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「はじめまして、はるかですにゃ。やくもくん、いろいろおしえてね!」

ご飯を食べるときもいっしょ。
寝るときもいっしょ。
お風呂もいっしょ。
トイレもいっしょ。

今日は猫の日ですね。
語尾に「にゃ」を付けて日記を書こうと思います。
べ、べつに楽しんでないんだからにゃ!

どこでも「はるかと」いっしょか、どこでも「やくもと」いっしょが良いか…
随分と悩みましたにゃ。結局、やくもといっしょになりましたがにゃ。
ちなみにノーぱんちゅでございますにゃ。尻尾のお手入れ中でございますにゃ。

あ、思い出したのにゃ。
本当は昨日のヤクッモ・スネークの続きを描こうとしていたんだにゃ。
ミッションにゃ?それは明日のお楽しみなのにゃ^^(忘れない限り
忘れない為にここに書いてあるのにゃ!

それにしてもヤクッモって言いにくいのにゃ〜。
どちらかと言えば、ヤックモの方が呼びやすいにゃ…
いや、ここはヤークモ・スネークに…


さて、昨日の続きなのにゃ。ちょっと注意した方がいいにゃ。
いちゃいちゃらゔらぶしてるのにゃ。

恋人設定(昨日の続き)

「…家の風呂というのも…良いもんだな」

何故…

「………」

何故、どうして。

「ま、君と一緒だからだろうけど…」


八雲君と一緒に、お風呂に入っているのだろう。



八雲から逃げるように駆け込んだ洗面所先。
とりあえず落ち着こうと、深呼吸を繰り返す晴香。

これからどうすればいいんだろう…

憂鬱な気分を抑え、溜め息を吐いたとき。


「おい」

「はいっ!?」


突然声を掛けられ、ぴょんと身体が跳ねた。
嫌な予感がし、恐る恐る振り返ると、そこには八雲の姿。

「なっ、なんでしょうか?」

「…ん」

そう言って押しつけられたのは…膨れ上がった手提げ。
この中には…晴香が洗濯しようと言ったタオルが…

「洗濯すると言ったのに忘れるとは…逃げようとしたんじゃないんだろうな?」

「ついです!ついうっかり忘れたんです!」

考えもせずに出た嘘に、鼻で笑われる。

「つい…ね」

じりじり歩み寄る八雲は、獲物を狙うかのようにゆっくり近づいてくる。

後ろに下がろうとするも、狭い洗面所だ。
すぐに洗濯機にぶつかってしまった。

「身体に聞くのが…一番正直な答えか?」


獲物を追いかけるかのようにやってきた、斉藤八雲。

三分待つと自分から言ったくせに、一分も持たなかった。

獣のように後ろから襲われた晴香は、その場で貪られるかと思ったが…

興味が別のものに移ってくれたおかげで、助かった。

その時は助かったと思ったのだが…

八雲が見つけてしまったのはお風呂場で、ついでに思いつかれたアイデアは…


「お風呂にでも、一緒に入ろうか」


だった。



そして、現在に至る…


入浴剤を入れたため、白く濁ったお湯の中。
八雲の膝の間にすっぽり埋まり、肩まで湯船に浸かる晴香。

一緒に風呂に入るということなど初めてで、先ほどから落ち着きがない。

「………」

それに比べて、この男は…

「銭湯みたいに広い湯船も良いが…狭い湯船も良いかもな」

湯船の縁に手を置き、王様気分で足を広げた八雲。


その間にいる私は…一体何なんだろう。


「…なんだ?」

「なんでもないですぅー」

膝を抱え、出来るだけ離れようと湯船の中を移動する。
しかし、それを見つけた八雲に引き寄せられてしまう。

「ちょ…八雲君っ!」

腰に腕を回され、ぴったり密着する二人の身体。

気にしては触れてはいけないものに触れてしまいそうで、晴香は焦った。
実際触れていたが、気のせいと決めつける。

「なんで逃げるんだ?」

首に擦り寄られ、濡れた黒い髪にチクチクと刺激を与えられる。

「に、逃げてるわけじゃなくて…」

「じゃ、もっと近寄れ」

せっかく八雲との間に隙間を開けたというのに、一瞬にしてくっついた。
溜まったお湯よりも熱い身体に、ただただ頬を染めることしかできない。

「や、やややくもくん…」

振り返り、八雲の顔を見上げる。

「呼んだか?」

そんな晴香に比べて、楽しそうに笑っていた。

髪の濡れた八雲に、いつも以上の色気を感じる。
ついでに言うと、自分にはない厚い胸板だとか、綺麗な鎖骨だとか…

つい目が奪われ、慌てて逸らす。

「うぅ…」

鏡が曇っているため確認できないが、いま自分は確実に茹で蛸状態であろう。

そして、後ろの男は別の意味で顔を赤くしていると思う。
先ほどから、危ない意味での荒い息が首にかかりゾクゾクする。

「一つ、不満なことがある」

「…?」

こんなにも王様気分で満足そうだというのに、どこが不満なのだろう。
思い当たるとすれば…特にない。

「…なんで入浴剤を入れた」

「えっ!」

眠たそうな目を細め、じろりと睨まれる。
細い隙間から見える赤い瞳は、背筋が凍るくらい冷たいものであった。

「何故、入浴剤を入れた?」

「えっ…えっと、その…」

明るいところで裸体を見せたくも…見たくもないから…
だなんて、言えるわけがない。

八雲君のだったら見ても良いけど…
まだ少し抵抗があるのだ。主に下半身辺り。

「えっと…入浴剤を入れた方が肩こりとかに良いから…かな?」

「かな?…だと?」

八雲の眉間に深い皺が刻まれ、慌てて訂正をする。

「肩こりに良いからです!」

「…どちらかと言えば、腰痛に良い方が良いんだが」

「腰痛にも良いです!それに、いい香りだし…」

ふんわり香るのは、何かの花の香り。
フローラルな香りに包まれ、まるで花畑にいるよう…

「君の香り以外に、良い香りなんてあるわけないだろ」

肩に顔を埋め、犬みたいに匂いを嗅がれる。

「でも…僕としてはこっちの匂いが好きだな…」

「ひゃっ!…ど、どこ触ってるのよ、えっち!」

「仕方ないだろ。お湯が濁ってて、どこにナニがあるか分からないんだから…」

逃げられないようにと、腰に伸ばされた手が肌を這う。

「ぁっ…ど、どこ触って…!」

「言っても良いの?」

「ゃ…言わな、いでっ…」

風呂場に響く声が恥ずかしくて、声を押し殺す。
けれども、呼吸に合わせて甘い嬌声が漏れる。

漏れた言葉を聞き、八雲が息を呑んでいるのに気付かなかった。

「…恨むなら、入浴剤を入れた自分をっ…恨め…」

いつの間にか晴香は、八雲の膝の間から、膝の上へと移動していた。
自分から移動した覚えはないので、八雲が勝手に移動させたのだろう。

「も…だめぇっ…」

触れられる度に身体が跳ね、色々と限界が近い。
八雲の腕を強く握り締めたら、思いが伝わったのか手が止まってくれた。

「ベッドまで…待てるか?」

「え…?」

何のことか…と、のぼせながらも振り返る。
ぼんやりと滲む視界の中、火照った顔の八雲を捉えた。

「体拭いたりするが…その間、我慢出来るか?」

「………」

「じゃ、ここでするか?」

「……んっ」

「……了解」

ぎゅっ…と強く抱きしめられ、晴香は少しほっとした。

「お湯、抜いた方が良いよな」

「……?」

そう言うと、晴香を抱えたまま、湯船の栓を引っ張る。
お湯がゆっくりと減っているのに気付き、晴香は胸を隠した。

「やっ…は、はずかしい…よ…」

「…大丈夫」

「……あ…」

「恥ずかしいのは、僕も一緒だから…」



湯冷めする前に、逆上せるくらい熱くなれば大丈夫…

それは、二人にしか出来ないコト。


END。



恥ずかしいことしてるくせに、実は自分も恥ずかしかったりするといいよね^^
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