やふーの携帯の表示の仕方が変わったのか。
携帯からサイト様の画像が見れないorz…
な…何故!?何か表示される文字もちっちゃくなっちゃってるし…
前のに戻っておくれよー(泣)
うぃーふっと…よく見たら奥行き少ないですね…
数日前のバカップル…なんか無理があったか…orz
あ、でも!すっごい密着してたってことにすれば!
よし、そうしよう。(何
*御返事
>tomoさんへ
連日のコメントありがとうございます!
確かに始めは難しいですよね…(汗)
私もここを始める前は、まったく文章を書いたことの無い人間でして…
毎日コツコツと書き続けた結果、ここまで来たような者ですからね。
書いているうちに、だんだんと馴れてきたのですよ。
八雲君が犬になっちゃいました!
羨ましいですが、きっと八雲犬は晴香ちゃんにしか忠実じゃないでしょうね。
ある意味忠犬ですね^^
お褒めのお言葉、ありがとうございます!
コメントありがとうございました!
*追伸
よし決めた!明日拍手変えるぞよ!
あと一つで終わるんです!
頑張って書き終えます!
さて、UFOキャッチャーが出来る人に憧れを抱いています。
私ですか?出来るわけ無いでしょう。
恋人設定
それはある晴れた、いつものデート中。
街中を二人仲良く、手を繋いで歩いているときのことであった…
「それでね、目玉焼きを作ろうとしたら、黄身が割れちゃってね」
「…そうか」
晴香が話しそれに八雲が相槌を打つ。
滅多に八雲から話すことは無いが、それでも晴香は幸せそうに話をしていた。
八雲も晴香と会話し、手を繋いでられることがなによりも幸せであった…
大通りに出て、派手目な若者が増える。
すると、頼るようにぴったりと八雲にくっついてくる晴香。
「…大丈夫だ」
「ありがとっ」
固くなっていた晴香の表情が、ゆっくりと柔らかく溶けていく。
それから八雲は、晴香を守るように歩いていった。
「あ…」
「どうした?」
声を上げた晴香を見れば、何かをじっと見つめている。
その視線の先を辿っていけば、一軒の建物にたどり着いた。
「………」
そこで、派手な若者が増えた理由がわかった。
晴香の目の先にあったのは、一軒のゲームセンター。
建物自体は小さいが、中からは賑やかな音楽が聞こえてくる。
八雲としては、あまり近付きたくない場所。
幽霊がいるとかではなくて、ガヤガヤとうるさくて嫌いなのだ。
「…ゲームセンターがどうした?」
「あれ…」
そう言った晴香が指差した先には、表に置かれたユーフォーキャッチャー。
その中をよく見ると、キャラクターもののぬいぐるみが入っていた。
「かわいいなぁ…」
八雲の手からするりと抜け、ふらふらとユーフォーキャッチャーに近付く晴香。
呼び戻そうとするも、今の晴香には効かず、しぶしぶ八雲も向かう。
「…勝手にフラフラ行くな」
やっと追いついたのは、ユーフォーキャッチャーの前。
晴香はガラスに手をつき、中のぬいぐるみをじっと見つめている。
八雲も見て見ると、その中には茶色いブタかモグラのぬいぐるみ。
目がちょこんと小さくて、丸っこい耳が二つ付いていた。
両手で抱えなければ持てないような大きさのものを、一体どうやって持って帰るのか…
「…ブタか?」
「カピバラさんです!いま流行ってるんだから!」
もうっ…と腕を組んでそっぽを向かれる。
だが突然、八雲と向かい合ったかと思うと、パンと両手を合わせた。
「…ね、ちょっとだけ…だめ?」
先ほどまでの怒りはどこへやら。
上目遣いで見上げ、小さく首を傾げる。
晴香お得意のおねだりポーズ。
自分はこれに、何度も騙され続けていた。
わかってる…
彼女は僕がこのポーズに弱いと知っていて、やっているのだ。
それはわかっているのだが…
「…一回だけだぞ」
今日もまた、負けは僕。
そんな自分に飽きれ、深い深い溜め息を吐く。
「ありがとう!八雲君大好きっ!」
「………」
でも、彼女の笑顔が見れるなら、騙されるのも良いかもな…
八雲がそんなことを思っている間に、小銭を挿入口に入れる。
「よし!頑張るぞ!」
ふんと鼻息を荒げ、ボタンを押す。
狙うは一番近くにあるぬいぐるみ。
クレーンが上下左右に動き、狙ったぬいぐるみを掴もうとする。
だが、するりと抜けてしまい、空のクレーンが上がってきた。
「…駄目駄目だな」
それを見ていた八雲は、鼻で笑いながら皮肉を言う。
「もう!八雲君はうるさい!」
もう一回…と始める晴香に、八雲は溜め息。
…今日の出費は随分と上がりそうだ。
それから晴香は、小銭を何度も追加し、挑戦を繰り返した。
けれどもお目当てのぬいぐるみは取れず、獲得数ゼロのまま。
掴もうとしては、するりと抜け落ちていく。
その度に晴香は落胆の声を上げていた。
どのくらいその光景を眺めていただろうか。
入ってきた客が、出てくるくらいである。
それが何度も…
八雲もそろそろ飽きてきて、大欠伸をしていたとき。
「あのー…」
おそるおそるといったような声。
そこには深々と頭を下げ、何かを求めて手を出す晴香がいた…
「なんだ、その手は」
「お金…恵んでください」
「…もしかして、全額使ったのか?」
「はい」
「…お札、小銭に換えてくれば良いだろ」
「全部変えちゃいました」
「……所持金いくらだ」
「ゼロです」
申し訳なさそうに、それでも堂々と答える晴香。
「っ……この馬鹿っ…」
いくら彼女だからといっても、ふつふつと怒りが湧き出てくる。
拳をキツく握りしめ、どうにか耐えるも、なかなか怒りは収まらない。
「…帰るぞ」
頭を下げているため表情が見れなかった晴香だが、その声質に気付き顔を上げた。
「待って!」
必死に腕を掴み、どうにか止めさせる晴香。
「なんだ?君は金を使い果たした上、僕に借りてまでこのぬいぐるみが欲しいのか?」
「だ、だって…かわいい、から」
「可愛いは買う理由にならない。ましてやこんな取れるか分からないもので…」
「うぅ…今日は取れる気がしたんだもん…」
「気合いでは取れないんだ」
「……ごめんなさい」
掴まれていた腕を解放され、八雲は溜め息を吐く。
そして、しょぼんと俯く晴香を見下ろした。
「…帰ろっか……」
服の袖をきゅっと握り、とぼとぼ歩き出す晴香。
だが、八雲は歩かなかった。
「?」
不思議そうな顔で、晴香が八雲を見上げると…
なにやらニヤリと笑っていた。
「あれだけ金を使っておいて、何も獲得出来なかったのは悔しいだろ」
「八雲君っ…」
ポロリと落ち掛けた涙を拭ってやる。
そして、晴香の腕を引いてユーフォーキャッチャーの前まで歩いた。
「…こんなの、一発で終わらせてやる」
得意気に笑った八雲は、どこか楽しそうであった。
「ふふ〜ん」
「…持ってやろうか?」
「ううんっ!自分で持つ!」
それからはとても早かった。
まるでロボットの操縦士のような手つきで、クレーンを操る八雲。
宣言通り一発で終わらせた。
残りの二発は晴香に譲ったが、結果は取れずに終わった。
本日の獲得数、一個…
けれども、晴香は幸せそうであった。
「八雲君、ありがと!」
両手でぬいぐるみを持ち、緩みきった笑みで礼を言う晴香。
そんな晴香を見て、頬が緩みそうになるのを堪える。
「…次に欲しいものがあったら、僕に言え」
「うん!…それにしても八雲君、上手だったけど…常連さん?」
「いや、初めてだ」
「え…」
初めての人に取られたというのにショックを受けているのか、足を止める。
八雲は慌てて弁解しようと口を開くも、なかなか言葉が出ない。
「君のために…君だけのために頑張った」
しょうがないから素直に言った言葉は、後から恥ずかしさを増す。
頬が火傷をしたみたいに熱くなる。
「八雲君…」
「…帰ったら、褒めろ」
もう自分がなにを言っているのかさえ、分からない。
「うん!たくさ〜ん褒めてあげるね!」
「…あぁ」
でもわかったのは…
いま、幸せであること。
END。
カピバラさんのぬいぐるみがかわいいです。
街中を二人仲良く、手を繋いで歩いているときのことであった…
「それでね、目玉焼きを作ろうとしたら、黄身が割れちゃってね」
「…そうか」
晴香が話しそれに八雲が相槌を打つ。
滅多に八雲から話すことは無いが、それでも晴香は幸せそうに話をしていた。
八雲も晴香と会話し、手を繋いでられることがなによりも幸せであった…
大通りに出て、派手目な若者が増える。
すると、頼るようにぴったりと八雲にくっついてくる晴香。
「…大丈夫だ」
「ありがとっ」
固くなっていた晴香の表情が、ゆっくりと柔らかく溶けていく。
それから八雲は、晴香を守るように歩いていった。
「あ…」
「どうした?」
声を上げた晴香を見れば、何かをじっと見つめている。
その視線の先を辿っていけば、一軒の建物にたどり着いた。
「………」
そこで、派手な若者が増えた理由がわかった。
晴香の目の先にあったのは、一軒のゲームセンター。
建物自体は小さいが、中からは賑やかな音楽が聞こえてくる。
八雲としては、あまり近付きたくない場所。
幽霊がいるとかではなくて、ガヤガヤとうるさくて嫌いなのだ。
「…ゲームセンターがどうした?」
「あれ…」
そう言った晴香が指差した先には、表に置かれたユーフォーキャッチャー。
その中をよく見ると、キャラクターもののぬいぐるみが入っていた。
「かわいいなぁ…」
八雲の手からするりと抜け、ふらふらとユーフォーキャッチャーに近付く晴香。
呼び戻そうとするも、今の晴香には効かず、しぶしぶ八雲も向かう。
「…勝手にフラフラ行くな」
やっと追いついたのは、ユーフォーキャッチャーの前。
晴香はガラスに手をつき、中のぬいぐるみをじっと見つめている。
八雲も見て見ると、その中には茶色いブタかモグラのぬいぐるみ。
目がちょこんと小さくて、丸っこい耳が二つ付いていた。
両手で抱えなければ持てないような大きさのものを、一体どうやって持って帰るのか…
「…ブタか?」
「カピバラさんです!いま流行ってるんだから!」
もうっ…と腕を組んでそっぽを向かれる。
だが突然、八雲と向かい合ったかと思うと、パンと両手を合わせた。
「…ね、ちょっとだけ…だめ?」
先ほどまでの怒りはどこへやら。
上目遣いで見上げ、小さく首を傾げる。
晴香お得意のおねだりポーズ。
自分はこれに、何度も騙され続けていた。
わかってる…
彼女は僕がこのポーズに弱いと知っていて、やっているのだ。
それはわかっているのだが…
「…一回だけだぞ」
今日もまた、負けは僕。
そんな自分に飽きれ、深い深い溜め息を吐く。
「ありがとう!八雲君大好きっ!」
「………」
でも、彼女の笑顔が見れるなら、騙されるのも良いかもな…
八雲がそんなことを思っている間に、小銭を挿入口に入れる。
「よし!頑張るぞ!」
ふんと鼻息を荒げ、ボタンを押す。
狙うは一番近くにあるぬいぐるみ。
クレーンが上下左右に動き、狙ったぬいぐるみを掴もうとする。
だが、するりと抜けてしまい、空のクレーンが上がってきた。
「…駄目駄目だな」
それを見ていた八雲は、鼻で笑いながら皮肉を言う。
「もう!八雲君はうるさい!」
もう一回…と始める晴香に、八雲は溜め息。
…今日の出費は随分と上がりそうだ。
それから晴香は、小銭を何度も追加し、挑戦を繰り返した。
けれどもお目当てのぬいぐるみは取れず、獲得数ゼロのまま。
掴もうとしては、するりと抜け落ちていく。
その度に晴香は落胆の声を上げていた。
どのくらいその光景を眺めていただろうか。
入ってきた客が、出てくるくらいである。
それが何度も…
八雲もそろそろ飽きてきて、大欠伸をしていたとき。
「あのー…」
おそるおそるといったような声。
そこには深々と頭を下げ、何かを求めて手を出す晴香がいた…
「なんだ、その手は」
「お金…恵んでください」
「…もしかして、全額使ったのか?」
「はい」
「…お札、小銭に換えてくれば良いだろ」
「全部変えちゃいました」
「……所持金いくらだ」
「ゼロです」
申し訳なさそうに、それでも堂々と答える晴香。
「っ……この馬鹿っ…」
いくら彼女だからといっても、ふつふつと怒りが湧き出てくる。
拳をキツく握りしめ、どうにか耐えるも、なかなか怒りは収まらない。
「…帰るぞ」
頭を下げているため表情が見れなかった晴香だが、その声質に気付き顔を上げた。
「待って!」
必死に腕を掴み、どうにか止めさせる晴香。
「なんだ?君は金を使い果たした上、僕に借りてまでこのぬいぐるみが欲しいのか?」
「だ、だって…かわいい、から」
「可愛いは買う理由にならない。ましてやこんな取れるか分からないもので…」
「うぅ…今日は取れる気がしたんだもん…」
「気合いでは取れないんだ」
「……ごめんなさい」
掴まれていた腕を解放され、八雲は溜め息を吐く。
そして、しょぼんと俯く晴香を見下ろした。
「…帰ろっか……」
服の袖をきゅっと握り、とぼとぼ歩き出す晴香。
だが、八雲は歩かなかった。
「?」
不思議そうな顔で、晴香が八雲を見上げると…
なにやらニヤリと笑っていた。
「あれだけ金を使っておいて、何も獲得出来なかったのは悔しいだろ」
「八雲君っ…」
ポロリと落ち掛けた涙を拭ってやる。
そして、晴香の腕を引いてユーフォーキャッチャーの前まで歩いた。
「…こんなの、一発で終わらせてやる」
得意気に笑った八雲は、どこか楽しそうであった。
「ふふ〜ん」
「…持ってやろうか?」
「ううんっ!自分で持つ!」
それからはとても早かった。
まるでロボットの操縦士のような手つきで、クレーンを操る八雲。
宣言通り一発で終わらせた。
残りの二発は晴香に譲ったが、結果は取れずに終わった。
本日の獲得数、一個…
けれども、晴香は幸せそうであった。
「八雲君、ありがと!」
両手でぬいぐるみを持ち、緩みきった笑みで礼を言う晴香。
そんな晴香を見て、頬が緩みそうになるのを堪える。
「…次に欲しいものがあったら、僕に言え」
「うん!…それにしても八雲君、上手だったけど…常連さん?」
「いや、初めてだ」
「え…」
初めての人に取られたというのにショックを受けているのか、足を止める。
八雲は慌てて弁解しようと口を開くも、なかなか言葉が出ない。
「君のために…君だけのために頑張った」
しょうがないから素直に言った言葉は、後から恥ずかしさを増す。
頬が火傷をしたみたいに熱くなる。
「八雲君…」
「…帰ったら、褒めろ」
もう自分がなにを言っているのかさえ、分からない。
「うん!たくさ〜ん褒めてあげるね!」
「…あぁ」
でもわかったのは…
いま、幸せであること。
END。
カピバラさんのぬいぐるみがかわいいです。
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