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な、お話です。本日のね。
一人暮らしの場合…携帯の方がよく使います…よね?
今になって、はりゅか宅のアパートの間取り図をちゃんと考えるようになりました。
とりあえず、トロとへいへいの家と同じ間取り図です。
洗濯機は無いので、近くのコインランドリーです。
よし、はりゅか宅にあるものを書こうと思います。
随分前は洗面所ありましたが…現在はありません!!
台所のシンクを代用…と。忘れないように書いておかなくては…
お風呂はあのちっちゃいやつです。銀色の。
冷蔵庫はちっちゃいやつです。扉が二つしか無い奴です!!
冷蔵庫には牛乳が何本か入っていて、冷凍庫には冷凍食品のみ。
お菓子ははりゅかが届かない、高い場所に置いてあります。
何か、他に知りたいことがあればなんなりと!!
さてさて、お話ですよ。
きょうのはるか
一人暮らしの場合…携帯の方がよく使います…よね?
今になって、はりゅか宅のアパートの間取り図をちゃんと考えるようになりました。
とりあえず、トロとへいへいの家と同じ間取り図です。
洗濯機は無いので、近くのコインランドリーです。
よし、はりゅか宅にあるものを書こうと思います。
随分前は洗面所ありましたが…現在はありません!!
台所のシンクを代用…と。忘れないように書いておかなくては…
お風呂はあのちっちゃいやつです。銀色の。
冷蔵庫はちっちゃいやつです。扉が二つしか無い奴です!!
冷蔵庫には牛乳が何本か入っていて、冷凍庫には冷凍食品のみ。
お菓子ははりゅかが届かない、高い場所に置いてあります。
何か、他に知りたいことがあればなんなりと!!
さてさて、お話ですよ。
きょうのはるか
「ん……冬物はそろそろ使わなくなりますから、来週くらいに送ります」
「ふゆちゅきー!やきゅ、ぎゅーっちてくれる!」
「夏はまだ良い。春物の…パーカーを送ってください」
「はりゅ、よんだ?」
「いや、ジャージよりパーカーがいいです」
「よんだ?よんだ?」
「…彼女なんかいません。……服の好みが変わっただけです」
「ねーねー!」
「…パーカー好きの彼女って…どんな女だ」
「はりゅちゅき!やきゅのことちゅきー!」
「…それより、奈緒は元気ですか?」
「ちゅきちゅきやきゅもきゅーんっ!!」
「……ちょっと待っててください」
「きゅ?」
「電話中なんだ…静かにしてろ」
「しー?」
「そうだ。しー、だ」
「らじゃ!」
「……どうぞ、続きを」
「でう、でんわ…ちう…」
「……は?彼女なんているわけないでしょ」
「ちゅーっ!」
「っ!?」
「…それじゃ、頼みましたよ」
叔父との電話を終えた八雲は、電源ボタンを一回押す。
ふぅ…と息を吐いたとき、熱心な視線に気が付いた。
「………」
顔を上げてみると、そこには口端をあげて、にやにやと笑う晴香の姿。
こういうときは、何か変なことを考えているに違いない。
「…なんだ?」
「へんなのーっ」
そういうと、わざとらしく腹を抱えて「きゅふきゅふ」笑われた。
…一体、どこで覚えてきたのだろう。
「どこが変なんだ?」
「やきゅ、ひとと…ごと、はげちー!」
「……は?」
何のことだと眉を寄せるが、晴香は「ぷきゅぷきゅ」と笑うばかり。
「…何のことか、一から説明してくれないか?」
「はりゅ、ちゃべって…ないない!やきゅ、おちゃべり、ちてうー!」
そういうと、今度は「ぷちゅぷちゅ」笑われた。
こいつの笑い声のレパートリーは、一体何種類あるのだろうか。
「………」
訪ねてやろうとしたが飲み込み、理解をしようと頭を捻らせる。
晴香は喋っていないのに…僕は、おしゃべり…してる?
「ひととごと、はげちー!」
「…もしかして、独り言…か?」
「ひととごと!」
これで通したいらしいが、とりあえずは話が繋がった。
要するに…
僕が、ずっと一人で喋っていたのが面白かったのだろう。
「…独り言じゃないぞ」
こいつと喋ってたんだ…と、閉じたままの携帯を渡す。
きょとんとした顔で携帯を受け取り、ぐるぐると回す。
「きゅ?」
それでも理解出来なかったらしく、答えを求めて見上げる瞳。
「携帯電話…って、知らなかったか?」
何度かこいつの前で電話はしたことがあるが…
…すべて、僕の独り言だと思っていたというわけか。
「けーたた、でう…ま?」
「全然違う」
こいつの日本語レッスンに付き合うと、日が暮れてしまうのでスルー。
晴香から携帯を取り、今度は開いた状態のを渡す。
「これ、なに?」
「…これも、携帯電話だ」
別のものと認識しているらしく、随分と驚いている。
ぐるぐる回し、様子を窺っているみたいだ。
「けーたた…でま」
かじったりしないか見張っていたその時。
画面に、メール受信中の文字。
続けて鳴った、初期設定のままのメロディー。
「ぎゅっ!?」
携帯を放り投げ、ぴょんと飛び跳ね、八雲の後ろに転びながら逃げ隠れる。
「………」
しっぽが逆立ち、明らかに警戒モード。
けれどもその小さな手は、怖いと言わんばかりに八雲にすがりついていた。
メール受信のため、すぐに止んだメロディー。
「ぢぅっ」
八雲の膝の上に移動し、畳の上に転がった携帯に、文句をひとつ。
何も返さない携帯を負けと見たのか、鼻息を荒げた。
「かった!」
「…そうか」
胸を張って誇らしげに言う晴香を捕まえ、携帯に手を伸ばす。
びくりと跳ねた晴香が逃げようとするが、捕まっているために逃げられない。
「ぢーっ!ぢゅーっ!」
「携帯は投げちゃいけないんだ」
「ごめっ、ちゃい!」
涙目になりながら、近付けまいと頑張る晴香を見て、八雲は携帯を机に置く。
解放された晴香は、ぎゅーっと八雲の胸にすがりついた。
…そんなにも、携帯は怖かったらしい。
「…携帯は、怖くないぞ?」
トラウマが残ってしまうのも何だと思い、髪を撫でながら口にした。
けれども、ぶるぶると首を横に振るだけ。
「…まったく」
原因を作らせたのはどこの誰だ。
受信メールを開き、差出人の名前を調べる。
そこに書かれていたのは…後藤和利の名前。
「あの熊めっ…」
内容は「いま暇か」の四文字。
この始まり方と言うことは、事件に巻き込まれる可能性大だ。
こう言うときは…
「無視するのが一番…」
携帯を閉じた八雲は、晴香を抱きしめて寝転がった。
こいつの機嫌を直す方が、優先順位が先だしな。
「…今日の晩ご飯は…カップ麺で良いかな」
「はりゅ、かれーちゅき!」
「…カレーじゃない。ラーメンだ」
仰向けになった八雲の上に乗った晴香が、何を理解したのかうんうん頷く。
「かれー、は。あちた!」
「明日もカレーじゃない」
結局理解出来なかった晴香と共に、ごろりと横に寝転がった。
しがみついた晴香を退かせ、ポケットに手を入れながら立ち上がる。
「おちゃんぽ!」
慌てて部屋の隅のダンボール箱に駆けより、お散歩の準備を始める晴香。
だが、残念なことに…
「トイレだ。トイレ」
「とれえ…」
そんな声を背中に、トイレのドアノブに手をかけた。
その後ろを、たたたっ…と追いかけてくる足音。
「………」
振り返ってみれば、尻尾をパタパタ振りながら、タオルを手にした晴香…
「…あっちの部屋で待ってろ」
「きゅー!」
結局何がしたかったのか分からないまま、晴香は畳の部屋に帰っていった。
「…何がしたかったんだ?」
そんな謎を残し、八雲はトイレのドアを開けた。
用を足し終え、水を流したとき。
それに反応したかのように、和室の部屋から響く着信音。
そこで、携帯を机の上に置きっぱなしなのを思い出した。
同じ部屋で…一人で、晴香が待っていることも。
「…また怖がってるかもな……」
苦笑を浮かべ、音を立てないようにしながらドアを開ける。
普段から開けっ放しになっている、台所と和室の間の襖。
晴香に気付かれないよう、隠れて和室の様子を窺った。
「ぎ…ぎぎぢぅ!ぢー」
音が鳴り続ける携帯に、部屋の隅から威嚇をする晴香。
この着信音の長さからすると、メールではなく電話のようだ。
「ぢっ…ぢぢっ」
恐る恐る近寄り、開いたままの携帯を睨む。
握りしめた拳が、ぷるぷると震えていた。
「ぎゅ、ぢぃっ!」
震える拳を高々と降りあげ…
「あ」
勢い良く、携帯を叩いた。
一度や二度ではなく、何度も何度も。
「きゅふ!きゅふふっ!」
そろそろ携帯が壊れると察した八雲が、止めさせようとしたとき。
〈おっ、やっと出たか、八雲〉
「っ!?」
ボタンを押してしまったらしく、聞こえたのは後藤の声。
驚いているようだが、逃げることはしない晴香。
「ぎっ…ぎゅう」
〈あ?何言ってんだ、お前〉
スピーカー機能になっているらしく、声がこちらまで聞こえる。
「や、やぎゅは…やぎゅちゅき…」
〈やぎ?皮肉ばっか言ってたら、頭がおかしくなったか?〉
ケラケラと笑う声。
「やぎゅーっ!」
再び上げられた拳が、携帯に落とされた…
壊れたのか通話を切ったのか…携帯からは、何も聞こえない。
「…かった!」
「…おい」
「やきゅ!かった!かった!」
「携帯を叩くんじゃない!」
「かったー!」
携帯との戦いに勝ててうれしい、晴香ちゃんなのでした。
END。
後藤さんちょびっと参戦。
「ふゆちゅきー!やきゅ、ぎゅーっちてくれる!」
「夏はまだ良い。春物の…パーカーを送ってください」
「はりゅ、よんだ?」
「いや、ジャージよりパーカーがいいです」
「よんだ?よんだ?」
「…彼女なんかいません。……服の好みが変わっただけです」
「ねーねー!」
「…パーカー好きの彼女って…どんな女だ」
「はりゅちゅき!やきゅのことちゅきー!」
「…それより、奈緒は元気ですか?」
「ちゅきちゅきやきゅもきゅーんっ!!」
「……ちょっと待っててください」
「きゅ?」
「電話中なんだ…静かにしてろ」
「しー?」
「そうだ。しー、だ」
「らじゃ!」
「……どうぞ、続きを」
「でう、でんわ…ちう…」
「……は?彼女なんているわけないでしょ」
「ちゅーっ!」
「っ!?」
「…それじゃ、頼みましたよ」
叔父との電話を終えた八雲は、電源ボタンを一回押す。
ふぅ…と息を吐いたとき、熱心な視線に気が付いた。
「………」
顔を上げてみると、そこには口端をあげて、にやにやと笑う晴香の姿。
こういうときは、何か変なことを考えているに違いない。
「…なんだ?」
「へんなのーっ」
そういうと、わざとらしく腹を抱えて「きゅふきゅふ」笑われた。
…一体、どこで覚えてきたのだろう。
「どこが変なんだ?」
「やきゅ、ひとと…ごと、はげちー!」
「……は?」
何のことだと眉を寄せるが、晴香は「ぷきゅぷきゅ」と笑うばかり。
「…何のことか、一から説明してくれないか?」
「はりゅ、ちゃべって…ないない!やきゅ、おちゃべり、ちてうー!」
そういうと、今度は「ぷちゅぷちゅ」笑われた。
こいつの笑い声のレパートリーは、一体何種類あるのだろうか。
「………」
訪ねてやろうとしたが飲み込み、理解をしようと頭を捻らせる。
晴香は喋っていないのに…僕は、おしゃべり…してる?
「ひととごと、はげちー!」
「…もしかして、独り言…か?」
「ひととごと!」
これで通したいらしいが、とりあえずは話が繋がった。
要するに…
僕が、ずっと一人で喋っていたのが面白かったのだろう。
「…独り言じゃないぞ」
こいつと喋ってたんだ…と、閉じたままの携帯を渡す。
きょとんとした顔で携帯を受け取り、ぐるぐると回す。
「きゅ?」
それでも理解出来なかったらしく、答えを求めて見上げる瞳。
「携帯電話…って、知らなかったか?」
何度かこいつの前で電話はしたことがあるが…
…すべて、僕の独り言だと思っていたというわけか。
「けーたた、でう…ま?」
「全然違う」
こいつの日本語レッスンに付き合うと、日が暮れてしまうのでスルー。
晴香から携帯を取り、今度は開いた状態のを渡す。
「これ、なに?」
「…これも、携帯電話だ」
別のものと認識しているらしく、随分と驚いている。
ぐるぐる回し、様子を窺っているみたいだ。
「けーたた…でま」
かじったりしないか見張っていたその時。
画面に、メール受信中の文字。
続けて鳴った、初期設定のままのメロディー。
「ぎゅっ!?」
携帯を放り投げ、ぴょんと飛び跳ね、八雲の後ろに転びながら逃げ隠れる。
「………」
しっぽが逆立ち、明らかに警戒モード。
けれどもその小さな手は、怖いと言わんばかりに八雲にすがりついていた。
メール受信のため、すぐに止んだメロディー。
「ぢぅっ」
八雲の膝の上に移動し、畳の上に転がった携帯に、文句をひとつ。
何も返さない携帯を負けと見たのか、鼻息を荒げた。
「かった!」
「…そうか」
胸を張って誇らしげに言う晴香を捕まえ、携帯に手を伸ばす。
びくりと跳ねた晴香が逃げようとするが、捕まっているために逃げられない。
「ぢーっ!ぢゅーっ!」
「携帯は投げちゃいけないんだ」
「ごめっ、ちゃい!」
涙目になりながら、近付けまいと頑張る晴香を見て、八雲は携帯を机に置く。
解放された晴香は、ぎゅーっと八雲の胸にすがりついた。
…そんなにも、携帯は怖かったらしい。
「…携帯は、怖くないぞ?」
トラウマが残ってしまうのも何だと思い、髪を撫でながら口にした。
けれども、ぶるぶると首を横に振るだけ。
「…まったく」
原因を作らせたのはどこの誰だ。
受信メールを開き、差出人の名前を調べる。
そこに書かれていたのは…後藤和利の名前。
「あの熊めっ…」
内容は「いま暇か」の四文字。
この始まり方と言うことは、事件に巻き込まれる可能性大だ。
こう言うときは…
「無視するのが一番…」
携帯を閉じた八雲は、晴香を抱きしめて寝転がった。
こいつの機嫌を直す方が、優先順位が先だしな。
「…今日の晩ご飯は…カップ麺で良いかな」
「はりゅ、かれーちゅき!」
「…カレーじゃない。ラーメンだ」
仰向けになった八雲の上に乗った晴香が、何を理解したのかうんうん頷く。
「かれー、は。あちた!」
「明日もカレーじゃない」
結局理解出来なかった晴香と共に、ごろりと横に寝転がった。
しがみついた晴香を退かせ、ポケットに手を入れながら立ち上がる。
「おちゃんぽ!」
慌てて部屋の隅のダンボール箱に駆けより、お散歩の準備を始める晴香。
だが、残念なことに…
「トイレだ。トイレ」
「とれえ…」
そんな声を背中に、トイレのドアノブに手をかけた。
その後ろを、たたたっ…と追いかけてくる足音。
「………」
振り返ってみれば、尻尾をパタパタ振りながら、タオルを手にした晴香…
「…あっちの部屋で待ってろ」
「きゅー!」
結局何がしたかったのか分からないまま、晴香は畳の部屋に帰っていった。
「…何がしたかったんだ?」
そんな謎を残し、八雲はトイレのドアを開けた。
用を足し終え、水を流したとき。
それに反応したかのように、和室の部屋から響く着信音。
そこで、携帯を机の上に置きっぱなしなのを思い出した。
同じ部屋で…一人で、晴香が待っていることも。
「…また怖がってるかもな……」
苦笑を浮かべ、音を立てないようにしながらドアを開ける。
普段から開けっ放しになっている、台所と和室の間の襖。
晴香に気付かれないよう、隠れて和室の様子を窺った。
「ぎ…ぎぎぢぅ!ぢー」
音が鳴り続ける携帯に、部屋の隅から威嚇をする晴香。
この着信音の長さからすると、メールではなく電話のようだ。
「ぢっ…ぢぢっ」
恐る恐る近寄り、開いたままの携帯を睨む。
握りしめた拳が、ぷるぷると震えていた。
「ぎゅ、ぢぃっ!」
震える拳を高々と降りあげ…
「あ」
勢い良く、携帯を叩いた。
一度や二度ではなく、何度も何度も。
「きゅふ!きゅふふっ!」
そろそろ携帯が壊れると察した八雲が、止めさせようとしたとき。
〈おっ、やっと出たか、八雲〉
「っ!?」
ボタンを押してしまったらしく、聞こえたのは後藤の声。
驚いているようだが、逃げることはしない晴香。
「ぎっ…ぎゅう」
〈あ?何言ってんだ、お前〉
スピーカー機能になっているらしく、声がこちらまで聞こえる。
「や、やぎゅは…やぎゅちゅき…」
〈やぎ?皮肉ばっか言ってたら、頭がおかしくなったか?〉
ケラケラと笑う声。
「やぎゅーっ!」
再び上げられた拳が、携帯に落とされた…
壊れたのか通話を切ったのか…携帯からは、何も聞こえない。
「…かった!」
「…おい」
「やきゅ!かった!かった!」
「携帯を叩くんじゃない!」
「かったー!」
携帯との戦いに勝ててうれしい、晴香ちゃんなのでした。
END。
後藤さんちょびっと参戦。
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