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ミニスカ浴衣女雲版。

コードブルー見てました。
主題歌のもう一回もう一回って、何をもう一回かと思えば花火なんですね。
このフレーズ以外わからない、我が家って…orz

感染列島(ですよね?)のCMが面白いです。
マスクの方です、マスクの方。
マスクは大切なんですよ。

口内炎が痛い、刹那由多です。
ということで、貼るタイプのお薬を使ってみました!
凄いですね!今時はこんなのあるんですね!

そして翌日も治らず、ハチミツ塗ってみました。
いつだったか、口内炎ネタで晴香ちゃんに八雲が口移しで塗ったなぁ…
とか思ってたら、凄い染みました。
ごめん…晴香ちゃん。

サイト作り、意外にも早く進んでます。
あれだな…絵だ、絵を描かねば。
フォトショップの線がうまく描けず、イラレに逃げました。
けど、イラレでもうまく掛けず、絵版に逃げt…
絵版が一番使いやすかったりする。

ヒナ子たん、三羽目も目が開きました!
もう可愛過ぎです!
一番上は、もう結構羽が生えてるんですよ〜♪
写真撮ろうとするんですけどね…鳥ママに怒られるんです。
いつの間にいっちょまえになって…


さて、八雲は意外とデートとか楽しみにしてると思うんです。
表に出さないだけの、ツンデレなんです。

恋人設定

小学校低学年の頃だったか…


次の日の遠足が楽しみで、なかなか眠れなかったのを覚えている。

ドキドキわくわく…ってやつだ。


そんな感情…

小学校を卒業した頃に消えたはずだった。


なのに…

僕の心の中に、またこの感情が現れやがった。



「ね…」

「…なんだ」

付き合いだしてから一ヶ月。

恥ずかしそうに頬を染める、目の前に座る晴香。

もじもじ小動物かなんかのように小さく動き、ちらりとこちらを見てきた。
…そんなかわいい動きをするな。

「あの…ね、今週の日曜日…ひま?」

「………」

その言葉を聞いた途端、晴香の言いたいことがわかった。

手繋ぎ止まりの、まったく進展しない僕らだ…
そろそろ、デートやキスやらしても良い頃であろう。

「べ、別に何か用事があるんだったら良いよっ!」

「いや…暇だ」

僕の言葉を聞き、ぱぁっと明るくなる晴香の表情。

「じ、じゃあさ…デート、しない?」

予想通りの問い掛け。

「あぁ…」

この短い一言が、僕らの関係を進めるための第一歩…



そして、現在に戻る。


明日のデートのために、簡単なプランは立てた。
街をブラブラする予定なので、下見にも行った。

本屋で立ち読みし、色々な知識を勉強した。
デートのときしてはいけないこととか、このタイミングでキス…するとか。

それと、いつもは大学のシャワー室で体を洗っているけど、今日は銭湯に行ってきた。
後藤さん家に行っても良かったが、説明を問われそうで止めた。

「他にやることはなかったか…」

立ち読みした本の内容を思いだし、一から復習する。

あとは…寝坊しないこと。
遅刻しないこと。
待ち合わせの十分前にはいること。

もう一度携帯の目覚まし機能をチェックし、寝袋に潜り込んだ。
「明日の天気は晴れだったが…一応、折り畳み傘持ってくか…」
確か、ロッカーの奥にあったはず。
無かったら…コンビニかどっかで買っていこう。

「キス…出来るかな」
ファーストキスはレモン味とか言うが、あれは本当なのだろうか。
「それ以上は…」
一瞬頭をよぎった本能に、自ら喝を入れた。

そんな自分だが、取りあえずホテルの場所は調べてたりなんかする。

「このばかっ…」

万が一…万が一のためだ。

熱い顔を押さえ、枕代わりに使っているタオルに顔を埋める。
熱さを今すぐ紛らわしたくて、足をバタつかせた。
そう簡単に消えてはくれないのは、今までの体験で知っている…


「…もう寝よう」

やっとの思いで振り払った感情が戻ってくる前に。
ごろりと寝転がり、目を瞑る。

だが、胸に残ったもやもやが、なかなか寝かせてくれない。

遅刻しないか。
晴れるだろうか。
予定通りに行くだろうか。
明日は…失敗しないだろうか。

なんたって初めてなのだ。
デートってやつは。


何年も立って、やっと分かった。

あの頃、何故眠れなかったのか。
今と同じだ…

楽しみだと思う感情だけではなく、それと心配だと思う感情のせいだ。

「早く寝ないと…」

暖房器具のない、この部屋の寒さに震え、八雲は丸くなった。

だが、楽しみと心配と、寒さがごっちゃになって、なかなか眠れなかった…



うるさい…

何度も繰り返される音に、八雲は眉を寄せる。
やっと眠れたかと思ったら、そんな音に起こされた。

そういえば、携帯の目覚まし機能をかけたな…

なんでかけたんだったか…と、ぼーとした頭で考える。
そして、その音を消そうと、寝袋から手を出す。

ひゅるりと風が入ってきたが、何故か寒さは感じなかった。
逆に、熱いとも感じる。

固いものが手に触れ、それを握って引き寄せる。
重たい瞼を開き、携帯を開いた。

「うー…」

電源ボタンを押してアラームを切ろうとした。

だが、その前に目の前がぐらりと揺れる。
携帯のアラームではなく、僕がぷつん…とした。

それからは覚えていない。

遠くに聞こえるアラーム音を耳に、僕は意識を手放した…



ここはどこだ?

どこまでも続く、黒の世界を歩く僕。

「くも…」

?…

「…やくも…」

誰かに呼ばれている。

「やく……やくも…!」

この声は…母さんだろうか…

どこか意地っ張りで、優しい声だ…

「やくもくん!」

「……?」

黒の世界が、一瞬にしてリアルなものに変わった。

極々普通な天井に、電気と…壊れた扇風機がぶら下がっている。
ここは…僕の家だ。

「よかった…やっと起きてくれた…」

あぁ…これは母さんじゃなくって、あいつの声だ…

そんなことを思っていると、あいつが覗き込んできた。
突然のことに驚き、目を見開く。

「どうして君が…」

「約束の時間になっても来ないから…心配で来てみたの」

「そうだ……」

デートの日だ。

慌てて起きあがろうとしたら、頭がズキズキと痛んだ。

「っ……」

痛みというより重さに絶えきれず、枕代わりのタオルに頭を埋めた。

「駄目だよ!八雲君、熱があるんだから」

「ね…つ?」
晴香が、膝に落ちていたタオルを拾い、頭に乗せてくる。
ひんやりと冷たく、そこから熱が吸収されているようだ。

「びっくりしちゃったよ。来てみたらアラームが鳴ったまま寝てるんだもん」

そういえば、アラームを消す前に意識を失った。

そうか…熱、か…

「うぅ…」
冷たい床に手を突き、起き上がろうとする。
「ちょ…何してるのよ!」
肩に手を置いて押し返そうとしてくるが、負けては居られない。
「デート、するんだろ…」

そうだ。
熱なんかに負けてはいられない。

「デートは中止!八雲君がこんなんじゃ、なんにも出来ないよ!」

「大丈夫だ…買い物だって食事だって、してやる…」

この間、君が僕に話してくれた、

「手だって繋いでやるし、プレゼントもしてやる」

初めてのデートでしたいこと。

「君が望むなら…キスだって、してやる…」

こんなことで、初めてのデートを中止にされてたまるか。

「私は八雲君が心配なのっ!」

大声で怒鳴られ、体の力が抜けた。
そのまま晴香に肩を押されて、寝袋の上に押し倒される。

「デートなんかより、八雲君の方が何千倍も大切なの!」

ぽたりぽたりと涙が落ちてきた。
僕のではない水滴は、頬を伝わって落ちていく。

突然の告白に、何を言って良いのかわからない。

「…僕には、どうしたらいいのか…分からない」

デートは中止にしたくないけど、君には笑っていてほしい。
そのためには、一体僕はどうすればいいんだ?

「じゃ、このデートは…中止じゃなくって延期」

「?」

どういうことだ…と顔を上げれば、ほんのりと頬を染めた晴香。
そこにはもう、泣き面の晴香はいなかった。

「だ、だから…初めてのデートは、来週に…延期」

「でも…」

この日を楽しみにしていたのだ…
僕も…多分、君も。

「あーわかりましたっ!」

ガリガリと両手で頭を掻き回し、いらいら度を露わにする。

「そんなに八雲君がデートしたいなら、今日は一日中一緒にいてあげるから!」

これで良いんでしょ!
そう言うと、晴香はやっと上から退いてくれた。

それはいいのだが、これではまるで…僕がデートをしたくてたまらないと言って…

「あ、冷蔵庫にスポーツドリンクがあるけど飲む?」

「また君は勝手に入れて…」

まぁ、いいか。

「彼女なんだから、別に良いでしょ」

「まったく…困った彼女だな」


幸せが倍になったんだから。


END。



八雲はデートの下見とか、じっくりするタイプだと思います。
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コメント
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無題
こんにちは。。

口内炎痛いですよね汗 私も今なっていてチョコ○BBを飲んでるところですよ
蜂蜜にも挑戦してみたんですが・・・すぐに口の中を洗浄しました笑

うん。八雲は絶対下見しそうです!!
興奮しすぎて風邪引いちゃうとか可愛い過ぎ!
TOMO 2009/01/11(Sun)12:14:33 編集
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