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頑張れ頑張れとらじまさんと受験生!

いやぁ…昨日、遅刻した理由でもしましょうかね。
食事中の方、すみません。
リバースしてましt…おぼろろろろろr。

夕食の恵方巻きの生魚がいけなかったんですね!
…ってなわけで、一日中寝込んでおりました。
もう生魚なんてこりゴリラ!

そして何故か、アニーも熱が出て倒れ込み。
家族の半分、病人状態でした。
…まぁ、私は腹痛以外大丈夫だったんですけどね!
ゲームばりばりやってたよ!メイド喫茶出てきて驚いたよ!

そして、とらじまさんも体調が悪いとか…大丈夫でしょうか?
ちょっくら、とらじまさん好物の狼さんとはりゅか連れて大阪行ってきます。
現実的に考えたら無理なので、日記絵として届けました!
ついでにいうと、今日はとらじまさん好物のあかずきんです!

うーむ…やはり、今の時期大変ですね。
インフルエンザだとか、風邪とか熱とか受験とか…
皆さん頑張れ!

そして、キイナにやましげこと山崎樹範さんが出ていました。
あれです、死んでたかと思ったら生きていた人です。
緑コートに白シャツと、どこか八雲とりーしぇんしゅんに似た格好に人です。
中はそこらへんに居そうな普通な顔した奴です。

よし、ちょっと広める為に説明してみよう。
ちなみに現在、ヴォイスにも出てますよー!警察官役で!!
始めのちょこっとの時間しか出てない役で!!!
今回も出番少なかったですn(ry

あとですね、意外ですけどドミニクです。
エウレカセブンのドミニクです。
ほんとう…ドミアネの回は最高でした。第二の最終回だと思っています。

あ、私が毎日聞くラジオのパーソナルティーです。
ちなみに現在、ぐーたんぬーぼなる番組に出てます。
右下のちっちゃい画面に。お友達さん情報でした。


さて、日記を読んだ方は分かるでしょうが…赤ずきん話です。
今年は沢山更新するぞー!…な予定。

赤ずきん

二月のはじめ。

雪が沢山降った翌日。

昨日までの雪が、嘘のように晴れきった空。

おかげで、あまり寒くない日。

…その代わり、溶けた雪が固くなっていた…



「とりゃ!」

休暇を取った晴香は、八雲の元に行こうとしていた。

「むっ!」

だが、雪が数十センチと積もり、悪戦苦闘中。

一歩進んでは、雪に足を取られ止まってしまう。
どうにか抜けたとしても、ブーツは雪の中に置いてけぼり。

「あーあ…」

溜め息を吐き、晴香は体を捻る。
もう片方の足は雪の中のため、体を捩ってでしかブーツは取れないのだ。

「う…うーん…」

後ろのブーツに手を伸ばすが、なかなか取れない。
位置が違うのかと、後ろを向いたとき…

「きゃっ!」

バランスを崩してしまい、見事なまでに後ろに倒れた。

「いたた…」

雪がクッションとなり、あまり痛くは無い。

軽く足首が痛いだけだ。
だが、雪の上に大の字に倒れてしまい、晴香は起き上がれずにいた。

一か八かで、手をバタつかせてみる。
だが効果は見れず、手の回りの雪が掘れた程度。


「う、うーん……どうしよ…」

ここから叫べば、お姉ちゃんが助けに来てくれるかも…

そう思ったが、家から歩いて数分の位置だ。

いくらあの姉でも、聞こえないだろう。


ひんやりと冷たさを感じる背中。

首は頭巾を被っているおかげもあり、冷たくはない。

「…仕方ない」

誰か来るまでこのままでいよう。

諦めた晴香は、ぼんやりと空を見上げた。

青い青い空が、どこまでも続いている。

時々、小鳥が空を横切っていく。


「あー…空ってこんなに広かったんだ…」

「…何をしてるんだ?」

青空のパレットに、とつぜん八雲が現れた。

「あ、狼さんだ」

緑のコートに、赤いマフラーを巻いている。
よくよく見れば、クリスマスカラーではないか。

のんきに名前を呼んだせいか、ガリガリと髪を掻き回す八雲。

「…君は何をしている?」

雪の上に倒れたままのため、随分と見下ろされている。
…どちらかと言うと、見下されている。

「えっと…転んじゃって…」

てへへ…と笑って見せたが、八雲は笑わない。
笑わずに溜め息を吐き、しゃがみ込む。

助けてくれるのかと手を伸ばすも、その手は空を切った。

「…その前に、お説教だ」

「お、お説教…?」

嫌な予感がし、雪の冷たさ以外に寒気がした。

「…森っていうのは、危険な場所なんだぞ?」

「………」

予想していた「躾」のようなものではなく、それは本物のお説教。

「雪が積もった日は、危険だって言っただろ」

ほっと安心し、八雲に気付かれないように胸を撫で下ろした。

「迷子の常習犯の君が…散歩気分で歩く場所じゃない」

迷子の常習犯という言葉が胸に刺さる。

「それにな、狼だとか熊だとかいるんだぞ」

子供の頃から、お説教というのは苦手であった。

「僕みたいに、優しい狼ばかりじゃないんだ」

叱られる…というのが一番。
二番は飽き…だ。

「…出会い頭に変なことした、狼さんが言える台詞?」

「………」

苦笑を浮かべ、気まずそうに目をそらされる。
事実でも、少し酷いことを言ってしまったか…と反省。

「でも…良い人って分かったから…ね?」

優しく微笑み、助けを求めて手を伸ばす。

「…仕方ない、な」

その手を引かれ、浮いた背中に手が回る。
まるで介護をされているみたいだ…

晴香が力を使わなくても、簡単に上半身を上げることができた。

「あ…」

ふとそこで、八雲との距離が近いことに気がついた。
向こうもそれに気付いたようで、気まずい空気が二人を包む。

晴香が目を泳がせている間に、ほんのり頬を染めた八雲が動いた。

「わっ」

腕を強く引かれ、前向きに倒れるようにして飛び込んだのは…

狼さんの胸元。

緑のコートがふかふかのため、素肌とは違って柔らかい。
心地よさに眠気を覚えたが、現状を理解して離れようとした。

「きゃっ!」

背中に腕が回され、痛いぐらいに抱きしめられた。

邪魔だと言わんばかりに、鼻先で頭に被った頭巾を落とす。

現れた白い首に、顔を埋める八雲。
くすぐったいさと変な感情が交じり、晴香は体を固くした。

「お…おおかみさんっ…」

「良い…」

「…?」

「良い、匂いだ…」

ぼそぼそ耳元で声がし、巻き戻されたように雪の上に倒れ込んだ。

「ひゃっ…」

頭巾を巻いた首は無事だが、頭に冷たい感触。
かき氷を食べたときのような、キーンとした痛みがした。

「ちょ…狼さんっ!」

腕を突っ張り、どうにか離した八雲は、物足りなげな顔。
再び首に顔を埋めようとしたのを懸命に止め、今度こそ上半身を上がた。

「もう!…何してるんですか!」

「良い匂いだったから…つい」

「ついで許される問題じゃありません!」

…そうだ。
あんな姿をお姉ちゃんにでも見られたら…明日から外出禁止令が出るだろう。

「それにしても…」

話を逸らすなと言う前に、首に伸びる手。

…この狼は、首が弱いと知ってやっているのであろうか。

「な…なによっ…」

知らないのなら、バレないようにしなくては…
と、強気を見せようと眉を上げる。

「冷えてるな」

「え…」

そんなことを調べているとは知らず、ついすっとんきょんな声が出た。

「…よし」

何かを決心したらしく、起き上がる八雲。
晴香も立ち上がろうと、足に力を入れたとき。

背中て膝裏に回る腕…

「きゃっ!」

ふわりと体が浮かび驚けば、その正体は狼さん。

前回会ったときと同じように、お姫様だっこの被害にあっていた。

…というわけは、だ。

このペースでは、前回とまったく同じことをするのでは…

「お、下ろして!」

それは勘弁と、ジタバタもがく。
けれども、この攻撃は八雲にダメージを与えずに歩きだしてしまう。

「君が歩いたら、家につくまでに日が暮れる」

それはそうだ。
晴香に比べて、八雲の方が歩くのが早い。
さすが狼だけはある。

そのまま足に視線を向けたとき、何も履いていないのを見つけた。

「ブーツ!ブーツ置いてってる!」

「ブーツ?」

振り返った八雲が見たのは、雪の中に沈んだブーツたち。
転んだときにもう片方抜けたのだろう。

「………」

足を取られないためか、足跡の上をそのまま歩きブーツを取りに行く。

「…ほら」

雪の中からブーツを取ると、それを渡される。

「わぁ、ありがと…って違うの!下ろして!」

「…何でそんなに下りたがる?」

「だ、だって…このままだと、狼さんに食べられちゃう…から」

「僕に人を食う趣味は無い」

「そういう意味じゃなくって!」

あぁもうっ!と、晴香は真っ赤な顔を伏せた。


「…体を温めるだけだ」

「その温め方が気になるものですね」


裸で抱き合うのは、一番暖まる方法。


END。



雪が積もった上を歩く方法。
足で平らにしながら歩くと、父に言われました。
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