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はりゅか、みゆきおねえちゃんとそうぐう。
「やきゅーっ!おばたんくれたー!」
「ぶっ!」
「めろんめろんー!」
何だかんだで三日連続「はりゅか、みゆきおねえちゃん以下省略」が続きました。
美雪お姉ちゃんは、スーパーとかのバーゲン戦争に参加してそうです。
私のイメージが、広告片手にカートを押すおばt…おねえたんなのです。
ぱぱんは「いいともー!」とか、一人で練習してそうなのです。
アニーが唯胡さん…じゃなくて、ICO買ってきました。
本編ではなく、何故かサントラを…うん、確かにあの音楽は素晴らしい。
普段は自然の音で、影が出てきたときやイベントの時だけ音楽が流れる…
とても素晴らしい音楽です。…頼みます、本編も買ってきて下さい。
そういえば、ICOって生産終了なんですよね…
よし、アニーが見つけ買ってきてくれるとこを祈る。
ヨルダが可愛いんです。
久しぶりにPS時代のソフト漁っていたら、懐かしいものを発見。
MYSTという、何をすれば良いのか未だに分からないゲームです。
ある意味、バイオより怖いです。私的に。
だ…だって、一人で敵も何もいない不思議な島にって…
しかも不思議な雰囲気で…私的には怖い怖い。
あとは…最近、リメイクされたらしいアクアノートの休日。
…うん。魚が寄ってきてくれません。
仕方ないので、音を鳴らして楽しんでおります。
やはり、私には何かを倒す〜のようなのが合っているみたいですね。
もしくは育成系。あと、リッジレーサー。
ムームー星人がかわいかったです。ムームー。
ミュウを思い出しました。ミュウミュウ。
さて、最近パロばっかな気がする。
…ま、いっかな。
あかずきん
森に雪が積もった、とある冬の日。
晴香は、綾香と共に出前をしに来ていた。
森に出前をするといえば、届け先は後藤しかいない。
…もしくは狼さん。
でも狼さんの場合、蕎麦よりも先に食べられてしまうな。
私が。
「…雪、結構降ったねぇ…」
昨夜から降り続いた雪は、溶けずに積もっている。
長靴を履いてきたのは、どうやら正解だったらしい。
「…そうね。こんなにも積もったんだから…」
そう返した綾香は、探すように辺りを見渡していた。
「ど…どうしたの、お姉ちゃん?」
「…あの年中発情期の狼が出てこないか、見張ってるのよ」
「………」
ちゃっかり鈴まで帽子に付けている綾香に、苦笑いをした。
…それに、鈴は熊除けだ。
ガサガサと、草むらが揺れた。
物音に反応した綾香が、地面に転がっていた木の枝を拾う。
その枝で戦うのには、少し無理があるんじゃないか…
なんて苦笑を浮かべていたら、出てきたのは野うさぎ。
茶色の毛並みは真っ白に変わり、毛先に雪が固まっていた。
「ほら、お姉ちゃん。狼さんじゃなくてウサギさんだよ」
そう言った次の瞬間。
野うさぎを追うように草むらから出てきたのは、一頭の狼さん。
いつもと違うように見えたのは…私の気のせい?
緑色のコートは着ているけど…それ以外に。
「………」
一瞬、目が合ってしまい、気まずそうにそらす。
二人の脳裏に浮かんだのは、クリスマスの夜のこと…
「ほ、ほら!やっぱり年中発情期の狼だったじゃない!」
これには綾香も驚いたのか、腕をぐるんぐるん回して威嚇をしていた。
…きっと、自分でもヤケになっているのだろう。
「…やっと見つけた」
まるで威嚇をする綾香を無視するように、こちらに近付いてくる八雲。
やっと見つけた…ということは、探してたのだろうか。
挨拶をしようか考えていたら、間に綾香が滑り込んできた。
「あ、あんたね!夜な夜な私の妹になにしてるのよ!」
「夜な夜なってな…僕に夜這いの趣味は無い」
「あなたみたいな年中発情期に、妹は渡さないんだからね!」
「君が渡さなくても、そっちからやってきてくれるよ」
同意を求める眼差しと、拒絶を求める眼差しがこちらに向いた。
「え…えっと…」
冷や汗がたらりと垂れる。
そのとき、いつもと違う何かに気が付いた。
「あ…」
首には、淡い赤色のマフラーが巻かれていた。
ちょっぴり早いクリスマスプレゼントにと、晴香があげたもの。
「………」
嬉し恥ずかしな気分で、頬が火照ってしまう。
その視線に気付いた八雲が、勝ち気にニヤリと笑った。
「で?ど、どっちなのよ」
綾香に急かされ、なんて言おうか迷っている間に、八雲が一歩前へ出る。
「それより、出前はいいのか?」
「あ!」
二人して、思い出したかのようにバスケットを見る。
バスケットの中に蕎麦だなんて可笑しいが、今は置いておく。
「ど…どうしよう。あったかいお蕎麦なのに…」
仕事熱心な綾香は、顔を青ざめさせる。
それを見た八雲が怪しく笑ったのを、晴香は見逃さなかった。
「…よし、お荷物の妹は預かっておこう」
「え!?」
その隙をついた八雲は、晴香の腕を引き寄せた。
「鈍感なこいつがいたら、蕎麦は伸びるばかりだぞ?君一人だったら…」
どういう意味だ、それは。
すぐに綾香が助けてくれるかと思いきや。
「……そうね。温かい蕎麦のためだもの…」
「ちょ…お姉ちゃん!」
助けて…と言おうとしたら、口を塞がれた。手で。
「わかりました。妹さんは、僕が愛情込めてお世話させてもらいます」
「…敵に情けは…とかいうけど、今日は別よ」
いつもは仲が悪い二人だというのに、何故か意見が一致したよう。
晴香が理解しきる前に、綾香は手を振りながら歩きだす。
…向かうは、後藤さんちへ…
「え…ちょ、ちょっと待って!」
晴香が理解した頃には、綾香の姿は見えなくなっていた…
それに、何故かお姫様だっこまでされている。
「お、狼さん!」
雪の上を軽快に掛ける八雲の尻尾は、ゆらゆらと嬉しそうに揺れていた。
「降ろして下さい〜っ!」
「嫌だ」
「い、嫌だって…」
そんな即答しなくても…
「…久しぶりに会ったんだから、早く二人きりになりたいんだよ」
「狼さん…」
思ってみれば、クリスマスの夜以来…二人きりで会うことは無かった。
今みたいに綾香と一緒の時だとか、後藤と一緒だったり…
そう…クリスマスの夜以来…
「あ」
クリスマスの夜…で、再び思い出してしまった。
パーティーが終わった後、こっそり狼さんの家で…
「っ……」
顔が燃えるように熱くなり、俯いた。
「?」
それに気が付いた八雲は、不思議そうに小首を傾げる。
だが、その理由がわかったらしく、微かに頬を火照らせた。
「その…あれから、大丈夫だったか?」
あの夜は、翌朝まで寝てしまい…朝帰りになってしまった。
父と綾香は心配していたが、母だけはにやついていたのを覚えている。
「う、うん…その分、お姉ちゃんのガードがキツくなったけど…」
「それもだが…体の方は、大丈夫だったか?」
「え…?」
「加減…というのが分からなくて。…激しくしすぎたかな…って」
「………」
まさか、あの年中発情期と呼ばれる狼さんが心配してくれるとは…
少し切なくて、少し嬉しくて…涙が出てきた。
「何を泣いてるんだ…」
眉を寄せて、少し困った表情の八雲。
大丈夫だと言いたかったが、涙は止まらなかった。
「…泣く、なよ」
そういうと、涙をぺろりと舐めてくれた。
「うっ…ん!」
袖で涙を拭い、晴香は笑顔を見せた。
それを見て安心したのか、いつの間にか止まっていた足が動き出す。
「あ……雪…」
「どうりで寒いわけだ」
「…あっためて…あげるね」
「………」
「何か言ってよ!」
「それは…お誘いとみて良いんだな?」
「……うん」
唇の間で溶けた雪は、なによりも暖かかった。
END。
…どんな子が産まれてくるんでしょうかね、本当。(今更
晴香は、綾香と共に出前をしに来ていた。
森に出前をするといえば、届け先は後藤しかいない。
…もしくは狼さん。
でも狼さんの場合、蕎麦よりも先に食べられてしまうな。
私が。
「…雪、結構降ったねぇ…」
昨夜から降り続いた雪は、溶けずに積もっている。
長靴を履いてきたのは、どうやら正解だったらしい。
「…そうね。こんなにも積もったんだから…」
そう返した綾香は、探すように辺りを見渡していた。
「ど…どうしたの、お姉ちゃん?」
「…あの年中発情期の狼が出てこないか、見張ってるのよ」
「………」
ちゃっかり鈴まで帽子に付けている綾香に、苦笑いをした。
…それに、鈴は熊除けだ。
ガサガサと、草むらが揺れた。
物音に反応した綾香が、地面に転がっていた木の枝を拾う。
その枝で戦うのには、少し無理があるんじゃないか…
なんて苦笑を浮かべていたら、出てきたのは野うさぎ。
茶色の毛並みは真っ白に変わり、毛先に雪が固まっていた。
「ほら、お姉ちゃん。狼さんじゃなくてウサギさんだよ」
そう言った次の瞬間。
野うさぎを追うように草むらから出てきたのは、一頭の狼さん。
いつもと違うように見えたのは…私の気のせい?
緑色のコートは着ているけど…それ以外に。
「………」
一瞬、目が合ってしまい、気まずそうにそらす。
二人の脳裏に浮かんだのは、クリスマスの夜のこと…
「ほ、ほら!やっぱり年中発情期の狼だったじゃない!」
これには綾香も驚いたのか、腕をぐるんぐるん回して威嚇をしていた。
…きっと、自分でもヤケになっているのだろう。
「…やっと見つけた」
まるで威嚇をする綾香を無視するように、こちらに近付いてくる八雲。
やっと見つけた…ということは、探してたのだろうか。
挨拶をしようか考えていたら、間に綾香が滑り込んできた。
「あ、あんたね!夜な夜な私の妹になにしてるのよ!」
「夜な夜なってな…僕に夜這いの趣味は無い」
「あなたみたいな年中発情期に、妹は渡さないんだからね!」
「君が渡さなくても、そっちからやってきてくれるよ」
同意を求める眼差しと、拒絶を求める眼差しがこちらに向いた。
「え…えっと…」
冷や汗がたらりと垂れる。
そのとき、いつもと違う何かに気が付いた。
「あ…」
首には、淡い赤色のマフラーが巻かれていた。
ちょっぴり早いクリスマスプレゼントにと、晴香があげたもの。
「………」
嬉し恥ずかしな気分で、頬が火照ってしまう。
その視線に気付いた八雲が、勝ち気にニヤリと笑った。
「で?ど、どっちなのよ」
綾香に急かされ、なんて言おうか迷っている間に、八雲が一歩前へ出る。
「それより、出前はいいのか?」
「あ!」
二人して、思い出したかのようにバスケットを見る。
バスケットの中に蕎麦だなんて可笑しいが、今は置いておく。
「ど…どうしよう。あったかいお蕎麦なのに…」
仕事熱心な綾香は、顔を青ざめさせる。
それを見た八雲が怪しく笑ったのを、晴香は見逃さなかった。
「…よし、お荷物の妹は預かっておこう」
「え!?」
その隙をついた八雲は、晴香の腕を引き寄せた。
「鈍感なこいつがいたら、蕎麦は伸びるばかりだぞ?君一人だったら…」
どういう意味だ、それは。
すぐに綾香が助けてくれるかと思いきや。
「……そうね。温かい蕎麦のためだもの…」
「ちょ…お姉ちゃん!」
助けて…と言おうとしたら、口を塞がれた。手で。
「わかりました。妹さんは、僕が愛情込めてお世話させてもらいます」
「…敵に情けは…とかいうけど、今日は別よ」
いつもは仲が悪い二人だというのに、何故か意見が一致したよう。
晴香が理解しきる前に、綾香は手を振りながら歩きだす。
…向かうは、後藤さんちへ…
「え…ちょ、ちょっと待って!」
晴香が理解した頃には、綾香の姿は見えなくなっていた…
それに、何故かお姫様だっこまでされている。
「お、狼さん!」
雪の上を軽快に掛ける八雲の尻尾は、ゆらゆらと嬉しそうに揺れていた。
「降ろして下さい〜っ!」
「嫌だ」
「い、嫌だって…」
そんな即答しなくても…
「…久しぶりに会ったんだから、早く二人きりになりたいんだよ」
「狼さん…」
思ってみれば、クリスマスの夜以来…二人きりで会うことは無かった。
今みたいに綾香と一緒の時だとか、後藤と一緒だったり…
そう…クリスマスの夜以来…
「あ」
クリスマスの夜…で、再び思い出してしまった。
パーティーが終わった後、こっそり狼さんの家で…
「っ……」
顔が燃えるように熱くなり、俯いた。
「?」
それに気が付いた八雲は、不思議そうに小首を傾げる。
だが、その理由がわかったらしく、微かに頬を火照らせた。
「その…あれから、大丈夫だったか?」
あの夜は、翌朝まで寝てしまい…朝帰りになってしまった。
父と綾香は心配していたが、母だけはにやついていたのを覚えている。
「う、うん…その分、お姉ちゃんのガードがキツくなったけど…」
「それもだが…体の方は、大丈夫だったか?」
「え…?」
「加減…というのが分からなくて。…激しくしすぎたかな…って」
「………」
まさか、あの年中発情期と呼ばれる狼さんが心配してくれるとは…
少し切なくて、少し嬉しくて…涙が出てきた。
「何を泣いてるんだ…」
眉を寄せて、少し困った表情の八雲。
大丈夫だと言いたかったが、涙は止まらなかった。
「…泣く、なよ」
そういうと、涙をぺろりと舐めてくれた。
「うっ…ん!」
袖で涙を拭い、晴香は笑顔を見せた。
それを見て安心したのか、いつの間にか止まっていた足が動き出す。
「あ……雪…」
「どうりで寒いわけだ」
「…あっためて…あげるね」
「………」
「何か言ってよ!」
「それは…お誘いとみて良いんだな?」
「……うん」
唇の間で溶けた雪は、なによりも暖かかった。
END。
…どんな子が産まれてくるんでしょうかね、本当。(今更
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