×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「にゃ!」
どこいつ(PSPのベスト版)買いましたーっ!
とりあえず、バトル物はアニーのもあるのでほのぼの系にいたしました。
どうぶつの森も良いよなぁ…とか迷ったのですが、こっちの方が安いのでこちらに。
それにどうぶつの森は通信がないと、デパートに出来ないらしいので。(友達談
友達が…ではなく、持っている人がいないので無理だなこりゃ。
べ、別に友達がいないわけじゃないんだからね!
いやぁ…意外にも楽しいです。
癒されますね!かわいいですし!
早速、色々な言葉を教えております。
もちろん八雲メンバーも教えましたよ^^
そしたらですね、
「八雲くんのレインコートが破れてて、そこからにくきゅうが見えてたにゃ」(うろ覚え
( ̄□ ̄;)!!
見た瞬間、噴きましたよ。
こ…これ面白い!
と、その時改めてこのゲームの素晴らしさに気がつきました。
次は何を教えようかな…
でも気がつきました。
あと数日で冬休み終わりじゃん…orz
さて、今年もコイツはもきゅもきゅ日和。
最近言葉を覚えてきたので、産みの親(書く親)としては楽になってきました。
きょうのはるか
「もこもこきゅふーっ」
楽しそうに笑う晴香にパーカーを被せ、マフラーをぐるぐる巻く。
かぼちゃパンツも穿かせたことを確認し、八雲は靴を履いた。
「おちゃんぽ?」
たたた…と駆けてきた晴香にも靴を履かせて、抱えあげる。
「だっこ、だっこ、だっこー!」
嬉しそうに歌う晴香に、オレンジの帽子を被せて、準備完了。
左右に揺れる尻尾をパーカーの下に隠すと、部屋のドアを開けた。
ひゅるりと頬を撫でた冷たい風に驚き、しがみついてくる晴香。
「…ちゅめたい」
だから家に帰ろうと訴えているのか、音を立てて閉まったドアを指さす。
「寒いが、今日は用事があるんだ」
「だいぢだいぢ?」
「あぁ…新年を迎えたんだから、お詣りに行かないとな…」
「おまえり?」
そう、神社にお詣りに行くのだ。
新年を迎えて数日たったから、神社は空いているかと思っていたが…
思ったよりも混んでいた。
「いっぱいいりゅー!」
地面に下ろした晴香が、目を輝かせながら流れ行く人を眺めている。
そんなに楽しいのか知らないが、ドタバタと足踏みを繰り返す。
パーカーの下に隠した尻尾が出てこないか、内心ドキドキだ。
「…やっぱり抱っこの方が良いかな」
この人群だ。
迷子にでもなったらどうする。
手を繋いでいても、晴香のことだ。
するりと抜けて、たたたと走っていくであろう。
「やっぱり抱っこだな」
よし…と頷き、屋台に釘付けの晴香を抱き抱えた。
嫌がるかと思いきや、すんなりと抱えられる。
「やきゅもきゅん」
「なんだ?」
「おいちーの?」
そう言って指さしたのは、たこやきの屋台。
団扇で扇いでいるのは、客寄せのためか…
「…クッキーの方がおいしいかな」
「ちゅっきーおいちー」
納得してくれたらしく、何度も頷きおとなしくなった。
「じゃ、行くぞ」
「らじゃ!」
びしっと敬礼を決め、誇らしげな笑みを浮かべた晴香に、八雲は小さく笑った。
お詣りへの渋滞行列に並ぶ二人。
八雲はその長さに苛立っていたが、晴香は逆に楽しそう。
時々、後ろの人に手を振ったり、八雲のコートのフードで遊んでいたり…
楽しんでいる晴香を見ていると、自然と笑みが零れた。
あと少しで、順番がくる。
「…いいか?小銭をあの箱の中に投げるんだ」
そういって渡したのは、五円玉。
神様にはすまないが、一人暮らしの学生には、これが精一杯。
…そういう僕は、十円玉。
「どーなちゅだ」
五円玉を手に取った晴香の、開口一番はそんな言葉。
「ドーナツ?」
「まんまるあな、あいてる!」
そういうと五円玉の穴から、こちらを見てきた。
「やきゅもきゅんみーっけ!」
そんなことが晴香にとっては楽しいらしく、口端を上げ、五円玉の穴から辺りを見渡す。
「やきゅもきゅんはどーなちゅ?」
ぺちぺちと握った拳を叩かれ、おとなしく開く。
中から出てきた十円玉を手に取ると、珍しく眉を寄せた。
「あな…ない」
そして、哀れみが混じった眼差しで、こちらを見上げる。
「やきゅもきゅん…どーなちゅちがう」
「………」
何が言いたいのだ…
一体、僕に何が言いたい!
それを訪ねようとしたが、晴香の中で過ぎてしまったことらしく。
五円玉の穴から、世界を覗いていた。
そうこうしている間に、僕らの順番が来てしまった。
まずは手本と、十円玉を賽銭箱に放り込む。
それを見た晴香も、真似して五円玉を賽銭箱に投げた。
からん…と良い音を鳴らし、箱の中に落ちていく五円玉。
「…えっと、これを鳴らすんだ…っけな」
「きゅ?」
なんかお辞儀をしたような気がしたが…
まぁいいか。
「で、手を合わせてお願い事を言う………んだ」
やってみろ…と晴香に進めると、敬礼をひとつし八雲の真似をしていく。
特に鈴を鳴らすのが楽しかったらしく、ずいぶんと鳴らしていた。
「…いつまでお願い事をしているんだ?」
合わせた手が離れるのは、ずいぶんと先のこと…
お願い事の内容を訪ねる前に、晴香から話してきてくれた。
クッキーを一杯食べたいだとか、大きくなりたいだとか…
興奮しているのか、同じ事を何度も言っていたのには、つっこまないでおこう。
「ちゅぎ…はなに?」
「これ…だ」
そういう僕の目の前には、六角形型の木の箱。
箱の一面には、赤い文字で「おみくじ」の文字。
「こうやって振って……出てきたのを渡す」
再現していることに対してか、おみくじ当番の巫女さんが苦笑を浮かべている。
割り箸のような木の棒を八雲から受け取り、番号を調べて一枚の紙を渡した。
「…吉だ」
文字だらけの紙を覗き、晴香が眉を寄せる。
読んでほしいのか、こちらを見上げてきた。
しぶしぶひとつずつ読み上げていくと、とある一つの場所で目が止まる。
「待ち人、思ってもみなかったところに出会いあり…か」
表では恋愛なんて関係ないといってきたが…
良い年した男だ。
それなりに気になってはいる…
「きゅー!はりゅ!はりゅもやるー!」
「…ほら」
晴香におみくじの箱を渡すと、両手いっぱいに大きく振り出す。
バターを作っているわけじゃないのだ…
そこまで振らなくても…
「でてけたー!」
落ちそうになっていたそれを拾い、巫女さんに渡して紙と交換してもらう。
「はりゅ!はりゅの!」
おみくじの紙を奪われたが、あいにくこいつに文字は教えていない。
「きゅ……もきゅ?」
今更気がついたらしく、きょとんとした顔で、おみくじと睨めっこ。
「…ほら、貸せ」
「きゅ……」
なんとも言えない眼差しで見上げられ、ついつい目をそらす。
おみくじに向けた目が一番に捉えたのは…
「大吉…」
僕が吉で、この未確認生物が大吉というのは、どこか気に食わない。
「はりゅ、どう?」
「えっと…願い事が叶うそうだ」
簡単に言ってしまえばそうだろう。
「ちゅっきーいっぱい!?」
小さい脳みそで理解したらしく、キラキラと笑顔が輝いた。
「あぁ…そうだな」
二人の運命を、木の枝に結んで…
「ついでだからお守り買ってくか…」
「このきゃーいーの」
「安産祈願…」
お願い事がいっぱいな、晴香ちゃんなのでした。
END。
安産祈願のお守りって可愛いですよね。
楽しそうに笑う晴香にパーカーを被せ、マフラーをぐるぐる巻く。
かぼちゃパンツも穿かせたことを確認し、八雲は靴を履いた。
「おちゃんぽ?」
たたた…と駆けてきた晴香にも靴を履かせて、抱えあげる。
「だっこ、だっこ、だっこー!」
嬉しそうに歌う晴香に、オレンジの帽子を被せて、準備完了。
左右に揺れる尻尾をパーカーの下に隠すと、部屋のドアを開けた。
ひゅるりと頬を撫でた冷たい風に驚き、しがみついてくる晴香。
「…ちゅめたい」
だから家に帰ろうと訴えているのか、音を立てて閉まったドアを指さす。
「寒いが、今日は用事があるんだ」
「だいぢだいぢ?」
「あぁ…新年を迎えたんだから、お詣りに行かないとな…」
「おまえり?」
そう、神社にお詣りに行くのだ。
新年を迎えて数日たったから、神社は空いているかと思っていたが…
思ったよりも混んでいた。
「いっぱいいりゅー!」
地面に下ろした晴香が、目を輝かせながら流れ行く人を眺めている。
そんなに楽しいのか知らないが、ドタバタと足踏みを繰り返す。
パーカーの下に隠した尻尾が出てこないか、内心ドキドキだ。
「…やっぱり抱っこの方が良いかな」
この人群だ。
迷子にでもなったらどうする。
手を繋いでいても、晴香のことだ。
するりと抜けて、たたたと走っていくであろう。
「やっぱり抱っこだな」
よし…と頷き、屋台に釘付けの晴香を抱き抱えた。
嫌がるかと思いきや、すんなりと抱えられる。
「やきゅもきゅん」
「なんだ?」
「おいちーの?」
そう言って指さしたのは、たこやきの屋台。
団扇で扇いでいるのは、客寄せのためか…
「…クッキーの方がおいしいかな」
「ちゅっきーおいちー」
納得してくれたらしく、何度も頷きおとなしくなった。
「じゃ、行くぞ」
「らじゃ!」
びしっと敬礼を決め、誇らしげな笑みを浮かべた晴香に、八雲は小さく笑った。
お詣りへの渋滞行列に並ぶ二人。
八雲はその長さに苛立っていたが、晴香は逆に楽しそう。
時々、後ろの人に手を振ったり、八雲のコートのフードで遊んでいたり…
楽しんでいる晴香を見ていると、自然と笑みが零れた。
あと少しで、順番がくる。
「…いいか?小銭をあの箱の中に投げるんだ」
そういって渡したのは、五円玉。
神様にはすまないが、一人暮らしの学生には、これが精一杯。
…そういう僕は、十円玉。
「どーなちゅだ」
五円玉を手に取った晴香の、開口一番はそんな言葉。
「ドーナツ?」
「まんまるあな、あいてる!」
そういうと五円玉の穴から、こちらを見てきた。
「やきゅもきゅんみーっけ!」
そんなことが晴香にとっては楽しいらしく、口端を上げ、五円玉の穴から辺りを見渡す。
「やきゅもきゅんはどーなちゅ?」
ぺちぺちと握った拳を叩かれ、おとなしく開く。
中から出てきた十円玉を手に取ると、珍しく眉を寄せた。
「あな…ない」
そして、哀れみが混じった眼差しで、こちらを見上げる。
「やきゅもきゅん…どーなちゅちがう」
「………」
何が言いたいのだ…
一体、僕に何が言いたい!
それを訪ねようとしたが、晴香の中で過ぎてしまったことらしく。
五円玉の穴から、世界を覗いていた。
そうこうしている間に、僕らの順番が来てしまった。
まずは手本と、十円玉を賽銭箱に放り込む。
それを見た晴香も、真似して五円玉を賽銭箱に投げた。
からん…と良い音を鳴らし、箱の中に落ちていく五円玉。
「…えっと、これを鳴らすんだ…っけな」
「きゅ?」
なんかお辞儀をしたような気がしたが…
まぁいいか。
「で、手を合わせてお願い事を言う………んだ」
やってみろ…と晴香に進めると、敬礼をひとつし八雲の真似をしていく。
特に鈴を鳴らすのが楽しかったらしく、ずいぶんと鳴らしていた。
「…いつまでお願い事をしているんだ?」
合わせた手が離れるのは、ずいぶんと先のこと…
お願い事の内容を訪ねる前に、晴香から話してきてくれた。
クッキーを一杯食べたいだとか、大きくなりたいだとか…
興奮しているのか、同じ事を何度も言っていたのには、つっこまないでおこう。
「ちゅぎ…はなに?」
「これ…だ」
そういう僕の目の前には、六角形型の木の箱。
箱の一面には、赤い文字で「おみくじ」の文字。
「こうやって振って……出てきたのを渡す」
再現していることに対してか、おみくじ当番の巫女さんが苦笑を浮かべている。
割り箸のような木の棒を八雲から受け取り、番号を調べて一枚の紙を渡した。
「…吉だ」
文字だらけの紙を覗き、晴香が眉を寄せる。
読んでほしいのか、こちらを見上げてきた。
しぶしぶひとつずつ読み上げていくと、とある一つの場所で目が止まる。
「待ち人、思ってもみなかったところに出会いあり…か」
表では恋愛なんて関係ないといってきたが…
良い年した男だ。
それなりに気になってはいる…
「きゅー!はりゅ!はりゅもやるー!」
「…ほら」
晴香におみくじの箱を渡すと、両手いっぱいに大きく振り出す。
バターを作っているわけじゃないのだ…
そこまで振らなくても…
「でてけたー!」
落ちそうになっていたそれを拾い、巫女さんに渡して紙と交換してもらう。
「はりゅ!はりゅの!」
おみくじの紙を奪われたが、あいにくこいつに文字は教えていない。
「きゅ……もきゅ?」
今更気がついたらしく、きょとんとした顔で、おみくじと睨めっこ。
「…ほら、貸せ」
「きゅ……」
なんとも言えない眼差しで見上げられ、ついつい目をそらす。
おみくじに向けた目が一番に捉えたのは…
「大吉…」
僕が吉で、この未確認生物が大吉というのは、どこか気に食わない。
「はりゅ、どう?」
「えっと…願い事が叶うそうだ」
簡単に言ってしまえばそうだろう。
「ちゅっきーいっぱい!?」
小さい脳みそで理解したらしく、キラキラと笑顔が輝いた。
「あぁ…そうだな」
二人の運命を、木の枝に結んで…
「ついでだからお守り買ってくか…」
「このきゃーいーの」
「安産祈願…」
お願い事がいっぱいな、晴香ちゃんなのでした。
END。
安産祈願のお守りって可愛いですよね。
PR
この記事にコメントする