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そうです、私が朝起きたらおっとなーになってた未確認生物です。

ポーズが微妙にちがういっちゅ。
ちょっとふるいとかなしうぃっちゅ。
なんかタイトル、色々混じっちゃったういっちゅ。
片耳垂れている犬とかかわうぃっちゅ。
あと四日内に、サイトが完成するか心配ういっちゅ。

えぇ、私は流れやすいです。
どれくらい流れやすいかと聞かれたら、流れるプールで流されて行くくらい流れやすいです。
ついでにいうと、泳げません。
小学生の頃、バタ足で20メートル一生懸命に泳いだくらい金槌です。
息継ぎすると、足がつきます。

そんなわけでみなさん!
寝起きどっきりには気をつけましょう!特にとらじまさんには!(何
もう本当にありがとうございます!きゅんきゅんしましたーっ!!

それにしても、何故。朝起きたらおっとなーになっていたとバレたんでしょう…
顔ですか!顔に出てたのですか!
もしくは王道!?

明日はひな祭り。
ひな人形の前に飾られた、わたあめを狙ってる人物がここにいます。
ついでにいうと、ひなあられも狙っております。
今年のは甘いといいなぁ…

実写版ドラゴンボールと実写版ヤッターマン…
見るなら、ヤッターマンかな?
あ、見に行く訳じゃないですが。

文庫八雲、改めて読み返しています。
今回はちゃんと、違いを探しながら。(うろ覚えで
晴香ちゃん…映画研究同好会に入ってたんだ……ネタみっけ。


*御返事

JUNYUUさんへ
初めまして!…ですよね?どこかでお会いしていたらすみません。orz
後藤さんは確実に、二人の関係を楽しんでますね。
翌日は…晴香を連れ回す八雲とおいかけっこしてそうです^^
事件なんかより、こっちの方が事件ですしね!
お体の心配まで…貴方様はどこまでお優しいお方!(泣
JUNYUUさんの為にも、これからも沢山のお話を書いて行きますね!

コメントありがとうございました!


さて、最近みんなのうたを見ています。
意外と名曲揃いですよね!

恋人未満

真っ赤なポストの目の前。

真っ赤な左目を持つ、僕が立つ。

火照った頬に冷えた拳を当てて冷まそうとしたが、それは無理に終わった。

「はぁ…」

こんなにも躊躇う自分に飽きれ、溜め息を一つ。


恨めしそうに睨んだ先には、一枚の封筒。

よく使う茶封筒ではなく、白い封筒が…



「ラブレター…」

溜め息を吐きながら、読んでいた文庫本を机に置く。
その、明らかに幸せそうな呟きに、八雲は顔を上げた。

「どうした、振られたのか?」

「もう。何で私がラブレターって呟いたら振られたに繋がるのよ」

頬を膨らまし、机の下で足を蹴ってくる。
ひょいと足を上げれば、標的を失った晴香の足が、机の足にぶつかった。

「っぅ…!」

溝にでも入ったのだろう…
机に顔を伏せ、痛そうに顔を歪める。

「ラブレターが破られたー…という自傷ギャグかと」

「………。さむっ」

別にウケを狙ったわけではないが、何だか悔しくて椅子に仰け反る。

「…で、ラブレターがどうした」


もしかして、告白されたのか?

…誰に。

鈍感でオッチョコチョイで、トラブルメーカーを好きになる相手なんて…

僕以外、ありえない。


「あ、うん。今読んでいる小説でね…ラブレターで告白…って出てきて」

机の上に置いた本を、目の前に突きつけられる。
突きつけられても、ブックカバーが付いているために、表紙も何も見えない。

「……随分と古い小説だこと」

それを受け取り、パラパラとつまらなそうにページを捲る。

ふわりと鼻腔をくすぐったのは、何度かしか行ったことのない彼女の家の匂い。

きっと、何度も読み返している本なのだろう。

この匂いは、新書の匂いではない。
…それに、ブックカバーが擦り切れている。

「少し古いかもしれないけど…良いお話なんだよ」

「どうせ君が読む本だ…純愛だとか、そんなもんだろ」

「お見事」

褒められても嬉しくない…
と呟くも、視線は本の上。

栞が入っているページを見つけ、目を通す。


どこにでもあるようなシーン。

恋人未満の男女が喧嘩をし、女が家で泣いている。

新聞を取りに、ポストを見れば…男からのラブレター。

花柄の封筒に、赤いハートのシール。

封を開ければ、海が描かれた便箋に恋文…


「なるほど…ね」

そこからは予想が出来、本を閉じた。

「ね、面白そうでしょ?八雲がそんなに読みたいなら、貸してあげても…」

「結構だ」

「ちょ…人の愛読書を…」

「君が読む本なんて、僕にとっては絵本も同然なんだよ」

それからは、怒鳴られて脇腹をつつかれてデコピンをくらって…

ぷんぷんと怒ったまま、帰ってしまった。



…僕の数日前の思い出話は、このくらいにしておこう。

「………」

周りに人がいないのを良いことに、八雲はポストの前に随分と居座っていた。


理由は簡単。

簡単なはずなのに、あと一歩のところで踏みとどまっている僕がいた。

「ラブレター…ね」

右手に手にした、ラブレター。
それが、八雲を踏みとどまらせている、全ての元凶。

宛先は、トラブルメーカー兼、唯一の友達。

「小沢晴香様…か」

見慣れた細い字に、自ら苦笑いを浮かべる。

差出人は無名にしてやろうかと思ったが、これではイタズラも同然。
差出人のところには、斉藤八雲と書かれていた…

「…ラブレターなんて、僕が書くなんてな…」

こんなときが来るだなんて、誰が予想しただろう。
中学時代の僕に会いに行けたなら、このことを笑いながら言ってやろう。


お前は、数年後に小沢晴香という女に恋をして…

ラブレターなんぞ出すんだ…って。


きっと、馬鹿にしたように鼻で笑われるんだろうがな。

…さて、そろそろ出すか。

最後に深呼吸をすると、ポストの口にラブレターを差し込む。


あの本のように、花柄なんてお洒落な封筒では無いけれど…

ハートマークのシールじゃなくて、セロハンテープだけれど…

海模様の便箋じゃなくて、ただの線が引かれた便箋だけど…

彼女は…

小沢晴香は…

あの本を読んだ時みたいに、微笑んでくれるだろうか…

それとも気味悪がられて、ビリビリに裂かれるか…

答えは、二つにひとつ。

なるようになれ…だ。

…でも、振られたらどうしよう…


生唾を飲み込み、やっぱり止めよう…と手を引こうとしたとき。

「やぁ!」

そんな声と共に肩を押され、ラブレターはポストの口に飲み込まれていった。

「ちょ……えぇっ!?」

ちょっと待て!と叫ぶも、ポストは知らん顔。
…こんなにもポストを憎んだのは、初めてだ。

「こんなところで会うなんて、運命感じちゃったりするね〜」

「………」

押した相手に怒鳴ってやろうと思ったが…
その声を聞いて、熱が一気に冷めた。

嫌な予感に恐る恐る振り返れば、片手を上げた晴香の姿。

今、一番会いたくなくて、会いたかった人物。

何がそんなに楽しいのか、満面の笑みまで浮かべている。

「あれ?八雲君も何か出すの?」

そう言う晴香の手には、一枚のハガキ。
年賀状の残りであるハガキには、年賀の文字が縦線で消されていた。

…誰に出すのだろうか。
もの凄く気になった。

「…ちょっとした賭け事を」

「あ、もしかして懸賞?」

「……そんなもんだ」

当たる可能性は、二分の一。
好きか嫌いか…それだけのこと。

そう思ったら、少し気が楽になった。

「…そんなことより、君は何の用だ?」

「八雲君と一緒で…懸賞に応募しようかなぁ〜って」

「懸賞?」

「一等、温泉旅行ペアチケットなんだ〜」

ふふふ、と楽しそうに笑い、ハガキを胸の前で抱える。

「当たるわけないだろ…一等なんて、数パーセントの確率だぞ?」

そのハガキが、ラブレターなら…年頃の乙女であろう。

「夢が無い人…じゃ、もし当たったら…一緒に行かない?」

「当たったら…な」

どうせ、当たるわけ無いんだから。

「やった!絶対ね、約束だからね!」

「はいはい」

子供のようにはしゃぐ晴香に返し、髪を掻き回した。
八雲を押しのけ、ポストの前に立つ晴香。

「当たりますように、当たりますように、当たりますようにーっ」

手を合わせ、そう三回唱えると、ポストにハガキを落とす。

…きっと、僕のラブレターの上に重なったのだろう。

「じゃ。私、夕飯の買い出しがあるから」

「はいはい」

「あ、ねぇねぇ。八雲君の名前でも、応募していい?」

「どうぞご勝手に」

「やった!早速、買い物済ませて帰んなくちゃ!」

手を振りながら、遠くに消えていく晴香を、ポストと共に見送った。


あいつの温泉旅行と、僕の恋路…

当たる可能性が高いのは、一体どちらであろうか。



〈おい、八雲〉

「…なんですか、朝っぱらから…」

〈いやさ、晴香ちゃん宛の手紙が来てんだけど〉

「あいつ宛の手紙?」

〈白い封筒で…何故か差出人がお前なんだ。で、住所は俺んち〉

「…俺んち…ではなく、そこは僕の家です」

〈なんか、住所書き足りないみたいだぞ〉

「……無視ですか」

〈開けてもいいか?〉

「プライバシーの侵害です!今から行くんで…開けたら承知しませんよ!」

〈お…おう…〉



「八雲君!温泉旅行のペアチケット、当たっちゃった!」

「…そうか」



結果。

僕は外れて、あいつは当たった…


END。



ラブレター話が書きたかったんです!
次回はちゃんとしたラブレター話を書いてやる!(話が途中で逸れた人
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