忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



「ゆぢゅ、たべうの?」

「…冬至だから、風呂に入れるんだ」

「おふろ!?おふろにゆぢゅ!?」

「あぁ…食べるなよ?」

「ゆぢゅー!」

今年は21日でしたね!
いつも22日だから忘れるところでした。
ゆず風呂〜♪

な…なんか火狐が新しくなってから、あまり良いことがありません…
いや、うまくは言えないんですけど使いにくいような?
うーん…気のせいかな?

本日は子供用みたいな100ミリのジュースの詰め放題してきました。
えぇ…なんか家族全員で燃えてしまいましたよ。
結果、14本げっちゅ!あと一本くらい入ったかなぁ…

それにしても風強えええええええ!
なんかガタガタ言ってるんですけど!
木造アパートじゃないのにガタガタ言ってるんですけど!
こええええええええ!


*更新記録

拍手御礼更新しました。

今回は冬の暖房器具で三作品!
五作品にしようと思ったんですがねぇ…全部見れない人がいるだろうと(私のことさ☆
結局三作品にしました。
あ、毎度ながら誤字脱語があれば連絡お願いします!(汗)
それと感想も頂けると嬉しいです!


さて、クリスマス小説祭り一日目!
今日から何日間か連続でクリスマスなお話が続きます。

恋人設定

本日は日曜日。

講義が休みというのを良いことに、八雲は一日中寝ていようかと思っていた。


「ジングルベールジングルベール鈴が鳴る〜」

「………」


だが、ある一人のトラブルメーカーによって、日曜日のんびり計画は廃止された…



クリスマスまであと四日。

クリスマスイブイブイブイブの日。


前述のように一日中寝て過ごそうとしていた八雲は、何故か晴香の家にいる。

昼過ぎに「大変なの!」という電話がきた。

最初はどうせろくなことではないと思い無視をしていたが…
途中で泣きじゃくりだした晴香の声に、慌てて駆けつけた。

そうしたら…

収納棚一番上に仕舞われた、クリスマスツリーが出せないと泣いていたのだ。

しぶしぶ出してやって、そのままツリーの飾り付けまで頼まれた…というわけである。


今までの経緯を延べ終えた八雲は、深い溜め息を吐く。

「真っ赤なおめめのー、八雲君はー」

「…なんだその歌は」

足元の飾り付けをする晴香を見下ろせば、にこーと笑って顔を上げてきた。
背の高い八雲は、ツリーの上の方を。
背の低い晴香は、ツリーの下の方を飾り付けていた。

「真っ赤なおめめの八雲君だよ」

「………」

センスのない歌詞に、ついつい頭を抱えてしまう。
そんな八雲を気にせず、晴香の歌はまだまだ続く。

「いっつもみんなの笑いもの」

青色の丸い飾りをツリーに付ける。

「でもその年の、クリスマスの日」

大人しく歌詞に耳を傾けながら、ライトをツリーに巻き付けていく。

「小沢晴香は言いました〜」

「小沢晴香ってな…」
ライトを巻き付ける手を取め、ぐーで額を小突いてやる。
するとフグみたいに両頬を膨らまして睨んできた。

「…黙って作業を続けろ。口じゃなくて手を動かせ」

「はいはい…」

それからの作業は、二人して黙り込み、淡々と飾り付けを続けた。


…改めて思うが、随分と大きなツリーだ。

君よりも…いや、君くらいの大きさだろうか。

「…一人暮らしのくせに、随分と大きいツリーだな」
「うん。お母さんがね、誰かと同居したとき用に…って大きいの買ってくれたんだ」
一旦立ち上がり、大きな背伸びをひとつ。
「…同居用」

その相手は一体…

それよりも、去年や一昨年はどうしたんだ?
こんな高さのツリー…コイツ一人で飾り付けが出来るわけがない。

「んーっ。八雲君が来てくれて良かった。去年までは脚立出してやったからなぁ」
「………」
グッドタイミングとしか言えない独り言に、八雲はツリーを見上げた。
「…誰かと飾り付け…したことないのか?」
「こっちでは八雲君が初めて」
ありがとうございます…と深々頭を下げられ、照れくささを隠すように頭を掻く。
日曜日のんびり計画は廃止されたが、なんとなくいい気分だ。

「…早く終わらせるぞ」

「うんっ」

喋りながらのその飾り付けは、夕方近くまで続いた…



飾りが入っていた袋を除く。
中には紐が取れて使えなくなった飾りが、何個か入っているだけ。

「完成…か」

意外と時間がかかったな…とツリーを見上げていると、腕を引っ張られる。
振り返ってみれば、そこには星を持った晴香がいた。
「星…まだ飾ってないよ?」
「………」
ツリーをもう一度見上げ、てっぺんを窺う。
確かにそこには、本来居るべきである星がいなかった。
「…わかった。貸せ」
晴香から星を奪おうとするが、するりとかわされる。
「………」
微かに頬を染め、気まずそうに目をそらす晴香。
「え…えっと…星は、私が…」
「…なんだよ」
飾りたいのか飾りたくないのかハッキリしろ、と晴香を睨む。
すると晴香も、負けじと睨み返してきた。
「星は!…その、私が飾り…たい」
「………」
返ってきた返事に、少々驚きが隠せず、まじまじと晴香を見てしまう。

…まさか、ここまで子供っぽいとは…

「な…なによっ」
眉端を上げているが、真っ赤な頬のせいでまったく怖さが感じられない。

いや、それよりも…

これは小沢晴香が彼女であるからかもしれないけど。

自分が自惚れ過ぎているからかもしれないけど。

もの凄く…もの凄くかわいい。

「…べ、別に絶対飾りたいわけじゃなくて…だから、八雲君が飾っても良いんけど…」
星を口元に当てて、もごもごと言葉を並べていく晴香。
内容は「自分で飾りたいけど、飾らなくてもいい」という、矛盾たっぷりな言葉。
自分でも何を言っているのか分からなくなったのか、目を回している。

「くすっ…」
つい笑みをこぼすと、ぷしゅーなんて音を立てながら晴香が縮んでいった。
「だから…その…」
「…君が星を飾れば良い」
「でも…どうせ届かないだろうし…」
しょぼんと肩を落とし、うなだれてしまう。

「じゃ…こうすれば良い」

「!?」

次に晴香が気が付いたときは、いつもより明らかに高い視線。
現にツリーのてっぺんが目の前に見える。

「わっ…あわわっ」

八雲は晴香の体を、抱っこするように持ち上げていた。

「…動くぞ」

「えっ?あ、どうぞ」

了承を得てから、晴香をツリーの方を向かせるように、ゆっくりと移動を始める。

「わわっ…揺れる揺れる」

「………」

目の前に胸元があり、ムラムラとする感情をどうにかして理性で押さえつけた。

「た…高い…」

「…高いのは良いから、早く終わらせてくれ」

早くしないと、本能で行動してやるぞ。

そんな言葉が出かけ、慌てて塞ぐ。

「あ、うん。ごめんね」
よいしょと星を飾ろうと、少し前乗りになる晴香。

むにっ…

「っ!」

顔に押しつけられるのは、柔らかい柔らかいアレ。

「…良い匂いだ」

「?…何か言った?」

「いや、なんでも」

平然を保ちながら、八雲は晴香の胸に顔を埋めていた。

柔らかくて良い匂いがする…

まるでそこは天国のような場所。



「来年もよろしく頼める?」

「…来年から、死ぬまでずっと…僕も一緒に飾り付ける」

「え……そ、それって!」

「二度は言わないからな」

「ま、待ってよー!」


来年からは、二人で飾り付けをしよう。

それが僕のプロポーズ。


END。



それよりも収納棚一番上に八雲くらいのツリーって無理があり過ぎると思うんだ。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
こんばんは。外が吹雪で手足が氷のように冷えて固まっているのをほぐしているtomoです。。

もう少しでクリスマス☆八雲&晴香のお話がどん②ヒートアップしていく時期ですね 笑

・・ゥ~んスイマセン。私的には、抱っこよりお姫様抱っこの方が良いと思いました

その方が晴香の喜び度もアップ↑するんじゃないかなと・・・それでいて八雲は、「どうした顔が赤いぞ?」と言いながらニヤ②している。

こんなのどうですか??

馴れ馴れしく本当スイマセンorz 汗
tomo 2008/12/22(Mon)21:40:28 編集
[353]  [352]  [351]  [350]  [349]  [348]  [347]  [346]  [345]  [344]  [343
カレンダー
09 2025/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
朝田よる
性別:
非公開
ブログ内検索
最新コメント
[05/23 ひなき]
[09/13 murasame]
[07/19 delia]
[06/27 delia]
[05/20 delia]
忍者ブログ [PR]