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「ゆきーゆきー」
「…寒いから、あんまり出るなよ」
「ゆーきー!」
雪降りました!でも見れなかった…orz
うぅ…あんな遅くまで寝なければっ!
明日は降るかなぁ…
結局、我が家で雪が見れたのは母とアニー。
よし、今から雪乞いしよう。
雪と言えば美雪お姉ちゃん。
美雪お姉ちゃんって冬生まれなのかな?
あ、マイソロ2のOPと特典見てきました。
うん、もちろんニコでね!!
特典の方は…毎度ながらカオスでした。
バンナムめーっ!いつの間にバンナムになったんだ!(遅
カノンノかわいいよカノンノ。
あ、YM会に上げた作品はそのうちコチラでも上げます。
多分ですが、携帯からのご観覧の方は見にくいと思うので…
そのうちね!そのうちだからね!ネタが無くなっt(ry
*御返事
>TOMOさんへ
こんばんは〜♪
おおお!早速ごらんになっちゃいましたか!(照)
やはり晴香ちゃんも女の子なので、体重が気になるかと思いましてね。
それに比べて、八雲は太らず…ある意味仕返しです^^
新しいパロの始まりです!でも、続くかわかりませんが…
皆様の反応を見て、続けるか決まりますね。
参加しましょうよ!ムリは言いませんが。TOMOさんのYM、見てみたいです〜!
そして何かの手違いか…お話が届いておりません(汗)
すみませんが、もう一度送って頂けると嬉しいです!
もう突き放してやってもいいですが…
コメントありがとうございました!
さて、皆さん忘れてるであろう番長物語。
名前が前回と違うとか突っ込まないで。
番長物語
この学校には食堂は無く、変わりに小さな売店があった。
出店みたいな簡単な作りではあるが、無駄に品揃えが良いと評判。
そこの売店で、一番の人気が焼きそばパン。
近所のパン屋さんが、数量限定で作ってくれるのだ。
休み時間は、それを求める人でごった返しになるほどの人気。
別名、焼きそばパン戦争…
三時間目終了のチャイムが鳴る。
あと一時間でお昼休みだ。
今日のお弁当のおかずは一体なんだろう…
昨日の夕飯がからあげだったから…確実にからあげは入っているな、うん。
そのとき、何かが頬に当たる。
「?」
机の上を見てみると、丸めた消しゴムのカスが転がっていた。
「おい」
…どうやらそれは、隣の番長さんから飛んできたみたいだ。
ほら、実際にまた飛んできた。
「なんですか?」
手で払いながら横を向くと、今にでもカスを飛ばしそうな八雲と目が合った。
「……今日の昼飯は、焼きそばパンを買ってこい」
「何度も言うけどね、私はパシリじゃなくって付き人なの!わかる?」
それに、そんな人気商品…極々普通の一般人が買えるわけがない。
買えるのは陸上部だとか柔道部だとか、体育会系の人間ばかり。
吹奏楽部の私に頼むな。
肺活量なら勝てるけど。
「まったく…君も馬鹿だな」
お得意の鼻で笑う攻撃は、本当にいらっとくる。
「そ、そりゃ八雲君よりテストの点悪かったよ!でもはっきり言って、音楽は私の方が」
「そこは深く突っ込まな…要するに、だ。文化部は文化部らしく闘え」
「?」
「知らないのか?先週…美術部が焼きそばパンを買ったそうだ」
「えっ!?」
美術部といえば、ほとんどの子が運動嫌いという、文化の塊。
そんな人たちが焼きそばパンを買えただなんて…
今頃、陸上部は説教を受けているだろうか…
「その戦勝法はな…」
「う、うん…」
手招きで呼び出され、耳を貸す。
「団体戦だ」
「団体…」
八雲の言葉を復唱するが、いまいち実感が湧かない。
「美術部全員で協力して、焼きそばパンを買ったらしい」
「すごい…」
まさしく、友情パワー。
「だから君も誰かと協力すれば勝てる可能性があるんだ」
八雲の作り笑いが、まるでお釈迦様の笑みに見えた。
「じゃ、八雲君!一緒に焼きそばパンを勝ち取ろう!」
「嫌だ」
このままのノリで頷いてくれると思ったが、現実はそう甘くない。
「な、なんでよ!」
認めたくないが、これでもコイツは総番長。
怒鳴りでもしてくれれば、きっと売店まで花道が出来るであろう。
そして、その後ろを歩く私…うん、絶対にカッコイい。
花束くらいならもらってあげよう。あとファンレターも。
「僕は番長だ。クラスの平和を守るため、いつ何時も教室にいないといけない」
どの口が平和を言える。
こっそり授業中に抜け出そうとしてるのはどこの誰だ。
「…君のシスコ…お姉さんと協力すれば、絶対に勝てるな」
「お姉ちゃんはシスコンじゃないの、心配性なだけなの」
「晴香っ!呼んだ!?」
だだだという駆け足とともに現れたのは、隣のクラスの付き人…小沢綾香。
私のお姉ちゃん。
「え…えっと…」
「コイツは付き人として、焼きそばパンを買ってこないといけないんだ」
それから八雲は、巧みな芝居を続け、見事に綾香を騙すことに成功した。
「…わかったわ。お姉ちゃんと一緒に闘いましょう」
がしっと晴香の手を握りしめ、うんうんと頷く。
こうなってしまっては、晴香も違うとは言えず、何となく頷いておいた。
「決戦は一時間後…四時間目終了のチャイムと同時よ」
「はぁ…」
「じゃ、えいえいおー!」
「お、おー…」
四時間目終了のチャイムが鳴る。
もうすでに、数人の生徒が抜け出して焼きそばパンを買いに走っていった。
「ほら、とっとと行ってこい」
「…はいはい」
八雲のやる気のない声を背中に、晴香もその後を追った。
屋上に敷かれたレジャーシート。
天井はどこまでも続く青い空。
「………」
そして、シートに座った御一行。
「さぁ、愛しい弟君!私が愛情を込めた弁当を食べなさい!」
「…お前が込めたのは憎しみと毒だろ」
「まあまあ…」
「………」
晴香は溜め息を吐くと、気付かれないように八雲を睨んだ。
八雲が食べている弁当は、今朝母親が作ってくれた弁当。
結局焼きそばパンを買えることが出来ず、こうして八雲に弁当を取られた。
「…お弁当くらい、自分で作ればいいのに」
口に出したつもりはなかったのに、どうやら口にしてしまったよう。
八雲が見下ろすように睨んでいる。あ、いま鼻で笑った。
「うぅ〜…お腹空いたよ〜」
吹けない口笛を吹いたフリ。
そのとき目に入ったのは、双子の姉と八雲の自称姉。
「まったく…美雪さんったら、またお肉ばっか食べて…」
「あら?肉を食べてるから、ここに肉が付くのよ。ぼいんぼいんに」
「ぼいんぼいんは良いですから、野菜も食べてください」
綾香はそう言うと、自らの弁当に入っていたブロッコリーを美雪にやる。
「…ドレッシングか何かはないの?」
「そんなのありません」
そして、勝手に美雪の弁当から肉を取り食べる綾香。
「………」
憧れ。
そんな言葉が浮かんだ。
決して仲は良いとはいえないが、互いを信頼し合っている…
ように見える。
それは女子同士ということもあるかもしれない。
けれども、私たちより明らかに仲がよい。
「はぁ…」
自然と出た溜め息は、白い息とともに消えていった。
それに気付いた八雲の箸が、元はといえば晴香の可愛らしい箸を止める。
「からあげ…あげるぞ?」
貴公子のような微笑みに、胸がきゅんとなった。
乙女だから仕方ない。
「八雲君…」
気のせいか、八雲の周りにきらきらオーラが現れた気がする。
少女マンガ的な薔薇も飛んでいた。
「って…それ、元はといえば私のお弁当じゃない!」
「…ばれたか」
「ばれたかじゃありません!弁当代込みで返しなさいよ!」
「晴香、ね?お姉ちゃんのお弁当わけてあげるから」
「あらん?そんなにぼいんぼいんになりたいなら、この肉を…」
「いりません!」
END。
ぼいんぼいん。
出店みたいな簡単な作りではあるが、無駄に品揃えが良いと評判。
そこの売店で、一番の人気が焼きそばパン。
近所のパン屋さんが、数量限定で作ってくれるのだ。
休み時間は、それを求める人でごった返しになるほどの人気。
別名、焼きそばパン戦争…
三時間目終了のチャイムが鳴る。
あと一時間でお昼休みだ。
今日のお弁当のおかずは一体なんだろう…
昨日の夕飯がからあげだったから…確実にからあげは入っているな、うん。
そのとき、何かが頬に当たる。
「?」
机の上を見てみると、丸めた消しゴムのカスが転がっていた。
「おい」
…どうやらそれは、隣の番長さんから飛んできたみたいだ。
ほら、実際にまた飛んできた。
「なんですか?」
手で払いながら横を向くと、今にでもカスを飛ばしそうな八雲と目が合った。
「……今日の昼飯は、焼きそばパンを買ってこい」
「何度も言うけどね、私はパシリじゃなくって付き人なの!わかる?」
それに、そんな人気商品…極々普通の一般人が買えるわけがない。
買えるのは陸上部だとか柔道部だとか、体育会系の人間ばかり。
吹奏楽部の私に頼むな。
肺活量なら勝てるけど。
「まったく…君も馬鹿だな」
お得意の鼻で笑う攻撃は、本当にいらっとくる。
「そ、そりゃ八雲君よりテストの点悪かったよ!でもはっきり言って、音楽は私の方が」
「そこは深く突っ込まな…要するに、だ。文化部は文化部らしく闘え」
「?」
「知らないのか?先週…美術部が焼きそばパンを買ったそうだ」
「えっ!?」
美術部といえば、ほとんどの子が運動嫌いという、文化の塊。
そんな人たちが焼きそばパンを買えただなんて…
今頃、陸上部は説教を受けているだろうか…
「その戦勝法はな…」
「う、うん…」
手招きで呼び出され、耳を貸す。
「団体戦だ」
「団体…」
八雲の言葉を復唱するが、いまいち実感が湧かない。
「美術部全員で協力して、焼きそばパンを買ったらしい」
「すごい…」
まさしく、友情パワー。
「だから君も誰かと協力すれば勝てる可能性があるんだ」
八雲の作り笑いが、まるでお釈迦様の笑みに見えた。
「じゃ、八雲君!一緒に焼きそばパンを勝ち取ろう!」
「嫌だ」
このままのノリで頷いてくれると思ったが、現実はそう甘くない。
「な、なんでよ!」
認めたくないが、これでもコイツは総番長。
怒鳴りでもしてくれれば、きっと売店まで花道が出来るであろう。
そして、その後ろを歩く私…うん、絶対にカッコイい。
花束くらいならもらってあげよう。あとファンレターも。
「僕は番長だ。クラスの平和を守るため、いつ何時も教室にいないといけない」
どの口が平和を言える。
こっそり授業中に抜け出そうとしてるのはどこの誰だ。
「…君のシスコ…お姉さんと協力すれば、絶対に勝てるな」
「お姉ちゃんはシスコンじゃないの、心配性なだけなの」
「晴香っ!呼んだ!?」
だだだという駆け足とともに現れたのは、隣のクラスの付き人…小沢綾香。
私のお姉ちゃん。
「え…えっと…」
「コイツは付き人として、焼きそばパンを買ってこないといけないんだ」
それから八雲は、巧みな芝居を続け、見事に綾香を騙すことに成功した。
「…わかったわ。お姉ちゃんと一緒に闘いましょう」
がしっと晴香の手を握りしめ、うんうんと頷く。
こうなってしまっては、晴香も違うとは言えず、何となく頷いておいた。
「決戦は一時間後…四時間目終了のチャイムと同時よ」
「はぁ…」
「じゃ、えいえいおー!」
「お、おー…」
四時間目終了のチャイムが鳴る。
もうすでに、数人の生徒が抜け出して焼きそばパンを買いに走っていった。
「ほら、とっとと行ってこい」
「…はいはい」
八雲のやる気のない声を背中に、晴香もその後を追った。
屋上に敷かれたレジャーシート。
天井はどこまでも続く青い空。
「………」
そして、シートに座った御一行。
「さぁ、愛しい弟君!私が愛情を込めた弁当を食べなさい!」
「…お前が込めたのは憎しみと毒だろ」
「まあまあ…」
「………」
晴香は溜め息を吐くと、気付かれないように八雲を睨んだ。
八雲が食べている弁当は、今朝母親が作ってくれた弁当。
結局焼きそばパンを買えることが出来ず、こうして八雲に弁当を取られた。
「…お弁当くらい、自分で作ればいいのに」
口に出したつもりはなかったのに、どうやら口にしてしまったよう。
八雲が見下ろすように睨んでいる。あ、いま鼻で笑った。
「うぅ〜…お腹空いたよ〜」
吹けない口笛を吹いたフリ。
そのとき目に入ったのは、双子の姉と八雲の自称姉。
「まったく…美雪さんったら、またお肉ばっか食べて…」
「あら?肉を食べてるから、ここに肉が付くのよ。ぼいんぼいんに」
「ぼいんぼいんは良いですから、野菜も食べてください」
綾香はそう言うと、自らの弁当に入っていたブロッコリーを美雪にやる。
「…ドレッシングか何かはないの?」
「そんなのありません」
そして、勝手に美雪の弁当から肉を取り食べる綾香。
「………」
憧れ。
そんな言葉が浮かんだ。
決して仲は良いとはいえないが、互いを信頼し合っている…
ように見える。
それは女子同士ということもあるかもしれない。
けれども、私たちより明らかに仲がよい。
「はぁ…」
自然と出た溜め息は、白い息とともに消えていった。
それに気付いた八雲の箸が、元はといえば晴香の可愛らしい箸を止める。
「からあげ…あげるぞ?」
貴公子のような微笑みに、胸がきゅんとなった。
乙女だから仕方ない。
「八雲君…」
気のせいか、八雲の周りにきらきらオーラが現れた気がする。
少女マンガ的な薔薇も飛んでいた。
「って…それ、元はといえば私のお弁当じゃない!」
「…ばれたか」
「ばれたかじゃありません!弁当代込みで返しなさいよ!」
「晴香、ね?お姉ちゃんのお弁当わけてあげるから」
「あらん?そんなにぼいんぼいんになりたいなら、この肉を…」
「いりません!」
END。
ぼいんぼいん。
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