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おぢゃわねはりゅかさん。
moggyさん!!今から北の国に行ってもいいでしょうか!?
もう本当の本当にありがとうございます!!!
moggyさんのはりゅか!お、おっもちかえりぃ〜v
下の着ぐるみ隊も可愛過ぎてきゅんきゅんです!
三匹(匹?)揃って我が家にっ!!!ありがとうございます!!
moggyさんといえば、YM会祭!
絵でもお話でも良いとのことなので、皆さんも是非参加しましょう!
これを機に、皆様もYM会へ!参加自由、年会費無料ですよ!
私ですか?もちろん参加しますよ^^
あぁ…気がついてしまいました。
tacicaの新曲が今日発売でした。
来週はガリレオガリレイの新曲発売です。
何か知らないうちにスケットの新刊が出てたみたいです。(ナツヲさん情報
…お年玉がガンガン減っていくorz
なんか他にも買うものがあったような…
*御返事
>TOMOさんへ
こんばんは〜♪
冬の乾燥は乙女の敵です!誰が乙女かは聞かないのがお約束。
頬を擦ってるだけで、いつの間にか机の上に肌の粉が…
八雲照れてますよ〜^^我が家の八雲は表に出さないんです!
ツンデレなのですからね!やっぱ初心なので、ドキドキしちゃうんですね。
ありがたいお言葉…もう涙が止まりませぬっ!
憶えておりますよ〜。あの時は、あまり良いアドバイスが出来ず…すみません。
わ、私なんかで良いんでしょうか!
私よりも、もっといい人がいると思うんですが…でも照れちゃうv
コメントありがとうございます!
さて、はりゅかわん。
いつかこれの八雲版も書きたい。
きょうのはるか
「ありがとうございましたーっ」
笑顔が眩しい店員の声を背中に、八雲はドーナツ屋から出てきた。
手に持った箱から匂うのは、甘い甘い砂糖の匂い。
「…たまには、奮発しても良いよな」
家で留守番をしている晴香への、お土産コトご褒美。
お土産が無い日は、一日中小言を言われてしまう。
「きぅ」だとか「ぎー」だとか…
未確認生物にしか分からない言葉で。
だから八雲は毎日、何かしらお土産を晴香にあげていた。
ポケットに入ってた、いつのか分からないあめ玉だとか…
家にあったキャラメルだとか。
いつかは我慢というのを教えなければいけないが、飼い主がこれでは当分先。
晴香に対しての甘さに、自ら苦笑を浮かべた。
…さて、早く帰ろう。
僕の帰りを泣きながら待つ、晴香がいる部屋に…
アパートのドアを開けた八雲は、部屋の惨状を見て言葉を無くした。
「やーぎゅーっ!」
泣きながら駆けてきた晴香が、足に飛びついてくる。
それでも八雲は、構っている暇すらなかった。
晴香がジーパンで鼻水を拭こうとしたとき、慌てて離す。
八雲が言葉を失うのには、ちゃんと理由があった。
「………」
一人で留守番をさせるからには、多少の覚悟はしていた。
たとえば、ティッシュを底が付くまで蒔き散らしたり…
畳んでおいた洗濯物をぐしゃぐしゃにされたり。
こっそりお菓子を食べたりだとか。
だが、目の前の光景は酷すぎる。
ティッシュは蒔き散らされてるどころか、細かく引き裂かれて舞っていた。
洗濯物もぐしゃぐしゃどころか、ビリビリに破けている。
お菓子は…綺麗さっぱり無くなっていた。
「泥棒…いや、犯人は…」
「あーんみゅっ…かぷ」
「犯人はお前か…」
見下ろした先にいた晴香は、早速とばかりにジーパンに噛みついていた。
ここのところ酷くなってきた…噛み癖。
「ぎゅぅーっ…」
引き裂こうとしているのか、随分と踏ん張っている。
「こらっ」
蹴るように軽く足を上げただけで、ころんと後ろに転がる晴香。
仰向けのまま手足をバタつかせ、何やら文句を言っている。
「ぎぎっ!…ぢーっ!」
いちいち構うのをやめて、スタスタ晴香の横を過ぎ去った。
卓袱台の前に座るも、晴香はなかなかやってこない。
構ってもらえなかったというのが、悔しかったみたいだ。
だが、ゆっくりだが仰向けのまま近付いてきている。
「悪い子にはお土産は無しだぞ」
「きゅ!」
お土産の言葉に反応した晴香の耳が、ぴくりと跳ねた。
机の上にドーナツ屋の箱を置き、晴香が来るのを待つ。
よく見てみると、卓袱台の足にも噛んだ後があった。
「…君が来ないなら、僕だけで食べるぞ」
「めっ!」
床に寝転がったままこちらを睨む瞳は、キラキラと輝いていた。
すぐに駆けてくるかと思えば、何故か仰向けのままこちらにやってくる。
…正直言おう。
気持ち悪い。
コツンと晴香の頭が、卓袱台の足に当たる。
「きーうぅーっ!」
頭を押さえながら起き上がり、卓袱台の足を睨む晴香。
「きっ!ぎぎっ!ぢー!」
「………」
一体誰と話しているのだろう。
「ぢぢーっ!ぎぅー」
地団太を踏んだかと思えば、卓袱台の足に噛みついた。
八雲の足を噛んだ時みたいな「かぷ」ではなく「がぶり」である。
「………」
生きているわけではないのに、晴香の餌食と化した卓袱台の足に両手を合わせた。
卓袱台は何も悪くない…
晴香が変な格好でこっちに来るのがいけないのだ。
「きっ!」
噛むのを止め、ふんと鼻を鳴らす晴香。
そのまま誇らしげな顔で、八雲の膝に座ってきた。
「………」
卓袱台には悪いが、これで証拠が揃った。
「きゅふー」
ドーナツの箱を見て涎を垂らす晴香に、八雲はひとつ咳払い。
「…おい」
「きゅ?」
きょとんとした顔で見上げてくる晴香を、一旦膝から下ろさせる。
こちらが正座をすれば、晴香も真似して正座をしてきた。
「…このシャツを噛んだのは…君か?」
「きゅ!」
胸をそらし、自慢気に鼻を高くする。
こうも堂々とされては、どうやって叱れば良いのか分からない。
晴香も真面目に聞く気がなく、目がドーナツの箱と八雲で右往左往。
「…これは、いけない事なんだ」
「めっ?」
「そうだ…めっ!……だ」
こんなにもしつけというのは、大変なんだろうか。
奈緒のときは叔父さんに任せっきりであったので、その苦労がわからなかった。
「ちゃちゅは?」
そう言った晴香が見せてきたのは、また別の穴あきシャツ。
「…それもめっ…だ」
「きゅ!」
これは?と、次に見せてきたのは、また別の穴あきシャツ。
「………」
…これは、一枚ずつ言わないと駄目なのだろうか。
「あむっ」
そうこう考えている間に、目の前でシャツを噛み始める晴香。
故意に開けたような、胸のところに穴があいたシャツ。
もう着れないと断念した八雲は、溜め息を吐いた。
「…君は、なんで噛んでるんだ?」
これで「そこに噛むものがあるから」と返してきたら、拍手でも送ろう。
「むぢゅむぢゅちゅるー」
「むぢゅむぢゅちゅるー?」
シャツを離した晴香が口にしたのは、そんな言葉。
…我ながら、恥ずかしい言葉を口にしたと後になって気付く。
もっと詳しく聞こうとしたが、すぐにシャツをくわえてしまう。
「むぢゅむぢゅ…むじ…むず?むずむず…する、か」
何が?歯がか。
そういえば、こいつに歯磨きをしたことがなかった。
「なるほど」
歯が痒くて、ものを噛んでいた…と。
「…あーん、してみろ」
「あーん?」
口を開けたが、「ん」で閉じてしまう。
「じゃ、あー…だ」
「あー」
開いた小さな口を覗こうとするが、暗くてよく見えない。
苦しいかもしれないが、指を一本入れさせてもらう。
「…虫歯は…無し」
「あー」
暗くてはっきりとはわからないが、痛がっている様子もないので大丈夫であろう。
「これは…乳歯なのか?」
「あー」
「……ちっちゃい歯だな」
「かー」
「か?」
「ぷっ!」
「痛っ!」
今度のかぷは、本気のかぷだと知った、八雲君なのでした。
END。
八雲に赤ちゃん言葉で「良い子でちゅねー」とか言わせ隊、自称隊長。
笑顔が眩しい店員の声を背中に、八雲はドーナツ屋から出てきた。
手に持った箱から匂うのは、甘い甘い砂糖の匂い。
「…たまには、奮発しても良いよな」
家で留守番をしている晴香への、お土産コトご褒美。
お土産が無い日は、一日中小言を言われてしまう。
「きぅ」だとか「ぎー」だとか…
未確認生物にしか分からない言葉で。
だから八雲は毎日、何かしらお土産を晴香にあげていた。
ポケットに入ってた、いつのか分からないあめ玉だとか…
家にあったキャラメルだとか。
いつかは我慢というのを教えなければいけないが、飼い主がこれでは当分先。
晴香に対しての甘さに、自ら苦笑を浮かべた。
…さて、早く帰ろう。
僕の帰りを泣きながら待つ、晴香がいる部屋に…
アパートのドアを開けた八雲は、部屋の惨状を見て言葉を無くした。
「やーぎゅーっ!」
泣きながら駆けてきた晴香が、足に飛びついてくる。
それでも八雲は、構っている暇すらなかった。
晴香がジーパンで鼻水を拭こうとしたとき、慌てて離す。
八雲が言葉を失うのには、ちゃんと理由があった。
「………」
一人で留守番をさせるからには、多少の覚悟はしていた。
たとえば、ティッシュを底が付くまで蒔き散らしたり…
畳んでおいた洗濯物をぐしゃぐしゃにされたり。
こっそりお菓子を食べたりだとか。
だが、目の前の光景は酷すぎる。
ティッシュは蒔き散らされてるどころか、細かく引き裂かれて舞っていた。
洗濯物もぐしゃぐしゃどころか、ビリビリに破けている。
お菓子は…綺麗さっぱり無くなっていた。
「泥棒…いや、犯人は…」
「あーんみゅっ…かぷ」
「犯人はお前か…」
見下ろした先にいた晴香は、早速とばかりにジーパンに噛みついていた。
ここのところ酷くなってきた…噛み癖。
「ぎゅぅーっ…」
引き裂こうとしているのか、随分と踏ん張っている。
「こらっ」
蹴るように軽く足を上げただけで、ころんと後ろに転がる晴香。
仰向けのまま手足をバタつかせ、何やら文句を言っている。
「ぎぎっ!…ぢーっ!」
いちいち構うのをやめて、スタスタ晴香の横を過ぎ去った。
卓袱台の前に座るも、晴香はなかなかやってこない。
構ってもらえなかったというのが、悔しかったみたいだ。
だが、ゆっくりだが仰向けのまま近付いてきている。
「悪い子にはお土産は無しだぞ」
「きゅ!」
お土産の言葉に反応した晴香の耳が、ぴくりと跳ねた。
机の上にドーナツ屋の箱を置き、晴香が来るのを待つ。
よく見てみると、卓袱台の足にも噛んだ後があった。
「…君が来ないなら、僕だけで食べるぞ」
「めっ!」
床に寝転がったままこちらを睨む瞳は、キラキラと輝いていた。
すぐに駆けてくるかと思えば、何故か仰向けのままこちらにやってくる。
…正直言おう。
気持ち悪い。
コツンと晴香の頭が、卓袱台の足に当たる。
「きーうぅーっ!」
頭を押さえながら起き上がり、卓袱台の足を睨む晴香。
「きっ!ぎぎっ!ぢー!」
「………」
一体誰と話しているのだろう。
「ぢぢーっ!ぎぅー」
地団太を踏んだかと思えば、卓袱台の足に噛みついた。
八雲の足を噛んだ時みたいな「かぷ」ではなく「がぶり」である。
「………」
生きているわけではないのに、晴香の餌食と化した卓袱台の足に両手を合わせた。
卓袱台は何も悪くない…
晴香が変な格好でこっちに来るのがいけないのだ。
「きっ!」
噛むのを止め、ふんと鼻を鳴らす晴香。
そのまま誇らしげな顔で、八雲の膝に座ってきた。
「………」
卓袱台には悪いが、これで証拠が揃った。
「きゅふー」
ドーナツの箱を見て涎を垂らす晴香に、八雲はひとつ咳払い。
「…おい」
「きゅ?」
きょとんとした顔で見上げてくる晴香を、一旦膝から下ろさせる。
こちらが正座をすれば、晴香も真似して正座をしてきた。
「…このシャツを噛んだのは…君か?」
「きゅ!」
胸をそらし、自慢気に鼻を高くする。
こうも堂々とされては、どうやって叱れば良いのか分からない。
晴香も真面目に聞く気がなく、目がドーナツの箱と八雲で右往左往。
「…これは、いけない事なんだ」
「めっ?」
「そうだ…めっ!……だ」
こんなにもしつけというのは、大変なんだろうか。
奈緒のときは叔父さんに任せっきりであったので、その苦労がわからなかった。
「ちゃちゅは?」
そう言った晴香が見せてきたのは、また別の穴あきシャツ。
「…それもめっ…だ」
「きゅ!」
これは?と、次に見せてきたのは、また別の穴あきシャツ。
「………」
…これは、一枚ずつ言わないと駄目なのだろうか。
「あむっ」
そうこう考えている間に、目の前でシャツを噛み始める晴香。
故意に開けたような、胸のところに穴があいたシャツ。
もう着れないと断念した八雲は、溜め息を吐いた。
「…君は、なんで噛んでるんだ?」
これで「そこに噛むものがあるから」と返してきたら、拍手でも送ろう。
「むぢゅむぢゅちゅるー」
「むぢゅむぢゅちゅるー?」
シャツを離した晴香が口にしたのは、そんな言葉。
…我ながら、恥ずかしい言葉を口にしたと後になって気付く。
もっと詳しく聞こうとしたが、すぐにシャツをくわえてしまう。
「むぢゅむぢゅ…むじ…むず?むずむず…する、か」
何が?歯がか。
そういえば、こいつに歯磨きをしたことがなかった。
「なるほど」
歯が痒くて、ものを噛んでいた…と。
「…あーん、してみろ」
「あーん?」
口を開けたが、「ん」で閉じてしまう。
「じゃ、あー…だ」
「あー」
開いた小さな口を覗こうとするが、暗くてよく見えない。
苦しいかもしれないが、指を一本入れさせてもらう。
「…虫歯は…無し」
「あー」
暗くてはっきりとはわからないが、痛がっている様子もないので大丈夫であろう。
「これは…乳歯なのか?」
「あー」
「……ちっちゃい歯だな」
「かー」
「か?」
「ぷっ!」
「痛っ!」
今度のかぷは、本気のかぷだと知った、八雲君なのでした。
END。
八雲に赤ちゃん言葉で「良い子でちゅねー」とか言わせ隊、自称隊長。
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