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はりゅか、みゆきおねえちゃんとそうぐう。
「おばちゃんおばちゃん」
「………」
「おねえたんおねえたん」
「なぁに?おチビちゃん」
「おねえたんのおむね、めろん?」
「………」
「あいつの胸には、メロンが入ってる」by.八雲
メロン…メロンといえば、ティアですね。
なんで、なんでアニメでカットされたんだろ…
なんでメロン発言カットされたんだろ。
何故カットされたし。(しつこい
あ、氣志團復活らしいですね!おめでとうございます!
というか、活動中止してた…んでしたっけ?
アニーが数日前に「復活しないかなぁ…」とか言ってました。よかったね!
オズマさんと団長は別人だよ!(え
さて、あそこで終わらせるのはキツいと思い続けたアパートメント。
コーポ…コーポとアパートってどう違うんでしたっけ?
アパート物語(仮)
「よろしくお願いします!」
戸が閉まるまで、晴香は頭を下げ続けていた。
ガチャンと閉まる音が聞こえ、やっと顔を上げる。
「ふ〜…」
一階の挨拶周りは終え、晴香は息を吐いた。
101号室は、熟年…とまでは行かないが、それくらいの夫婦。
引越したては大変だろうと、即席ラーメンや歌詞パンを貰った。
遠慮すればするほど、その数は増した…
空き部屋の102号室を飛ばし、103号室は青年の一人暮らし。
眼鏡をかけた、真面目そうな男性だった。
けれどもどこか抜けたような…気弱そうな人。
怖そうな人もいないし、みな優しそうな人ばかりだ。
「残るは…」
隣人、201号室…
ピンポーン…ピンポーン……
101号室の奥さんから貰った食料を一旦置いた晴香は、201号室の前にいた。
そして、こう何度も何度も呼び出しベルを鳴らしているのだが…
中の住人は、なかなか出てこない。
「留守…なのかな?」
休日の真っ昼間だ…
学生も社会人でも、家にいるはずの時間。
「………」
でも、デートだとかお出掛けをしていたら話は別。
こんな晴れた日である。
お出掛けしない方がおかしい。
「って言っても、一階の人たちはいたけど…」
しょうがない、帰ろうか…
と、諦めかけたそのとき。
ダルそうに鉄の戸が開いた…
「しつこい新聞屋だな…何度も言いますが、間に合って…」
中から出てきたのは、酷い寝癖頭の青年。
着ている服も、まるで今起きたかのようなジャージ姿。
だらしないはずなのに…
それなりの美貌に目が奪われた。
だが、それ以上に惹かれたのは…
彼の左目。
最初は見間違いだと思った。
もしくは、光の反射…とか。
けれども、気付いたことはやはり事実。
「綺麗…」
彼の左目は、赤かった。
それに気付いた青年は、驚いたように目を見開く。
けれどもそれは、眩しいものでも見るみたいに細められた。
なぜ、彼の左目が赤いのか聞こうとしたとき…
「…宅配便か?」
晴香が手にした箱を見て「ハンコハンコ」と、逃げるように奥に行こうとする。
「あ!ち、違います!」
慌てて引き止めたら、眉間に皺を寄せられた。
「…では、君は何だ?」
人間だ、と答えかけたのを飲みこむ。
「えっと…こほん。今日から隣に越してきた」
「小沢晴香」
こめかみを押さえた青年が発した言葉に、晴香は目を見開いた。
「な…何で名前を…」
「超能力…とでも言っておこうか」
「超能力…」
テレビとかでは見たことあるが、実物を見るのは初めて。
隣人が超能力者と知り、晴香は子供みたいに胸が高鳴った。
「…僕の目には、超能力の力があるんだ」
「だから、赤い…」
なるほど…と、納得していないのに、心のどこかでは納得した。
「嘘だ」
「え…」
馬鹿にしたように鼻で笑われ、肩を落とす。
だが、まだ超能力ではないと信用できない。
「じ、じゃあ…なぜ名前を…?」
「君のカラスみたいに煩い声が、下から聞こえたもんでね」
「あ……」
一階の人への挨拶を聞いていた…という訳か。
考えれば、すぐにわかった答え。
では、なぜ左目が赤い?
「話は代わるが、君に恋人はいるか?」
「は!?」
訪ねようとした刹那、恋愛話になり目が点になる。
…もしや、この人は私に気があるのでは…
なんて、出会って数分なのに考えてしまう。
「え…えっと、その…」
違うと言い聞かせても、ここはやはり乙女。
指先をつんつんつつき合い、気を紛らわせる。
「いるわけないか…」
「え?」
「君なんかに恋人がいたら、そいつは変人だ」
「わ、私が変人みたいに言わないでください!」
先ほどまでの頬の火照りが、嘘みたいに引いた。
代わりに、怒りで顔が熱い。
「そりゃ居ませんけど…それが何なんですか?」
「ここは防音がなってないんだ。やるならホテルでやれって意味だよ」
「っ!?」
なにを言ってるんだ、この隣人は!
怒鳴ってやろうかと思ったが、言葉が出てこない。
「…ま、夜は静かにお願いしますよ。隣人さん?」
「…それはお互い様です」
「残念、僕もフリーなんだ。…といっても、君みたいな奴を抱く趣味はない」
「そんなの、こっちから願い下げよ!」
もう腹が立ってきた!
晴香はお菓子が入った箱を青年に押しつける。
「?…これは?」
さっきまで皮肉笑っていた奴が、嘘みたいなきょとん顔。
「…引っ越しのご挨拶に来たんです」
そうだ…喧嘩をしにきたんじゃない。
青年は意外にも素直に受け取り、箱を見つめていた。
「……どうも」
少し照れているのか、頬が微かに赤いような気がする。
「………」
だが、左目には劣る。
そうだ、なぜ彼の左目は赤い?
「…あの」
「なんですか?」
「その目は…カラーコンタクトか何かで?」
「………」
途端に青年の眉間に皺が寄る。
「…裸眼、だ」
「へぇ…綺麗ですね!」
彼の皮肉からは考えられないほど、綺麗な赤…
そう思っていたら、何故か笑われた。
「な、なんで笑うんですか!?」
誰も、笑えるようなことは言っていない。
「いや…大変な奴が越してきたな…って」
「大変?」
「変人が越してきたってことだよ」
「わ、私は変人じゃありません!」
「いいや、君は変人だ」
「いい加減にしてくださいよ!」
本気で怒っているのにも関わらず、彼は笑うのを止めなかった。
皮肉った笑いではなく、純粋に…お笑い番組でも見ているような笑い。
「………」
その笑みが、どんなアイドルよりもかっこよくて…
彼の笑いが収まるまで、じっと見つめていた。
笑いが収まったのは、笑いすぎて涙が出だした頃。
…そんなに、なにが面白かったのだろうか。
「…さて、紹介が遅れたな」
遅れたのは誰のせいだ。
笑ったせいか、出会った頃より表情が緩んでいる。
寝ぼけ眼なのと、寝癖だらけの髪は変わらない…
「201号室住人、斉藤八雲だ」
「…202号室住人、小沢晴香です」
隣人は、少し可笑しな奴…
END。
最後の言葉は、八雲か晴香かは貴方次第…
両方かもね。
戸が閉まるまで、晴香は頭を下げ続けていた。
ガチャンと閉まる音が聞こえ、やっと顔を上げる。
「ふ〜…」
一階の挨拶周りは終え、晴香は息を吐いた。
101号室は、熟年…とまでは行かないが、それくらいの夫婦。
引越したては大変だろうと、即席ラーメンや歌詞パンを貰った。
遠慮すればするほど、その数は増した…
空き部屋の102号室を飛ばし、103号室は青年の一人暮らし。
眼鏡をかけた、真面目そうな男性だった。
けれどもどこか抜けたような…気弱そうな人。
怖そうな人もいないし、みな優しそうな人ばかりだ。
「残るは…」
隣人、201号室…
ピンポーン…ピンポーン……
101号室の奥さんから貰った食料を一旦置いた晴香は、201号室の前にいた。
そして、こう何度も何度も呼び出しベルを鳴らしているのだが…
中の住人は、なかなか出てこない。
「留守…なのかな?」
休日の真っ昼間だ…
学生も社会人でも、家にいるはずの時間。
「………」
でも、デートだとかお出掛けをしていたら話は別。
こんな晴れた日である。
お出掛けしない方がおかしい。
「って言っても、一階の人たちはいたけど…」
しょうがない、帰ろうか…
と、諦めかけたそのとき。
ダルそうに鉄の戸が開いた…
「しつこい新聞屋だな…何度も言いますが、間に合って…」
中から出てきたのは、酷い寝癖頭の青年。
着ている服も、まるで今起きたかのようなジャージ姿。
だらしないはずなのに…
それなりの美貌に目が奪われた。
だが、それ以上に惹かれたのは…
彼の左目。
最初は見間違いだと思った。
もしくは、光の反射…とか。
けれども、気付いたことはやはり事実。
「綺麗…」
彼の左目は、赤かった。
それに気付いた青年は、驚いたように目を見開く。
けれどもそれは、眩しいものでも見るみたいに細められた。
なぜ、彼の左目が赤いのか聞こうとしたとき…
「…宅配便か?」
晴香が手にした箱を見て「ハンコハンコ」と、逃げるように奥に行こうとする。
「あ!ち、違います!」
慌てて引き止めたら、眉間に皺を寄せられた。
「…では、君は何だ?」
人間だ、と答えかけたのを飲みこむ。
「えっと…こほん。今日から隣に越してきた」
「小沢晴香」
こめかみを押さえた青年が発した言葉に、晴香は目を見開いた。
「な…何で名前を…」
「超能力…とでも言っておこうか」
「超能力…」
テレビとかでは見たことあるが、実物を見るのは初めて。
隣人が超能力者と知り、晴香は子供みたいに胸が高鳴った。
「…僕の目には、超能力の力があるんだ」
「だから、赤い…」
なるほど…と、納得していないのに、心のどこかでは納得した。
「嘘だ」
「え…」
馬鹿にしたように鼻で笑われ、肩を落とす。
だが、まだ超能力ではないと信用できない。
「じ、じゃあ…なぜ名前を…?」
「君のカラスみたいに煩い声が、下から聞こえたもんでね」
「あ……」
一階の人への挨拶を聞いていた…という訳か。
考えれば、すぐにわかった答え。
では、なぜ左目が赤い?
「話は代わるが、君に恋人はいるか?」
「は!?」
訪ねようとした刹那、恋愛話になり目が点になる。
…もしや、この人は私に気があるのでは…
なんて、出会って数分なのに考えてしまう。
「え…えっと、その…」
違うと言い聞かせても、ここはやはり乙女。
指先をつんつんつつき合い、気を紛らわせる。
「いるわけないか…」
「え?」
「君なんかに恋人がいたら、そいつは変人だ」
「わ、私が変人みたいに言わないでください!」
先ほどまでの頬の火照りが、嘘みたいに引いた。
代わりに、怒りで顔が熱い。
「そりゃ居ませんけど…それが何なんですか?」
「ここは防音がなってないんだ。やるならホテルでやれって意味だよ」
「っ!?」
なにを言ってるんだ、この隣人は!
怒鳴ってやろうかと思ったが、言葉が出てこない。
「…ま、夜は静かにお願いしますよ。隣人さん?」
「…それはお互い様です」
「残念、僕もフリーなんだ。…といっても、君みたいな奴を抱く趣味はない」
「そんなの、こっちから願い下げよ!」
もう腹が立ってきた!
晴香はお菓子が入った箱を青年に押しつける。
「?…これは?」
さっきまで皮肉笑っていた奴が、嘘みたいなきょとん顔。
「…引っ越しのご挨拶に来たんです」
そうだ…喧嘩をしにきたんじゃない。
青年は意外にも素直に受け取り、箱を見つめていた。
「……どうも」
少し照れているのか、頬が微かに赤いような気がする。
「………」
だが、左目には劣る。
そうだ、なぜ彼の左目は赤い?
「…あの」
「なんですか?」
「その目は…カラーコンタクトか何かで?」
「………」
途端に青年の眉間に皺が寄る。
「…裸眼、だ」
「へぇ…綺麗ですね!」
彼の皮肉からは考えられないほど、綺麗な赤…
そう思っていたら、何故か笑われた。
「な、なんで笑うんですか!?」
誰も、笑えるようなことは言っていない。
「いや…大変な奴が越してきたな…って」
「大変?」
「変人が越してきたってことだよ」
「わ、私は変人じゃありません!」
「いいや、君は変人だ」
「いい加減にしてくださいよ!」
本気で怒っているのにも関わらず、彼は笑うのを止めなかった。
皮肉った笑いではなく、純粋に…お笑い番組でも見ているような笑い。
「………」
その笑みが、どんなアイドルよりもかっこよくて…
彼の笑いが収まるまで、じっと見つめていた。
笑いが収まったのは、笑いすぎて涙が出だした頃。
…そんなに、なにが面白かったのだろうか。
「…さて、紹介が遅れたな」
遅れたのは誰のせいだ。
笑ったせいか、出会った頃より表情が緩んでいる。
寝ぼけ眼なのと、寝癖だらけの髪は変わらない…
「201号室住人、斉藤八雲だ」
「…202号室住人、小沢晴香です」
隣人は、少し可笑しな奴…
END。
最後の言葉は、八雲か晴香かは貴方次第…
両方かもね。
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