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in 雪山にて(別名手抜き

久しぶりに大神やってます。
わんこーわんこー。
わんこかわいいよわんこ。

来年は牛ですね〜…えっと、確か凍らすやつだった気がします。
ちなみに猫が好きです。壁神。
にゃーんにゃん。
大神好きな人…いませんかねぇ…

ま…まさかれもさんが、本当にリクに答えて下さるとは…!
キレーな目…そっちの意味ですか(笑)
ある意味純粋ですね!
本当にありがとうございます!

そうそう、テイルズの人気投票の結果出ましたね。
私はおっさんに入れました。
ベスト10全員男、なんか悲しいですなぁ…しかも藤島さんばかり…
それと、おにゃのこ一位がリタってことになりますね!

*御返事

>拍手更新されてて感動です!〜の方
おお!ありがとうございます!
とりあえず、恋人未満・恋人設定・新婚設定のつもりで書かせてもらいました^^
本当は五つ書きたかったんですがね…三つにさせてもらいました!

>tomo さん
クリスマスやお祭りごとは、他サイト様でお話が沢山上がるので楽しみです!
とりあえず書いたものは直さない質なので、直す気はありませんね^^
あ、誤字脱語な除きますが。
それと絵文字小文字等は文字化けの原因になるのでお止め頂けると嬉しいです(´・ω・`)
私のパソ子がお馬鹿なもので…

コメントありがとうございました!


さて、クリスマス祭り二日目。
大神繋がりですね、こいつは狼ですけど。

赤ずきん

森に白い白い雪が降り出す季節。

熊やヤマネは冬眠しだし、野ウサギは白く変化しだす。


狼の僕が変わったところといえば…

いつもより尻尾の毛がもこもこになったこと。


そんなどこか変わった森の中で、八雲は一人過ごしていた。

後藤に無理矢理作らせた暖炉に火を灯し、その前で暖をとる。

部屋の中は火が燃える音と、雪が降り積もる音だけ。

室内だというのにコートを羽織って、手を擦り合わせる。

「寒い…」

八雲の呟きは、白い息と共に消えていった…



浅く降り積もった雪の上を駆け走る、ひとつの足音。
一旦足を止め、寒さに凍える手に息を吹きかけて、火照った両頬にぺたりと触れた。

「あったかい…」

よし復活…と、再び走り出す。

目指すは狼さんち…



丁度くしゃみをひとつしたとき。
何者かがドアをノックする音に気が付いた。

「…こんな雪の日に…誰だ?」

暖炉から離れるのは嫌であったが、しぶしぶ立ち上がる。

土足禁止にしたため、素足で床を歩くとペタペタ足音が響いた。
ひんやりと冷たい床に、ついつい爪先立ちで歩いてしまう。
「…誰だ?」
ドアを少し開けると、冷たい風が頬を撫でた。
ついついドアを閉めようとしたら、それを阻むように足が入り割ってくる。
「!?」
「ま、待って…閉めないで」
聞き覚えのある声にドアを開ければ、そこには赤いずきんに雪を積もらせた晴香がいた。
「…何をしているんだ?」
「話は後にして…寒いから早く入れてください」
顔が青い晴香を見て、溜め息をひとつ。
「……わかった」
でもその前に…と、赤いずきんに積もった雪を払いのける。
「あ…ありがと」
「………」
照れ隠しにガリガリと髪を掻き回し、晴香を部屋の中に招き入れた。
「あ!暖炉作ったんだ!」
部屋に入るなり、すかさず暖炉に駆け寄っていく。
その後を追うように暖炉に向かい、しゃがみ込んだ晴香の隣に座る。
「わー。あったか〜い」
赤く凍えた手を暖炉にかざす。
「…よく迷子にならないでここまで来れたな」
「あ、うん。後藤さんに途中で会ってね…すぐそこまで案内してくれたの」
「………」
後藤さんに…というのが、なんとなく納得いかずに口を歪めた。

…来ると知っていたら、家まで迎えに行ったというのに。

「狼さんの尻尾、フワフワでモコモコであったかーい」
ぎゅっと尻尾に飛びつかれ、幸せそうに笑う晴香。

今までは冬毛になって抜け毛が酷いなど、あまり良い思い出はなかった。
…それも、いま尻尾に抱きついている少女によって変わった。

「ずきん…乾かしておいた方が良いんじゃないか?」

なんだか照れくさくて、話を逸らすようにずきんに手をかける。
するりとリボンを引き、ゆっくりずきんを脱がしていった。

すると、何故か真っ赤な顔で「ばか」と言われた。

「…他は濡れてないか?」
「あ…うん、心配してくれてありがと」
「……別に」
ずきんを部屋の隅に干し、晴香のもとに戻る。

「…で、冬は盛ってる時期だと知って、ナニしにきたんだ?」

「ナニしにきたわけじゃありません!」

意地悪にニヤリと笑ってやると、いつもみたく叩かれる。
その腕を掴んで押し倒すフリをすれば、あわあわと目を白黒させる。

「…あんまりかわいいことし過ぎると…本気で襲うからな?」

「わ…わかってます!」

やっとの思いで抜け出した晴香が真っ赤な顔をしていて、また押し倒しそうになった。
「それで、話は戻って何の用だ」
「えっと…その、ね」
指先を遊ばせ、もごもごと口ごもってしまう。

その姿は、明らかに愛らしい野ウサギ。

狼の群に迷い込んでしまった、不幸な野ウサギ…

八雲は何かを我慢するように、深い深い溜め息を落とした。

「…襲うぞ」

「わっ!え、えっと…プレゼントをっ」

「プレゼント?」

「あっ…」

しまったと言わんばかりの顔は、先ほどとは打って変わって青くなった。
「ちゃんと、正直に言え」

最初は口ごもり言う気配はなかったのに、深呼吸の後は素直に口を開きだした。

「…プレゼント、少し早いけどクリスマスプレゼントに…」

諦めたのか、そう言って渡されたのは、淡い赤色のマフラー。
毛糸で編まれたそれは手作りらしく、所々抜けている。

「…確かに少し早いな」
「それとね…クリスマスパーティーがあるから、そのお誘いに」

からかうように言ったが、真面目に話を続けられる。

「…お姉ちゃん、きっと狼さんにプレゼント渡すの許さないと思うから…」

だから、先に渡しておくね。

苦笑いを浮かべて、返却は受け付けないと言ったように、無理矢理押しつけられた。

「その…手作りだから、下手だけど…」

真っ赤な顔で俯かれては、返すに返せない。

…元から返す気など無いが。
返してと言われても、返すわけがない。

「…ありがたくもらっておくよ」

マフラーを首にぐるりと巻いてみる。
毛糸で編まれたそれは、ホカホカのぬくぬくであった。

「どう…かな?」

「ん、あったかい」

その返事を聞き、ほっと胸を撫で下ろす晴香。


「…御礼、しなくちゃな」

「え?」

ぽかんとした晴香の顎に指をかけ、ぐいっと上を向かせる。
そして、半開きだった口に唇を押し付けた…

戸惑っているみたいだったが、少し落ち着いたのか晴香も目を瞑る。

「………」

「っ!?」

ほんの…ほんの少し進んでみたくて、初めて唇を割って舌を入れてみた。

逃げようとした晴香を捕まえ、奥へ奥へと入っていく。


それからは、とりあえずギリギリのところまで本能に任せて置いた…



二人が離れたのは、それから数分後のこと…


「っは……ぁ」

「…これは、御礼だからな」

「…?」

「クリスマス当日…楽しみにしてろよ」

ぼんやりとした視界の中見たのは、意地悪く笑った八雲の顔…

「わ、わたしだって…」

「?」

「私だって、当日のプレゼントは凄いんだからっ」

「…それは期待、してもいいのか?」

「ご想像にお任せします」


赤い赤いマフラーよりも赤い二人の、クリスマスプレゼントは…

二人だけの秘密。


END。



そろそろ進んじゃっても良いですよ…ね?
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無題
こんにちは。TOMOです
良い感じになってきましたねー笑
進んじゃって良いと思いますよ。それか、進まないと許せないですね喝
ス、スイマセン。。汗
これから気おつけます
TOMO 2008/12/23(Tue)11:24:34 編集
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