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「もっきゅーっ!」

「………」

逃走中見ています。
もうドキドキハラハラですね!
一度で良いので、ハンターの素顔を見てみたいです。

収録後とか、

「お前、意外と足早いんだな〜」
「そうっすか?先輩の方が早いっすよ」
「お前の方が若いだろ(笑)俺もいつの間にか年を取ったんだな…」
「まだまだ行けますよ、先輩」

とか言ってるんですかね。見てみたいもんです。

小鳥の雛が、三羽産まれていました!
というか、二日に一度見てるんですけどね^^
意外にも成長がバラバラで、ビー玉くらいからピンポン球くらいまでまちまち。

*御返事

>TOMOさんへ
レイトン教授!良いですねぇ〜♪
ですが、謎解き好きですが謎解きは苦手なので(苦笑)
クリアは難しいかなぁ…と思い、未プレイな私です。
お友達さんにも進められているので、いつかやってみたいと思います!
ついでに、お友達さんに貸してもらおうとか考えているやつです^^
クリスマスからは、少し我慢させすぎたかな?と、今更ながら思っております。
その分激しいんですね!

コメントありがとうございます!


さて、今年最初のパロは高校生日記。
本家の中学生日記の内容をまったく知らなかったりします。

高校生日記

「うぅ〜…さむーっ」


朝方、日の昇る刻。


珍しく八雲より早起きをした晴香は、あるものを求めて玄関を出た。

寝間着に半纏を羽織っただけのため、ひゅるりと素肌を撫でる風が冷たい。

空気自体の冷たさにも堪えながら、晴香は駆け足で砂利道を歩く。

そのあるものがあるのは、家の門のところ。

小さな取っ手を引き中を覗けば、中から紙の束が現れた。

「おはよう、晴香ちゃん」

別に疚しいことをしているわけではないが、突然声をかけられてびくんと跳ねる。

声がした方を振り返ると、そこには竹箒を片手にした一心の姿。

「あ、おはようございます」

「おはよう。随分と早起きだね」

「てへへ…これが気になっちゃって」

そして私が見せたのは…

「年賀状か…」

「はいっ」

新年の挨拶をする、年賀状…



朝食が出来るまでの間、八雲の部屋に折りたたみテーブルを広げる。
室内に入ったが、寝間着に半纏という格好は変わらない。

この部屋の主は夢の中のため、いつもの騒がしさはない。
朝特有の空気が部屋を包み、まるで不思議な世界にいるようだ。

そんな新鮮な空気を吸い込みながら、大きく背伸びをした。
「さーて…年賀状見よーっと」

元旦は過ぎたものの、年賀状はまだまだ来る。

出していなかった人から来て、出した人のだとか…
まだ出していなかった人のだとか。

だがその数は、元旦に比べると徐々に減ってきている。
「三枚…か」
宛先別に分けてみると、意外にも八雲宛が多い。

…きっと、八雲から来るとは思っていなかった人たちだろう。
その名前は、晴香も聞いたことのある名ばかりであった。

「んぅ…」

微かな唸り声に気付き、振り返ると布団の山。
もぞもぞと動く八雲が、朝日の光から逃れようともがいていた。

それでも起きない八雲に苦笑し、再び背を向ける。
「…そういえば、八雲君から年賀状来てないな」

元旦に届くように送り、ちゃんと届いていたのも確認した。
年賀状を期待している素振りも「気持ち悪い」と言われながらもした。

それなのに来ないとは…

「しぶとい奴め…」
舌を鳴らし、いま後ろの方で寝息をたてている八雲を睨む。
太陽に背を向けて日陰を作りあげ、心地良さそうに眠っていた。
「…正月早々、八雲君は寝正月ですかぁ?」
ごろんと転がって、八雲のもとまでごろごろ転がっていく。
たどり着いた頃には、目が回りくるりくると世界が回っていた。
「やくもくーん…」
回る世界に堪えながら、ゆっくりと起き上がる。
見下ろした八雲は、すやすやとまだ眠りについていた。

白い肌に細い顎…
長いまつげに整ったパーツ。

「白雪姫みたい…」

はて、白雪姫を起こす方法はなんであったか…

そんなことを考えながら、八雲の唇を指で触れる。
乾燥していて、少しカサカサしている薄い唇。

「…王子様のキス?」

ふに…と今度は自分の唇に触れた。
八雲よりもふんわり柔らかい、メレンゲみたいな柔らかさ。

「お姫様、起きないのでしたらキスしちゃいますよ?」

布団に手を突き、寝ている八雲に顔を近付ける。

唇まであと三センチの距離。
互いの息が唇を掠める。

「なーんてねっ!」

私の唇を奪おうだなんて十年早いのよ!と、八雲を思い切り叩いた。

「うぐっ」

十年たったら考えてやっても良いけど…なんて続けようとしたが、八雲の声にストップ。
おそるおそる振り返れば、細い目でこちらをにらむ八雲。
「きみは…朝っぱらからなにを…」
掠れた声で発した途端、勢い良く起きあがった。
「な…なによ」
しばらく見つめられ、頬が火照ってしまう。

いつ見ても綺麗な赤だ。
いや、綺麗なのは赤だけではない。

「今は何時だ?」

「朝の七時過ぎです…」

確認のためか、部屋の壁掛け時計も見る。
すると安心したように胸を撫で下ろし、ばたんと布団の上に倒れた。
「な…なによ」

顔をジロジロ見られるのは、あまり良い気分ではない。
しかも、理由も何も無しに。

「明日は雨だな…」

瞼の上に腕を乗せ、ポツリと呟いた。
「…あまり良い気分じゃないんですけど」
「僕より早く起きるなんてこと、数千年に一度しか見れない光景でな…驚いたんだ」
「人を彗星みたいに言わないで」
まったく…と溜め息を吐き、晴香は腰を付く。


数千年に一度ではない。
ちゃんと、昨日も一昨日も…

元旦は夜更かしのために出来なかったが、それ以外はちゃんと早起きをしていた。
…年賀状目当てに。

その後は二度寝をしてしまったため、いつも通り八雲が先に起きたのだ。


長々と説明してやろうとしたが、再び眠りにつこうとしている八雲のせいで以下省略。

「ちょっと!寝ないでよ!」
「朝なんだ…ゆっくり寝かせてくれ…」
「朝のとこに入る言葉は、休日か夜が正しいの!」

まあ、いまも一応休日だけど。

「…早く用件を言え」
これでいいのか?と恨めしげに睨まれるも、気にせず大きく頷く。

「八雲君から年賀状をもらっていないんですけど!」

「………」

その言葉を聞いた八雲は、あーだかうーだか唸り、結果布団に潜ろうとする。

「ちょ…待ちなさいよ!」

「待てといわれて待つ奴がいるか」

「犬!犬は待ってくれるわよ!」

「あいにく、僕は犬じゃないんで」

墓穴を掘ったとはこのことだろうか…

晴香の止めを聞かなかった八雲は、毛布と羽布団の山に潜っていった…

「あぁ〜…」

がくりと肩を落とし、落胆の唸り声をあげる。
まさか、八雲君がここまで意地悪だとは…

「…机」

「え?」

ぼそりと聞こえた声に顔を上げると、慌てて目をそらす八雲がいた。

「いいか?これから言うのは寝言だからな」

「う、うん!」

「机の中、封筒の中に入ってる……」

聞き逃しそうになるくらい小さな声であったが、しっかり耳に焼き付けた。
それ以降八雲は、わざとらしいイビキをかいていた。

「机の中、封筒の中だね!」

畳に滑りそうになりながらも、晴香は八雲の机に向かって走る。
一番上の棚の中に、お目当てのものを見つけた。
なんともないただの茶封筒には、マル秘の文字。

それを手に取り、封を開いて逆さにする。

中から出てきたのは…一枚のハガキ。


「あけましておめでとうございます」

としか書かれていない表に比べて、裏はしっかりと書かれている。

宛先のとこれには「小沢晴香」の名前…


「八雲君!ありがとっ!」

「すーすー…」


END。



年賀状を出すか出さないか、ずっと迷ってたんだと思います。>八雲
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