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ギター意味わかんね。
八雲はきっとギターですね。
で、ベースは晴香でドラムはごっちん。(ん
あ、ボーカルも八雲で。
スケットの影響か、ピロウズ熱が再熱。
アニーが好きで、その影響で聞き始めたんですよね〜
ハイブリッドレインボーも好きです。
ちなみに、バンプのカヴァー版はいまだ聞けず。
ピロウズとモンパチは、誰もが一度通る道だと信じています。
モンパチも最近聞いてないなぁ…久しぶりに聞きたいにゃ。
お話書く時、気分が乗らないと音楽聞いてます。
意外とアニーから借りたロックとかも。
でも、いまだにバンド名が憶えられない。
とらじまさん宅のトロに噴かせてもらいました。
ちょ…豆まきに、海を渡るって…(笑)
自重していたトロ発言書いちゃおっかな。(メモしてた
明政大学は、高級な場所だからセーラー服じゃないと入れないにゃ。
最高ですね!もう本当に色々と!!
それにしてもイブニングドレスってなんなんでしょう。
教えてないはずだが…
あと、一番ツボだったやつ。
八雲君と晴香ちゃんと、四人でデートするにゃ。
しましょうよ!!私、トロと後ろからストーカーしますからさ!!!
いやぁ…もう、本当に面白い。
皆さんも是非!!
でも、言葉を教えるごとに出てくる確率が減るというむなしさ。
さて、歯磨きシリーズ。
歯磨きと歯ブラシがごっちゃになって大変なんだ。
きょうのはるか
「あーん…しろ」
「あーん」
「…間違えた、あーだ。あー」
「あー」
閉じてしまった晴香の口が、かぱーと開く。
洗面所にて、八雲は晴香に歯磨きをさせようとしていた。
パジャマ姿の八雲と、いつものシャツ姿の晴香。
食事も風呂も終わり、あとは寝るだけという時間。
新しいものが無かったので、とりあえず自らの歯ブラシに歯磨き粉をつける。
晴香は何をするのかわかっていないのか、大口を開けたまま首を傾げていた。
「きゃーうー?」
しゃがみ込んで、晴香の目線と合わせる。
「…気持ち悪かったら言えよ」
とりあえずそれだけ注意し、八雲は晴香の口に歯ブラシを入れた。
「きぅーっ!?」
びくんと跳ね、後ずさる晴香。
「だ…大丈夫か!?」
歯ブラシはすぐに出したので、問題は無い。
後ずさったまま、ぺたんと尻餅をついた晴香は、目を白黒させている。
「ちゅ……ちゅーちゅーちゅるっ!」
「ちゅーちゅーちゅー?」
もう一回…と求める前に、洗面所から晴香が逃げてしまった。
…はじめての歯磨き、失敗。
そんなことがあった翌日。
八雲は晴香の手を引きながら、スーパーの一角に来ていた。
お出かけ用の、帽子とパーカーを羽織った晴香。
棚一面に並んだ、歯ブラシと歯磨き粉の数々。
「ちゅーちゅーちゅる?」
「…すーすーしないのもある」
…どうやら、昨日の失敗の原因は「すーすーする」らしい。
確かに、歯磨き粉にはミントなど、すーすーするものが入っている。
…というわけで、晴香の歯ブラシと歯磨き粉探しに来ていた。
目を輝かせて、棚に並んだ商品を見ている晴香。
だが、晴香の位置からは歯磨き粉しか見えない。
「やきゅもきゅん!なに!?」
「なにって…歯磨き粉だ」
「はみー…」
理解していないのに、理解したフリをしている。
うんうんと頷き、箱入りとチューブを見比べていた。
「…先に歯磨き粉、選ぶか?」
「きゅ!」
よいしょとしゃがみ、すーすーしないものを探す。
意外にもすーすーしないものというのは、見つからない。
「やきゅー!」
「…それも違う」
晴香はというと、端から一個ずつ歯磨き粉を持ってきていた。
「きゅー…」
「戻してこい」
「らじゃ!」
ちゃんと戻したのを確認し、八雲は溜め息を吐いた。
やはり、スースーしないというのは、子供用のしかない。
イチゴ味とか、ブドウ味とかの。
「…これじゃ、あいつ専用になるな…」
…まぁ、安いし良いか。
「やきゅー!」
また新たな歯磨き粉を持ってきた晴香に、苦笑を浮かべた。
「…戻してこい。で、持ってくるな」
「きゅ…」
持ってくるな…という言葉に、しょぼんと落ち込む。
とぼとぼ戻しに行き、とぼとぼ帰ってきた。
そんな晴香に、イチゴ味とブドウ味の歯磨き粉を見せる。
「…イチゴとブドウ、どっちが良い?」
「きゅ?」
小首を傾げた晴香を見て思い出した。
イチゴもブドウも、食べたことがないんじゃないか。
「…じゃ、どっちが良い?」
こうなったらパッケージで選ばせようと、晴香に見せる。
晴香が手に取ったのは、ピンクのパッケージのイチゴ味。
「きゃーいーの」
「…わかった」
ピンクのかわいいイチゴ味をカゴに入れ、八雲は晴香を抱きかかえた。
次は…歯ブラシだ。
夕飯を食べ終えた一人と一匹は、洗面所に来ていた。
「はぶゅちー!はぶゅちー!」
尻尾をぐるんぐるん回し、八雲の足にすがりつく晴香。
歯磨きがそんなに楽しみなのか、夕飯もなかなか食べてくれなかった。
「歯ブラシだ、歯ブラシ」
「はぶゅーっ!」
そう言うと、さっそく寝着であるジャージに噛みついてくる。
今日だけで、このジャージに三ヶ所も穴が開いた。
「噛んだら、明日のおやつは無しだからな」
「………」
かぱーと口を開き、ジャージを離す。
そして八雲を見上げて、わざとらしく小首を傾げた。
「ないない…よ?」
「おやつは無いが、穴はある」
ほら…と破けたジャージを見せようとしたら、見せまいと手で押さえてくる。
「…次やったら、本当におやつは無しだからな」
「らじゃ!」
本当に噛まないか横目で窺いながら、小さな歯ブラシに歯磨き粉を付ける。
子供用の歯ブラシというのは、こんなにも小さかったのか…
痛くないようにか、毛先が柔らかい。
それよりも、歯磨き粉の香りがすごい。
「…ほら、あーん」
「あーん」
「じゃない…あーだ。あー」
「あー」
昨日とまったく同じ間違いをし、苦笑を浮かべた。
それに、まったく同じ行動をとる晴香が、かわいいと思ってしまった自分がいる。
「…じゃ、磨くからな」
「みが…きゅ?」
他にも言っているようだったが、口を開いているため、はっきりとは聞けない。
とりあえず断っているのを良いことに、口に歯ブラシを入れてみた。
暴れるかと思いきや、意外にも素直に受け入れられる。
試しに奥歯を磨いてみるが、まったくの無反応。
逆に、近くにある八雲の左目に興味津々である。
…そんなに見られると、少し恥ずかしい。
しばらく我慢していたが堪えられず、歯ブラシを抜く。
「…大丈夫か?」
口に唾が溜まっているらしく、口を閉じた晴香。
そのまま床に垂らさないで、ずいぶんと賢くなった。
「……ごきゅ」
かと思いきや、それを飲み込んだ。
歯磨き粉やら、食べ物のカスが混じった唾を…
「こ、こら!」
慌てて吐き出そうとしたときには遅く、何故か満面の笑みを浮かべた晴香がいた。
「おいちー!」
「………」
どうやら、歯磨き粉に入ったブドウの味が美味しかったよう。
キラキラと目を輝かせ、続きをせがんで大口を開けてくる。
「あーあー!」
「…今日はこれで終わりだ!」
また飲み込まれては、よくわからないが体に悪そう。
晴香を抱えて立ち上がり、濯がせようとしたがなかなか言うことを聞かない。
「ほら!早く濯げ!」
「きぅーっ!きぃーっ!」
ジタバタもがき、ブドウの味がする歯ブラシをせがむ。
「めっ!駄目だ!」
「はーぶゅーちー!」
歯磨きが大好きになった、晴香ちゃんなのでした。
END。
子供用の歯磨き粉って、おいしいですよね。(え
「あーん」
「…間違えた、あーだ。あー」
「あー」
閉じてしまった晴香の口が、かぱーと開く。
洗面所にて、八雲は晴香に歯磨きをさせようとしていた。
パジャマ姿の八雲と、いつものシャツ姿の晴香。
食事も風呂も終わり、あとは寝るだけという時間。
新しいものが無かったので、とりあえず自らの歯ブラシに歯磨き粉をつける。
晴香は何をするのかわかっていないのか、大口を開けたまま首を傾げていた。
「きゃーうー?」
しゃがみ込んで、晴香の目線と合わせる。
「…気持ち悪かったら言えよ」
とりあえずそれだけ注意し、八雲は晴香の口に歯ブラシを入れた。
「きぅーっ!?」
びくんと跳ね、後ずさる晴香。
「だ…大丈夫か!?」
歯ブラシはすぐに出したので、問題は無い。
後ずさったまま、ぺたんと尻餅をついた晴香は、目を白黒させている。
「ちゅ……ちゅーちゅーちゅるっ!」
「ちゅーちゅーちゅー?」
もう一回…と求める前に、洗面所から晴香が逃げてしまった。
…はじめての歯磨き、失敗。
そんなことがあった翌日。
八雲は晴香の手を引きながら、スーパーの一角に来ていた。
お出かけ用の、帽子とパーカーを羽織った晴香。
棚一面に並んだ、歯ブラシと歯磨き粉の数々。
「ちゅーちゅーちゅる?」
「…すーすーしないのもある」
…どうやら、昨日の失敗の原因は「すーすーする」らしい。
確かに、歯磨き粉にはミントなど、すーすーするものが入っている。
…というわけで、晴香の歯ブラシと歯磨き粉探しに来ていた。
目を輝かせて、棚に並んだ商品を見ている晴香。
だが、晴香の位置からは歯磨き粉しか見えない。
「やきゅもきゅん!なに!?」
「なにって…歯磨き粉だ」
「はみー…」
理解していないのに、理解したフリをしている。
うんうんと頷き、箱入りとチューブを見比べていた。
「…先に歯磨き粉、選ぶか?」
「きゅ!」
よいしょとしゃがみ、すーすーしないものを探す。
意外にもすーすーしないものというのは、見つからない。
「やきゅー!」
「…それも違う」
晴香はというと、端から一個ずつ歯磨き粉を持ってきていた。
「きゅー…」
「戻してこい」
「らじゃ!」
ちゃんと戻したのを確認し、八雲は溜め息を吐いた。
やはり、スースーしないというのは、子供用のしかない。
イチゴ味とか、ブドウ味とかの。
「…これじゃ、あいつ専用になるな…」
…まぁ、安いし良いか。
「やきゅー!」
また新たな歯磨き粉を持ってきた晴香に、苦笑を浮かべた。
「…戻してこい。で、持ってくるな」
「きゅ…」
持ってくるな…という言葉に、しょぼんと落ち込む。
とぼとぼ戻しに行き、とぼとぼ帰ってきた。
そんな晴香に、イチゴ味とブドウ味の歯磨き粉を見せる。
「…イチゴとブドウ、どっちが良い?」
「きゅ?」
小首を傾げた晴香を見て思い出した。
イチゴもブドウも、食べたことがないんじゃないか。
「…じゃ、どっちが良い?」
こうなったらパッケージで選ばせようと、晴香に見せる。
晴香が手に取ったのは、ピンクのパッケージのイチゴ味。
「きゃーいーの」
「…わかった」
ピンクのかわいいイチゴ味をカゴに入れ、八雲は晴香を抱きかかえた。
次は…歯ブラシだ。
夕飯を食べ終えた一人と一匹は、洗面所に来ていた。
「はぶゅちー!はぶゅちー!」
尻尾をぐるんぐるん回し、八雲の足にすがりつく晴香。
歯磨きがそんなに楽しみなのか、夕飯もなかなか食べてくれなかった。
「歯ブラシだ、歯ブラシ」
「はぶゅーっ!」
そう言うと、さっそく寝着であるジャージに噛みついてくる。
今日だけで、このジャージに三ヶ所も穴が開いた。
「噛んだら、明日のおやつは無しだからな」
「………」
かぱーと口を開き、ジャージを離す。
そして八雲を見上げて、わざとらしく小首を傾げた。
「ないない…よ?」
「おやつは無いが、穴はある」
ほら…と破けたジャージを見せようとしたら、見せまいと手で押さえてくる。
「…次やったら、本当におやつは無しだからな」
「らじゃ!」
本当に噛まないか横目で窺いながら、小さな歯ブラシに歯磨き粉を付ける。
子供用の歯ブラシというのは、こんなにも小さかったのか…
痛くないようにか、毛先が柔らかい。
それよりも、歯磨き粉の香りがすごい。
「…ほら、あーん」
「あーん」
「じゃない…あーだ。あー」
「あー」
昨日とまったく同じ間違いをし、苦笑を浮かべた。
それに、まったく同じ行動をとる晴香が、かわいいと思ってしまった自分がいる。
「…じゃ、磨くからな」
「みが…きゅ?」
他にも言っているようだったが、口を開いているため、はっきりとは聞けない。
とりあえず断っているのを良いことに、口に歯ブラシを入れてみた。
暴れるかと思いきや、意外にも素直に受け入れられる。
試しに奥歯を磨いてみるが、まったくの無反応。
逆に、近くにある八雲の左目に興味津々である。
…そんなに見られると、少し恥ずかしい。
しばらく我慢していたが堪えられず、歯ブラシを抜く。
「…大丈夫か?」
口に唾が溜まっているらしく、口を閉じた晴香。
そのまま床に垂らさないで、ずいぶんと賢くなった。
「……ごきゅ」
かと思いきや、それを飲み込んだ。
歯磨き粉やら、食べ物のカスが混じった唾を…
「こ、こら!」
慌てて吐き出そうとしたときには遅く、何故か満面の笑みを浮かべた晴香がいた。
「おいちー!」
「………」
どうやら、歯磨き粉に入ったブドウの味が美味しかったよう。
キラキラと目を輝かせ、続きをせがんで大口を開けてくる。
「あーあー!」
「…今日はこれで終わりだ!」
また飲み込まれては、よくわからないが体に悪そう。
晴香を抱えて立ち上がり、濯がせようとしたがなかなか言うことを聞かない。
「ほら!早く濯げ!」
「きぅーっ!きぃーっ!」
ジタバタもがき、ブドウの味がする歯ブラシをせがむ。
「めっ!駄目だ!」
「はーぶゅーちー!」
歯磨きが大好きになった、晴香ちゃんなのでした。
END。
子供用の歯磨き粉って、おいしいですよね。(え
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