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YM会用に絵を上げようとしたら、強制終了させられた。
エル様がかっこよかった。
サイト作りで目が痛い。
スケット読んでぬぇ。
それよりピロウズ出てくるって本当ですか。
そんな気分で目から塩水が出てきた。

ヒナ子、とりあえず長男次男離しました。
か…かわゆい!ぱんちゅ…ぱんちゅ履いてるみたい!
かぼぱん!!
お父さん似の緑っこでした^^

あ、昨日の夜中にしょうみさんから頂いたバトン一つ上げました!
最近バトン!配布元としょうみさんとでは、内容が違ったので…
とりあえず配布元の方をコピペさせてもらいました。


さて、リーマン。
サラリーじゃ駄目なのかな?こっちの方がかわいいと思うのに。サラリー。

サラリーマン

仕事から帰ってきた八雲は、やけに疲れ顔であった。

いつもなら晴香の顔を見たら、無理してでも笑顔を見せるはずなのに…

今日の笑顔は、溜め息を吐きながらの笑顔には届いていなかった。


…そのまま風呂に入ってしまった今。

晴香は台所で鍋をかき混ぜる。

「…やっぱり、疲れてるのかな…」

風呂から聞こえる水音を聞きながら、スープの味見をした。



洗い物を手伝うと言ってきたが、晴香はそれに首を振った。

することの無くなった八雲は、リビングでコタツに入っている。
暇つぶしに付いているテレビの音が、やけに大きく聞こえた。

水を止めてしまうと、ますます大きく聞こえる。

「八雲君、八雲君」

エプロンで濡れた手を拭きながら、コタツに潜って寝転がる八雲に歩み寄る。

「……ん?」

遅れて返ってくる返事が、疲れていることを示していた。
気付かれないように眉を下げ、八雲の後ろに座る。
「どうした?」
ごろりと寝転がり、こちらを見上げてくる八雲。

上から見る八雲君も、やっぱりかっこいい。

「疲れてる…よね?」
「………」
その言葉を聞き、苦笑しながら目をそらす。
「…気付いてたのか」
「そりゃ、八雲君の奥さんですからね!」
胸をそらしてやったら、何故か笑われた。

無理もしていない、自然な笑顔だった。

「…で?僕の奥さんが何の用だ?」

手を伸ばし、前髪を遊ばれる。

くるくると指に絡めては、するりと抜けていく。

「マッサージ、してあげよっかなって」

頬を撫でに掛かっていた八雲の指が、ぴくりと揺れる。
そして、不審そうに眉を寄せた。

「マッサージ?」

その言葉は、八雲自身に問いかけているようである。

「うん、マッサージ」

「マッサージ…」

しばらく静寂が続いたかと思えば、突然八雲の顔が真っ赤になった。
そして口元を押さえて、背中を向けられた。

「ど、どうしたの?」

そんなにも恥ずかしがるようなものでは無いと思うのだが…

小首を傾げる晴香に、八雲はゆっくりと起き上がった。
…もちろん、赤い顔で。

「あー…えっと、だな」
「?」
咳払いをし、ガリガリと髪を掻き回す。
「…寝室、行くか」
肩を回しながら、惜しそうにコタツから出て立ち上がる。
「え…ここじゃ駄目なの?」

丁度、テレビのコーナーが可愛い動物特集になったのに…

「…君がここが良いなら…良いが」

テレビに目を向けた時、目の前に八雲が現れた。

「っ!?」

驚いて後ろに下がろうとした腰に手が伸ばされ、逆に引き寄せられる。
そして、何故か知らないが口付けられた。

しかも、これまた何故か深い方の。

「ちょ…やっ!」

舌を絡ませられる前に腕を突っ張り、どうにか八雲を離すことが出来た。

「やっ、てな…君から誘ってきたくせに何を…」

「さ、誘ってないわよ!」

ただ、疲れているみたいだから、マッサージをしようと…

「…誘ってきただろ、マッサージ…って」

「マッサージのどこが誘って……」

そのとき、二人して相手の考えがわかった。


八雲の、不健全なマッサージと…

晴香の健全なマッサージ。


「ま、まさか…」

かーっと、こちらまで頬が熱くなる。
八雲の頬も、ますます赤くなった。

「……そっち、か」

「そっちかじゃないわよ!このむっつり!」

まだ何をされたわけではないが、胸の前で腕を交差する。
改めて、八雲がむっつりだと思い知らされた。

「………」

不貞寝か逃げなのか分からないが、コタツに入って寝転がる八雲。
襲いかけておいて、これはない。
ぷくーっと、晴香の頬が膨らんだ。

「ちょっと!あんなことしておいて、何も無しなの!?」

晴香の言葉に聞きたくないと、耳を塞がれてしまう。
その手を外そうと八雲の後ろに立ったとき。

「じゃ、何か言う」

「?」

素直に謝ってくれるだなんて珍しい…
眉を寄せて八雲を見下ろしていると、耳を塞いだまま口を動かした。

「…マッサージ、してくれないのか」

その言葉を聞いたとき、正直頬を抓りたくなった。
試しに抓ってみたら、やっぱり痛い。

これは現実。


あの…あの意地っ張りで、素直じゃなくて…

無理してでも心配させないように笑って、私思いな八雲君が。

最近はべたべたと甘えてくれるようになった、むっつりでえっちな八雲君が…


みるみるうちに頬が緩み、くいと上がっていく。


滅多に聞けない、旦那様のお願い事。


「うん!健全なマッサージしてあげるね!」

「け、健全なってな…」

「いいから!背中向けて〜」

「………」

まだ何か言いたそうだったが、おとなしく仰向けに寝転がる。

そんな八雲の背中に、晴香は手を置いた。



そのうち、気持ちよかったのか知らないが、頭が船を漕ぎ出す。

「眠いの?」

「うう…ん……」

「…もう寝る?」

その言葉に、ぷるぷると首を振る。

「まだ…続けてくれ」

「………」

八雲のお願いに、晴香は手を動かした。


そんなことがあって数分後…
結局、八雲は眠ってしまった。

「仰向けで寝て…辛くないのかな?」

そっと顔を覗いてみると、心地良さそうに眠る八雲の寝顔。

「…辛くないみたいね」
苦笑を浮かべた晴香は、寝室に布団を取りに行った。


心地よく眠っているのを起こすのは気が引ける。

一瞬、寝室まで運ぼうとしたが、八雲ではない限り無理。


寝室から布団を持ってきた晴香は、コタツから出た上半身にかけてやる。

「…気持ちよさそうに寝ちゃって」

前髪を撫でてやると、少し擽ったそうに眉を寄せた。

出来た眉間の皺をつつけば、すぐに消える。


「…私もここで寝ようかな」

きっと朝まで起きないだろう。

この時期、一人で寝るのはキツい。

寒いし…それに寂しい。

よし…と立ち上がると、部屋とコタツの電気を消した。

そして、少し狭いが八雲に並んでコタツに潜る。

「ぽかぽかだ〜」


コタツの余熱が、ぬくぬく温かい。

でも、八雲君の方がもっと暖かかった。


「あ…めざまし…」


まぁ良いか。

明日は休日なんだから。


END。



もう一つ、不健全マッサージ版も考えたが、あえて却下で^^
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無題
こんばんは。。

長男・次男くん可愛いですねーー
背中の毛とかフワフワしてそうで触ってみたいですね

マッサージって2種類あったんだ笑
コタツなんかで寝ちゃったら翌日腰を痛めちゃってそうですね・・・・

メルファですね。了解しましたv
TOMO 2009/01/17(Sat)13:31:06 編集
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