×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
わんこんびでメリークリスマス!
皆さん!メリークリスマス!
クリスマスですね!
クリスマス当日ですね!
どこぞかの国では、1月くらいまでクリスマスやってるそうな…
ってことで、当ブログではまだまだクリスマス祭!(の予定)
予定ですからね、どうなるかわかりませんが。
サンタさんから黒猫のぬいぐるみをもらいました。
いやぁ…信じてみるもんですね!
にゃんこかわいいです!もうきゅんきゅんーっ!
本日の検索キーワードに、八雲受けがありました。
ふふふ…ニヤケが止まらん。
晴八良いですよね。
あ、一つ前に拾い物のバトンを上げました!
バトン名は探して参りました!
なんと愉快なバトン名^^
*私信
トナトさん!お帰りなさい!
待っていました!抱きーっ!
さて、クリスマス当日!
やっぱりここまで本人が楽しみにしていては、書かない訳にはいけません。
きょうのはるか
枕元にはプレゼントを入れる用の大きな靴下。
靴下の中には何がある?
…そんな日から、一日戻って12月24日。
ちょうど三時のおやつの時間。
「きょうのおやちゅーみるきゅっきー!」
今日に限らず、ほとんど毎日ミルクとクッキーである。
貧乏学生の一人暮らしだ。
贅沢は言ってられない。
毎日食べられるだけでも感謝してほしい。
そんなことを考えていると、膝の上に晴香が座ってきた。
そこが自分の席だと言わんばかりに。
「いたらきまちゅっ!」
お行儀良く手を合わせ、机の上のクッキーに手を伸ばしたとき。
あることを思い出した。
「そう言えば…サンタクロースにもミルクとクッキーをあげたような…」
ぴくんと晴香の手が止まる。
子供の頃の記憶で、うろ覚えではあるが確かにあげた。
イブの日の夜に、ツリーの前にミルクとクッキーを。
「…きゅ?」
伸ばし掛けた手を止めて、こちらを振り返ってくる晴香。
「っと……サンタさんにミルクとクッキーをあげるんだ」
「………」
クッキーに伸びた手が、ずるずると戻っていく。
最後にはぽんと膝の上。
「さんたたんに…みるきゅとちゅっきー、あげりゅ?」
「正解」
小さい脳みそで理解出来たことに拍手。
「きゅ…」
だが、まだ惜しむ思いがあるらしく、八雲とクッキーを交互に見つめる。
「…サンタさんにあげたら、きっと喜んでくれるぞ」
「…きゅっ!」
「わかったら、ツリーの前に置いておけ」
「りょーかい!」
晴香は八雲の膝からぴょんと降り、ツリーの前にミルクとクッキーを運んでいった…
「…成長したな」
自分のものを、他人にあげるだなんて…
ツリーの前で両手を合わせる晴香を見て、八雲は小さく笑った。
その日はなかなか寝付かなかったため、しぶしぶベッドで寝かせてやることにした。
…まあ、夜中にこっそり潜り込んでくるんだろうけど。
そんなことを考えながら、八雲は晴香の背中を優しく叩いていた。
「やきゅもきゅん、さんたたんから…もらうの?」
「僕は大人だからな…もうもらえない」
「いちゅからおとな?」
「………」
これは随分と難しいことを聞いてくる。
きっと、自分も同じ質問を親にしたことがあるだろうけど。
「…成人、二十歳からかな」
「やきゅもきゅん、にぢっちゃい…もらってたの?」
言葉が随分とおかしいが、言いたいことは理解した。
要するに、二十歳までサンタからプレゼントを貰っていたか…だ。
「…中学から、サンタが来なくなった」
「ちゅーがちゅー」
納得したように頷いているが、絶対に理解していないであろう。
「わたちも、ちゅーがちゅーなったら、こない?」
「………」
まずこいつは、小学生になれるのか…それが先だ。
「…そういえば、サンタは早く寝る子のところにだけ来るんだったな」
「もきゅ!?」
慌てて頭まで布団を被ったかと思えば、ちょこんと顔を覗かせる。
「おやちゅちゅなちゃい!」
ぎゅーっと目を瞑る晴香。
やっと眠れる…と、八雲も目を瞑った。
サンタさんが来るのは、まだまだ先。
「…さんたたん、はりゅのちゅっきーたべうかな?」
「……良いから早く寝ろ」
「きゅふ〜」
そして、晴香が眠りにつくのもまだまだ先…
半分閉めただけのカーテンから、朝日が差し込む。
まだ寝ていたいが、今日がクリスマスということを思い出して、しぶしぶ起きあがる。
「………」
隣には晴香が丸くなって爆睡していた。
昨晩は楽しみすぎて眠れなかったようだ。
…そして、朝は爆睡とは…
八雲は苦笑いを浮かべると、枕元の靴下を見つめた。
文句を言われてから買い直した、プレゼントを入れる用の靴下。
それは、明らかに昨日よりも膨れていた。
「…まったく」
昨日「はやおきちゅる」とか言ってたのはどこの誰だ。
反応を見て見たいという感情が強く、八雲は晴香の肩に手を伸ばした。
「おい、朝だぞ」
肩を揺すれば、眉間に皺を寄せてますます丸くなる。
「…サンタさんはいいのか?」
だが、その魔法の言葉を聞くとぴょんと勢いよく起き上がった。
「さんたたん…」
復唱したかと思うと、慌てて枕元に駆け寄る晴香。
「もきゅっ!」
靴下の膨らみを見た途端、晴香の顔がぱぁっと輝きに満ちた。
丸っこい耳がパタパタと踊り、尻尾がプロペラみたいにぐるぐる回る。
「きゅふっ!きゅ!?」
膨らみをもみもみと揉んで、中身を確認しているようだ。
「…さんたたんっ!?」
靴下を胸の前で抱えて、興奮気味に八雲を見上げてくる。
「…さぁな。見て見たらどうだ?」
予想通りの喜びように、こちらまで嬉しくなる。
「もふもふー……きゅっ!」
靴下をひっくり返し、ベッドの上に中身をバラまいた。
中からは…
クッキーやキャンディ、チョコレートといったお菓子がバラで詰め合わせてあった。
「もきゅ!?きゅふふ〜!」
あまりの喜びに、どうしていいのかわからず八雲を見つめる晴香。
だが、やっぱりお菓子が気になるのか、チラチラと見ていた。
「やきゅ!やきゅもきゅっ!ちゅきーっ!」
「…とりあえず落ち着け」
「きゅふ!」
たたたと駆け寄ってきたかと思えば、何故か膝に座り深呼吸。
…これが、コイツの落ち着く方法なのだろうか。
「やきゅ!さんたたんと、さんたたんも!」
まったく落ち着いておわず、頭を撫でてやる。
「…まず、何があったのか…僕に教えてくれ」
「さんたたん…が!はりゅに、おいちーのくれた!」
「そうか…」
両手いっぱいにお菓子を抱え、見せつけてくる晴香。
まだ何か言っているようだったが、うまく聞き取れなかった。
「あ!さんたたん、みるきゅとちゅっきーたべたかな?」
やっと落ち着きだした頃、そんなことを呟いてきた。
すかさずベッドから降り、ツリーの前に走る。
八雲も大きく伸びると、晴香の後を追いかけた。
「きゅーっ!ないないよー!」
「…食べていったんだな」
「さんたたん、おいちかったかな?」
「さぁ…僕はサンタじゃないからわからない」
「きゅー……ちゅぎあったら、ありがとー!いう!」
「そうだな」
「やきゅもきゅんもあったら、いっととて!」
「はいはい」
「やきゅもきゅん、めりーくりちゅまちゅっ!」
「…メリークリスマス」
「きゅふふ〜」
クリスマスが大好きになった、晴香ちゃんなのでした。
END。
思ってみれば、はりゅかの好物ってツリーの前に置いておくのでした。
靴下の中には何がある?
…そんな日から、一日戻って12月24日。
ちょうど三時のおやつの時間。
「きょうのおやちゅーみるきゅっきー!」
今日に限らず、ほとんど毎日ミルクとクッキーである。
貧乏学生の一人暮らしだ。
贅沢は言ってられない。
毎日食べられるだけでも感謝してほしい。
そんなことを考えていると、膝の上に晴香が座ってきた。
そこが自分の席だと言わんばかりに。
「いたらきまちゅっ!」
お行儀良く手を合わせ、机の上のクッキーに手を伸ばしたとき。
あることを思い出した。
「そう言えば…サンタクロースにもミルクとクッキーをあげたような…」
ぴくんと晴香の手が止まる。
子供の頃の記憶で、うろ覚えではあるが確かにあげた。
イブの日の夜に、ツリーの前にミルクとクッキーを。
「…きゅ?」
伸ばし掛けた手を止めて、こちらを振り返ってくる晴香。
「っと……サンタさんにミルクとクッキーをあげるんだ」
「………」
クッキーに伸びた手が、ずるずると戻っていく。
最後にはぽんと膝の上。
「さんたたんに…みるきゅとちゅっきー、あげりゅ?」
「正解」
小さい脳みそで理解出来たことに拍手。
「きゅ…」
だが、まだ惜しむ思いがあるらしく、八雲とクッキーを交互に見つめる。
「…サンタさんにあげたら、きっと喜んでくれるぞ」
「…きゅっ!」
「わかったら、ツリーの前に置いておけ」
「りょーかい!」
晴香は八雲の膝からぴょんと降り、ツリーの前にミルクとクッキーを運んでいった…
「…成長したな」
自分のものを、他人にあげるだなんて…
ツリーの前で両手を合わせる晴香を見て、八雲は小さく笑った。
その日はなかなか寝付かなかったため、しぶしぶベッドで寝かせてやることにした。
…まあ、夜中にこっそり潜り込んでくるんだろうけど。
そんなことを考えながら、八雲は晴香の背中を優しく叩いていた。
「やきゅもきゅん、さんたたんから…もらうの?」
「僕は大人だからな…もうもらえない」
「いちゅからおとな?」
「………」
これは随分と難しいことを聞いてくる。
きっと、自分も同じ質問を親にしたことがあるだろうけど。
「…成人、二十歳からかな」
「やきゅもきゅん、にぢっちゃい…もらってたの?」
言葉が随分とおかしいが、言いたいことは理解した。
要するに、二十歳までサンタからプレゼントを貰っていたか…だ。
「…中学から、サンタが来なくなった」
「ちゅーがちゅー」
納得したように頷いているが、絶対に理解していないであろう。
「わたちも、ちゅーがちゅーなったら、こない?」
「………」
まずこいつは、小学生になれるのか…それが先だ。
「…そういえば、サンタは早く寝る子のところにだけ来るんだったな」
「もきゅ!?」
慌てて頭まで布団を被ったかと思えば、ちょこんと顔を覗かせる。
「おやちゅちゅなちゃい!」
ぎゅーっと目を瞑る晴香。
やっと眠れる…と、八雲も目を瞑った。
サンタさんが来るのは、まだまだ先。
「…さんたたん、はりゅのちゅっきーたべうかな?」
「……良いから早く寝ろ」
「きゅふ〜」
そして、晴香が眠りにつくのもまだまだ先…
半分閉めただけのカーテンから、朝日が差し込む。
まだ寝ていたいが、今日がクリスマスということを思い出して、しぶしぶ起きあがる。
「………」
隣には晴香が丸くなって爆睡していた。
昨晩は楽しみすぎて眠れなかったようだ。
…そして、朝は爆睡とは…
八雲は苦笑いを浮かべると、枕元の靴下を見つめた。
文句を言われてから買い直した、プレゼントを入れる用の靴下。
それは、明らかに昨日よりも膨れていた。
「…まったく」
昨日「はやおきちゅる」とか言ってたのはどこの誰だ。
反応を見て見たいという感情が強く、八雲は晴香の肩に手を伸ばした。
「おい、朝だぞ」
肩を揺すれば、眉間に皺を寄せてますます丸くなる。
「…サンタさんはいいのか?」
だが、その魔法の言葉を聞くとぴょんと勢いよく起き上がった。
「さんたたん…」
復唱したかと思うと、慌てて枕元に駆け寄る晴香。
「もきゅっ!」
靴下の膨らみを見た途端、晴香の顔がぱぁっと輝きに満ちた。
丸っこい耳がパタパタと踊り、尻尾がプロペラみたいにぐるぐる回る。
「きゅふっ!きゅ!?」
膨らみをもみもみと揉んで、中身を確認しているようだ。
「…さんたたんっ!?」
靴下を胸の前で抱えて、興奮気味に八雲を見上げてくる。
「…さぁな。見て見たらどうだ?」
予想通りの喜びように、こちらまで嬉しくなる。
「もふもふー……きゅっ!」
靴下をひっくり返し、ベッドの上に中身をバラまいた。
中からは…
クッキーやキャンディ、チョコレートといったお菓子がバラで詰め合わせてあった。
「もきゅ!?きゅふふ〜!」
あまりの喜びに、どうしていいのかわからず八雲を見つめる晴香。
だが、やっぱりお菓子が気になるのか、チラチラと見ていた。
「やきゅ!やきゅもきゅっ!ちゅきーっ!」
「…とりあえず落ち着け」
「きゅふ!」
たたたと駆け寄ってきたかと思えば、何故か膝に座り深呼吸。
…これが、コイツの落ち着く方法なのだろうか。
「やきゅ!さんたたんと、さんたたんも!」
まったく落ち着いておわず、頭を撫でてやる。
「…まず、何があったのか…僕に教えてくれ」
「さんたたん…が!はりゅに、おいちーのくれた!」
「そうか…」
両手いっぱいにお菓子を抱え、見せつけてくる晴香。
まだ何か言っているようだったが、うまく聞き取れなかった。
「あ!さんたたん、みるきゅとちゅっきーたべたかな?」
やっと落ち着きだした頃、そんなことを呟いてきた。
すかさずベッドから降り、ツリーの前に走る。
八雲も大きく伸びると、晴香の後を追いかけた。
「きゅーっ!ないないよー!」
「…食べていったんだな」
「さんたたん、おいちかったかな?」
「さぁ…僕はサンタじゃないからわからない」
「きゅー……ちゅぎあったら、ありがとー!いう!」
「そうだな」
「やきゅもきゅんもあったら、いっととて!」
「はいはい」
「やきゅもきゅん、めりーくりちゅまちゅっ!」
「…メリークリスマス」
「きゅふふ〜」
クリスマスが大好きになった、晴香ちゃんなのでした。
END。
思ってみれば、はりゅかの好物ってツリーの前に置いておくのでした。
PR
この記事にコメントする