忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



「もぎゅもぎゅ…もぎゅ」

「…1日三個までだからな」

「ちゃーん」

「四つ目に手を伸ばすな…」

なんだか祭ごとが終わるの寂しいですねぇ…
次は大晦日ですね。
年賀ジョー書かねば。

久しぶりにフラ見てきました。
いやね、アルペジオ上がってたから見てきたんだよ。
バンプ関係のフラが、何故多いのか未だに謎です。
懐かしい懐かしい。

あとあれも見てきました。
あれだ……トゥマシェリーだ。
フラッシュ黄金期…あれは懐かしい。

今日はやけにメルマガが来ました。
ヘタリアだとか、FCだとか色々。
でもコメやメルフォからのはゼロという悲しさ…orz

昨日のバトンで(答えて下さりありがとうございます!)現在甚平と答えましたが…
作務衣にバージョンアップしましたーっ!
どんどんぱふぱふー。一心さんとお揃いだー!

いやね、お婆ちゃんにその話をしてくれたら作務衣を送ってくれたのです。
甚平の上から、羽織るように使わせて頂いてます^^
ありがとう!お婆ちゃん!

それにしても、送られてきた作務衣…着物の匂いがしました。
すぐに我が家の匂いが染み付きましたが。(苦笑)
あ、これあれだ。畳の部屋の箪笥の中の匂いだ。

あぁ…もう大晦日話を書き終えてしまいました。
早いなぁ…もう今年も終わりか…
久しぶりに普通な感じのお話も書こうかな?
お正月終えたあたり用のお話的な。


さて、クリスマス祭はまだ続きます。
後夜祭の始まりだぁぁぁぁああああっ!

恋人未満

12日25日…

世間で言うクリスマスの日。

八雲は晴香の家に来ていた。


「やっくもくん一気飲み!」

「ぷはー…これくらい、楽勝だな」

「らくしょーらくしょー!」

「ざまーみろ…だ」

「きゃー!やっくもくんかっこいー!」

「ふんっ…かっこよくて当たり前だな」


クリスマスパーティーという名の、酒飲み会が開かれていた…



そして翌日。

金槌で殴られたような痛みに、八雲は目を覚ました。

ぼんやりとした視界に映るのは、見慣れない天井。
ついでに言うと、隠れ家のような冷たさはなく、どこか暖かい。

「うっ……ここは…?」

床に手を突いて起きあがろうとしたとき、缶が手にぶつかって転がっていった。
「……?」
拾ってみれば、それはビールの缶。
よくよく見て見ると、周りにもたくさんのお酒の缶が転がっている。
「酒臭い…」
電車の中で酔っ払いが、隣に座ってきたような、不快な臭いが辺りを漂わせていた。

気分も悪いのでもう一眠りしよう。

そう思って後ろに倒れたとき。

「ふぎゃっ」

そんな変な声が聞こえた。

なんだ…と頭を掻きながら振り返ってみると、そこには仰向けに寝ている晴香の姿。

涎を垂らしながら大の字に眠る姿は、子供とも大人とも見れる。
大人は、もちろん親父方面の…

「な、なんでコイツがこんなところにっ…」

はっ…と辺りをよく見てみれば、そこは晴香の家であった。
寒い季節だと言うのに、冷や汗がたらりと垂れる。

何故こんな場所にいるのか思いだそうとするが、なかなか思い出せない。
ただ、ガンガンと響く頭痛が酷くなるだけ。

「う〜ん……もう食べれない…」

「食べなくて良いから、早く起きてくれ!」


そして教えろ。

なんで僕がここにいるのか。

君に変なことをしていないのか!



やっとの思いで晴香を起こしたが、悲しいことに何も覚えていないようであった。

起きて一番に見た八雲に驚き、部屋中に転がった酒缶に驚き…
そして、恥ずかしそうに俯いていた。


何故か正座で向き合う二人。

こんなにも改まってしまうと、逆に変なことをしたと言っているようだ。

「…話を整理しよう。昨日、僕はクリスマスパーティーに誘われた」

ここはリードしてやらないと…と、八雲から口を開く。
すると晴香もこくりと頷き、赤い顔を少し上げた。

「う、うん。そこまでは覚えてるよ。ご馳走とケーキを食べて…」

「ご馳走って言っても、ただのお惣菜セットだったけどな」

「もう!そんなこと言って、全部食べちゃったくせに!」

いつもの雰囲気が戻りつつある晴香に、八雲は内心安堵の息を吐いた。
しばらく頬を膨らましていたが、ゆっくりと萎んでいき、今度は自分から話しだす晴香。

「…で、お酒を飲み初めて…」

それからは目で訴えるように、こちらを見てきた。
八雲も肩をすくめて返し、溜め息をひとつ。

「それ以降はまったくだ」

自らから臭う酒臭さに眉をひそめ、鼻を摘む。

「…その、えっと……いやらしいことは、してないんだよね?」
もじもじと恥ずかしそうに言ってきた言葉に噴きかけた。
高鳴る心臓を押さえつけ、落ち着こうと口元を拭う。
「僕が覚えてる限り…ないと、思う」
「覚えてる限りって…」
さーっと、晴香の顔がみるみるうちに青くなっていく。
八雲は逆に、真っ赤に染まった。
「…覚えていないところは…知らない」


まさかとは思うが。

酒の力に負けて、彼女を…なんてこと、無いとはいえない。

嫌いな相手ならまだしも、好き…な相手なのだから。

もしかしたら…あるかもしれない。


相手も同じことを思ったのか知らないが、青かった顔が赤く染まり出す。
「えっ!ど、どうしよう…もしかしたら…え、え」

「…服も乱れていない。そういうことは…ない、と思う…」

シャツのボタンは、二個外れているだけ。
ジーパンのベルトが緩まっているのは…きっと、腹がキツかっただけだ。

八雲は自分自身に何度も言いつけ、落ち着こうとしていた。

「でも!八雲君はむっつりだから、しっかり服を着せた可能性だって…」

「なっ…誰がむっつりだ!」

一瞬心の中を読まれたのではないかと、嫌な汗が背中に浮かぶ。

「八雲君はむっつりでしょ!?」

ヤケになり始めたようで、目をくるくる回しながら怒鳴りだす。

「僕のどこがむっつりだ!ちゃんと説明してみろっ!」

「だってさ、ちゃっかりバストサイズ確認してたり、首触ってきたり!」

「なっ…そ、それは違うだろ!」

「このむっつり!むっつりスケベ!」


二人の言い争いは、長いこと続くことになった…



晴香が先ほどから静かなのは、反省しているからではなく気まずいから。
そして、僕が静かなのも同じく気まずいから…


改めて考えてみると、互いして随分と凄いことを言い合っていたと思う。
その…えろな方向で。


「…そんなに、気にすることなのか?」

おそるおそる口を開いてみると、晴香がちらりと見上げてきた。
目を合わせることが出来なくて、ついつい目をそらす。

「…そりゃ、初めての相手は…好きな人とが良い、し」

「………」


僕の失恋確定。

この言い方だと、彼女の好きな相手…とやらは、僕じゃないみたいだ。

聞くんじゃなかった…


「はぁ……」

ガリガリと頭を掻き回し、後ろに思い切り倒れた。

こうなったら、今ここで襲ってやろうか…
なんて考えが頭をよぎり、慌てて振り払った。

「や…八雲君」

晴香の声と共に、ずしりと何かが乗ってくる。
見て見るとそこには、何故か頬を染めた晴香がいた…

「…なんだよ」

「いくら大好きな八雲とでも……ちゃんと覚えてたいの」

「………」

それって…と口を開いた途端、彼女から口付けられる。


どれくらいの時間だったかはわからない。

一瞬だったのかもしれないし、何分もしていたのかもしれない。

わからないけど…

確かに唇が暖かかった。


「遅れちゃったけど…クリスマスプレゼント…」

「…告白されたのか?」

「もうばかっ…それくらい悟ってよ」

「………」

「やったのかやってないのか…ハッキリ出来るしね?」

「…随分と大胆だな」

「うるさい!」


一日遅れのメリークリスマス。


END。



ぐだぐだクリスマス。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
こんばんは。。宿題がなか②終わらなくて困っているTOMOです

バンプのアルペジオ良いですよね。歌詞で「キミへの~プレゼント~自分で開けたぁ~!!」が私好きです。初めて聞いたとき可笑しくて笑いが止まりませんでした笑

積極的晴香もグッ!
TOMO 2008/12/27(Sat)20:55:40 編集
[361]  [360]  [359]  [358]  [357]  [356]  [355]  [354]  [353]  [352]  [351
カレンダー
09 2025/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
朝田よる
性別:
非公開
ブログ内検索
最新コメント
[05/23 ひなき]
[09/13 murasame]
[07/19 delia]
[06/27 delia]
[05/20 delia]
忍者ブログ [PR]