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花粉症ですね。
くそー、鼻がむずむずするー…

一度、あのかっちょいいメガネ買ってみたいです。
透明で…目の回りをガードする。
でもあれって、メガネの上からしていいのかな?
メガネの上からする用もあるのかな?

でも、メガネの上からする用とか、凄い大きいんだろうなぁ…
というよりも、メガネの上からメガネしたらかっこ悪そうな気がする。
う…うーむ、買うなら来年かな。もしくは花粉症シーズン終わった頃の安売り時にでも。

晴香ちゃんって…花粉症とか強いのかな?
自然の中で暮らしている人って、何故か花粉に強いイメージがあるのですが…
そういうわけじゃなさそうですね^^

八雲のイメージ、花粉症に弱いイメージがあります。
へっくしょんへっくしょん言ってそう。
得意な推理中、突然「へっくしょん」とか言って笑われs(ry


さて、花粉症です。
…上で語ってしまったから、書くことが無いorz

恋人設定

「へくしっ!」

「………」


そんな声に、晴香は少し後ろを振り返る。

そこには、鼻をすする八雲の姿…


「あぁ…ったく」


苛立ちげにポケットからティッシュを出し、鼻をかむ。


「………」

「?…なんだよ」

「べ、べっつにー」


小首を傾げる八雲を横目に眺め、晴香は歩き出した。


彼の目は、生まれつきは関係なく、赤かった…

もしや彼は…





後藤に頼まれた事件の帰り道。

八雲と晴香は、商店街を歩いていた。

日が落ちるのが少しずつ遅くなり、春はすぐそこだと実感する。
けれども、商店街の活気はいつまでも変わらないが…


「ねぇ…夕飯、何が食べたい?」

君の作るものならなんでも…と言ってくれるまで、まだ八雲は甘えてこない。

「…カレーライス」

けれども、食べたいものはちゃんと言ってくれるようになった。

「ご飯とカレー粉は家にあるし…お野菜を買えば完璧かな?」


時間も時間ということで、今夜は八雲が泊まりに来る。

恋人同士ということもあり、少しは期待していたりする。
ナニをとは言わないけれど。

甘えてはこなくても、襲いはしてくるのだ。奴は。


そんなことを考えながら、ドラッグストアの前を歩いたとき。

「…その前に、ドラッグストアに寄っても…良いか?」

「えっ!?」

想像していた内容が内容のため、考えがあっちの方に行ってしまう。

「その…最近使いすぎて……無くなったんだ」

目の前にあるドラッグストアを見つめ、ぽつりと呟く。

「使いすぎ…」

そう言えば、ここのところ、確かに使いすぎていたかもしれない。
寒い寒い良いながら、何だかんだで波に飲まれて…

「別に、コンビニで買ってもいいんだが…」

こっちの方が安いしな…
そう言うと、猫みたいに目を掻いた。

「無くてもいいんだが…君に迷惑は掛けたくないし…」

「そっ、そうだね!」

かーっと熱くなる首を大きく振り、八雲の背中を押す。

「わ、私は先に八百屋に行ってくるから!ゆ、ゆっくり選んでていいよ!」

「…別に、一番安いのを買えばいいから時間は掛からない」

「身体に合うのが一番でしょ!」

サイズが合わなかったら大変でしょ!
その言葉に八雲も納得したのか、やっとドラッグストアに入ってくれた。

「ふぅ…」

胸を撫で下ろした晴香は、ほんのり頬を染めながら八百屋に向かった。





八百屋でのんびりと人参を選んでいたとき、トントンと肩を叩かれる。

振り返ってみれば、そこには八雲がいた。
手にはドラッグストアのビニール袋を持って。
形からして、箱型のものが入っていると分かる。

「…あと人参買えば終わりだから、先に外で待ってて!」

一緒にいるのが気まずくて、八雲の背中を押す。

「ん…あぁ」

今日は、八雲の背中を押してばかりだ。

寒い外に八雲を待たせるのは気が引けて、晴香は手早く野菜を購入した。

「じ、じゃ…帰ろっか」

「そうだな…」

寒くてポケットに入れようとしていた手を、八雲に握られる。

「や…やく…」

「…こうすれば、あったかいだろ?」

「……うん」

大きくて堅い手を、晴香はぎゅっと握り返した…





鍋の中には、切ったお野菜や肉たち。
カレールーの中で、ぐつぐつと煮え込んでいる。
鍋に蓋を閉めたとき…

「へぐちっ!」

蓋を閉めたのと同時に、そんな声。

火を切ってから、晴香は台所から八雲を覗いた。

「うぐっ……ティッシュティッシュ…」

ティッシュを全部使いきってしまうのではないか…
そんな心配をしたくなるほどのスピードで、ティッシュが消費されていく。

「八雲君って…もしかして花粉症?」

ちょこんと隣に座り、訪ねてみた。
すると、何故か眉を寄せられた。

「…何故バレた?」

「だって…くしゃみばっかりしてたし…」

本人はバレるとは思っていなかったのだろう。
だが、こうも目の前でくしゃみを連発されては…
疑わない方がおかしい。

気まずそうに目を掻き、苦笑を浮かべた。
目を掻いているのも、きっと花粉症のせい。

「今年は…目にも鼻にも来ててな…」

「うわー…それは辛いね…」

そういう私は、今年は花粉症にはならなかった。
実家の自然に鍛えられたのか…ここ数年、あまり酷くはならない。

「辛いってもんじゃ…」

続けてくしゃみがもう一回。

…それにしても、くしゃみが可愛い。
「へくしっ」だったり「へぐちっ」だったり。

「へぷっ!」

「へ…へぷ?」

不思議な音に顔を上げ、八雲を凝視する。

「…なんだよ」

「いまの…くしゃみ?」

「……悪いか?」

恥ずかしそうに頬を染め、涙目になった目をそらす。


正直に言おう…

「や…八雲くーんっ!!」

「っ!?」

かわいすぎる。


正面から飛びつき、ぎゅーっと抱きしめる。
バランスを崩した八雲の身体が、勢いに任せて後ろに倒れた。

「ばっ…なにしてる!!」

「だって…かわいいんだもんっ」

「っ…人の不幸を…」

ぐだぐだとお説教モードに入ったが、晴香は気にせずに抱きしめ続けた。

スリスリ身体を擦り寄せたら、八雲の顔がますます真っ赤になる。
それが楽しくて、しばらく擦りついていた。


「…くそっ」

舌打ち混じりに吐いたかと思えば、何かに手を伸ばす。
ちらりと様子を窺うと、それはドラッグストアのビニール袋…

「え…ちょ、まだ早いでしょ!」

中身を思い出した晴香は、慌てて八雲を止める。

まだ、それらしい行為は、スリスリと擦りよってしかいない。
随分と間が開いているならまだしも…少し早すぎる。

「無理だ。堪えきれない」

きっぱり断られ、ビニール袋からそれを出そうとする。

「せ、せめてご飯を食べてから!」

「時間なんて関係ないだろ!僕は…もう限界だ!」


そして…ビニール袋から出したのは…

「……?」

マスク60枚入りの文字が書かれた箱…


それを手早く開け、早速とばかりにマスクを付ける。
一瞬にして、歯医者さんのような八雲の完成だ。

「ふー…これで、少しは抑えられる…」

マスクをしているため、声が籠もっている。

「え…え?マスク?」

「家の中にも花粉は舞ってるからな」

晴香の予想していたものとは違い、瞬きを繰り返す。

「使いすぎて無くなったって…」

どうにか理解しようと、質問を並べる。

「最近、花粉が酷いからな」

「こ、コンビニでも良いって…」

「コンビニにも売ってるが…ドラッグストアの方が沢山入ってて安いだろ?」

「無くても良いけど、私に迷惑がかかるは…」

「くしゃみばかりしてて…君に不快な思いをさせたくない」

別に、私はくしゃみをされて不快な思いにはならない。
逆にかわいいくらいだ。

「………」

そして、私の勘違いは解決した。

途端に勘違いしていたことが恥ずかしくなり、俯く。

「……なるほど」

八雲も晴香の勘違いに気付き、にやりと笑った。

「僕にその気は無かったが…君にはあった、というわけか?」

「ち、違うもん!」

「どうかな…」

今までの立場が、ぐるりと一回転した。
見上げた先には、天井と八雲の顔…



「あぁ…言い忘れてたけど…」

「………?」

「マスクは切らすが、コレを切らすことなんて無いから…」


まぁ、子作りしたいなら別だけど。



END。



くしゃみがかわいい人ってよくいますよね。
私の友達にもいます。「へちっ」って言います。
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