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22歳…22歳でしたっけ、奴は。

本当はですね…はるたんちにヤックモ・スネーク侵入。
そして、布団に潜り込み写メで一心さんに送る…という、罰ゲーm…
げふげふ、みたいなミッション描こうとしたんですが…
結局上のような絵になりそうなので諦めました!

なんでこんな絵になったかと言うと…やっぱり、ラジオですね。
私が聞いているラジオ、ほとんどの人が中高生でしてねぇ…
甘酸っぱい恋物語…お年頃な悩み事…数々の悩みが出てくるのです。

そして今日。ゲストがリップスライム。お題は「卒業宣言」
あぁ…あっち系の卒業がくr……来ました。16歳男、明日どうt…げふげふ。
卒業するらしいです。彼女と予行練習らしきものもしたそうですよ^^

脳内では八晴変化自動機能がありましてね…ふっふふー♪
何か八雲が色々頑張ってます。…八雲って、どこから情報を掴んでるんですかね…?
友達が少ない(違)八雲君……絶対、知らないことだらけだと思うんだ!

16歳…絆編の翌年……はっ、なんでもないですよ〜
そう思うと、八雲って遅いんですかねぇ…野郎の身体なんて、わからん!
一度、男になれるならその辺を詳しく聞きたいもんです!
というより、一度誰かと八雲のげふげふについて語りたいです!
ふむ…こういうシモいお話は…水無月さんかな。(何


さて、ちっこなってん八雲。
あ、また刹那さんが新たなパロを始めたようです。

ちっこなってん八雲

その日。

いつもの日常は、非日常へと変化した。



映画研究同好会。


ひねくれ者の化け猫が住み着いた、活動未定の同好会。

余談だが…友達から恋人にランクアップしたばかり。
二人とも誰かと付き合うというのは初めてのため、なかなか進展しない。
進展したくないわけじゃない。
したいけれど、どうして良いのか分からないのだ。

つい昨日、別れ際に初めてのキスをしたばかり。
ファーストキスはレモン味と言うけれど、緊張のあまり味を忘れてしまった。

でも…八雲君が優しかったのは覚えている。
浅いキスだけだというのに。

そのためもあり、昨夜は幸せムードでなかなか眠れなかった。

八雲もそうだったのだろうか…と思うと、頬が緩む。


「やぁ!八雲君!」

皮肉が飛んでくるのを覚悟しながら戸を開けたが、返事すら返ってこない。
「……あれ?」
不思議に思い、八雲の席である窓際に目を向ける。
そこに八雲の姿が無く、カーテンが閉められ暗い部屋と見慣れた家具位置。
「まだ…寝てるのかな?」
カーテンと電気が消えているところから推理すると、そうなる。

昼過ぎだが、あのきまぐれ化け猫のことだ。
どうせ寝てるだろうと思いながら、晴香は部屋に上がり込む。

「や〜くもくんっ」

居ることを期待して、寝袋を覗き込むが…やはり誰もいない。
セミの抜け殻のように、中はすっからかん。
「…コンビニとかかな?」
仕方ないと諦め、窓際のカーテンを開ける。

そこから、高い位置に居る昼過ぎの太陽が見えた。
ちょうど光が部屋に差し込み、電気を付けなくても丁度良い。

「うーんっ!節約だなぁ…」

窓を開け放つと、北風がひゅるりと入り込んできた。

「うぅっ…ん…」

そのとき聞こえた声に、まばたきを数度繰り返す。
「誰も…いないはずだよ…ね?」
小さいそれを空耳と決めつけ、晴れ渡った空を見上げようとした。

「んぅっ…うぅ…」

「誰!?」

振り返り、部屋の中を見渡すが誰もいない。
テーブルとパイプ椅子、寝袋エトセトラの部屋。
いつもはなんとも感じない壁のポスターが、やけに怖く感じた。

「お…お化け、じゃないよね…」
自然とファイティングポーズを取り、息を潜める。
ボクシングなどしたことないので、見よう見まねで闘ってやろう。

「ぅ……さむ…い…」

「さ…さむ?」

謎の声が聞こえる方へと、ゆっくり歩む。
ファイティングポーズは忘れずに。

「んっ…」

「こ、こ?」

耳を澄ませた晴香が付いた先は、はじめに確認した寝袋。
あの時は…誰もいなかったはずだ。

寝袋にそっと手を伸ばし、上から下へと撫でていく。

「あ」

半分くらいいったところで、何かにぶつかった。

両手でそれを触ってみると、それなりの大きさはある。

「八雲…君?」

八雲にしては、少し小さすぎる。

なら……誰だ。


生唾を飲んだ晴香は、寝袋のファスナーを一気に引き下げた。

そこから出てきたのは…一人の小さな子供。
背中を向けているため、男か女かはわからない。

ただ…この寝癖だらけの黒髪に見覚えがあり、まさかと苦笑を浮かべた。

「あ…あの〜…」

おそるおそる肩に手を伸ばし、優しく揺すってみる。

「んっ…うぅ〜…」

嫌々と首を振り、ごろんとこちらに寝返り。

「………」

その顔は、少し違うけどそのまさかだった。

「あ…あのー…」
目を見れば分かること…
早く起きてもらおうと、頬をぺちぺち叩く。
子供独特のもち肌が、ぷにぷにで気持ちが良い。

「なんだ…よ…」

不機嫌そうなその声は、少し高いけど聞き覚えがある。


眩しそうに開いた眼は…
右目は黒く、左目は赤く染まっていた。


予想はしていたが、こうも現実を突きつけられると言葉が出ない。

目の前で寝ているのは、確かに八雲。
だが、晴香の知っている八雲ではない。

写真越しでしか見たことのない、幼い頃の八雲が、そこにはいた。

「や…八雲、くん?」

確認のために名前を呼んでみる。
もしかしたら、まったくの別人かもしれない。

「なんだよ…」

「あなたは…斉藤八雲君よね?」

「それ以外に誰だと言うんだ」

大きな欠伸をし、気だるそうに起き上がる。
寝袋の上に座り目を擦る八雲を、つい抱きしめたくなるのを堪える。

「……?一日で随分と大きくなったな」

そんな葛藤と戦っている間に、八雲から話しかけてきてくれた。

「え…えっと、まずは落ち着こう。ね?」

「…僕はいつも落ち着いてる」

落ち着いてるという言葉を聞き、鞄の中から手鏡を取り出す。

一瞬、教えていいのかと迷った。
でも、このままでは良くない。

「…良い?今から見るものに、絶対に驚かないで」

きっと無理だろう。

「はいはい。驚きませんよ」

最後に深呼吸をし、八雲に手鏡を見せつけた。

鏡に映る、幼い顔の八雲…

「……?」

ぽかんとした顔で、頬をつねっている。

「これが…僕?」

「……はい」

一瞬、世界の時が止まったんじゃないかと疑った。

「なっ…なんだこれはっ!?」

こんなにも焦った八雲を、今までも…これからも見ることはないだろう。

八雲の悲鳴にも似た叫びは、昼下がりの空に響いた…



「こっ…これは何のドッキリだ!?」

あの冷静沈着の八雲が、焦りから汗を浮かべている。
そして、小さな手ですがりついてきた。

「ドッキリじゃなくて…事実なのよ」

「じ…じつ…」

突然体が小さくなっちゃった!…というのを、信じない太刀なのだろう。
…私は、ロマンチストだから信じてたりもする。
だから、あまり驚いてないのだ。

「そんなわけはない!これは…そう、夢だ!」

「夢じゃないの八雲君!現実を見て!」

「こんな体が小さくなるなんてこと、現実にあってたまるか!」

顔を真っ青に染め、八雲は寝袋に潜っていく。

「だ、駄目だよ八雲君!」

「駄目じゃない!僕は現実世界に帰らせてもらう!」

「だからここが現実世界なの〜!」

どうすれば良いのか、自分でも分からない。

「夢の中の君はしつこいな」

「しつこくて悪うござんした!」



この日、二人の世界は一変した。


END。



八雲は科学で説明出来ないこと&心霊関係以外は信じないと思う。
小さくなる〜とか、タイムリープとか。
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コメント
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無題
この八雲を絵にしたら・・・・・ゴフッ

あると思います
光と影 2009/02/24(Tue)00:33:54 編集
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