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一日遅れてしまいましたが、本当の本当におめでとうございます!
こんなものでよろしければ、どうぞお持ち帰りください(汗)
さて、現在空麗欄さん宅で絵チャ中です。
そして、いまご飯を食べ終わり、、書きにきています。
時間が無いので、このへんで。
とりあえず一言。
ピロウズ歌うボッスンかっけぇ。
ヒナ子かわえぇ。
サイコロステーキうめぇ。
俺は悪くぬぇ。
*更新記録
投票箱撤去いたしました。
*御返事
>TOMOさんへ
毎晩毎晩こんばんは!
長男次男とも、すくすく成長しています!とてもかわいいですよv
もう親バカ炸裂です!お尻の方、ふわふわもこもこなんです〜♪
マッサージ…二種類あるんですよ。
携帯でウィキ見ていたら、関係ある商品のすべてが年齢指定ものでした。
コタツで寝ると、風邪もひいてしまいますよね…
あっはっは。
コメントありがとうございました!
さて、スケットの影響で刹那由多が一晩でやってくれました。
八雲メンバーでバンドとか組んだら楽しそう。
新婚設定
とある午後の後藤家。
ついでに言うと、旧斉藤家の八雲の部屋。
「もう!八雲君も手伝ってくれればいいのに…」
押し入れにて、晴香は探しものをしていた。
出会って付き合いだして、プロポーズされて、同じ姓になって…
時はあっという間に過ぎた。
一生に比べてしまえば、それは本当に些細なことかもしれない。
「…これからの方が長いんだよね」
まだ人生の半分もいっていないこれからは、ずっと八雲と過ごす。
今でも信じられない。
…新しい家に引っ越すことになり、こうやって八雲の昔の荷物を取りに来ていた。
学生時代の制服だとか、アルバムだとか…
持っていくものは、くすりと微笑んでしまうものばかり。
そんな中、押し入れの奥の奥から見つけたのは…
古ぼけた一本のギター。
ギターを落とさないように、胸に抱えて廊下を歩く。
ふわりと香ったのは、古臭いカビと木の匂い。
それだけで、随分と押し入れに封印されていたのがわかる。
「八雲君いるー?」
少し行儀が悪いが、足先で居間の襖を開けた。
そこにいたのは、暢気にお茶を飲む後藤の姿。
その姿に一心の姿が重なり、晴香は目を落とした。
「…晴香ちゃん、なんだそれ?」
眉を寄せ、苦笑いを浮かべた後藤が、顎でギターを指す。
「あぁ…これ、押し入れの奥から出てきたんです」
少し掲げて見せようとしたが、その重さにちょこってしか上げられない。
ギターだから、中が空洞で軽いかと思っていたら…
それは意外にも重たかった。
ギターを見た後藤は、お茶を飲み終えた口を袖で拭く。
「…で、誰のだ?」
「それが気になって八雲君に聞きにきたんです」
居間に入り、これまた行儀悪いが、足で戸を閉じる。
そのとき、部屋の寂しさに辺りを見渡した。
「奈緒ちゃん…と敦子さん、出掛けたんですか?」
来たときは確かにいた。
それは間違いない。
「ん、あぁ…デパートに買い物だとよ」
「デパートに?」
「お前等が泊まるとなって、ご馳走作るって張り切って出掛けてったよ」
俺は置いてけぼりだけどな、なんて肩を竦めて溜め息。
「うぅ…なんか迷惑かけてすみません…」
「晴香ちゃんが謝ることじゃねぇよ。俺もご馳走食えて嬉しいしな」
幸せそうに笑う後藤は、もうすっかり父親だ。
きっと今頃、どこかで一心さんが嫉妬なんかしてるんじゃないか。
「敦子さんの料理、楽しみですね!」
「おぉ、あいつの作る料理は世界一だからな」
「世界一は八雲君ですよ」
「はー?あの八雲が料理って…ぶはっ!」
「八雲君、意外にも料理うまいんだからっ!」
「意外は余計だ…」
その声に、二人は石のように硬直する。
声のした方、縁側にゆっくりと視線を向けたれば、そこには八雲がいた。
こんな寒空だというのに、縁側に寝転がって昼寝中の八雲。
「ご…後藤さん、居るなら言ってくださいよ!」
「いや、正直俺も忘れてた」
八雲に聞こえないように小声で話すと、小声で返してくる後藤。
そのとき、まるでタイミングを見計らったような着信音。
コタツの上で振動を繰り返しながら鳴る携帯は、後藤のもの。
「……っと、お姫様からお迎えのお手紙だ」
メールを読んだ後藤は、楽しそうに笑いながら立ち上がる。
「お姫様って…敦子さんのことですか?」
「あいつと奈緒の、ワガママ姫たちだよ」
ケラケラと笑いながら車のキーを手に、居間を出ていった。
部屋に残されたのは、八雲と晴香の二人っきり。
先ほどの会話が聞かれていたとなり、少し気まずい。
「…そんなとこにいないで、こっちに来たらどうだ?」
そんなことを思っていたら、八雲からのお誘い。
素直にお誘いを受けた晴香は、駆け足で縁側に向かう。
途中でギターを落としそうになり、慌てて持ち直した。
「寒くないの?」
本を目隠しにしていたらしく、本を額の前で抑えている八雲。
縁側に仰向けになって寝る姿は、警戒心ゼロで昼寝をする猫のよう。
「………」
返事を返そうと口を開きかけたが、ギターを見て言葉が消えた。
しばらくすると、眉間にシワが出来る。
見覚えがあるのか、少し苦笑していた。
「…それ、どうしたんだ?」
「押し入れの奥から出てきたの」
フラフラと傾きながら、起き上がった八雲の隣に座る。
「また君は…」
続きの言葉を待ったが、それを聞けるときはこなかった。
「これ、八雲君のギター?」
「いいや、叔父さんのだ」
「一心さんの!?」
お坊さんがギターだなんて…
あまり想像が出来ない。
「ギターって言っても、アコースティックなんだ…持っててもおかしくないだろ」
「う、うーん…そういうものなのかな?」
貸してみろと言われ、素直に渡す。
チューニングをしているのか、何やらいじっていた。
そして、ポロロン…と弦を鳴らす。
暖かいというか、ふんわりと浮かぶような音。
「八雲君、弾けるの?」
「…叔父さんから無理矢理教えられたからな」
「む、無理矢理?」
「男なら高校ぐらいに弾きたくなるって…無理矢理やらされた」
苦笑を浮かべた八雲は、どこか懐かしむように弦を弾く。
気が付いたら口ずさんでいた歌は、晴香にも聞き覚えのある歌…
君の夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで走ってきた
それからしばらく、八雲の歌に耳を澄ましていた。
車が走る音と、子供が無邪気に笑う声が重なるライブ会場。
お客は私一人の、小さな小さな発表会。
歌詞を忘れたのか、終わってしまったのか、音は声と共に消えてしまった。
「…意外と覚えてるものだな」
赤くなった指を見つめ、ぽつりと呟く八雲。
だが、その頬は指以上に赤く染まった。
今更になって、歌ったことが恥ずかしいのだろう。
そんな八雲が可愛くて、歌ってくれたのが嬉しくて…
こてんと八雲に寄りかかった。
「…重い」
「重いのはギターでしょ」
くすりと笑い、脇腹をつついてやる。
やめろだとか何とか言って離そうとしたけれど、腕を絡めてそれを封じた。
「…八雲君が歌ってくれたの、初めてだね」
「そうだったか?」
「そうですーっ」
手を伸ばし、ギターの弦を弾いてみる。
弦は硬いというのに、奏でられる音は、こんなにも柔らかい。
まるで、いま隣にいる人みたいだ。
「…なに笑ってるんだ?」
「なんでもないですよ〜」
弦に触れる指にかかる、八雲の指。
こんな硬い弦を弾いていたのだ。
「指、痛くない?」
「少し…痛い」
指に指を絡めて、それに口付ける。
「早く治る、おまじない」
「…君は」
その言葉に、八雲がまた頬を染めた。
恥ずかしいというより、今度は幸せそうに。
「このギター、新しい家に持っていこうね」
「また指を痛くする気か?」
「ほら、あの…三角の固いやつ使えば痛くないんでしょ?」
よく楽器屋さんでみる、100円ぐらいで買えるやつ。
「ピック…か?」
「うん、それ!…それで、私にも教えて?」
「ギターなんて、もう何年もやってないから分からない…」
「じゃ…さっきの歌だけでも良いからっ!」
「…しょうがないな」
返事を返した八雲は、少し赤みのなくなった指で弦を弾く。
君の夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで走ってきた
今度は二人で唄おう。
飛べなくても不安じゃない
地面は続いているんだ
好きな場所へ行こう
君ならそれが出来る
thepillowsより、FunnyBunny
END。
八雲とかギター弾けたら格好いい。
ついでに言うと、旧斉藤家の八雲の部屋。
「もう!八雲君も手伝ってくれればいいのに…」
押し入れにて、晴香は探しものをしていた。
出会って付き合いだして、プロポーズされて、同じ姓になって…
時はあっという間に過ぎた。
一生に比べてしまえば、それは本当に些細なことかもしれない。
「…これからの方が長いんだよね」
まだ人生の半分もいっていないこれからは、ずっと八雲と過ごす。
今でも信じられない。
…新しい家に引っ越すことになり、こうやって八雲の昔の荷物を取りに来ていた。
学生時代の制服だとか、アルバムだとか…
持っていくものは、くすりと微笑んでしまうものばかり。
そんな中、押し入れの奥の奥から見つけたのは…
古ぼけた一本のギター。
ギターを落とさないように、胸に抱えて廊下を歩く。
ふわりと香ったのは、古臭いカビと木の匂い。
それだけで、随分と押し入れに封印されていたのがわかる。
「八雲君いるー?」
少し行儀が悪いが、足先で居間の襖を開けた。
そこにいたのは、暢気にお茶を飲む後藤の姿。
その姿に一心の姿が重なり、晴香は目を落とした。
「…晴香ちゃん、なんだそれ?」
眉を寄せ、苦笑いを浮かべた後藤が、顎でギターを指す。
「あぁ…これ、押し入れの奥から出てきたんです」
少し掲げて見せようとしたが、その重さにちょこってしか上げられない。
ギターだから、中が空洞で軽いかと思っていたら…
それは意外にも重たかった。
ギターを見た後藤は、お茶を飲み終えた口を袖で拭く。
「…で、誰のだ?」
「それが気になって八雲君に聞きにきたんです」
居間に入り、これまた行儀悪いが、足で戸を閉じる。
そのとき、部屋の寂しさに辺りを見渡した。
「奈緒ちゃん…と敦子さん、出掛けたんですか?」
来たときは確かにいた。
それは間違いない。
「ん、あぁ…デパートに買い物だとよ」
「デパートに?」
「お前等が泊まるとなって、ご馳走作るって張り切って出掛けてったよ」
俺は置いてけぼりだけどな、なんて肩を竦めて溜め息。
「うぅ…なんか迷惑かけてすみません…」
「晴香ちゃんが謝ることじゃねぇよ。俺もご馳走食えて嬉しいしな」
幸せそうに笑う後藤は、もうすっかり父親だ。
きっと今頃、どこかで一心さんが嫉妬なんかしてるんじゃないか。
「敦子さんの料理、楽しみですね!」
「おぉ、あいつの作る料理は世界一だからな」
「世界一は八雲君ですよ」
「はー?あの八雲が料理って…ぶはっ!」
「八雲君、意外にも料理うまいんだからっ!」
「意外は余計だ…」
その声に、二人は石のように硬直する。
声のした方、縁側にゆっくりと視線を向けたれば、そこには八雲がいた。
こんな寒空だというのに、縁側に寝転がって昼寝中の八雲。
「ご…後藤さん、居るなら言ってくださいよ!」
「いや、正直俺も忘れてた」
八雲に聞こえないように小声で話すと、小声で返してくる後藤。
そのとき、まるでタイミングを見計らったような着信音。
コタツの上で振動を繰り返しながら鳴る携帯は、後藤のもの。
「……っと、お姫様からお迎えのお手紙だ」
メールを読んだ後藤は、楽しそうに笑いながら立ち上がる。
「お姫様って…敦子さんのことですか?」
「あいつと奈緒の、ワガママ姫たちだよ」
ケラケラと笑いながら車のキーを手に、居間を出ていった。
部屋に残されたのは、八雲と晴香の二人っきり。
先ほどの会話が聞かれていたとなり、少し気まずい。
「…そんなとこにいないで、こっちに来たらどうだ?」
そんなことを思っていたら、八雲からのお誘い。
素直にお誘いを受けた晴香は、駆け足で縁側に向かう。
途中でギターを落としそうになり、慌てて持ち直した。
「寒くないの?」
本を目隠しにしていたらしく、本を額の前で抑えている八雲。
縁側に仰向けになって寝る姿は、警戒心ゼロで昼寝をする猫のよう。
「………」
返事を返そうと口を開きかけたが、ギターを見て言葉が消えた。
しばらくすると、眉間にシワが出来る。
見覚えがあるのか、少し苦笑していた。
「…それ、どうしたんだ?」
「押し入れの奥から出てきたの」
フラフラと傾きながら、起き上がった八雲の隣に座る。
「また君は…」
続きの言葉を待ったが、それを聞けるときはこなかった。
「これ、八雲君のギター?」
「いいや、叔父さんのだ」
「一心さんの!?」
お坊さんがギターだなんて…
あまり想像が出来ない。
「ギターって言っても、アコースティックなんだ…持っててもおかしくないだろ」
「う、うーん…そういうものなのかな?」
貸してみろと言われ、素直に渡す。
チューニングをしているのか、何やらいじっていた。
そして、ポロロン…と弦を鳴らす。
暖かいというか、ふんわりと浮かぶような音。
「八雲君、弾けるの?」
「…叔父さんから無理矢理教えられたからな」
「む、無理矢理?」
「男なら高校ぐらいに弾きたくなるって…無理矢理やらされた」
苦笑を浮かべた八雲は、どこか懐かしむように弦を弾く。
気が付いたら口ずさんでいた歌は、晴香にも聞き覚えのある歌…
君の夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで走ってきた
それからしばらく、八雲の歌に耳を澄ましていた。
車が走る音と、子供が無邪気に笑う声が重なるライブ会場。
お客は私一人の、小さな小さな発表会。
歌詞を忘れたのか、終わってしまったのか、音は声と共に消えてしまった。
「…意外と覚えてるものだな」
赤くなった指を見つめ、ぽつりと呟く八雲。
だが、その頬は指以上に赤く染まった。
今更になって、歌ったことが恥ずかしいのだろう。
そんな八雲が可愛くて、歌ってくれたのが嬉しくて…
こてんと八雲に寄りかかった。
「…重い」
「重いのはギターでしょ」
くすりと笑い、脇腹をつついてやる。
やめろだとか何とか言って離そうとしたけれど、腕を絡めてそれを封じた。
「…八雲君が歌ってくれたの、初めてだね」
「そうだったか?」
「そうですーっ」
手を伸ばし、ギターの弦を弾いてみる。
弦は硬いというのに、奏でられる音は、こんなにも柔らかい。
まるで、いま隣にいる人みたいだ。
「…なに笑ってるんだ?」
「なんでもないですよ〜」
弦に触れる指にかかる、八雲の指。
こんな硬い弦を弾いていたのだ。
「指、痛くない?」
「少し…痛い」
指に指を絡めて、それに口付ける。
「早く治る、おまじない」
「…君は」
その言葉に、八雲がまた頬を染めた。
恥ずかしいというより、今度は幸せそうに。
「このギター、新しい家に持っていこうね」
「また指を痛くする気か?」
「ほら、あの…三角の固いやつ使えば痛くないんでしょ?」
よく楽器屋さんでみる、100円ぐらいで買えるやつ。
「ピック…か?」
「うん、それ!…それで、私にも教えて?」
「ギターなんて、もう何年もやってないから分からない…」
「じゃ…さっきの歌だけでも良いからっ!」
「…しょうがないな」
返事を返した八雲は、少し赤みのなくなった指で弦を弾く。
君の夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで走ってきた
今度は二人で唄おう。
飛べなくても不安じゃない
地面は続いているんだ
好きな場所へ行こう
君ならそれが出来る
thepillowsより、FunnyBunny
END。
八雲とかギター弾けたら格好いい。
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