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にゃきゅもきゅんと、おこたにはいりました。

そういえば、火山が噴火したそうですね…
私の家にも灰が飛んできました。
ベランダの手すりにちょこっと積もってたくらいなんだけどね。
周辺に住んでいる方…大丈夫でしょうか?

キャシャーンの実写映像が凄く怖かったです。
今期見ているの…キャシャーンと全力ウサギ…と、その他エトセトラ。
冬は見るものないなぁ…


*更新記録

素敵サイト様名変更

トナトさんが管理されているサイト名。
モパ→「mp.」に変更いたしました。
す…すみません、変更するの遅れてしまい…


*御返事

>moggy会長さんへ
こんばんは&お疲れさまです〜♪
やる気はあったのですが、作品が一つしか上げられず…申し訳ありませんorz
次こそは、次こそはもっと上げます!!
素敵な剥きだなんて…もう最高の褒め言葉です!
晴八でしたが、やはり皆様のお待ちする八晴に立場逆転^^
おおお!どうぞどうぞ!飾ってやって下さいな。
第二回、心待ちにしていますよ!
うーむ…私的には、夏の方が萌え…燃えますしね!
いえいえ、ログを頂けたことだけでも大感謝ですよ!
こちらこそありがとうございました!
第二回を願って!!

>チャット時殺された空麗爛wさんへ
こんばんは―(笑)
てへへ☆だって空麗爛さんが可愛かったんだもん!(終われ
殺人事件理解しましたか^^
理解して頂いて、良かった良かった。
お茶目な空麗爛さんが可愛過ぎて、今日の絵をオコタにしちゃいましたよ!
ごちそうさまです。

コメントありがとうございました!


さて、私が持つ鞄はほとんどが肩掛けバック。
沢山入るし、手に持たないし出し入れしやすいし…便利です。

きょうのはるか

「…今日の夕飯は何が食べたい?」

「かれー」

「…昨日食べたばかりだろ」

「ちゅきちゅき」

「カレーが?」

「やきゅもきゅん」

「………」


こんな小さい子からモテるだなんて…我が美貌よ、流石。

…なんて、言いたくも考えたくもない。


「と、みるきゅとちゅっきー」

「………」


あいにく、僕のランクはミルクとクッキーと同じ位置にいるらしい。



手を繋いだ二人は、スーパーに向かって歩いていた。
こんなにも寒空だというのに、雪が降る気配はまったく無い。
…今度、こいつにも「雪」というのを教えてやろう。


「きゅ!」

「…どうした?」

見下ろした晴香は、何かにお熱のよう。
八雲の顔を見上げずに、一心にそちらばかり見ていた。

「?」

その視線の先を追うと…
一人の女性。

フワフワのマフラーを首に巻き、黒のドレスにコートを羽織っている。
キラキラと輝くオーラが見えたのは…気のせいだろうか。

「…あの人がどうかしたか?」

「あれ、ほちい」

「何が?」

あの女性の、ぼんきゅぼんラインが?
二十年早い。

「やきゅもきゅんいろ!」

「僕…色?」

何のことだと、再び女性に視線を向ける。
そして目に映ったのは…

通称、やきゅもきゅんいろの、赤い鞄。

「バック…か」

「ばっきゅ…」

二人は、女性が角を曲がるまで見つめ続けた…

「ばっきゅほちい!」

「バックは物を入れるためのものだ。入れる物が無い君には必要ない」

もう行くぞ…と手を引くが、歩こうとしない晴香。

「みるきゅ!みるきゅいれる!」

そんなにも欲しいのか、しゃがみ込んで動く気配を見せない。

「他は?」

「きゅ……ちゅっきー、たおる…やきゅもきゅん!」

「………」

「はりゅ、はりゅもはいりゅからっ…」

そんなに欲しいのか、目に涙まで浮かべ出す。

これでは、お菓子コーナーから離れない子供と一緒だな。

「仕方…ない…」

「!」

涙が嘘のように引いていく。
代わりにそこにあったのは…満面の笑み。

「確か、家にあったはずだ…それで良いか?」

「きゅ!ちゅき!やきゅもきゅんちゅきっ!」

足に飛びついてきた晴香に苦笑を浮かべ、八雲はスーパーに足を向けた。



「たらいまーっ!」

「ただいまだ。た・だ・い・ま」

食料品が詰まったビニール袋を、台所に置く。
肉や野菜などの生物を冷蔵庫に仕舞い、手を洗いに洗面所に向かう。
慌てて後を追いかけてきた晴香を抱え、どうにか手を洗わせることに成功。

「ばっきゅ!やきゅもきゅ、ばっきゅ!」

「はいはい…」

押し入れに向かうと、晴香もその後を追ってくる。
トテトテと不安定な歩き方で、いつ転ぶかハラハラだ。

数ヶ月もの間、この押し入れを開けていないため、緊張してしまう。

「ばっきゅ!ばきゅー!」

だが、隣にいる未確認生物に急かされ、八雲は戸を開けた。
物が津波のように雪崩てくるなんてことはなく、意外にもあっさり終える。

「もきゅっ!?」

「…どうした?」

それに対して、晴香は目をまん丸くさせて驚いた顔。

「やきゅ!なにっ!?」

「何って…押し入れだ」

「おちーれ…」

ふむふむと頷き、探検家のごとく荷物の山の中へ入ろうとする。
それを引き止め、八雲はバックを探し始めた。

「やきゅ…ばっきゅ……ばきゅもきゅん?」

意味の分からない独り言を耳にしながら、押し入れの奥から風呂敷を取り出す。
押し入れ独特の匂いを放つ風呂敷を広げると、中から鞄が何個か出てきた。

何かの粗品や、オマケやらでもらった…
貰っても、あまり使わない鞄たち。

「ばきゅもきゅん!」

「…それは僕のことか?」

「んーんっ」

首を横に振り、一緒に鞄の山を見下ろす。

「君に丁度言いもの…は」

皮や大きいものでは重い。
それに、手提げバックでは、どこかに忘れてきそうだ…

「リュック…だと、不便だよな」

荷物が自分で取り辛く、結局僕が出し入れ係りになるだろう。

残るは…

「ポシェット…か」

「ぽちえと?」

「…ポシェットだ」

ほら…と晴香に渡したのは、淡い黄色のポシェット。
いつだったか、商店街の抽選会でもらったもの。
生地も柔らかいし、口も大きいので出し入れがしやすい。
何より…かわいい。

「ぽちぇ…と」

口を開けて中を確認しているのかと思いきや、突然帽子のように被り出した。

「…気に入ったか?」

「うんっ!やきゅもきゅんちゅき!」

「……それは良かったな」

頭のポシェットを退かし、もう一度渡す。
また被りそうになったのを止め、ポシェットの使い方を1から教えた。

ちゃんと肩から掛けてくれるようになったのは、しばらくしてのこと…

「…きゃーい?」

「あぁ…可愛い可愛い」

お世辞かお世辞じゃないかは、僕だけが知ること。

「みるきゅと、どっちきゃーい?」

「ポシェット」

「ちゅっきーと、どっち?」

「ポシェット」

「たおる、どっち?」

「ポシェット」

「はりゅ、どっち?」

「……ポシェット?」

迷いながらの返事に、晴香はぷくーと頬を膨らました。

「はりゅなの!」

「…そうなのか」

怒ってしまったらしく、一問一答はそこで終わり。
どこかに駆けたのを見送り、出したものを仕舞いにかかる八雲。

そんな八雲の耳に、届く楽しそうな声…

「たおるー」

振り返ると、本来の寝床であるダンボールから、タオルを出す晴香。
それを今度はポシェットの中に仕舞い、ピョンピョン跳ねている。

「…気に入ったみたいだな」

出掛ける訳でもないのに、一生懸命準備をする姿は、遠足前の子供の様。
少しは自由にさせておこうと、八雲は片付けに戻る。


「ちゃちゅー」

「………」

「ぱんちゅー」

「………」

「ちゅっきー」

「………」

「みるきゅー」

「みる…きゅ?」


確か、牛乳は昨日開けたばかりの開け掛け…

「ちょ…待てっ!」

慌てて台所に駆けた八雲は、晴香から牛乳を取り上げた。

「ぎぅーっ!はりゅのーっ!」

「せめて開け掛けじゃないのにしろ!開け掛けだと、中が牛乳臭く…」

「はりゅのみるきゅーっ!」

「痛っ!」



牛乳を入れるのだけは死守した、八雲君なのでした。



END。



小学校の頃の思い出。
こぼした牛乳を拭いた雑巾は、凄く臭い。
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